僕のヒーローアカデミア×Fate Grand Order   作:小野屋陽一

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第71話

side立希

「面白くなって来た4人目ー!立香選手どうぞ!」

「はい…『セミラミス』。つまんない」

「お次は立希選手!」

「さっきから露出がねぇ!藤丸ゥ!水着のねーちゃんひけぇ!!」

「そーだぜ!まぶいねーちゃん来い!」

「オイ」

峰田君と電気君の欲に満ちた願望が来る。姉が冷めた目で二人を見る。

「あっはっは、流石に自分の運でも引けるわけがないよ…『スカサハ(水着)』(勝った)」

「立希!?」

「(計画通り)」

某ノート主人公並の笑みで姉を見る。フラグ回収完了!

「えー…後で峰田と上鳴は粛清するとして、立香選手どうぞ!」

「後でお前も粛清する……『降霊:スカサハ』!」

「粉☆バナナ!?」

―折角だ。ハメを外すか。―

『おおお!!!』

「「キタァ!「フン!!」グボォ!?」」

紫髪、紫の瞳となり、紫色のパレオ姿になった姉。そして刹那、三節棍で峰田君と上鳴君を地に伏せる。

「立香ちゃんきれー!でも冬の時期にその姿は寒そうです!!」

「実際寒い…」

「えっと…スカサハと言いますと、ケルト・アルスター伝説の戦士ですわ。異境・魔境『影の国』の女王にして門番であり、槍術とルーン魔術の天才ですわ。数多の亡霊があふれる『影の国』の門を閉ざし、支配せしめるに足る実力を有すとか…後にアルスターの英雄となる若きクー・フーリンの師となって彼を導き、技を授け、愛用の魔槍さえ与えましたわ。」

「うぅ…羞恥プレイすぎる……」

「感想は「寒くて恥ずかしい!」分かりました!」

そう言って直ぐに元に戻った。

 

 

side立香

「よし、『投影:セミラミス』」

―面倒にも程がある―

今度は立希が憑依。エルフ耳になり、襟に黒ボアを身に着け、黒ベルトを持つ。

『黒…』

「アサシンだから。毒使うから。」

「アッシリア帝国に君臨したとされる伝説の女帝ですわ。人類最古の毒殺事件の犯人。幼少の頃より化粧、結髪、装身から舞踏、音楽、天文まで幅広く教養を修め、男を惑わす美貌を持っていましたわ。一方で贅沢と退廃を好む情熱的な女性…女神デルケトととある人間の間に産み落とされたと聞きますわ」

「毒殺って…こわぁ…」

「こうやって聞くと色んな奴がいるんだなぁ…」

「そんで色んな人を使役してんのな…」

「女帝として君臨していただけに気位が高いけど、話せば結構面白くていい人だよ。チョコ作るし」

「それは何か違うでしょ…」

何か他人と感覚が違う弟にツッコミをする。毒盛られたのに笑ってたんだよ?この弟は…

「では感想は?」

「憑依しやすいから、これから頼っていきたいです。」

…セミラミスも弟の事気に入ってるのかな?

 

 

side三人称

「はぁ…体力精神的に疲れた…次で最後にして…」

「同感…」

「わっかりました!さぁこの企画もいよいよ最後!では最後5人目をどうぞー!」

「「はぁー…」」

やっと終わる…という心境と共に藤丸姉弟はクジを引く。

「えーと…『ヘシアン・ロボ』獣耳っ子再び。」

「ん…『オジマンディアス』王様じゃん」

「決まったようです!!では立希選手どうぞ!」

「了解。すぅー…『投影:オジマンディアス』」

―神たるファラオの武勇を見せるとしよう―

心を落ち着かせ、立希は憑依。髪が軽く逆立ち、青い宝石が施された白マントを纏い、青と黄の縞模様のフック型錫杖を持つ…

『上半身裸ぁ!!』

「はっくしょん!さっみ。」

が、全員の第一印象が褐色の肌になった立希の上半身だった。

「前よりちょっと引き締まった?」

「『お〇いマッスル』 聞きながら筋トレしてた。」

「ヤオモモ解説どうぞ!」

「『オジマンディアス』、またの名は建設王ラムセス2世。エジプト最高のファラオと名高い、紀元前十四~十三世紀頃の人物ですわ。広大な帝国を統治した古代エジプトのファラオのひとり。民を愛し、そして大いに民から愛された。『メリアメン(アメン神に愛される者)』とも呼ばれました。やがて和平を結ぶことで古代エジプトに交流による繁栄をもたらした名君ですわ!」

「王様すっげ!」

「エジプト人だからその姿なのか…」

「それでも…うん」

『すごく寒そう』

「はっくしょん!通気性すごいこの服…」

「このままだと風邪ひくので感想どうぞー!」

「オチが上半身裸でした……さっみ」

終わると立希は直ぐに元に戻った。

 

「では最後!立香選手お願いします!!」

「うん。『降霊:ヘシアン・ロボ』」

―アウォオオオン!!!―

立香も最後の憑依をする。青い髪に黄の瞳。そして獣耳、尻尾が生え両手両足に鎖が付く

『再びー!』

「カワイイ!」

「獣耳っ子来たぁ!!」

「(まじまじ見られるのもなぁ…)」

立香の感情に反応してか、耳が垂れるそれを見てA組大半が胸に手をそえ、悶える。

「姉、写真撮っていい?」

「するな」

「カワイイですわ…んん!『ヘシアン』とは、アメリカ開拓史伝承の一つ『スリーピーホロウ』の正体ですわ。ドイツ人傭兵団“ヘシアン”の騎士。彼はアメリカ独立戦争でイギリスの同盟国として派兵され、戦争によって砲弾を受けて首を失くし、それ以来死を自覚することなくニューヨーク近郊の森を彷徨い、緑に目が光る亡霊馬を駆って襲ってくるとされると言われてます。そしてロボとは、『シートン動物記』で有名となった『狼王ロボ』ですわね。シートンはカランボーに居る知人の牧場主からオオカミに家畜が襲われて困っているという依頼を受けオオカミ退治に向かい、そこで群れを率いて猛威を振るっていたのがロボ。シートンは罠を用いてロボの仲間を捕らえ投げ縄で絞殺。意気消沈したロボは自暴自棄からかシートンの罠に嵌り捕獲されてしまう。プライドを傷つけられたロボは餌も水も拒否し餓死する。シートンはロボのその誇り高い王者の貫禄に敬意を表し、彼らの生涯を著書として発表されましたわ…」

「そんな過去が…でもカワイイ…」

「ちょっと耳触らせて!」

「尻尾モフモフ!」

「わわ…ちょ…」

皆の勢いに負け、立香は耳と尻尾を撫でられ、触られる。皆アニマルセラピー(?) で癒される。

「毛並みがいいんだな」

「っ!?しょ、焦凍君!?」

『おー……』

焦凍が立香の頭を撫でる。立香は嬉しさ半分、羞恥半分の感情が出てくるのを必死に堪える…が、感情に反応したのか、尻尾が勢いよく振り動く。本人は気付いていない。

「何か…微笑ましい」

「あれで付き合ってねぇんだよな…」

「なんなん…」

「むふふー!ゴチになりまーす!立香選手、感想どうぞ!」

「……ノーコメントで「やったね姉!オチが付いたよ!」うっさい!」

これにて企画は終了。皆楽しんで満足したようだった。

「以上!第1回『憑依パーティー』でしたー!次回もお楽しみに!!」

「「え、2回目もやるの?」」

続く…?




ちょっとしたお遊び話でした。憑依したメンツ選びはスマホ開いてサイコロ振って決めました。
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