僕のヒーローアカデミア×Fate Grand Order   作:小野屋陽一

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敵アカデミアは全カット。原作読んでるなら知ってるよね!


第72話

side立香

B組との戦闘訓練から時は進み、気付けば12月下旬。終業まであと数日…

「「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」」

「一時間インタビュー受けて!!」

「爆豪丸々カットォー!!」

「ある意味守ってくれたんやね」

「使えやぁああ……」

「まぁ…しょうがないよねぇ…」

12月初旬。仮免取得をして30分後にプロ顔負けの活躍をした焦凍君と爆豪に先日、インタビューが来た。けど質疑応答する度に爆豪君は焦凍君につっかかって、カメラマンや記者たちを困らせる…結果的に放映されたのは焦凍君が返答してる部分のみ写されて、爆豪君の部分は全部カットされていた。

「インタビューのところ見たけど…仕方が無い。アレは。うん」

「そうだね…」

スマホで見ていた瀬呂君、上鳴君は大爆笑している。

「オールマイトから遠ざかってない?」

「イカれてんだ」

「世間に爆豪君を見せるのは早すぎたんだよ」

「聞こえてんぞ!クソデクと玉とモブゥ!!」

緑谷君、峰田君、立希は爆豪君を見ながら呟く。まぁ本人にガッツリ聞こえてるけど…

「もう3本目の取材でしたのに…」

「“仮免事件”の好評価が台無し」

私もヤオモモと一緒にため息を吐く…それから次のニュースが流される。最近話題の事件。“泥花市による暴動”内容は『たった20人の暴動により50分程で街が壊滅に追い込まれた』というものだった。被害規模は、“神野”以上…死傷数は抑えられたのが幸い。

「(エンデヴァーに襲撃した新種の脳無といい、今回の暴動といい…私達が目指すヒーローへの非難が増してる…オールマイトという『平和の象徴』が消えたのはやっぱり世間に響いてる…でも)」

《―しかしヒーローへの非難一色だったわけですが、今は時代の節目と言いましょうか、『非難』が『叱咤激励』へと変化してゆくのです。》

「“見ろや君”からなんか違うよね」

「エンデヴァーが頑張ったからかな!」

「……………」

少しずつ、流れが変わりつつある…そう思いたい。

「姉、どしたの?何か考え中?」

「別に、何でも無いよ」

そんな時、勢いよく教室の扉が開く。そして誰かが入って来た。

「楽観しないで!良い風向きに思えるけれど!裏を返せばそこにあるのは“危機”に対する切迫感!勝利を約束された者への声援は!果たして勝利を願う祈りだったのでしょうか!?」

その人物は、ミッドナイト先生と一緒にセクシポーズをする…プロヒーロー、Mt.レディだった。

「ショービズ色濃くなって来たヒーローに今!真の意味が求められている!」

「わぁあああ!!」

「峰田君どしたの!?」

「特別講師として招いたんだ。お前ら露出増えてきたしな。ミッドナイトは付き添いだ。」

芋虫状態の相澤先生が説明してきた。今回の授業もいつもと違うのだろうか…

「今日行うのは『メディア演習』!現役美麗注目株の私がヒーローの立ち振る舞いを教授します!!」

「何するかわかんねぇが…皆ぁ!プルスウルトラで乗り越えるぜ!」

『おー!』

私達は切島君に鼓舞され戦闘衣装に着替えて集合場所の校庭へと向かう。校庭にあったのは…インタビューステージ……

「“ヒーローインタビュー”の練習よ!!」

結構緩かった。

 

 

side立希

Mt.レディという特別講師が来て、始まったのはインタビューの練習だった。しっかりとステージが設置されて、カメラもマイクも用意されて、結構リアリティがあった。

『凄いご活躍でしたね!ショートさん!』

「何の話ですか?」

『何か一仕事終えた体で!はい!!』

「はい」

さっそく焦凍君がインタビューされる。

『ショートさんはどのようなヒーローを目指しているのでしょう!?』

「俺が来て…皆が安心できるような…」

『素晴らしい!!あなたみたいなイケメンが助けに来てくれたら私逆に心臓バクバクよ!』

「心臓……悪いんですか…」

『やだなにこの子!?』

「ブフッ…」

ツボった……天然だな、焦凍君

『どのような必殺技をお持ちで?』

それから焦凍君は校庭に大氷壁―『穿天氷壁』を放ち、技の説明をする。B組戦で使っていた技は…どうやらエンデヴァーの技らしい。

「―俺はまだあいつに及ばない」

『パーソナルなとこまで否定しないけど…安心させたいなら笑顔を作れると良いかもね。あなたの微笑みなんて見たら女性はイチコロよ♡』

あー確かに…姉がそれ見たら死ぬんじゃね?

「俺が笑うと死ぬ…!?」

『もういいわ!』

「ブッフ…」

やっぱり天然すぎる…笑いでお腹痛い……

 

 

side三人称

それからA組のメンバーはMt.レディからインタビューを受ける。誠実さ、自信、癒し、堅実、漢気、etc.…それぞれの個性を表す。

『なにもう皆!心配して損しちゃった!意外にちゃんと出来るじゃない!それじゃあ次は―』

次のインタビューは…立希と立香の番だった。

「お、藤丸姉弟は一緒か」

「やっぱ“個性”が同じだし、一括りにされるのは当たり前か。」

「覚えやすいってのもあるしな」

『えー、マギさん!メイジさん!ご活躍すごかったですよ!』

「はい!応援ありがとうございま「ブッフ…ごめん…ちょ…タンマ……」…ちょっとスイマセン。」

立香がインタビューの受け答えをしようとした時、普段の声より明るい声で話す姉を見た立希は吹き出し笑い堪える。立香は笑みを浮かべたまま…

「フン!」

「アダダダ!?ごめんごめん!ごめんなさいぃいい!?!?」

思いっきり立希の腕をつねる。激痛に立希は悶え苦しむ。

「今インタビュー中。普段と違うのは当たり前。おk?返事はハイor Yes」

「や、Ja…「誰がドイツ語で話せっつった?」Yesゥウウ!!」

『この姉弟漫才しだしたわね。面白いわ』

「んん…はい。続き大丈夫です。」

「イタタ…ど、どうぞー…」

ジト目で藤丸姉弟を見るMt.レディ。気を取り直して再会する。

『コホン…では、お二人は姉弟でしかも“個性”が同じとお聞きしますが?』

「はい。私達の“個性”は召喚者を使役する。それは共通です」

「えっと、でも自分達は『召喚』以外に、『憑依』して、『召喚』より力は衰えますが、オールマイティに活動できます。自分はそれを『投影』、姉は『降霊』と命名してます。まぁ違うのは技名だけで内容は同じですけどね」

『成程。もしよければその技を皆に見せてくれませんか?』

「いいですよ。『降霊:アルトリア・ペンドラゴン・オルタ』」

「んーとじゃあ『投影:ジャンヌ・ダルク』」

2人は憑依した姿を見せる。

『カッコイイですね!じゃあ最後!それで何か一言お願いします!』

「…敵は倒す。ただそれだけだ。」

立香は剣を正面で刺し立て宣告。

「…いついかなる時も!我らと共に!苦難も、悲嘆も、貴方達と一緒なら乗り越えられます!さあ、頑張りましょう!」

立希は旗を掲げ鼓舞。2人共憑依した英霊を元にしたセリフだ。

『うーん。2人共しびれる良い回答ね。安心と信頼がグッと来るわ』

「「ありがとうございます」」

こうして藤丸姉弟のインタビュー練習が終わる。

 

 

side立香

「ふぅ…何とかなった…」

あんまりこういうのは慣れてないから苦手かも…立希は大丈夫そうだけど。

「お疲れ。立香」

「あ、焦凍君。うん結構緊張したよ。焦凍君はよく緊張しないで話せたね。」

「そうか?ただ来た質問に答えるだけだろ?」

「それが出来ないんだよねぇ…苦手だから」

気恥ずかしく後頭部をかきつつ答える。

「そうか?結構良いと俺は思った。最後も…カッコよかった」

「そ、そう?それだったら嬉しいかな?焦凍君にそう言われると心臓バクバクするよ…」

「俺が言うと……心臓が!?」

「え!?いやそういう事じゃないよ!?」

インタビューの時といい…焦凍君の天然が連発してる……

「フフ…いつか本当のインタビューが来たら、しっかり答える様にしておかないとね」

「ああ…そうだな」

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