僕のヒーローアカデミア×Fate Grand Order 作:小野屋陽一
side立希
冬休みはあっという間に過ぎた。インターンの課題は無事に合格をもらい、姉と自分はヒーローとして強く成長したと感じる中、始業のベルが鳴る。怒涛の一年次も気付けばもう…
「(残り3カ月かぁ…長かったようで、短く感じる…)」
「明けましておめでとう諸君!」
HR。委員長の飯田君から朝の連絡がみんなに伝えられる
「今日の授業は実践報告会だ。冬休みに得た成果・課題等を共有する。さぁ皆スーツを纏いグラウンドαへ!」
自分たちは各々戦闘装束が入ったカバンを持ち、移動を始める。
「飯田君、空回りしてないね」
「だな。なんかインターンでつかんだんじゃね?」
「かもな」
自分は電気君と瀬呂君と一緒に飯田君を見ながら移動始める。肝心の飯田君は…
「-一週間ではあるが学んだのさ…物腰の柔らかさをね!」
そういってクネクネと自身の腰を動かしてた…
「あー…」
「空回り…」
「すぐチェーン外れる自転車みてぇ」
いつもの飯田君だった。この後更衣室で黒い鞭をコントロール出来、強いと言った緑谷君を不快と感じた爆豪君が血みどろにして大変になった…
side立香
更衣室で麗日ちゃんのホアアアな事があったけどグラウンドαに向かう。男子の方でもなんかあったっぽい…緑谷君の頭に爆豪君の衣装パーツ突き刺さってるし…
「わ~た~が~し~機だ!!」
グラウンドαに全員集うと、そこには綿菓子機を持ってわたがしを作っているオールマイトがいた。
『オールマイト!!』
「あれ?相澤先生は?」
「ヘイガイズ。私の渾身のギャグを受け流すこと水の如し…」
まだ冬か、それともオールマイトのギャグののせいか、寒い風が吹いた気がする。
「相澤くんは本当今さっき急用ができてしまってね。まぁ私一人でも大丈夫さ!HAHAHA!」
そういって作ったわたがしを皆に渡す。
「では予定通り!実践報告会だ!インターンのメンバー組で順番に成果を見せてもらおう!待ってる間はわたがしを食べながら見よう!」
実践報告会。単純に大量の仮想敵と対戦し、各々インターンの成果を見せることだ。やっぱり皆も成長している。コンボ、新技。手数と先読み。索敵強化。最短効率チームプレイ。物腰。円滑なコミュニケーション。総合力。決定力。予測と効率。底上げ、スピード、経験値…
「皆すご…各段に動きが違う…」
隣で立希が言いこぼす。私も同様に感じていた。
「素晴らしい!では最後に…藤丸少年・藤丸少女ペア!期待してるぞ!」
「「はい!」」
いよいよ私たちの出番だ。すでに視界の先に大量の仮想敵が待ち構えている。
「立香!ファイトです!」
「立香ちゃんガンバー!」
「立希負けんなよー!」
「一発でけぇの出せ!」
そんな声援を受け、私と立希はグラウンドαの中央に立つ。
「それじゃ、姉。」
「ん。」
そんなアイコンタクトで何をするか決め、構える。
「それでは……開始!!」
side三人称
『消えロ人類!』
『俺ガ!』
『俺達ガ!!』
『スカイネットだ!!!』
20もの大きさの異なる仮想敵が藤丸姉弟に襲い掛かる。まず5体が先方隊として突撃してくる。
「(『投影:トリスタン』)」
「(『降霊:ガヴェイン』)」
―踊りましょう―
―いざ、全てを白日の下に―
迫りくる敵に、姉弟は焦らず素早く英霊と憑依。
「炎よ!」
『ギャアアア!』
『溶ケルゥ!!』
『ガアアアア!』
立香は『ガヴェイン』と憑依。金髪、青い瞳と変化。そして白銀の鎧を身に纏い、装備した剣-ガラティンで仮想敵の数体を炎と共に切り上げて吹き飛ばす。
「ふっ」
『何…ダッ!?』
『見え…無イ…』
残りの特攻してきた敵は『トリスタン』と憑依した立希が対応。赤髪、金の瞳と変化。黒と銀の鎧を身に纏い、琴のような弓-フェイルノートで青閃の矢で射って破壊する。
『中々ヤルな人間!』
『散開!!』
残りの仮想敵は二人を取り囲むように立ち回る。完全に取り囲むと同時に再度襲い掛かる。
『カカレェ!!』
「『解除』!『投影:沖田総司』!」
「『解除』!『降霊:土方歳三』!」
―速攻でカタを付けます!―
―ここは新選組が引き受けた―
二人は瞬時に切り替える。立希は『沖田総司』と憑依し、白髪、ピンクがかったブロンドの瞳と化し、浅葱の羽織を身に纏う。立香は『土方歳三』と憑依。黒髪、黒い瞳と化し、洋装を纏う。
『姿ガ変ワッタ!』
『構ウもんカ!!』
『俺達ハ強イ』
『ヒャッハー!』
「邪魔っ!」
立希は刀-加州清光で素早く動き刺突と斬撃で仮想敵数体を切り伏せ
「うるさいっ!」
立香は刀-和泉守兼定で強引に切り伏せ、ロングライフルで仮想敵数体を撃ち飛ばす。二人の猛攻に取り囲まれた状況から突破。
『逃がスな!!』
突破され、仮想敵達は二人を追う。と同時に藤丸姉弟は仮想敵達がいる方に向きを変える。
「来て!『フォーリナー』!!」
「-いあ、いあ!ふふふふ……」
立香は令呪を掲げ、『アビゲイル・ウィリアムズ』を召喚。
「スキル発動!」
「お祈りしましょう」
『正気喪失』にて残りの仮想敵に恐怖状態を付与。すると仮想敵全員が動きが悪くなる。
『ナ…ナンだ…』
『こ、怖ェ…』
『アノ幼女は一体……』
「うふふふ…いけなぃ子たち…」
この隙に立希が令呪を高く掲げ、振り下ろす
「とどめ!!落ちろ!『ムーンキャンサー』!!」
「『パオーン』!!」
『ヘ』
立希は仮想敵の直上に召喚-『大いなる石像神』をそのまま落とし、残り仮想敵達を潰す。
『ニ…ンゲ…ン…』
『コ…ワァ…』
押しつぶされた仮想敵達はそう言いこぼし、壊れるのだった…
「「戦闘終了…ふぅ…」」
side立香
戦闘が終わると、皆から拍手される。
「素晴らしい!皆拍手!藤丸姉弟は合金ヒーロー ゴールドの下でインターンだった!」
「私達は『コンビネーション』を磨き上げ、それなりにものにし、英霊との憑依率も底上げして強化もしました。」
オールマイトが紹介してくる。私は破壊した仮想敵を見ながら、立希と何をしたか言う。
「すごいわマスター!後で私のパンケーキあげちゃうわ!」
「いやいや、こっちこそ。いつもありがとねアビちゃん」
さっき最後に召喚したアビちゃんに褒めされ、少し嬉しくなる。彼女の目線に会うように屈むと頭を撫でられ、ちょっと恥ずかしいけど、嬉しい。
「立香、その可愛い子は誰ですの?」
ヤオモモ…と、皆がやってくる。皆わくわくした感じだ。
「あー…アビちゃんだよ。『アビゲイル・ウィリアムズ』。」
「!確か…17世紀末、清教徒の開拓村セイレムで起きた『魔女裁判事件』。最初に悪魔憑きの兆候を示した一人!」
相変わらずのヤオモモの博識っぷりだ。
「おー久しぶりの八百万の解説だ。」
「でもよく分からん。というかさっきの連携すごかったな!」
「剣から炎だしたり!見えない攻撃を放ったり!」
「なんか新選組みたいな姿で敵をばっさばっさ斬ったり!」
皆ワイワイ盛り上がる。
「憑依したのは、姉が『ガヴェイン』、『土方歳三』、自分が『トリスタン』、『沖田総司』だよー」
『やっぱり新選組だった!』
立希が言うと、更に盛り上がった。と、そんな時だった。
「ちょ、マスター!スルーすか!?私の事、誰も気づいてないんですかぁーー!?!?」
『!?』
遠くで仮想敵を潰していた象の像から叫び声が飛んできた。
「なんだなんだ!?」
「なんか梅雨ちゃんに似た声だ…」
「ああ、ごめんごめん。忘れてたわけじゃないから。うん」
立希が象の像に近づいて像を叩くと、パカリと別れ、出てくる。
「全く…いきなり呼んだと思ったら…ボク、何かの格ゲーコマンドじゃないんすよ!」
…いつもの腹がでっぷりした姿のガネーシャが現れる。
「いいじゃん。『ガネーシャ』。この前言ってたじゃん。いつか召喚してくれーって」
「もうちょっと活躍が欲しかったっすよ!もぉー!!」
「が、ガネーシャ!?シヴァとパールヴァティーの間に生まれた象の頭を持つ…『障害を排する神』…っ!」
『神様ぁ!?』
ヤオモモが解説するとさっきより大声を上げて驚く皆。流石に神クラスとなると…うーん、神クラスの英霊と普通に過ごしてるから感覚麻痺してるなぁ…
「でっぷりな神じゃねぇか!!」
峰田君がつっ込む。それを聞いたガネーシャは胸を張って答える。
「ジナ……ガネーシャさんは孤高の神霊サーヴァントなので、主従関係とか嫌いッス。ボクは自由に、食べたい時にたべ、遊びたい時に遊ぶのです!故に!この姿をどう見られようが気にしないっス!マスターとも主従じゃなく友達みたいな感覚っス」
「だね。友情!」
「友情!」
立希とガネーシャはお互いグーサインを出す。そんな感じで私達は召喚した二人を返し、皆のインターン発表会が終わる。
「皆しっかり揉まれたようだね。録画しといたたから相澤君に渡しておくよ。引き続きインターン頑張ってくれ!更なる…向上を―」
そう、オールマイトが締めくくる。
第6期はまだ執筆が完了してません。漫画だけじゃ皆どんな動きをするか分からないので、多分アニメ見た後でがっつり書きます。故に…
次の話を書いたらしばらく書きません。