僕のヒーローアカデミア×Fate Grand Order   作:小野屋陽一

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ストックが無くなるぅ…


第82話

side三人称

館の一室。ホークスはトゥワイスに『剛翼』の風切羽の先を向け、動きを止める。今まで解放軍のフリをし、スパイ活動をしていたホークス。そんな彼を味方だと信頼していたトゥワイスは裏切られ、怒り、悲しむ。

「―ただ皆の幸せを守るだけだ!!」

「連中に伝えとくよ」

叫ぶトゥワイスに無慈悲の一撃を食らわせようとするホークス…その時、『蒼炎』がホークスに向けて放たれた。

「…!!」

「伝えなくていいぜ!聞こえてる。俺に気付いてなかったろ!?」

突然の事にホークスは地面に転がるように緊張回避。しかし炎によって翼は燃える。そんなホークスの顔を脚で踏み止める存在が現れる。

「絆されてんじゃんかヒーロー!」

その人物―茶毘は妖しい顔を浮かべながら『蒼炎』を放つ。

 

side立香

「どけどけファッタクのお通や~!!」

通路を封鎖(破壊)した後、ファットガムの指示に従い、私、立希、上鳴君、常闇君、骨抜君、小森さんは後衛へと下がる。今はファットガムが私と立希以外を『脂肪吸着』の脂肪に入れ、運んでいる。私達は…

「■■■!」

「意外とバランス取れていいなコレ…」

「これからこの移動方法もいいかも…」

ヘラクレスの肩に乗り、押さえてもらいながらファットガムと同じ歩調で移動してもらっている。

「藤丸ちゃんその人?誰!?」

「またすんげぇの呼んだな!?」

小森さんと上鳴君がヘラクレスを見て驚いていた。

「ヘラクレスだよ。聞いたこと無い?」

「確か、ギリシャ神話の大英雄だよね。アルゴノーツとしての航海、巨人族とオリンポスの神々との戦いなど数多の冒険を繰り広げ、その全てを乗り越えたとか…言っててスゴイな…」

ヤオモモがいない代わりに骨抜君が博識を見せてくれる。流石推薦入学者…

「またメッチャスゴイ人呼んだな!姉弟揃って活躍して羨ましいわ!!」

「凄いのはヘラクレスですよ。やったね褒められたよ」

「■■■!!!」

ファットガムの賛美にヘラクレスは吠える。どこか嬉しそうな感じ…

「それにしても、もう後ろに下がるのか…」

「本当にもう後衛回っていいんスか?」

「同意」

「俺らまだやれますぜ!!」

立希がそう呟くと、上鳴君達はまだ戦えるという意気込みを訴える。しかし、ファットガムは首を振る。

「君らを始めとした広域制圧“個性”で相手の初動を挫く!したら包囲網を狭めてく!そうやってじわじわ潰すんや。」

「…そうなると広範囲攻撃はかえって狭めた所だと足手まといになるから…」

ファットガムが説明に姉が理解する。

「せや!君らの力借りんのはここまでや!それに君らはヒーローとて生徒!いつまでも危ない所にいさせるわけにはいかへん!」

そう説明されながらもどんどん館から離れていく…そんな時、館の壊れた窓から一瞬、青い炎が見えた―

 

side三人称

「あかんツクヨミ!出たらあかーーーーん!!」

群訝山荘前線より30m後方にて、藤丸達を後方に運んでいたファットガム。その時常ツクヨミ―常闇が突如ファットガムの脂肪から抜け出し、空へ飛翔する。

「常闇君!?」

「何してんだバカ!!」

突然の行動に立希と上鳴は声を上げる。常闇は危機感じている表情をしていた。

「最上階!ホークス!恐らくピンチだ!」

「ホークスが―!?」

ファットガムが、皆が止める前に、常闇は館の方へと飛び去って行く。ファットガムは放置する事は出来ず、脂肪に入れて運んでいた上鳴、骨抜、小森を出し、常闇の方へと向かう。

「君らこっから走り!乗り逃げは許さへんでぇーー!!!」

ファットガムの姿が見えなくなり、残された5人と英霊1人。

「イタタ…いきなり何考えてんだ常闇…!」

「ど、どうするノコ!?私達も行くべきノコ!?」

「落ち着きなよ。僕たちが行ってもどーすることも出来ない。返って足手まといだ。」

焦る上鳴と小森に冷静な判断をする骨抜。ヘラクレスに乗っていた立香と立希は一旦降りる。

「骨抜君の言う通り、足手まといになるのはダメだし、ここは素直に戻るべきかな?」

「姉に賛成。大丈夫だよ。常闇の個性は強いし、敵はいるけどプロヒーローもいっぱいいる。無事戻ってくるさ。」

「…そ、そうだよな!よ、よし。後衛に戻って指示を待つか…!」

少し落ち着き始めた上鳴。急ぎ後衛へと行こうとした時、5人の頭上がふと暗くなる―

「!!回避!」

「ヘラクレス!!」

「■!!!」

「「「!!?」」」

―刹那、何かが皆の頭上に振って来た。先に反応したのは立希。その言葉にし立香は動き、二人は魔術で肉体強化で回避。反応に遅れた上鳴三人は立香の指示でヘラクレスが3人を勢いよく掴み回避する。

「な、何!?」

先ほどまで5人がいた場所には、クレーターが出来上がり、煙が舞い上がっていた。そして、その煙の中から人が現れる。

「―おいおい、今の躱せんのかよ~ヒーローいなくなったから今のうちに気絶させて人質にして、ヒーロー達をフルボッコにするって考えていたのによ~」

『!』

そこにはタンクトップを着た敵がいた。直ぐに5人は戦闘態勢に入る。

「動きを止める!」

「キノコまみれになっちゃえノコ!!」

「お?」

敵が動く前に、骨抜は『柔化』で敵二人が立っている地面を泥のように柔らかくして沈ませ、小森は『キノコ』の胞子をばら撒く。

「無駄だっての―』

「「!!」」

しかし、敵二人は戦闘不能にはならなかった。突如、敵は体を変化させる。徐々に肉体を巨大化させ、肌は肌色から黒い鱗へ、背中から大きな翼、尻尾が生え、手足は鋭い爪が生え始め、顔はどこか恐竜染みた形へとなり、口から炎を吐いた。

『俺、強個性の『竜(ドラゴン)』にそんな弱個性効くわけねぇだろ~』

「「竜…!」」

先の攻撃の正体が分かる立香と立希。炎によって胞子は燃やされ、飛翔により泥を脱した敵。

「だったらこれならどうよッ……!!」

『ん~?うぉっ!?』

敵の体の一部に上鳴はサポートアイテムの『ポインター』を貼り付け、『帯電』した電撃を放つ

「130万ボルトをくらいやがれ!!『だから効くわけねぇだろォ~~!!!』なっ!?」

しかし、雷撃を受けても敵はひるまず、生えた尾で上鳴に向けて攻撃を仕掛けて来た。

「危ない!!」

「ヘラクレス!!」

「■■!!!」

「立香!わりぃ…助かった!!」

その攻撃を、上鳴に当たる前に、ヘラクレスが上鳴の前に移動し、大剣で受け流す。

「■■■!!!」

『おっと!危な~い!』

ヘラクレスは跳躍し、大剣を振るうが敵は難なく回避し、空中にいるヘラクレスに尾で叩き落とす。

「ヘラクレス!!無事!?」

「■■…■■■!!!」

地面に不時着するヘラクレス。立香の声に吠え、無事を伝える。立香は直ぐに指示を飛ばす。

「ヘラクレス!3人を後衛に運んで!!後は私達がやるから!」

「■………■■!!!」

「きゃ!」

「うぉ!?」

「ちょ…立希…立香っ!!?」

ヘラクレスは即座に行動。上鳴、骨抜、小森を抱え、後衛へと走る。

「お前らもバカかぁーーーー!!!」

上鳴が大声を上げるなか、ヘラクレスの抱えられた3人はどんどん遠くへと行く。残された立香と立希は竜へと姿を変えた敵を見据える。

『へぇ~たった二人で、俺を倒すってのか~?大勢の方がいいんじゃないの~?』

ケタケタと笑う敵に二人は睨む。

「冗談。むしろ多くいたら人質が多く取られて逆に不利になる。」

「ヘラクレスで倒すのもいいけど…それだと森の被害が尋常じゃなくなるし…それに、竜程度なら問題無い。」

『………は?』

問題無し。と立香の言葉に敵は少し苛立ちを覚えた。今までこの個性で人々を怖がらせ、あまたのヒーロー達を倒して来た彼にとって、その言葉は侮辱に匹敵した。

『舐めてんじゃねぇぞヒヨッコ共が…お前ら人質の前にズタボロに引き裂いてやるよ…!』

口に炎を纏わせる敵。しかしそんな敵を見ても立香と立希は焦らず、むしろ余裕だった。

「姉、アレだね『投影―」

「ん。竜にはアレだね『降霊―」

『燃えろッ!!』

竜からの吐く炎は森を炎の海へと化す―

―行くか―

―アハハ!―

『!!』

しかし、その炎は二つの剣劇で掻き消された。そして同時に、敵は自身の体に突如として違和感を覚える。

「―:ジークフリート』!」

「―:クリームヒルト』!」

二人の姿を視認したと同時、敵は恐怖する…

 

side立希

突如としてやってきた敵。だけど相手が『竜』になるなら、こっちは『竜殺し』になるまでだ。

「行くぞ!!」

『ジークフリート』に憑依した自分は栗色の髪と少し黒い肌へと変わり、手には聖剣にも魔剣にもなりうる黄昏の大剣―バルムンクを両手で持つ。そして敵目掛けて跳躍し、突き刺すように攻撃を放つ。

『っ…な、何だその武器…何でこんなにも震えるんだ……!?』

「(“個性”が本能的に危険だと察知してる…のかな…なら好都合だ!)どうした!さっきの威勢は!!」

まずは翼を奪い、動きを削ぐ!あえて単調な攻撃をして躱せた。竜が躱した方向には…

「ふふ…無様…ねっ!!」

『クリームヒルト』に憑依して白い髪と肌になった姉が、身の丈以上の大剣―バルムンクを両手で地面を抉りながら敵めがけて上へと赤黒い斬撃を飛ばす。

『ギャアア!?!?イテェ!!?何だこの痛さはぁあああああ!?!?!?!?』

姉の攻撃は敵の生えた翼を抉り、不時着させる。そして激痛に襲われ、のたうち回る。

「ナイス姉。と、クリームヒルトさん」

―流石だな―

―…何でしょう、ジークフリート様。愛してもいなかった妻にそのようなお褒めの言葉で私が喜ぶとでもお思いですかぁあああ!!!―

「クリームヒルトさん。言葉と行動が会ってないよ…勝手に憑依率上げないで…」

あ、なんか姉の頭に黒いリボンのような衣装と黒の手袋が追加された。

『ふざけるな…俺がこんな所で負けるはずがあぁぁ……!!!!』

息絶え絶えの敵がその巨体で自分と姉を見下ろしてくる。そしてまた口に炎を溜め始めた

『死ねぇえええええ!!!!!』

今まで以上の火力だが、もう無意味だ。自分と姉はバルムンクに力を込め、薙ぎ払う。

「―覚悟!」

「―さよなら」

青と赤の交差する斬撃は迫りくる炎を掻き消し、そのまま敵の腹に深く刻み込んだ。

『カッ―」

流石に、敵は痛みとショックで気絶し、竜から人の姿へと戻った。

―これもまた宿命か……―

―馬鹿馬鹿しいわね。ま、悪くはないけど―

「「ふぅ…」」

無事倒す事が出来、憑依を解除する。と、同時に姉が持っていた通信機が鳴る。

「はいこちらメイジ。どうぞー」

『立―メイジ!大丈夫ですか!?上鳴さん達から敵と鉢合わせお二人で足止めしてると聞いたのですが!?』

どうやら八百万さん―クリエティからの通信だった。

「今終わった所。敵が弱くて良かったよ。勝手な行動したのは悪いって思うけど、非常事態だったから…今からそっちに戻る。一応、プロヒーロー達にも言っといて」

『…分かりました。また敵が来るかもしれません。その時は応援を呼んでください。』

「了解」

と、通信を終えると、姉は一息つく。

「ふぅ…急に憑依率上がったから無駄に魔力消費した…ヘラクレスも3人を無事後衛に届けてから退却したし、私も後衛に戻って休みたい…」

「そうだね。早く戻って電気君達を安心させ―」

言葉が止まる。突如として館がある方から轟音と衝撃音が聞こえ、地面…いや、山一帯が揺れたからだ。

「「!?」」

自分達は直ぐに館の方を見る。そこには…

「オオオオオオ!!!!!」

巨大な敵が吠え、暴れていた。




時間軸調整が難しい…

次はどの姉弟物語がいいかな…(未定)

  • ジョジョ(第3部かな)
  • RWBY(姉弟+オリキャラ2人)
  • イナズマイレブン(無印、エイリア編から)
  • BLEACH(設定は書いた)
  • HUNTER×HUNTER(念は考えた)
  • 呪術廻戦(設定は書いた)
  • ハリポタ(4部まではざっくり書いた)
  • NARUTO(姉弟じゃないけど)
  • 暗殺教室(設定は書いた)
  • オーバーロード(自信ない)
  • 家庭教師ヒットマンリボーン(未来編かな)
  • ヒロアカ(もう一回。別なつよつよ姉弟。)
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