僕のヒーローアカデミア×Fate Grand Order   作:小野屋陽一

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第84話

side立香

巨大な敵が見えた時、私と立希は直ぐに後衛にいる皆の所へ…行かなかった。前衛の方へと…”考えるよりも先に体が動いていた”あの巨大な敵で何かが起きる…そう直感した。

「姉!後で落ち合おう!『投影―!」

立希は『投影』で英霊と憑依してあの巨大な敵の方へまっすぐ向かう。私は巨大な敵の後ろから回りこむように動く。上手く行けば挟み撃ちの形になり、止める事が出来るかもしれない……!

「『降霊:バニヤン』!」

―がおー……。えへへへ―

深緑のベレー帽をかぶり、金髪金眼となり、そしてMt.レディのように私自身の体格が大きくなる。大体20m前後ぐらいだろうか。巨人になった私は急ぎ追いかける。その道中、巨大な敵の背中から『蒼炎』が見えた。どうやら敵連合もいるらしい…っ!

「(ミッドナイト先生…!!)」

巨体となった私の視界で見えたのもは、急に現れた瓦礫で不時着するミッドナイト先生の姿。私は直ぐにミッドナイト先生が落ちた所に向かう。そして解放軍たちがミッドナイト先生に襲いかかろうとした所を―

「(ウチの教師になにするきじゃ!!)ふんっ!!」

「ぇ」

『っ!?!?』

思いっきり解放軍をまとめて蹴り飛ばし、ミッドナイト先生を守る。

「ミッドナイト先生!大丈夫ですか!?」

「あ、なたは……!」

ミッドナイト先生が何か言う前に、私は先生の前に手を翳し、スキル『豆スープの湖』にてミッドナイト先生の

傷を多少癒す。完治とまではいかないが不時着した際の骨折ぐらいは治せる。

「メイジ…?…どうしてここに…後衛に戻ったはず…」

「説明は後で…!今はあの巨大な敵が優先ですよね?」

「……ええ、そうね…今さっきクリエティに判断を…委ねたわ…あの巨体を…眠らせて欲しいと…不甲斐ないわ…本当なら…私達…大人のヒーローが…やるべきなのに…っ」

そう言いながら木を支えにして立ち上がり、ふらつきながらも巨大な敵の方へと向かい始めるミッドナイト先生…倒れそうになり、すぐに私は巨体となった手で支える。

「治癒はしましたけど直ぐに動いてはダメです…!私も行きます…既に弟もアレを阻止に行ってますので…!」

「マギも…なのね…頼むわ…」

「はい!」

ミッドナイト先生を優しく持ち、すぐに巨大な敵の方へと向かう。

「メイジ…クリエティと通信したいんだけど…さきので壊れて出来なくなったの…」

「…スイマセン。巨体になった時、渡された通信機落としちゃいまして…直ぐに追いかけます…っ!『解除』!『降霊(ユニゾン)―」

…とにかく直ぐに巨大な敵の方へと向かう。

 

side三人称

「―イヤホンジャック!テンタクル!!音の位置から距離とここへの到達時間を!巨人の大きさを目算でいいのでお伝えください!」

ミッドナイトから判断を委ねられた八百万―クリエティは頭をフル回転させ接近してくる巨大な敵―ギガントマキアに対しての対応策を思考し、指示を飛ばす。

「―速いよ10秒もかかんない…!!!!」

クリエティの指示で到達時間を推定した耳郎―イヤホンジャック。しかし直ぐに変化を聴き取る。マキアの足にMt.レディがしがみつき、シンリンカムイが離さないように巻き付き少し減速する。

「減速した!!でも少し…」

「約25mだ!Mt.レディより大きい!…待ってくれ…新たに巨大な足音を捕らえた!!」

マキアの体長を推測した障子―テンタクル。その時もう一つ別の方向から音を捕らえる。

「なっ!?」

『複製腕』の目を生やし、聞こえた方向を見たテンタクルは驚愕する。

「―ぉぉぉぉおおおおおお!!!!」

『!?!?』

遅れて後衛にいるA組とB組のメンバー全員が驚愕。マキアの横から巨大な人影が現れた。山荘全体に響く咆哮と共に、拳を大きく振り上げていた。その勢いのまま―

「プロテアーパーンチ!!!」

マキアの横顔を殴り飛ばした。

「っ!!!」

流石のマキアも動きを止める。マキアは殴った存在と目を合わす。

「『投影:キングプロテア』!出撃!!」

―潰しますか?―

「はぁぁ!?!?立希…マギか!?!?」

「何でアイツあんなにデカくなってんだよ!?」

その正体は…薄紫色の髪と瞳。両手に包帯を巻き、体の所々には茂った緑や土色のひびがあり姿が多少違えど、マギがMt.レディとほぼ同じぐらい巨大化していた。

「約21…いや、22…24!?どんどん巨大化している!!」

「なんかデッカイ奴と融合してんのか!?」

「最短距離!!」

「フンッ!!!!」

直ぐに移動を再始動するマキアに対し、マギは正面から受け止め少しでも動きを阻止する。さきのMt.レディの様に踏ん張り続ける。キングプロテアと憑依したマギはスキル『ヒュージスケール』によりここに来るまで徐々に巨大化。そしてほぼギガントマキアと同じ身体へと成長する。

―マスター!これ以上は無理です!!―

「(つぅ!!!常時全身成長痛みたいで身体がイッダイ!!!)」

憑依だが、無理やりキングプロテアとの融合により身体に悲鳴が走る。慣れない巨大化を堪えながらもマギはマキアと対峙する。

「凄い…マギのおかげで大分到達時間が伸びた!」

「ここで迎えうちます!!」

今が好機と感じたクリエティは更に指示を飛ばす。

 

side立希

「HAHAHAHAHAHAHA!!!!!」

「(なんつー怪力!!全然止まらない!!)」

プロテアと憑依して巨大化したのに押し負けられる…!減速してるはずなのに!!

「とま―「おっと、それは頂けないな!!」づぅ゛!?!?」

巨大な敵の顔をまた殴ろうとした時、『蒼炎』が降り注がれる。巨大な敵の頭部に敵―荼毘がいた。容赦なく自分に浴びせてくる。背中に隠れていた!?

「何時まで持つかな!!!」

「っづ~~~~!!!いつまでもっ!!!」

―マスターさん!!―

『蒼炎』の高火力がじわじわと自分の肌を焼き始めてくる。英霊との憑依で軽減しているけど…このまま浴び続けたらまずいっ!!

「全っ然っと止まんない゛っ!先輩っ起きっ…て!ほどいて…体勢をっ!!ヒヨッ子が頑張ってんだからっ!」

巨大な敵の足に縋りついているMt.レディが叫ぶ。そんな時だ。

「―ギ!マギ!!」

「!」

耳元で誰かが自分を呼んでいた。横を見るとそこには上半身のみ浮かしている取蔭さん―リザーディがいた。

「今から合図すると同時に横に跳んで!!通信しても返事なかったからここまで来たんだから!!」

「(何か作戦があるのか!?)了…っ解!!」

作戦前に渡された通信機は巨大化して使えないからポケットに入れたままだった…一瞬後ろを確認。そこにはこの巨大な敵を止めるべく、覚悟を決めた同級生―ヒーロー達が構えていた!

「今!」

「っ!!」

「!」

リザーディの合図で真横に飛ぶ。せき止めていた水を一気に解放するように、巨大な敵が動きだす…瞬間、地面が沈み、巨大な敵の動きを止めた。

「落とし穴!?」

「位置ドンピシャあ!!」

「ゴーゴーゴーゴー!!」

巨大な敵が落とし穴に落ちると、隠れていた皆が動きだす。

「多勢に無勢をお許し下さい」

塩崎さん―ヴァインが『ツル』で巨大な敵の首を絞める。が、一人の力で拘束出来ず、首を振って千切る。顎に数本千切れず張り付いているワイヤーがあった、見れば峰田君―グレープジュースの『もぎもぎ』で接続されていた。

「立ち上がられたら望み薄ですぞ!!」

「寝ぇぇてぇぇろぉぉ!!」

「ふんっ!!」

宍田君―ジェボーダン、砂糖君―シュガーマン、拳道さん―バトルフィストが怪力で頭部を上げさせないようにワイヤーを掴み引いていた。

「何とかして口を開けさせて!!」

「!!分かった!」

リザーディの指示で自分は体勢を整え、巨大な敵の前まで移動。巨大な敵の背中にいる敵達はクラスのヒーロー達が動き、邪魔していた。

「ぬ゛ぁ゛!!?」

「チャージズマ!!」

『放電』しようとしたチャージズマの前に瓦礫が突如出現し、そのまま激突して落下する。

「構…うな…っい゛げ!!」

「っ!おおお!!」

その声に自分は突撃しながら思考を巡らす。

「(口を開けさせる…という事は何かを飲み込ませるって事だ!薬か?この巨大な敵を鎮静させる薬…睡眠薬!!眠らせる個性…が無いから作った!という事は八百万さんが『創造』で!!)」

「―」

少しだけ、巨大な敵の顎が動いた時、危機を感じた。

「!やば―」

「マギィ!?!?!?」

不意に、自分は突撃を止め、巨大な敵の顔付近にいた皆の前に強引に割り込み防御体勢。と同時、途轍もない衝撃音、暴風が襲い掛かる。巨大な敵が『圧縮した空気』を吐き出した。

『うわぁああああ!!!』

「皆ァ!!」

「息臭ェ!!」

「マギのおかげで助か「まだ来るっ!!!」たぁ!?!?」

今度は『蒼炎』が襲い掛かる。皆が焼かれないように覆いかぶさるように壁になる。

「っ~~~~背中が大火傷だ……っ」

「藤丸…お前…っ」

ためだ。巨大な敵が立ち上がってしまう…!!炎で近づけない…っ

「まだ!!」

「!」

クリエティが吠えると同時、再び巨大な敵が地面に沈む。落とし穴の底に更に穴を!!流石八百万さん!!

『敵連合ォおおお!!!』

ここで前衛にいたプロヒーロー達が辿り着いた。体勢を整えたMt.レディが巨大な敵の背中を取り、顔を掴んだ。

「アーンしなさい!ホラあーん!!」

チャンス到来だ!どうやら向こうもこっちの作戦に感づいたようだ。

「マギ!皆をお願い!」

「ピンキー!!?」

その時、燃え上がる炎の中を、三奈―ピンキーが前に進んだのを見た。




サクラファイブ全員揃えたい。実装しないかな…

次はどの姉弟物語がいいかな…(未定)

  • ジョジョ(第3部かな)
  • RWBY(姉弟+オリキャラ2人)
  • イナズマイレブン(無印、エイリア編から)
  • BLEACH(設定は書いた)
  • HUNTER×HUNTER(念は考えた)
  • 呪術廻戦(設定は書いた)
  • ハリポタ(4部まではざっくり書いた)
  • NARUTO(姉弟じゃないけど)
  • 暗殺教室(設定は書いた)
  • オーバーロード(自信ない)
  • 家庭教師ヒットマンリボーン(未来編かな)
  • ヒロアカ(もう一回。別なつよつよ姉弟。)
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