僕のヒーローアカデミア×Fate Grand Order   作:小野屋陽一

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第85話

side三人称

森が燃える。荼毘の放った『蒼炎』が燃え広がり、ヒーロー達は集う事が出来ず、ちりじりとなる。

「皆無事か!!?」

「火の回りが速過ぎだ!なんつー火力ぶっぱしやがる!」

そんな中、炎の中をかき分け、マキアの顔付近まで走っているヒーロー―ピンキーがいた。

「(『アシッドマン』!!粘性アーマーで火には捕らわれない!)」

粘度をMAXの状態にして全身に酸を纏ったピンキー。その手には八百万が『創造』した『睡眠薬』があった。

「(行ける!!行ける人がやらなきゃ!!)」

Mt.レディがマキアの口を強引に開ける。マキアの背中にいる敵連合はプロヒーローが足止め。これが最大の好機の瞬間であった。

「眠れぇえ!!!」

腕を大きく振りかぶり、睡眠薬を投げる―

 

―主への最短距離。

―蠅に時間を割くなど寄道甚だしい。

―判断を誤った

「―二度と集らぬよう払うが最短。」

マキアは遂に、己の“敵”を見る。そして

「全ては主の為に―」

マキアの声を聴いたピンキー―芦戸は思い出す。思い出してしまう。

「(この声……)ぁ」

―うえええ~怖かったァア―

中学時代に出会った存在。道を聞かれた同級生の代わりに自身が応え、何とか危機から脱した存在。あの時の恐怖が、中学生の頃の自分に戻してしまう。

「―」

芦戸は『睡眠薬』を持っていた手を滑らせてしまう。宙に舞う薬。動きだすマキア。いとも簡単に片手で背中に乗っていたMt.レディを掴み放り投げ、もう片方の手で前にいた芦戸を掴み飛ばす―

「三奈ぁああああ!!!!」

よりも前に、炎の中から手を伸ばしたマギが芦戸を掴み直撃を回避する。

 

side立希

ギリギリ間に合った…っ!あのままだと三奈が無事じゃすまなかった…っ!!

「三奈!無事!?」

「っ…ごめん…薬…入れられなかった……うっ…う…」

掌を開くと、三奈は泣いていた。作戦失敗で…というより、何か別の意味での涙のようだった…彼女と一緒に掴んでいた薬が入っているであろう瓶があった。ヒビが入っているけど、液体は漏れていない…

「ううん。大丈夫…まだいける…「おうそうだ!まだ終わってねぇ!!」!鋭児郎君!?いつのまに…」

自分の肩を掴んでいたであろう鋭児郎君が現れる。鋭児郎君は三奈が持っていた薬を掴み、自分を見てくる。

「立希…頼む!俺をあいつの所まで運んでくれ!!芦戸。おめーの行動は無駄にしねぇ!!」

「鋭児郎君…うん。分かった。まだやれる!」

「切島…立希…」

自分は三奈を炎が来てない所に置き、切島君を掌に乗せて巨大な敵を見据える。

「ふぅ…烈怒、行くよ。あの巨大な敵の顔付近まで!!」

「おう!頼む!」

「しっかり掴まってて!」

自分は烈怒を肩に乗せ、行動を開始する。

 

side三人称

落とし穴から脱したマキアは立ち上がる。マキアは背中に手を回し、乗せていた敵連合を掴む。プロヒーロー達を払い落とし、再度背に乗せ、己の主がいるであろう方向を見据える。

「蠅は、払った。同志よ捕まってろ」

再び死柄木の元へ移動しようとした時、突如、巨大な岩石がマキアに直撃する。

「っっっ!」

岩石を投げたのは巨大化したマギ。

「おらぁ!!」

マギは足元の地面に指を突き刺し、大量の土砂をマキアに向けてまき散らす。

「小賢しい!!」

その土砂をマキアは片手で振り払い掻き消す。が、前にいたマギの姿がなかった。

「―上!」

「ふん!!」

太陽を背に、マギはマキアに向かって跳んでいた。勢い良くマキアに掴みかかる。

「大蠅が!!」

マキアは吠える。両手でマギを掴み、引きはがす。逆にマギを両手で拘束し、更に締め上げる。

「っ~~~~!!!!」

マギは顔を歪める。が、体を動かし、最大限顔をマキアの顔に近づかせる

「今!」

「―俺の後ろに!!血はァ流れねぇ!!!」

巨大化していたマギの肩から、切島―烈怒頼雄斗が飛び出す。飛び出た烈怒を見たマギは次の行動に移す。

「(『大河の巨獣』!!)捕まえ…たぁ!!」

身体強化し、拘束を解き、マキアの両腕を掴み拘束する。

「小蠅―」

「!」

烈怒はポケットから『睡眠薬』を取り出しマキアの口に向けて投げる。が、それは空中で破壊された。

「(敵連合…!)」

マキアの背に乗っていた敵―トガヒミコがナイフを投擲し壊したのだった。その時、烈怒は空中で身をひねる。

「(今のは、俺の分!!)」

別ポケットからもう一つのヒビ割れの『睡眠薬』を取り出す。

「(芦戸!!!おめーの漢気は俺が受け取った!!)」

先ほど芦戸が持っていた『睡眠薬』。勢いよく、今度こそマキアの口の中に……入った。

「ヨシ!『解除』!!」

薬が入ったと同時、マギは憑依を解いて縮小。元の大きさになりつつ、烈怒と共に落下する。そんな二人を捕まえようとマキアが手を伸ばした時、マキアの体に『砲弾』が放たれ着弾する。

「男二人は重いってー!!」

その隙にリザーディが『とかげのしっぽ切り』にて上半身を空中まで飛ばし、二人をキャッチ。地上ではクリエティが『創造』した『大砲』でマキアに向けて撃ち放つ。

「烈怒頼雄斗とマギが飲ませたぞ!!切島と藤丸がやったぞ!!!」

燃える森の中、次にクリエティはプロヒーロー達に通信する。

「暴れる程回りが早まるはずです!!マジェスティック!!」

「委細承知した!さすが百ちゃん。俺の見込んだ女だよ!さぁ皆さん!インターン生に頼りっぱなしはここまでにしよう!」

個性『マホウ』にてプロヒーロー達を運びマキアと敵連合の元へと来るマジェスティック。形勢逆転…かに思えた。

「―小蠅はキリがない」

マキアの姿が変わり始める―




ストック…無くなった。はい頑張ります。

次はどの姉弟物語がいいかな…(未定)

  • ジョジョ(第3部かな)
  • RWBY(姉弟+オリキャラ2人)
  • イナズマイレブン(無印、エイリア編から)
  • BLEACH(設定は書いた)
  • HUNTER×HUNTER(念は考えた)
  • 呪術廻戦(設定は書いた)
  • ハリポタ(4部まではざっくり書いた)
  • NARUTO(姉弟じゃないけど)
  • 暗殺教室(設定は書いた)
  • オーバーロード(自信ない)
  • 家庭教師ヒットマンリボーン(未来編かな)
  • ヒロアカ(もう一回。別なつよつよ姉弟。)
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