僕のヒーローアカデミア×Fate Grand Order 作:小野屋陽一
side三人称
「一体…なに…が…」
誰かがそう呟く。A組、B組の皆は只々傍観するしかなかった。目の前に映るは、木々が倒れ、地面が抉れた跡のみ。さきまで、そこでマキアがいたが、その巨体の姿は今は無い。
「障子…ヒーロー達は…」
「遠過ぎる…確認できない…」
瀬呂の問に、障子は冷静に応える。マキアが暴れた付近には、救護班が待機していたテントがあった。マキアが暴れ飛んできた岩や土砂が降り注ぎ、半壊していた。
「……なんて事……」
八百万は俯く。何が起きたのか、記憶を蘇らせる。自分達が何故無事だったのかを―
―「■■■■■■■■■!!!!!!」―
薬を何とかマキアの口内に入れた後、すぐに駆け付けたヒーロー達。それと同時、マキアは姿を変える。顎の部分が自身の目の位置まで移動。そして巨体が更に大きくなり、両手が巨大な爪を生やした。そのまま皆に振るいあげた。巻き上げられた土砂。それが降り注がれるよりも前に、皆の体が浮いた。
―「君達の決断と行動は間違いなく正しかった。これから何が起きようともそれだけは確かさ―」―
マジェスティックが『マホウ』でA組、B組、ヒーロー達全員を土砂が来ない所へと運んだのだった。マキアはそのまま主―死柄木がいる所へと進行を開始する。
「(私達が無事だったのは…ただ…敵とすら認識されてなかっただけ…ただ…それだけ…)っ」
八百万は拳を握る。これ以上、もう自分達があの巨大な敵に対し、出来る事が無い…そう理解してしまった。
「なぁ…さっきの土砂で…他のヒーロー達…どうなったんだ…?」
「分からない…最後…マジェスティックが…私達をここまで個性で飛ばしたのは見えたけど…本人は…」
「まさか…いや…嘘だろ…っ!」
不安、恐怖、絶望…不穏な空気が出始める。
「ねぇ、麻酔効くお時間、もう過ぎてるノコ。」
「…オイラ達の決断と行動は…本当に正しかったのかな…ヒーロー達の決断と行動は……」
小森と峰田同様、皆は不安になる…そんな時だった。
『―れか、聞こえるか、応答……してくれ…!!』
「!常闇さん……っ!」
常闇から通信が来た。直ぐに八百万は連絡を取る。
「無事でしたのね!」
『何とか…な…あの巨大な敵が暴れ、救護場所が半壊した。直ぐに来て欲しい。瓦礫の撤去と怪我を負ったヒーロー達の救助を…!』
「!分かりました!直ぐに皆を連れて行きます!」
『頼む…クリエティ、お前の師も重症だ。』
「…ぇ?」
常闇が言った事に、八百万は疑問を持った。師とは?と。
「と、常闇さん。私の師とは……」
『?…マジェスティックだが?』
『!!』
常闇の答えに、八百万含め、通信を聞いていた皆は驚く。
『…百ちゃん…聞こえる…かい?』
「!マジェスティック!!ご無事でしたのね!!」
そしてタイミング良く、マジェスティックから通信が繋がる。
『ああ…さっきの土砂で…骨折しちまったが…何とかな…他の…ヒーロー達も…無事だ…ミッドナイトも…いる…』
「ミッドナイト先生無事だったんだ!!」
「よかったぁ…!」
「流石プロヒーロー達!」
全員安堵する。八百万もまた安堵する。
「本当にご無事で…私達を運び終えた後、すぐに自身も個性で回避したのですね…」
『…いや、それは…違う…不甲斐ないが、君達のクラスメイトに助けられた。』
「え?」
『藤丸ちゃんだよ…メイジが…』
「立香が…!?」
「藤丸姉も来てたのか!!」
「藤丸弟といい、すげえなあいつら!」
「つか藤丸弟何処だ?」
皆が賑わう。しかし、通信はまだ終わらない。
『彼女はそこにいるかい?通信してもつながらなくてね…俺達を救助場所に運び終えたらすぐにどっか行ってしまってね…』
「そうなのですか?ですが…私達の所に立香…メイジの姿はありませんが…」
『…何だって…?』
「ねぇヤオモモ!立希は何処!?」
芦戸がそう大声で聞いた。皆は周囲を探すが、立希が何処も居なかった。今まで静かだったのは、本当にいなかったのだった。
「マジでいねぇじゃねえか!?」
「最後に一緒にいたの切島と取蔭だよね!?」
峰田が吠え、芦戸は二人に問う。
「いや……見てねぇ…」
「…さっきの敵が暴れた時、はぐれちゃって…皆みたいにマジェスティックが運んでくれたと思ったんだけど…」
切島と取蔭は答えるが、姿を見失ったと言う。消えた藤丸姉弟。
「…まさか……お二人は…!!」
八百万は、二人が何処に行ったのか気付いた時だった。遠くの方から衝撃音が響いた。
「何だ!?」
「方角から…あの巨大な敵が行った所からだ!!」
「アイツ…まだこの山にいたのか?」
「皆さん!ここからは分断して行動します!!B組の皆さんは救助場所へ!我々A組はあの巨大な敵がいる所へ!」
『!』
突然の八百万の指示に皆は戸惑う。八百万は指示を言い終えると同時、マキアがいるであろう方向へ走る。
「ヤオモモ!一体どうしてそんな指示を!?」
遅れてついてきた耳郎が走りながら訊く。
「立香が…藤丸さんが…戦ってるかもしれないのです…!」
「…え?まさか…さっきの音って…!!」
再び、衝撃音が響いた。
side立香
―さぁ!行こうぜ!マスター!!―
「うん!!」
ミッドナイト先生を助けた私は、『アキレウス』と憑依。部分的に銀の鎧を纏い、アキレウスが戦場で駆けたと言われる『三頭立ての戦車』を呼び出す。ミッドナイト先生を乗せ、手綱を引く。
「Go!!」
『!!』
海神ポセイドンから賜った不死の二頭の神馬―『クサントス』と『バリオス』に指示を飛ばし、駆け始める。本当なら本人呼んで操作したいが…ヘラクレス呼んで消費したから魔力をストックしておきたい。
「(憑依率上げて何とか加速してるけど…)「■■■■■■■■!!!」何あれ…!!」
巨大な敵に近づいた時、その敵は姿を変え、暴れ始めた。大量の土砂が迫ってくる。
「もっと憑依率あげて加速するよ!!」
―おう!!―
『!!』
それに応えるように、戦車は地面ではなく、空を駆ける。何とか土砂を回避している時、その土砂に襲われそうになっているプロヒーロー達が見えた。
「ッ!!」
速度の向上に比例して戦車の攻撃力が増す。降り注ぐ瓦礫の雨を破壊しながら突破。まずは一人!!
「危機一髪!!」
「うぉ!?何だ!?ってミッドナイト!?気絶してるのか!?」
「助けに来ました!!どんどん運ぶので掴まっててください!!」
光速…とまではいかないけど、トップスピードで、土砂の中を潜り、戦車に乗れるぐらい、ヒーロー達を救助し続ける。土に埋もれそうになっているヒーロー達だが、戦車の勢いで掘り起こし、そのまま救護場所へと到着する。
「到着…ってここも半壊して…『姉!』立希?そっちは無事?」
戦闘衣装に備わっている通信機能で立希と連絡を取る
『何とか…あの敵を止める為に、八百万特性の睡眠薬を投与した…けど…』
「止まる気配無いね…どうすんの?」
『…時間を稼ぐ。多分、体がデカすぎて、薬の効き目がまだ効いてない。少しでもいいから、気を引き付けて、あの敵を眠らせたい!』
「…了解。まぁ時間稼げば、避難する人も多く救えるしね…ピックアップするから場所教えて」
『うん!』
「ふぅ…じゃあ行きますかっ!」
「ちょっと待っ―」
私は救助したヒーローを降ろし終えると同時に移動開始。誰か私を呼び止めようとしていたが今は時間が無い。直ぐに戦車を飛ばし、立希がいる所へと向かう。場所?戦闘衣装に内蔵しているGPSで把握済みだ。
「勝手な行動してばっかだ…」
『確かに…でも今動かないと、街にいる人々…そして今戦っているヒーロー達が危ない。だから…動ける自分と姉で何とかしよう…!』
「そうだね…(焦凍君…)」
今、何がどうなってるかは分からない。けど、今は、私が今出来る事に専念する!!
「姉!」
「お待たせ。行くよ。目標は…巨大な敵へ!!」
立希と合流し、そのまま巨大な敵がいる方向へ戦車を走らせる。
とりま生存。
次はどの姉弟物語がいいかな…(未定)
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ジョジョ(第3部かな)
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RWBY(姉弟+オリキャラ2人)
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イナズマイレブン(無印、エイリア編から)
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BLEACH(設定は書いた)
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HUNTER×HUNTER(念は考えた)
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呪術廻戦(設定は書いた)
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ハリポタ(4部まではざっくり書いた)
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NARUTO(姉弟じゃないけど)
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暗殺教室(設定は書いた)
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オーバーロード(自信ない)
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家庭教師ヒットマンリボーン(未来編かな)
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ヒロアカ(もう一回。別なつよつよ姉弟。)