僕のヒーローアカデミア×Fate Grand Order   作:小野屋陽一

86 / 107
小説書く時間が無い…


第86話

side三人称

「一体…なに…が…」

誰かがそう呟く。A組、B組の皆は只々傍観するしかなかった。目の前に映るは、木々が倒れ、地面が抉れた跡のみ。さきまで、そこでマキアがいたが、その巨体の姿は今は無い。

「障子…ヒーロー達は…」

「遠過ぎる…確認できない…」

瀬呂の問に、障子は冷静に応える。マキアが暴れた付近には、救護班が待機していたテントがあった。マキアが暴れ飛んできた岩や土砂が降り注ぎ、半壊していた。

「……なんて事……」

八百万は俯く。何が起きたのか、記憶を蘇らせる。自分達が何故無事だったのかを―

―「■■■■■■■■■!!!!!!」―

薬を何とかマキアの口内に入れた後、すぐに駆け付けたヒーロー達。それと同時、マキアは姿を変える。顎の部分が自身の目の位置まで移動。そして巨体が更に大きくなり、両手が巨大な爪を生やした。そのまま皆に振るいあげた。巻き上げられた土砂。それが降り注がれるよりも前に、皆の体が浮いた。

―「君達の決断と行動は間違いなく正しかった。これから何が起きようともそれだけは確かさ―」―

マジェスティックが『マホウ』でA組、B組、ヒーロー達全員を土砂が来ない所へと運んだのだった。マキアはそのまま主―死柄木がいる所へと進行を開始する。

「(私達が無事だったのは…ただ…敵とすら認識されてなかっただけ…ただ…それだけ…)っ」

八百万は拳を握る。これ以上、もう自分達があの巨大な敵に対し、出来る事が無い…そう理解してしまった。

「なぁ…さっきの土砂で…他のヒーロー達…どうなったんだ…?」

「分からない…最後…マジェスティックが…私達をここまで個性で飛ばしたのは見えたけど…本人は…」

「まさか…いや…嘘だろ…っ!」

不安、恐怖、絶望…不穏な空気が出始める。

「ねぇ、麻酔効くお時間、もう過ぎてるノコ。」

「…オイラ達の決断と行動は…本当に正しかったのかな…ヒーロー達の決断と行動は……」

小森と峰田同様、皆は不安になる…そんな時だった。

『―れか、聞こえるか、応答……してくれ…!!』

「!常闇さん……っ!」

常闇から通信が来た。直ぐに八百万は連絡を取る。

「無事でしたのね!」

『何とか…な…あの巨大な敵が暴れ、救護場所が半壊した。直ぐに来て欲しい。瓦礫の撤去と怪我を負ったヒーロー達の救助を…!』

「!分かりました!直ぐに皆を連れて行きます!」

『頼む…クリエティ、お前の師も重症だ。』

「…ぇ?」

常闇が言った事に、八百万は疑問を持った。師とは?と。

「と、常闇さん。私の師とは……」

『?…マジェスティックだが?』

『!!』

常闇の答えに、八百万含め、通信を聞いていた皆は驚く。

『…百ちゃん…聞こえる…かい?』

「!マジェスティック!!ご無事でしたのね!!」

そしてタイミング良く、マジェスティックから通信が繋がる。

『ああ…さっきの土砂で…骨折しちまったが…何とかな…他の…ヒーロー達も…無事だ…ミッドナイトも…いる…』

「ミッドナイト先生無事だったんだ!!」

「よかったぁ…!」

「流石プロヒーロー達!」

全員安堵する。八百万もまた安堵する。

「本当にご無事で…私達を運び終えた後、すぐに自身も個性で回避したのですね…」

『…いや、それは…違う…不甲斐ないが、君達のクラスメイトに助けられた。』

「え?」

『藤丸ちゃんだよ…メイジが…』

「立香が…!?」

「藤丸姉も来てたのか!!」

「藤丸弟といい、すげえなあいつら!」

「つか藤丸弟何処だ?」

皆が賑わう。しかし、通信はまだ終わらない。

『彼女はそこにいるかい?通信してもつながらなくてね…俺達を救助場所に運び終えたらすぐにどっか行ってしまってね…』

「そうなのですか?ですが…私達の所に立香…メイジの姿はありませんが…」

『…何だって…?』

「ねぇヤオモモ!立希は何処!?」

芦戸がそう大声で聞いた。皆は周囲を探すが、立希が何処も居なかった。今まで静かだったのは、本当にいなかったのだった。

「マジでいねぇじゃねえか!?」

「最後に一緒にいたの切島と取蔭だよね!?」

峰田が吠え、芦戸は二人に問う。

「いや……見てねぇ…」

「…さっきの敵が暴れた時、はぐれちゃって…皆みたいにマジェスティックが運んでくれたと思ったんだけど…」

切島と取蔭は答えるが、姿を見失ったと言う。消えた藤丸姉弟。

「…まさか……お二人は…!!」

八百万は、二人が何処に行ったのか気付いた時だった。遠くの方から衝撃音が響いた。

「何だ!?」

「方角から…あの巨大な敵が行った所からだ!!」

「アイツ…まだこの山にいたのか?」

「皆さん!ここからは分断して行動します!!B組の皆さんは救助場所へ!我々A組はあの巨大な敵がいる所へ!」

『!』

突然の八百万の指示に皆は戸惑う。八百万は指示を言い終えると同時、マキアがいるであろう方向へ走る。

「ヤオモモ!一体どうしてそんな指示を!?」

遅れてついてきた耳郎が走りながら訊く。

「立香が…藤丸さんが…戦ってるかもしれないのです…!」

「…え?まさか…さっきの音って…!!」

再び、衝撃音が響いた。

 

side立香

―さぁ!行こうぜ!マスター!!―

「うん!!」

ミッドナイト先生を助けた私は、『アキレウス』と憑依。部分的に銀の鎧を纏い、アキレウスが戦場で駆けたと言われる『三頭立ての戦車』を呼び出す。ミッドナイト先生を乗せ、手綱を引く。

「Go!!」

『!!』

海神ポセイドンから賜った不死の二頭の神馬―『クサントス』と『バリオス』に指示を飛ばし、駆け始める。本当なら本人呼んで操作したいが…ヘラクレス呼んで消費したから魔力をストックしておきたい。

「(憑依率上げて何とか加速してるけど…)「■■■■■■■■!!!」何あれ…!!」

巨大な敵に近づいた時、その敵は姿を変え、暴れ始めた。大量の土砂が迫ってくる。

「もっと憑依率あげて加速するよ!!」

―おう!!―

『!!』

それに応えるように、戦車は地面ではなく、空を駆ける。何とか土砂を回避している時、その土砂に襲われそうになっているプロヒーロー達が見えた。

「ッ!!」

速度の向上に比例して戦車の攻撃力が増す。降り注ぐ瓦礫の雨を破壊しながら突破。まずは一人!!

「危機一髪!!」

「うぉ!?何だ!?ってミッドナイト!?気絶してるのか!?」

「助けに来ました!!どんどん運ぶので掴まっててください!!」

光速…とまではいかないけど、トップスピードで、土砂の中を潜り、戦車に乗れるぐらい、ヒーロー達を救助し続ける。土に埋もれそうになっているヒーロー達だが、戦車の勢いで掘り起こし、そのまま救護場所へと到着する。

「到着…ってここも半壊して…『姉!』立希?そっちは無事?」

戦闘衣装に備わっている通信機能で立希と連絡を取る

『何とか…あの敵を止める為に、八百万特性の睡眠薬を投与した…けど…』

「止まる気配無いね…どうすんの?」

『…時間を稼ぐ。多分、体がデカすぎて、薬の効き目がまだ効いてない。少しでもいいから、気を引き付けて、あの敵を眠らせたい!』

「…了解。まぁ時間稼げば、避難する人も多く救えるしね…ピックアップするから場所教えて」

『うん!』

「ふぅ…じゃあ行きますかっ!」

「ちょっと待っ―」

私は救助したヒーローを降ろし終えると同時に移動開始。誰か私を呼び止めようとしていたが今は時間が無い。直ぐに戦車を飛ばし、立希がいる所へと向かう。場所?戦闘衣装に内蔵しているGPSで把握済みだ。

「勝手な行動してばっかだ…」

『確かに…でも今動かないと、街にいる人々…そして今戦っているヒーロー達が危ない。だから…動ける自分と姉で何とかしよう…!』

「そうだね…(焦凍君…)」

今、何がどうなってるかは分からない。けど、今は、私が今出来る事に専念する!!

「姉!」

「お待たせ。行くよ。目標は…巨大な敵へ!!」

立希と合流し、そのまま巨大な敵がいる方向へ戦車を走らせる。




とりま生存。

次はどの姉弟物語がいいかな…(未定)

  • ジョジョ(第3部かな)
  • RWBY(姉弟+オリキャラ2人)
  • イナズマイレブン(無印、エイリア編から)
  • BLEACH(設定は書いた)
  • HUNTER×HUNTER(念は考えた)
  • 呪術廻戦(設定は書いた)
  • ハリポタ(4部まではざっくり書いた)
  • NARUTO(姉弟じゃないけど)
  • 暗殺教室(設定は書いた)
  • オーバーロード(自信ない)
  • 家庭教師ヒットマンリボーン(未来編かな)
  • ヒロアカ(もう一回。別なつよつよ姉弟。)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。