僕のヒーローアカデミア×Fate Grand Order   作:小野屋陽一

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不定期だけど、最後まで書きたいこの気持ち。


第89話

side三人称

作戦地帯の近くの事務所。

「未野市、香薫市、根羽呂市、播土市、藻周市、堀巣市、蔵人市、仮妥市、唐鞠市、維奈良市、波羽市、砂色市、侍土市、阿野戸市、手野市、大他市、朝瑠多市、那鳩市、加和市、古平良市―」

その人物は坦々と地名を言い続ける。その地名を忘れまいと書き溜める者、録音する者、多くの人が記録し続ける。

「―以上、私が『視た』被災確定地です。時間がありません。直ぐに避難を始めてください。本人を視たわけではないので更に避難範囲を広げて行動をしてください。」

言い終えると同時に動きだす。その人物は車椅子を動かし、隣に立っているヒーローに声をかける。

「頼むぞ。お前を『視た』結果だ。」

ヒーローは頷き、動きだす。

 

死柄木が蘇り、ギガントマキアを呼んだ。そして上空からエンデヴァーが降り立つ。

「死柄木!!!」

「寝起きに早々№1かよ」

エンデヴァーは直ぐに戦闘開始。一刻も早く死柄木を戦闘不能にするため灼熱の拳を振るい続ける…が、死柄木の体は焼け続ける中回復する。全ては殻木が死柄木の体を調整した結果である。

「先生が溜め込んでいた”個性”…この万能感…なのになんだ満ち足りない。」

―オール・フォー・ワンが欲した全ての内で唯一思い通りにならなかった力だ―

死柄木の体内で何かが囁く。そしてその力を手に入れなければならないと直感する。

「―ワン・フォー・オールを」

「!!」

エンデヴァーとの対峙を止め、死柄木は避難先へと飛ぶ。目的はワン・フォー・オール。その個性を所持している、緑谷の元へ

 

「―死柄木は僕を狙ってる可能性があります!人のいない方へ誘導できるかも!!」

「俺がツブしたらァ!!!!」

ワン・フォー・オールの名を通信越しから聞いた緑谷ヒーローとして行動する。そして事情を知り、死柄木に完全勝利をするべく爆豪も共に動く。

「頭ん中響くんだ―」

 

「手に入れろって―」

 

「ワン・フォー・オールをよこせ緑谷出久」

戦闘は更に激化する

 

 

side立希

「はっ……はっ……はぁぁぁぁ………」

抉れた地面。隕石が落ちたかのような跡。そんな場所で自分は大の字で倒れていた。既に憑依は解け、一歩も動けない状態だった。やっぱり、『宝具』は体の負荷がえげつない。

「魔力…使いすぎた…っ…ゴホッ…グぇぇ…」

口の中で鉄の味がする。魔術回路に傷がつき、体内がもうボロボロ…そりゃ吐血するよ…

「はぁぁぁ…ふぅぅぅぅ………」

近くの木を背に、姉も疲労困憊となっていた。自分と同じ、『宝具』を放ったから。投石器を持っていた腕が赤黒くなっていた。魔術回路が顔や腕にはっきり見えている。枯渇していると分かる。

「(敵…どう…なった…?一撃…入った…?記憶が…曖昧…っ…)」

何とか頭だけを動かして、巨大な敵がいた場所を見る。今だに土煙が舞っていた。弁慶の宝具で、動きを封じさせ、装甲を解除し、隙だらけになった肉体での、自分と姉が放った一撃…

「やっ…た……か……?」

ぽつりと呟いた時、地響きが鳴る。そして、土煙が晴れる―

 

そこには…

 

「―ふぅぅぅぅぅ……………」

巨大な敵が、佇んでいた。顔に付いている装甲には斬撃跡が深く刻まれていた。胸部に蜘蛛の巣のように広がる衝撃跡が残っていた。鞭のようにしなり、伸びていた爪は全て折れていた。ただ、それだけだった。

「オオオ……オオオ……」

自分は静かに、ただ見る事しか出来なかった…奴が、ゆっくり立ち上がり、完全に自分と姉を標的として捕らえている瞳を…ただ見る事しか出来なかった。

「ああ…くそっ……ゴホッ」

「■■■■■■■■!!!!!」

しくじった。

 

 

side三人称

「■■■■■■■■!!!!!」

マキアは再始動する。確かに、マギとメイジの放った一撃は、当たれば倒れはしないものの、数分は動けなくなるぐらい、死柄木の元へ行きたいマキアにとってはマズイ致命的な一撃だった。だがそれは当たればの話だ。マキアは弁慶の宝具により、体を動かせなくなった。纏っていた装甲も剝がされた。しかし、”個性”は使えたのだった。マキアの”個性”は『耐久』。この個性の効果で並外れた体力を持ち、更にはAFOから複数の”個性”を与えられていた。故に、マギとメイジの一撃が当たる瞬間、マキアは本能で自己防衛。複数の”個性”にて再度『肉体強化』、『装甲生成』し、完璧とまでは言わないが、致命傷を避けたのだった。

「■■■■………敵……」

肉を切らせて骨を断つ…マキアはマギとメイジを視界に捕らえる。そして折れた爪を生やし、腕を振り上げる。

「っ…」

「まだ…」

マギ―立希は何とかその場から離れようと体を動かすが、『宝具』を使った反動で一歩も動けなかった。メイジ―立香は何とか立ち上がるが、普段通りに体を動かす事は出来ない。絶対絶命。待ってくれない。マキアはそのまま腕を振り下ろ―

「光MAX!!『集光屈折ハイチーズ』!!!!」

「『心音壁(ハートビートウォール)』」

「!」

―そうとした時、マキアの横から突然の光と爆音が放たれ、振り上げた腕を止める。そして今度は『砲弾』が襲いかかる。

「二人を保護!!注意をこちらに!!」

「ウィ☆!!」

A組のクラスメンバーがギガントマキアの元に辿り着く。立希と立香が戦闘不能になっている姿を確認と同時に行動開始。砂糖が『シュガードープ』で身体強化した体で耳郎と葉隠をマキアの付近まで投擲し、葉隠は光を、耳郎は音を放つ。更に支援にて八百万は再度『創造』し『大砲』を、隣で青山が『ネビルレーザー』を撃ち放つ。

「小蠅が…!」

ギガントマキアが立希と立香を視界から外した時、茂みから芦戸、尾白が出てすぐに二人の元へ辿り着く

「藤丸!お前ら無茶し過ぎだろ!!」

「しっかりして!今度は私が助けるから…!」

二人は藤丸姉弟のを担ぎ運ぶ。

「総員撤退を!!」

救助出来た事を確認した八百万は指示を飛ばず。それと同時に合図を送る。

「撤退の合図だ!」

「OK!!」

「こっちくんなこんやろー!!!」

ギガントマキアの足元。『複製腕』で伸ばした『目』で合図を視認。瀬呂は『セロテープ』、峰田は『もぎもぎ』を周囲一帯に貼り付け、少しでもその場に足止めする。

「立香…貴女はどうしてそんな無茶を…!」

既に意識を無くしている立希と立香を運び撤退するA組メンバー。マキアは…

「おい、マキア。今はそんな事してる場合じゃないだろ?さっさと死柄木の所に行け」

「………主の元へ!!」

荼毘が言うと、マキアはA組を追う事を止め、再び死柄木の元へ移動を開始する。

 




また遅くなります。

次はどの姉弟物語がいいかな…(未定)

  • ジョジョ(第3部かな)
  • RWBY(姉弟+オリキャラ2人)
  • イナズマイレブン(無印、エイリア編から)
  • BLEACH(設定は書いた)
  • HUNTER×HUNTER(念は考えた)
  • 呪術廻戦(設定は書いた)
  • ハリポタ(4部まではざっくり書いた)
  • NARUTO(姉弟じゃないけど)
  • 暗殺教室(設定は書いた)
  • オーバーロード(自信ない)
  • 家庭教師ヒットマンリボーン(未来編かな)
  • ヒロアカ(もう一回。別なつよつよ姉弟。)
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