僕のヒーローアカデミア×Fate Grand Order 作:小野屋陽一
side三人称
「装填!投射!」
立希はグレネードランチャーを装備し、リクイッドに向けて射撃。
「そらそらそらぁ!!」
連続で放たれる砲弾。リクイッドは『水の鞭』を振るい、空中で切断。立希と立香含め、リクイッドの周囲が煙に覆われる。
「…煙幕…厄介…」
リクイッドは周囲を警戒。数秒後、視界の隅で動く人影を捉えた。
「発見。」
『鞭状の水』を横に薙ぎ払う。煙ごとその人影を叩いた。瞬間、鞭状の水が『凍結』した。
「驚愕!これは…っ!」
「『投影:シトナイ』!!」
―オン。容赦しないけど、ごめんね―
再度姿が変わった立希が現れる。アイヌの伝承に登場する女性と憑依し、髪と瞳が淡い水色へと変貌。アイヌ民族の模様が刺繍された振袖を纏い、大剣を装備する。
「単純。水化…いや液体化するなら、凍らせればいい!!ぜやぁ!!」
「っ!」
立希が大剣を振るう度に周囲の水が一瞬にして氷へと変貌。リクイッドは腕を液化しその大剣を回避するが液化した腕は瞬間冷凍される。
「くっ…油断……」
凍結が広がる前に、リクイッドはもう片方の腕で凍結した腕を自切し、元の腕に戻す…が、荒い呼吸をしていた。
「再生…けど体力を使うみたいだ。このまま一気に倒す!」
「問題…無し…っ!周囲の水分…吸収!」
「それはどうかなっ!!」
リクイッドは周囲に『水球』を大量に展開し、立希に向けて投げ放ちつつ、後退。逆に立希は大剣を振るいながら追いかける。水球は大剣に切られる度に凍結し、地面に落ちる。
「早い…っ!!」
リクイッドは掌に水を集め、『巨大な水の手』を形成。正面からくる立希に向けて衝掌を繰り出す。
「ふんっ!!」
立希は巨大な手を大剣を両手で持ち縦に一刀両断。水の手は凍結し崩れ落ちる。
「時間稼ぎ…射出…!」
リクイッドは直ぐに新たな『水球』を作る。今度はただの玉ではなく、鋭利にし、回転させながら撃ち放つ。
「貫け!」
「―させない。」
リクイッドと立希の間に『炎を纏った矢』が通り、放たれた水球が蒸発した。
「何…!」
矢が飛んできた方を見るリクイッド。ビルの上に移動していた立香がいた。
「『降霊:巴御前』…」
―参ります!―
武勇に長け、一騎当千と謳われた平安後期・鎌倉時代前期の人物と憑依した立香。銀色へ変貌した髪をなびかせ、紅い瞳でリクイッドを捉える。額には二本の黒い角を生やし、紅い鎧を身に纏う。手には弓と矢を持ち、再度弓を引いて狙い定めていた。
「ふっ!!」
立香が矢を放つと、矢は空中で炎に包まれる。矢はリクイッドの足に直撃。リクイッドは足を液化し、矢の攻撃は回避した。しかし矢に纏う『炎』が液化した足が蒸発する。リクイッドは先程の腕みたいに、直ぐに脚を再生する。
「馬鹿な…!これほどの熱を……!」
「蒸発に凍結…雨が降ろうと関係ない。貴方はいつまで耐えれるかな?」
「戯言をっ!!」
リクイッドは『水の礫』を立香がいるビルへと撃ち放つ。立香はビルから飛び降り回避…ではなく、リクイッドの方へ跳躍。空中で弓から薙刀へと持ち変えた。
「炎よ!!」
スキル『鬼種の魔』を使い肉体強化。更に落下の勢いと共に、炎を纏わせた薙刀を振り下ろす。
「っ!!」
リクイッドは『水の壁』を展開。薙刀と壁が激突。水の壁は炎によっていとも簡単に蒸発して消える。
「ぐぁ!!!…「たたみかける!!」くっ…!」
水の壁により薙刀の軌道はずれはしたが薙刀から発せられた衝撃がリクイッドを襲う。そして体勢が整うよりも前に立希が追撃。大剣から弓に持ち変え、『氷の矢』がリクイッドの体に直撃。肩、腰、脚が凍結し始める。
「舐め…るなぁ!!!」
リクイッドの胸囲に刺さっていた偽聖杯の欠片が怪しく光る、欠片にある魔力がリクイッドの体を包み、リクイッドの姿を変える。リクイッドは自身を『液化』し、スライムのような姿になる。
『貫け!』
「っ!」
『液化』したリクイッド。空中に跳ねたと同時、全方位に『棘』を展開。道路、ビル、標識、あるもの全てに攻撃。立香は薙刀で棘を薙ぎ払い蒸発させ回避するが次々と生えてくる棘に後退してしまう。
「なら…『シロウ』!!」
立香より後方にいた立希。立希は状況を打破するべく白熊―『シロウ』を呼び出す。シロウは呼ばれると同時、その巨体を丸め、大玉転がしのように特攻する。
『っ!!』
棘はシロウの体を貫通出来ず、崩れそのままシロウの巨体に押しつぶされるリクイッドだが、ひび割れた道路から滲みでて脱出する。そのままリクイッドは体を細く、長く伸ばし、蛇のように縦横無尽に暴れ始める。
『アアアアア!!!!!』
「何か…様子おかしくない!?」
「多分…魔力の過剰摂取で肉体と個性がそれに追いつけてないんじゃない!?」
リクイッドは降り注ぐ雨を吸収し自身を太く、長く再形成。その体はしなり、動く度に周囲の建物を破壊つくす。
「姉!止めるよ!」
「分かってる!!」
『アアアアア!!!!』
リクイッドはまず後方にいた立希に狙いを定め、突撃。真っ直ぐ、槍のように鋭く伸びる。
「ふんっ!!」
大剣に持ち変えていた立希は受け止め、と同時に『液化』したリクイッドを凍結し動きを止める。そして立香はその隙に真横から薙刀で斬り、炎で蒸発させる。
『アアアアア!!!!』
「完全に暴走してるじゃん…っ!」
蒸発させたところから水の礫をまき散らす。それを立香は薙刀を回転させ防御。そして振り払い駆ける、槍状に伸びたリクイッドの体に立香は近づく。そして…
「そこぉ!」
薙刀ではなく、今度は素手。炎を纏いリクイッドの体を掴む。蒸発し、水蒸気が舞う中、『液化』したリクイッドの体内から黒い物を抜き取った。
「よし!」
『アアアアア!?』
偽聖杯の欠片。リクイッドの体内にあった欠片を立香は強引に抜き取った。魔力が無くなったリクイッド。今の状態が維持できなくなり、みるみるうちに人の姿へと戻る。
「これでっ!!」
「終わりっ!!」
「!」
人の姿へと戻ったリクイッドの懐に入った立希と立希。二人の拳にはそれぞれ『氷』と『炎』を纏わせていた。
「無…念…神…申し訳な―」
二人の拳がリクイッドの体に叩き込まれ、宙に舞うリクイッド。その勢いのまま道路に叩き付けられ、そのままピクリとも動かなくなる。
「はぁ…はぁ…ふぅー…終わった……」
「ぜぇ…はぁ…はぁ…欠片…回収…稀にみる強敵だった…」
戦闘終了。気付けばあれだけ降っていた雨は止んでいた。立希は警戒しつつ動かなくなったリクイッドに近づく。
「敵は…気を失ってる…まぁアレだけ魔力使ったらこうなるか…」
「むしろ…気を失うだけで済んでよかったんじゃない?下手したら魔力に耐え切れなくて四肢が吹っ飛んでたかもしれないし…」
疲労しつつも、二人はリクイッドを拘束し、立希が担ぐ。
「それじゃ、近くの警察署に置いて行くよ…本当ならAFOの事とか聞きたいけど、この状態じゃあね…」
「というか居場所知ってるのか怪しいし…いくら刺客とは言え、何十年も隠れ蓑してた人がそう簡単に見つかるわけないでしょ…けどまぁ、一つ分かった事がある。」
そう立香が言う。立希は一瞬なんの事か分からなかったが気付く。
「欠片の一つ、確実にAFOが持ってる。じゃないと刺客なんて送らないし。」
「…最悪だぁ…」
雨が止んだ空を仰ぐ立希。その空はまだ曇天だった。
「―やっぱりナガン…それと…ええと…誰だったか…ああ、そうだ、リクイッドだ。彼もダメだったか…しかし彼は大いに役に立った。コレの扱いが分かって来たよ…けどまだ足りないなぁ…もっと、もっと確かめてみたい。僕はこういう未知な物を知るのも大好きなのさ。」
『完』ってあんな簡単につぶせるんだなぁ
次はどの姉弟物語がいいかな…(未定)
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ジョジョ(第3部かな)
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RWBY(姉弟+オリキャラ2人)
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イナズマイレブン(無印、エイリア編から)
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BLEACH(設定は書いた)
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HUNTER×HUNTER(念は考えた)
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呪術廻戦(設定は書いた)
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ハリポタ(4部まではざっくり書いた)
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NARUTO(姉弟じゃないけど)
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暗殺教室(設定は書いた)
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オーバーロード(自信ない)
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家庭教師ヒットマンリボーン(未来編かな)
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ヒロアカ(もう一回。別なつよつよ姉弟。)