【悲報】人理修復に巻き込まれたンゴwww   作:一般通過マスター

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今回は掲示板は出てこないヨ

てか、星4配布誰と交換しようか悩んでる


神代一という男

おいおいなんだよあのカワイコちゃんは。

黒い鎧に儚げな雰囲気。手に持ってるのはひとつの黒い剣。アーサー王って言ってたからあれがエクスカリバーか?聖剣ってか魔剣だな、あれは。

 

何よりもあの厨二病感が素晴らしい。可愛い+厨二病は最強。はっきりわかんだね。

 

あんな可愛い子なら是非ともお近づきなりたい。となると大事なのは第一印象。インパクトを残しつつ顔を覚えてもらわなくては。

となれば、

 

「所長」

「え?な、何かしら?」

「ビビってちゃ始まんねえ。ここは攻め攻めの姿勢で行くぞ」

「っ!……えぇ、そうね」

「よし来た。所長は俺の隣に来てくれ。ぶちかましてくぞ」

 

 

 

そう言ってハジメに手を引かれたオルガマリー。この時彼女は思っていた。

 

━あ、嫌な予感がする

 

と、

 

 

 

「……ちっ、相変わらずバケモンみてぇな魔力放出だぜ」

「近づいたら押しつぶされそうな、そんな気さえします」

「……っ」

『みんな気を引き締めて……あれ?イッチくんと所長は?』

 

「「「え?」」」

 

 

 

ロマンの言葉に辺りを見渡す3人。

そして見つけた目的の2人の人物。

横に並び、胸を張り堂々とアーサー王を見つめる男とその傍らで青い顔して男の顔をのぞき込む女。我らがハジメとオルガマリーがアーサー王に向かって歩いていっていた。

 

そして、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「控えい!控えーい!ここにおわす御方をどなたと心得る!こちらにおわすは、我らが人理継続保障機関フィニス・カルデア所長、オルガマリー・アースミレイト・アニムスフィアなるぞ!頭が高い!控えおろう!」

 

「「「『(何やってるのあの人(何やってんだアイツ)ー!!??)』」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし決まったな所長。これでお相手さんも『な!?あのカルデアの所長だと!?』的な感じでタジタジだな」

「そうね!ある意味タジタジよ!」

「な、なんだ貴様らは…?」

 

「引かれてるじゃないのッ!」

 

おいおい落ち着けよブラザー。

こういうのはな第一印象はインパクトが大事なんだよ。インパクトさえ残せれば顔を覚えてもらってそこからはもう仲良しこよしの充実ライフが待ってるってもんなんだよ。

 

「ほら見てみろ、興味と尊敬の眼差しでこちらを見つめる愛らしい少女がそこにいるだろ?」

「……私には同情と畏怖の視線を感じるのだけど」

 

なかなか滑り出しは好調。手応えを感じました。

さて、俺も俺で早速頼んでみるとするか。

 

「やい!アーサー王!」

「な、なんだ?」

 

ビシッとジョジョ立ちでポーズを決める。

 

「貴様、かの有名な騎士王で相違ないな?」

「……あぁ、いかにも」

 

重々しい雰囲気。先程までのふざけた空気は消え去り空気が張りつめた。

 

「そうか。……ならば!」

「っ」

 

そして、睨み合う両者。

ハジメはポケットに手を突っ込み、取り出したのは!

 

「俺とツーショットの写真を撮ってください…!」

 

 

 

『「「「「「……は?」」」」」』

 

 

 

アーサー王も含めたその場の誰もが素っ頓狂な声を上げた。

手に持つは転生特典(スマートフォン)を高らかに掲げ、堂々とした出で立ちは勇者のようにさえも見えてくる。

 

「な、何を言ってるんだ貴様…」

「あのアーサー王が目の前にいる。ならば!ここで思い出として写真を撮るのは必然…!だが!盗撮はよろしくない!しからば堂々と頼み込み真っ当に仲良くピースする写真を撮るのがせめてもの礼儀というもの!てなわけでどうぞよろしく!

 

「どいういうわけだ!?」

 

 

 

アーサー王ですら思わず声を荒らげる。

致し方ないことだ。なぜなら彼はシリアス特攻持ちなのだから。

 

困惑するアーサー王にドキドキハラハラしているカルデア面々。そんな彼らを気にすることなくハジメは歩を進めた。

 

「寄るな変態!」

「変態ではない。紳士と呼んでもらおう」

「どの辺がだ!?」

 

剣を向けられてると言うのにその佇まいは堂々と。これは完璧な紳士です(錯乱)

やがて、アーサー王の目の前までたどり着いたハジメ。

それに対してアーサー王は変態を前にした少女のような顔を浮かべていた。そして、

 

「くっ、き、消えろ!」

 

その声と共に振るわれた一閃。

 

「「!?」」

「ハジメ!」

『イッチくん!』

 

剣はハジメの体を両断した。

 

 

 

 

 

かに思われた。

 

「ハァーイ、ジョージィ?」

「「「「『え?』」」」」

 

切り伏せられたと思われたハジメ。しかし、次の瞬間にアーサー王の背後から姿を表した。

 

「な…!どういうことだ…!?」

 

「それは残像さ…」

「訳が分からんッ!!」

 

すかさず体を翻しそのままハジメに向かって剣を走らせようとするアーサー王だったが、

 

「はい笑ってー」

「ちょ、離れ…!」

 

肩を組まれ動きが阻害されてしまっていた。そのままパシャリと小気味いい音が鳴り響き、ハジメのフォルダの中にピースでキラッと輝く彼と驚き顔のアーサー王のツーショット写真が保存されたのだった。

 

 

 

 

 

「よし、離脱!」

 

目的達成!速やかにこの場を脱出せよ。

あ、ついでに仕掛けておこう(▪▪▪▪▪▪▪)かな。一応はね。仕掛けて損は無いからね。

 

「く、待て貴様」

「おいおい俺のケツを追っかけてきて、火傷するぜベイベー?」

 

剣を振り回しながら追いかけてきやがった。

ふ、だが感情的に振るわれる剣というのは軌道が真っ直ぐさ。人の身である俺ですら避けるのは簡単さ。

 

 

 

「……なんであんなデタラメな動きで避けれてんだ?アイツ」

『「「「……」」」』

 

キャスターの言葉に誰も返すことが出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神代一は神童である。

新たな魔術を開発し、そして、戦闘能力も魔術師の中で見てみると最高位な強さを誇る。

彼がカルデアに呼ばれた理由。それはとある人形師との戦いに勝利したことでその実績を買われ、戦闘員としてだった。

 

神代一は魔術師としての才能は最低と言っても過言ではない。

彼の家系はどちらかと言えば魔術師と言うよりも呪術師に近い。

そんな才能が無い中彼が選んだ道は『自分でも使える魔術を開発する』ことと『自身の肉体を極限まで鍛える』ことだった。

 

体を鍛えに鍛え、そして世界中のあらゆる格闘技を調べに調べ尽くし、それらの要素を少しずつ取り入れて自身にもっとも合う戦闘スタイルを生み出したのだ。

 

つまり、目の前に立つサーヴァント、アーサー王。彼女がいかにサーヴァントであろうとそれでもなお彼女の戦闘スタイルは西洋の剣術。

素早く、重く、鋭い攻撃を繰り出そうとその動きを完璧に調べ尽くした彼に当たることはないのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……かの有名なマリー・アントワネットはこう言った」

「くっ…」

 

「当たったら死ぬのなら当たらなければいいじゃない、と」

 

 

 

ふざけているようでその目は真剣。

デタラメな動きだと言うのに実際にまだ一撃も入ってはいない。

周りの面々も勝機が見えた。かのように思えた。

 

 

 

……これはまずいな。

避けれはするが、攻めたらこれ………死ぬな。

 

 

 

調整魔術の回復には弱点がある。それが欠損と脳の破壊。

 

脳の破壊は言わずもがな、脳が無くなれば思考ができない。つまり魔術の発動が出来なくなる。故に頭を潰されては行けない。

 

そして、欠損。欠損した部分の再生(▪▪)は出来ないのだ。いや正確には出来る。ただ、そこに生じる代償があまりにも大きい。

 

ただの傷のみなら魔力で十分。致命傷なら魔力にプラスで寿命を使い回復可能。では欠損は?

 

例えば左腕が吹き飛ばされたとして、無くなったその左腕を再生するというのは『無から有を生み出す』ことと同じだ。それを呪術でするとなると『肉体を素材にして欠損部位を再生させる』ということになる。

 

左腕の再生に使う肉体はそれと同等の量。つまり左腕を再生させるなら右腕、右足、左足のどこかを犠牲にしなくてはいけない。

 

欠損を治すために別の部位を欠損させる。こんなの何の意味もないことはわかるだろう。

傷の回復なら可能。しかし、欠損の再生は不可能。これが調整魔術なのだ。

 

攻めたら魔力放出で体勢を崩され、その圧倒的な火力の剣で体が文字通り蒸発する。

そこまで理解しているからこそ彼は攻めに出ることが出来ていなかった。

 

 

 

斬られるだけならウェルカムなんだがな。

消し飛ばされるのはゴメンだよ。

 

 

 

そう思うハジメ。表情はいつも通り。だが内心自分が勝つビジョンが見えていなかった。

 

人はサーヴァントに勝てない。それはごくごく当然のこと。

どれだけ戦闘技術があってどれだけ強い魔術を持っていたとしてもそれは揺るがぬ事実。

 

その理由として、

 

 

 

「っ!」

 

 

 

飛び退くハジメ。直後に今まで以上の魔力がその小さな体から放たれた。

 

スキル『魔力放出』

 

そう、人がサーヴァントに勝てない理由。それは、サーヴァントが持ち人が持てないもの。

その1つが『スキル』

 

そして、もう1つが、

 

 

 

「━━認めよう、貴様は強い。だからこそ手を抜かずこの一撃で終わらすことにしよう」

「……ガチィ?」

「……卑王鉄槌」

 

 

 

アーサー王のそのつぶやきと共に集約されていく魔力。

 

もう1つのサーヴァントだけが持つ奥の手、それが『宝具』

アーサー王の持つ最強の一撃が今まさにハジメに向かって牙を向いていた。

 

そんな絶望を前にしたハジメは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うはっ」

 

 

 

笑っていた。




感想、評価待ってます。

※感想の指摘で、あー確かにーと思うことがあったので魔術の名前を変えました
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