機動戦士ガンダムSEED 気づいたらニュータイプ?   作:ボートマン

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第10話

「前方にはイージス。後方からデュエル、バスター、ブリッツ」

 

アークエンジェルから発進した赤いメビウス・ゼロはアークエンジェルの後方へまわる。

 

「特に注意すべきはイージスとバスターだな」

 

イージスには580ミリ複列位相エネルギー砲“スキュラ”という高火力の武装がある。

 

バスターは中距離からの攻撃に特化しておりGの中で高火力の機体だ。

 

「キラには悪いがイージスは任せよう」

 

イージスはアスランが操縦しているため、戦いたくないとは思う。

 

だが、今はそんなことを言える状況ではない。

 

「辛いと思うが頑張ってくれよ」

 

そして、戦いの火蓋が遂に切られる。

 

アークエンジェルから発射されたミサイルを3機のGは散開し撃ち落す。

 

ストライクの方を見ればイージスと互いに交差するように飛び回っている。

 

飛び回っている間もキラとアスランはそれぞれの思いを言い合っているんだろう。

 

そんな2機にデュエルが近づこうとしている。

 

「悪いけど、こっちに付き合ってもらう!」

 

近づけさせまいとリニアガンをデュエルに向けて狙い撃つ。

 

牽制で撃った実体弾が命中し、デュエルの体勢をわずかに崩す。

 

「っち!MAが!」

 

「そらそら!」

 

続けてリニアガンを撃ってデュエルの注意をひこうとする。

 

デュエルのパイロットである“イザーク・ジュール”は邪魔に思ったのか、標的をストライクから赤いメビウス・ゼロに変更してビームライフルを撃って反撃する。

 

「よし!そのままこっちにこい!」

 

「ちょろちょろと目障りなんだよ!」

 

メビウス・ゼロはデュエルの攻撃を紙一重で回避しながら、上手く注意をひくことができた。

 

「どうした!その程度か!」

 

「くそ!たかがMAごときがちょこまかと!」

 

「っ!キッツいなぁ!」

 

一発でも当たれば即撃墜の状況。

 

操縦桿を動かしながらアークエンジェルの方を見れば、あちらも弾幕を張ってバスターとブリッツを迎撃している。

 

バスターとブリッツもアークエンジェルに攻撃を集中している。

 

「今が………チャンス!」

 

注意がアークエンジェルに向いている瞬間こそ隙ができる。

 

攻撃を回避しながら、メビウス・ゼロはガンバレルを展開する。

 

「ディアッカ!MAがそっちにいったぞ!」

 

「何?ぐわぁ!?」

 

「ディアッカ!」

 

ガンバレルのオールレンジ攻撃を受けたバスターは大きくのけぞる。

 

のけぞったバスターはフェイズシフト装甲によって機体に目立った損傷はない。

 

だが、オールレンジ攻撃をうけたせいでエネルギーは大きく消費されている。

 

「このお!」

 

ブリッツはバスターを庇うように前に出て、攻盾システム“トリケロス”をメビウス・ゼロに向けてビームを撃つ。

 

「よくもやりやがったな!」

 

やられた仕返しといわんばかりにバスターは220mm径6連装ミサイルポッドからミサイルをメビウス・ゼロへ発射する。

 

「この程度で落ちるかよ!」

 

すぐに回避行動をとってミサイルを回避していると、バスターはその動きを読んで2挺の大型携行砲を連結した対装甲散弾砲を回避した先に向けていた。

 

「こいつで落ちやがれ!」

 

「っつ!くそ!」

 

一か八かネムはガンバレルの一基をバスター目掛けて射出し、スラスターを全速力で噴かす。

 

散弾が放たれ、射出したガンバレルは簡単に破壊される。

 

そして、機体を散弾が掠めるも戦闘に支障はなかった。

 

「危ないところだった………」

 

ガンバレルが一瞬でも盾になったおかげで距離をとることができ、散弾の威力を減らすことができた。

 

「何てパイロットなんだ……」

 

ネムの行動を見たブリッツのパイロット“ニコル・アマルフィ”は驚嘆の声をあげる。

 

あの状況で咄嗟にガンバレルを盾にし、距離を撮って損傷を最小限にしたのだ。

 

「くそ……仕方ないとはいえガンバレルを1基失った。大尉、早くしてくれよ……」

 

ギリギリの状況にネムは早く間に合ってくれと願うばかりだった。

 

 

 

 

 

 




というわけでお久しぶりです。
短くて申し訳ありません。
戦闘シーンって頭では浮かんでも文にするとなかなか難しいですね。

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