機動戦士ガンダムSEED 気づいたらニュータイプ?   作:ボートマン

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第6話

キラ達と別れたネムはパイロットスーツに着替えると、格納庫に向かい自分のメビウス・ゼロに搭乗する。

 

「さて、ああいった手前どうにか乗り切らないとな」

 

機体を起動しながらこの先の展開を思い出す。

 

「敵は対要塞攻略用のD装備のジン3機に鹵獲されたイージス。対してこっちはMA一機だけ、厳しすぎるけどこっちの目的は勝つことじゃないんだ」

 

ザフトとしては絶対にアークエンジェルとストライクはここで仕留めようとするはず。

 

対してアークエンジェルはヘリオポリスから脱出することが最優先事項なのだ。

 

「俺が早くジンを撃墜。できなくても撃退すればいいんだ」

 

アークエンジェルが浮上し始めて僅かに機体が揺れる。

 

そして、アークエンジェルのハッチが開きだす。

 

「さて、メビウス・ゼロ出るぞ!」

 

アークエンジェルから発進したネムは周囲を警戒していると、隔壁に新しい穴を空けてジンの部隊がヘリオポリスに侵入してきた。

 

ジンの後を追うように紅いMSがヘリオポリスに侵入してきた。

 

「やっぱりD装備だし、イージスも来たよ」

 

原作通りの展開にネムは向かってくる3機のジンを見る。

 

2機は両腕に大型ミサイルを装備し、もう1機は肩に背負うほどのランチャーを装備していた。

 

「まずは……」

 

向かってくるジンへガンバレルを展開し、リニアガンと共に斉射して迎撃する。

 

すると3機のジンは散開して斉射を回避する。

 

「よし!狙い通り!」

 

散開することを予測していたネムは、そのまま大型のミサイルを装備しているジンに接近する。

 

「これで……どうだ!」

 

リニアガンを撃ちながら接近しつつ、ガンバレルを展開してジンの持つ大型ミサイルを狙い打つ。

 

リニアガンを回避することに気を取られていたジンのパイロットはガンバレルに気づかず、大型ミサイルをガンバレルの斉射が直撃する。

 

そして、直撃した大型ミサイルはジンを巻き込んで爆散した。

 

「まずは1機!つぎはっとぉ!?」

 

どうにか素早く1機撃墜したネムはもう1機の大型ミサイルを装備したジンを狙おうとした瞬間。

 

自分へ向かってきた緑色の野太い光をギリギリで回避する。

 

『よくもドルマを!堕ちろー!!』

 

野太い光はビーム砲によるもので、撃ってきたジンから発するパイロットの声が聞こえた。

 

「この声って確かミゲル、だっけ?」

 

聞き覚えのある声に一瞬気を取られたが、こちらへ向けられる銃口に気を引き締める。

 

ミゲルのジンはビーム砲の引き金を引いて、野太い光がメビウス・ゼロへと迫る。

 

「なんの!」

 

ビームを回避してもう1機のジンを確認すれば、すでにアークエンジェルに接近していた。

 

どうにか距離をとろうとするが、ミゲルは逃がさないと言わんばかりにビーム砲を撃ってくる。

 

対するメビウス・ゼロはビームを回避するが、ビームは建物や外壁に直撃しコロニーを傷つけてしまう。

 

『ええい!ちょろちょろと目障りな!援護しろ、アスラン!』

 

ミゲルの声に応じてイージスがビームライフルでメビウス・ゼロを攻撃し始める。

 

「ここにきてイージスもか!」

 

ジンとは違ってイージスにはPS(フェイズシフト)があるため、メビウス・ゼロの兵装では太刀打ちできない。

 

「くそ!このままじゃ……」

 

ジンとイージスの攻撃を回避するだけで精一杯の状況にどうすべきかと思案していると、アークエンジェルから何かが発進した。

 

「あれは……ストライク!出てしまったのか、自分が情けないな」

 

あれだけのことを言っておきながら、結局はキラを戦わせることになってしまった。

 

『ん?あれは!?アスラン、そいつはお前に任せるぞ。俺は奴を仕留める!』

 

ミゲルは出てきたストライクを見るや否やメビウス・ゼロをイージスに任せ、標的をストライクへ変更して接近する。

 

「しめた!今のうちに、とはいかないか!」

 

ジンが離れた瞬間に援護に向かおうとしても、イージスがアークエンジェルとストライクの援護に行くことができない。

 

「ええい!相性が悪すぎる!」

 

リニアガンを撃って反撃しても回避され、命中したとしてもPSで対して効果はない。

 

そうこうしている間に、ジンとストライクの戦闘の決着はついていた。

 

ストライクのビームブーメランを回避したのはよかったが、戻ってくるブーメランに気づかずに右足を切り落とされた。

 

そのせいで態勢を崩してしまい、その隙を逃さずに対艦刀“シュベルトゲベール”によって両断された。

 

ミゲルが墜とされたことにイージスは動きを止めた。

 

「しめた!今度こそ!」

 

イージスから距離をとったメビウス・ゼロはそのままアークエンジェルを攻撃するジンに接近する。

 

「いっけーーー!!」

 

接近しながらガンバレルを展開して最後のジンにオールレンジ攻撃を仕掛ける。

 

アークエンジェルを攻撃することに集中していたジンは四方八方からの攻撃にあっという間に墜とされてしまった。

 

「はぁ……はぁ……これでジンは、墜とした。後は……」

 

全てのジンはメビウス・ゼロとストライクによって撃墜され、残るのはイージス1機となった。

 

「こっちは弾薬と推進剤はほぼないから退いてくれ。お願いだから……」

 

イージスはストライクを一瞥するとヘリオポリスから撤退した。

 

「ふぅ~よかった……。あ~しんどい……」

 

たった1機のMAでGを含めたMS部隊と戦って生き残ったことに、ネムはコックピットの中でメットを外す。

 

「けど、これで安心できるわけじゃないけどな~」

 

これからのことを考えて、ネムはひとまずアークエンジェルに帰投するのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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