ガンダムSEED ELPIS   作:明日希

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矛盾する青

「非道いわね、これは……」

 ありきたりな言葉が思わずこぼれていた。辺りに放置された死体と、床に散らばる武器の山。壁にはピンクと白が入り混じった物体、恐らく人間の脳であろうモノが所狭しと並べられている。はっきり言って、異様な光景だ。情報を処理する脳と動揺する心を切り離す。顔を顰めながら受けた訓練に感謝する日が来るなんて思わなかった。それでも込み上げてくる酸味の強い嫌な液体をどうにか押し戻していると、耐えきれなかったアーサーが青い顔で戻ってきた。気遣っている間に、普段の明るさが消え失せた黒髪の監査官が静かな顔で立ち上がり、こちらに向かってくる。

 

「死体を見たところ、まだ腐敗は始まっていませんでした。恐らくガルナハンでの戦闘結果を受けて放棄しようとした所、嫌がった子ども達に抵抗されてそのまま処分でしょう。あんなブービートラップ仕掛けるのが手一杯だったみたいですね。今アスランに消去されたデータの復元させてます。それと、こんなモノまで残ってました」

 

 粛々とした報告の後に薄汚れた手帳を2冊、手渡される。表紙に点々と散らばる赤黒いシミから漂う鉄臭さは気のせいだと自分に言い聞かせながら開き、内容を読み上げる。

「64年7月、11廃棄、3入所。8月、7廃棄、5入所。廃棄率が高いと指摘有り。ノルマのため投薬量増加を検討……記録簿かしらね」

 淡々と出入記録が並べられている。もう一冊は日誌のようだ。めくっていくと終戦してから間もない日付のもので気になる記述を見つけた。

 

「ブーステッドでは薬の消費量が多く、非効率的だと上から指摘。汎用性を高め、友軍との共闘も可能にするよう追加注文。素材調達は困難な状況下のため、今いる素体の廃棄は不可との事。調整、難航。テレジアが心理学に手を出したプラントへの潜入を提案。許可。記憶改竄装置を開発させる事に成功と連絡有り。奪取成功。回収後、被験体M0にて記憶の改竄検証。他人としての記憶の植え付け成功。該当個体は監督役として管理下に置き、経過を観察。同時期に拾った救助者も同様の位置に就かせるよう指示有り。未処理と命令されたため不安要素が残るが、措置は前述と同等とする。投薬も同時に行えるよう装置の改良を始める。改造完了のため拡張版の開発に着手。改良成功。被験体の管理者から異議申し立て、新型の性能テストのサンプルとして処分。新型2番が錯乱したため、心理的負荷のかかる記憶と紐づけたキーワードで制御できるよう再調整を行う。性能試験の結果、通常時の出力は旧型に劣るものの、意思疎通は可能。連携も行っていた。また、調整回数の削減にも成功。以後、こちらへの改良を順次進めていく」

 

 プラントの技術が盗難、悪用されていたという事だ。衝撃的な内容に言葉を切ると、驚いた声が後ろからあがるのと同時に目の前にあった黄色の瞳が伏せられて溜め息が聞こえた。次の瞬間、大きな舌打ちが静かな廊下に響き渡る。驚くものの、怒りを顕にするのは当然だろう。すいませんと断られた後、深呼吸がなされる。その後、真剣な顔で話された事実は、先ほどの衝撃を上回る混乱をもたらした。故郷の技術だというだけでも驚きなのに、自分達が世話になっている人物が携わっていたとは。先ほどの彼に倣って深く呼吸し落ち着いた後、沸々と静かに怒りが沸いてくる。人を救いたいという想いを利用するとは筆舌に尽くしがたい。もちろん、開発した彼女自身に悪意があった訳では無い事は分かっている。欲を言えばもう少し早く情報を共有して欲しかったが、敵に協力したのでは無いかという謂れのない疑惑の目に身内である彼女が晒される可能性を考慮したのだろう。ここで黙ってはいなかった事を信頼の証と受け取っておく。話してくれたお礼を言うと、自覚はあるのか頭を下げられた。事情を知ればギルバートも罪には問わないわと続けると、先程よりも大きく息がつかれ、お礼を言われた。

 足音が響き、アスランが戻ってくる。壁に寄りかかっている死者達を見た後、目を伏せて黙祷する彼に驚きで眼が丸くなった。今は何も言わない彼等が生きていたら私達の脅威になっていたであろうことは想像に難くない。その事は分かっているだろうに、死者を悼む彼の優しさがこんな戦乱の中ではひどく貴重な物に思えた。目を開けた彼に早足で駆け寄ったその右腕がこれまでに分かった事柄を話すと、悔しそうに壁が強く叩かれた。普段の振る舞いや先日のアークエンジェルの一件から、身内や近しい者に彼が人一倍思い入れる気質なのは理解しているため心配になっていると、少し息をついた後、こちらに頭を下げてきた。貴方まで良いわと嗜めると恐る恐る顔があげられる。悪い事をして親に叱られるのを怖がる小さな子供のように見えてしまい、大丈夫よと笑いかけてしまうと、安堵するように息がつかれ、もう一度だけ頭が下げられた。本当に稀にだが、アスランは実年齢よりも大幅に幼く見える事がある。古くから付き合いのあるラーナスだけでなく、後輩であるシンが時折日常生活での世話を焼いている光景を食堂等で目にした事があるのだが、こういった一面が理由なのだろうか。そんな事を考えていたからか、アスランに着いていっていたシンが戻ってきた。

 

 

 

 

「遺伝子操作は間違っているってあんなに言って、戦争までしてる癖に、なんなんですか?! フィルさんが苦しい中頑張って作った、人を助けるための技術を奪って人を傷つけたりするなんて真似は良いって言うんですか? 訳が分かりませんよ! いったい何がしたいんですか、ブルーコスモスの奴等!」

 これまでに判明した事を話すと、拳を震わせながらシンが叫んだ。内容はもっともなので頷きつつ、復元したデータを閲覧していく。画面を動かしていくと、あの頃の俺達と変わらない年頃の少年と共に見覚えのある黒い機体が映し出された。少し指を止めてしまうと、ラーナスが尋ねてきた。

「どうした? 気になるデータか、それ?」

「この機体、先の大戦でのオーブ戦以降で何度か交戦した事があるんだ。最終的には俺が生き残ったが、相当な強敵だった。機体性能を差し引いてもこんなに強い相手ならミゲルみたいに早くから噂が広まっていてもおかしく無かったから、これまで何処に居たのかと思っていたんだが」

「実際はナチュラルに生えてきた天才パイロットじゃなく、あれこれ弄くり回した人体実験の結果でした、と。悔しい?」

 思いもよらない事を聞かれて少し考える。相手の能力が何由来だったかという事は然程重要ではない。思い返すと、彼等の戦い方は味方が死んでも気にしないと言わんばかりに我武者羅で、連携なんて知らないようだった。別に強くなってほしい訳では無い。ただ、この施設の所業を知った今では彼等のあの必死さも理解できてしまう気がした。彼等が自分達の意思で戦場に居た訳ではないかもしれない事に思いを馳せていると、日誌を読み終えた艦長が吐き捨てるように呟いた。

「ブーステッドマンにエクステンデッド。後者の名称に至っては、人間扱いする気すら無いわね。こんな非人道を形にしたような施設、連合が残っている事に気づいたら、確実に破壊しに来るわ。今のうちよ。データは取れるだけ取ってちょうだい」

 頷いて、並行して行っていた作業に注力する。吸い出しは先程ほぼ終わっているが、残した物が無いか念のためにここのストレージをもう一度確認していると、やや青白い顔の副艦長が焦ったような声をあげる。

「艦長! ガイアが近辺に確認されました! メイリンによると、こちらにまっすぐ向かってきています!」

 告げられた言葉は、先程の艦長の危惧を裏付けるようだった。

 

 

 

 

 

「申し訳ありません。処遇はどのようにでも」

「いや、お前だけのせいじゃないさ。俺も迂闊だった。まさか、ステラに聞かれてしまうとはな。アウルの方は落ち着いたが、心配だな」

 ロドニアラボの廃棄処分に失敗し、ザフトに見つかったという情報が飛び込んできて、ステラに聞かれてしまった。末っ子からそれを聞いたアウルが恐慌状態に陥り、宥めている隙にステラがガイアで向かってしまった。ナタルが通信で呼びかけてくれたらしいが、引き止められなかったようだ。今の彼女には素早い移動は難しい。あの少し忙しいけれど凛とした歩みがもう見られない事は分かっていたが惜しいな。そこまで考えて、内心で首を傾げる。彼女と初めて会った時には既にこの姿だった。傷のない時の彼女など知っている訳がないのに、皺一つない通常の白い連合士官服を纏った傷を負っていない立ち姿が脳裏から浮かび上がってくる。頭痛がしたのでこめかみを押さえると呼びかけられた。慌てて意識を戻して詫びをいれると、軽くため息を吐かれる。今後の事について話し合おうとした時、外の通路からこの船の乗員達の会話が聞こえてきた。

 

「それにしても見たか? あの青いヤツの取り乱しよう!」

「見た見た! 『かあさん、かあさんがあぁ!』ってのだろ? マザコンかよ!」

「前黄色いのに手ェ出そうとしたら脅してきたし、気に食わなかったんだよ、いい気味だ! あっちもどっかに勝手に行っちまったんだろ? クッソ、一回無理矢理にでも……」

「止めとけ止めとけ、大佐にキレられるぞ? あの人も急にやってきてアレコレ言うし、あんなモノを人間扱いしてるし、何考えてるんだか。ま、上官サマだから従うけどさ」

「おいおい、ここ大佐の部屋の前だぜ? 声抑えろよ。お前のクビが飛んだら溜まってるツケが返してもらえないじゃねぇか」

 

 話す内容だけでなく声まで下卑た奴等が嗤いながら去っていく。外に飛び出して中身が詰まってなさそうな脳の風通しを良くしてやろうかと思ったが、今ゆりかごの中で無防備なスティングやアウル、帰ってくるはずのステラ達に報復が及んでしまう可能性が頭をよぎり、動けなかった。同じ想いだったのか、唇を噛み切って耐えていたナタルが零すように提案を投げかけてくる。

「あの子が、ステラが帰ってきたら、ここを出ませんか。どこの船も変わりないかもしれませんが、ここよりは良いかもしれないですから」

「都合良く見つかれば良いがね、そんなお優しい女神様みたいな船。それに万が一見つかっても、行動の決定権は俺に無いさ」

 彼女に非はないが嫌味のように言ってしまい、また頭を下げさせてしまった。謝りながら、子供達の事を思う。先の大戦で遭難していた所をジブリールに拾ってもらった時、記憶が無かった。一時的なものだったらしく、一晩寝たら記憶は戻っていたが、先程のように時折覚えてないはずの記憶が浮かんできたりする等、違和感を感じてしまうことが以前は今よりも多かった。そんな自分がひどく不安定に感じていた頃、出会ったあの子達が俺の名前を呼んでくれた時に居場所ができた気がした。だから、傍で支えてくれたナタルとあの子達は自分の何よりも大切な宝物だ。

「無事でいてくれよ、ステラ」

 

 

 

 

 気づくと、ロドニアのラボに居た。あれ、僕、さっきまで……

「2番、何をしている! さっさと動け!」

 嫌な声が響き渡る。うるさいな、考え事してたのに。まぁ、どうでもいいけど。何してたんだっけ……そうだ、射撃の時間だ。手にあるマシンガンを的に向けて撃つ。避けられた。何か言ってるみたいだけど頭に被せられた袋でモゴモゴとしか聞こえないし、的の言うことなんて聞くだけ時間の無駄だ。逃げられるのはいつもの事だけど、今日のはやたらと動く。だんだん疲れてきたのか、遅くなったところに当てた。時間がかかったから、母さんに褒めてもらえないかもしれないじゃないか! 今日はまだ一度も会えてないのに! 腹が立って追加でドカドカ撃ちまくってやる。穴だらけになって、バランスが悪くなったのか、頭の布が取れた。どんなムカつく顔なんだろうと思って見てみると、さっき会うのを楽しみにしていたかあさんだった。

 嘘だ。嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ。母さんはチビ達のお世話をしてるから、こんなとこに居るわけない。顔がよく似てるだけだ。あれでも、あの耳飾りは母さんに僕達がコッソリあげたやつで大事に着けてくれてて、違う違うそんな訳ない、そうだ、この女が奪ったんだ、そうに決まってる。騒いで叫んで嫌な奴を穴だらけにしても、母さんは来ない。いつもなら叫んだところで来てくれるのに、どこなのさ! あぁ分かった、こんなの悪い夢なんだ! ガンガンする頭の中でも、そうだよって言ってくれる優しい声がする。うん、全部夢なんだ。ふわふわした気持ちのまま、目が覚めた。

 いつもの柔らかいベッドから身体を起こす。なんだか嫌な夢を見ていた気がするけど、何だったか思い出せない。待ってたスティングがよく寝てたなって声をかけてきた。身体を伸ばしながら挨拶を返す。

「おはよ。ステラは? 珍しいじゃん、いつもアイツが起きるの遅いのに」

「俺が起きた頃にはもう居なかったぜ。珍しいよな、アイツが一番早いなんて」

 相槌を打ちながら唇をとがらせる。アイツはフラフラしてるし、勝手にどっか行かないように見ててって母さんにも頼まれてるのに。母さん、元気にしてるかな、会いたいなぁ。寂しくなっていると、少し厳しいけど優しい、どこか母さんに似ている人が入ってきた。

「二人とも起きたか。ステラは、その……特別な任務でな。しばらく帰ってこない。私達も待機だ」

「は? ステラだけズルいじゃん! アイツが帰ってくるまで待ちぼうけって……」

「なぁナタル、その任務について詳しいことは分からないのか?」

「私も聞いたが、上から直々のご指名らしく大佐も詳しくは知らないらしい。すまないな」

 少し眉を顰めながらナタルが話す。上のヤツ、俺らは会った事無いけど、いつも二人とも良い顔をしない。さっさと居なくなりゃ良いのに。暇だからバスケにスティングを誘うと、ナタルから訓練は良いのか? と聞かれた。別にザフトの奴らが船に乗り込んで来るわけじゃ無いだろうし。それに、今はなんとなく銃を撃ちたくない気分だった。

 

 

 

 

 

 インパルスに乗って出ると、後ろのセイバーにいるアスランから指示が飛んできた。

「シン! 施設の破壊が目的なら何か特殊兵装が積んであるかもしれない! 爆散させずに無力化しろ、出来るな!」

「当たり前でしょ! 誰に鍛えられてると思ってるんですか!」

 素早く近づいてコクピットの蓋の所だけ斬り飛ばす。離れて確認すると、アスランがセイバーでハイネの時みたいに捕まえた。ガイアの中で爆発が起こったのか、パイロットの額から赤い血が流れているのが分かった。気になって拡大すると、信じられないものが写った。

「ステラ!?」

 叫ぶと、アスランが驚いた声で聞いてくる。

「ステラって……お前がディオキアで助けたあの子か?! 本当に?」

「間違いないです。なんでガイアのパイロットなんて……」

 モニターの不調かと思ってインパルスを近づけてからその場で停止するよう操作した後、ガイアに飛び移る。泳げもしないあの子が連合兵の服を着ている今の光景が何かの間違いだと思いたいけど、モニター越しじゃなくても映るものは変わらない。怪我をしている事を思い出して、手当しようとガイアのコクピット内を漁る。パイロットの緊急時に備えてコクピット内に簡易医療キットを積んでおく事はどの国でも義務化されているから、ガイアの中にもあるはずだ。そう思って探したのにあの赤い共通マークの書かれた箱はどこにも見つからない。ステラから流れる血は止められない。焦る気持ちのまま、とにかくミネルバの医務室に連れて行こうとした瞬間、危なっかしいけど頼りになる人が飛び降りてきた。

 

 

 

 確認のためにかガイアに飛び移った後輩からの返事がなく心配になって下に降りると、青い顔のシンが彼女を抱き抱えていた。ただ事ではない様子に目を見開く。彼女の額から血が流れ続けているのが分かり、違和感を覚える。敵が知り合いだった事が判明して動揺するのは身に沁みて分かるが、普段から面倒見の良いシンが手当を何もしていないのは可笑しい。

「シン、止血は? 医療キットは残っていなかったのか?」

「無いんですよ、空きケースすら! まるで始めから積んでなかったみたいに! 早く、医務室に連れて行かないと!」

 想像よりも悪い答えが返ってきた。念のためにとセイバーから持ってきた包帯と消毒液を渡してやると、シンが震える手で受け取った。治療を見ながら、頭に薄らと浮かんでいた可能性が現実味を帯びてくる。シンも驚いていたように、泳げないと報告され実際の動きも肉体年齢よりも幼く見えた彼女と、コーディネーターのために開発されており、操作もナチュラルには大変なはずのガイアを難なく乗りこなしていたパイロットがどうしても結びつかない。もちろん、戦闘時と通常時の乖離が激しい兵士はいる事は知識として知っている。しかし、正規兵なら機体の墜落に備えて着衣水泳は必修だ。溺れて救助されるなんて事態に陥る訳がない。そして、奪取した機体を任せるほど優秀なパイロットのコクピットに命を左右する医療キットの影も形もない。まるで、性能が変わりない兵士を造れるから命はどうでも良いと言わんばかりに。奇しくも彼等がそういった事が可能な事実は目の当たりにしてきたばかりだ。これらの事実から導き出される結論は限られている。考えをまとめると、焦ったような泣きそうな声でシンが急かすように呼んでくる。軽く息を吸って、口を開いた。

「落ち着け。応急処置は終わったな? 今から姉様に連絡を入れるから」

 赤い携帯電話を服から取り出す。家の緊急用に使われるものだ。無線よりもこちらの方が早い。信じてボタンを押すと、1コール目が鳴り始めて直ぐに声が聞こえた。

『アーちゃん、無事なんでしょうね! 一体何が』

 幼少期の頃の呼び名が聞こえ、そろそろやめてもらう事を頭に留めつつ、それどころでは無いため遮って話す。

「急患です。相手側のパイロットを捕獲しましたが負傷させてしまい、頭部から出血があります。応急処置はしましたが、手当てを」

『基本情報を。分かる範囲で構いません』

「性別女性。推定年齢16。連合から改造処置を受けている可能性あり。今すぐ搬送します」

 横から飛んできた驚いた声を構わずに続けると、一瞬の沈黙の後に凛とした声が返ってきた。

『分かりました。その子は、私が救うべき患者です。受け入れ準備は整わせます。大至急戻ってきなさい』

 通話を切ると、シンに詰め寄られる。再度落ち着くように言いつつ、先程の仮説を話すと大人しくなった。彼女と一緒にインパルスに乗り込んで直ぐにシルエットの素早さを活かした全速力で帰投する後輩を見送って、ガイアを運ぶために俺も戻る。ディオキアで一度助けただけの少女に対してシンは随分と必死だった。何か特別な事情でもあるんだろうか。戻ってから聞くことを検討しつつ、ミネルバに帰った。

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