【妄想小説】劇場版ポケットモンスターXY&Z ~異世界の扉と冥界の灯火《ゼノ・ジーヴァ》~   作:睦月透火

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前々からやってみたかったんですよね……
とある方のポケモン小説でモンハンモンスターの出るヤツ見て触発されましたw

全編通して、アニポケとしてシーンを頭に浮かべながら読む事を推奨します。
拙い妄想小説ですので()



序、1:唐突な出会い

 ポケットモンスター、縮めて「ポケモン」。

 この星の不思議なふしぎな生き物達……あるものは山に、海に、空に、街に。

 

 この世界では、人とポケモン達が仲良く暮らしている……しかし今回は、ちょっと変わったポケモンを巡って、とんでもない事が巻き起こる……ちょっと……いや、すご~く不思議な物語。

 

 

 この少年、マサラタウンのサトシ。

 ……「ポケモンマスター」を目指して、相棒のピカチュウと共に旅をしている。

 

 この物語は、そんな旅の最中……一人の少女との出会いから始まる……

 

──────────

 

 小川のせせらぎと暖かい風……思わずピクニックにでも繰り出したくなるような天候の下、サトシ達は川沿いを森に向かって歩いていた。

 

「ねぇ、サトシ……この先にある【幽玄の森】の噂、知ってる?」

 

ピィカ~(ウワサってな~に~)?』

 

「知らないなぁ……その噂って、どんなの?」

 

「何でも、この森には……誰も見たことないポケモンが居るって噂!」

 

「へぇー、誰も見たことないポケモンかぁ……会ってみたいな、なっ、ピカチュウ?」

 

ピッピカー(あってみたい)♪』

 

「僕も是非見てみたいですね~」

 

「ユリーカも!」

 

 サトシと共に旅をするセレナ、シトロン、そしてユリーカ……

 

「じゃあさ、その【幽玄の森】って所に行ってみようぜ!」

 

「「「賛成~!(ピッカ~!)」」」

 

 不思議な噂のする森へと進む一行……だがその直後だった。

 

「……ぁぁぁぁぁああああぁぁぁぁとぉぉぉめぇぇぇてぇぇぇぇぇ!?」

 

 空の向こうから聞こえてきた声……上空の雲を突き破って落ちてきたのは、一人の少女だった。

 

「サトシ! 空から女の子が……!!」

 

「……ッ!? オンバーン、君に決めたッ!」

 

 サトシは直感で飛行可能な手持ちのポケモンからオンバーンを選び、ボールから出す。

 

オンバーンッ(颯・爽・登・場)!!』

 

「オンバーン、あの子を助けるんだ!!」

 

オンッ(オウヨ)! バーンッ(いっくぜェ)!!』

 

 指示を受け、自身の持てる最大速度で上空を落ちていく少女へ向かうサトシのオンバーン。

 

オンッ(つかまれ)!』

 

「……え……っ?!」

 

 数々の旅を経験した彼のオンバーンは即座に相手の状態を理解し、少女へと接近……見事な空中姿勢制御で自分の背中へと少女を乗せてホバリングを始める。

 

「っし! よくやったオンバーン!」

 

バーン(どうってことないゼ)!』

 

「ひゃあぁ……間一髪ぅ」

 

「大成功ですね!」

 

「……ぁ……ありがとうね、キミ」

 

オンッ(なぁに、キニスンナ)!』

 

「大丈夫~?」

 

 オンバーンの背中に乗った少女を気遣うセレナの声に、少女は手を振って応えた。

 

──────────

 

 オンバーンによって助け出された少女は白いワンピース姿……背格好はサトシ達と同じくらいで、綺麗な銀色の髪の根本だけが少し赤く染まっている……服もほぼ全てが白一色で、所々だけ赤くグラデーションが施されたリボンで飾られており……まるで着せ替え人形にも似た雰囲気を持っていた。

 

「あ、あの……助けてくれてありがとう、もう少しで泥だらけかズブ濡れになると思っちゃった……」

 

(……その程度で済むはず無いんだけどなぁ……?)

 

 少女の発言にシトロンだけが怪訝な顔をするが、サトシ達は全くといって良いほど気付いていない……

 

「危ない所だったな……オレ、マサラタウンのサトシ、ポケモントレーナーだ。

 コイツは相棒のピカチュウ」

 

ピカーチュウ(よろしく)♪』

 

「私はセレナよ、そしてあっちの2人が……」

 

「シロトンです」

「ユリーカだよ」

 

オンッ、オンバーンサトシは、オレとピカチュウのゴジュジンサマだぜ!』

 

「へぇ、キミがこの子達の持ちn……いやパートナーか、改めてありがとね。私はミラr……っと、ミラよ」

 

「ミラ……か、よろしくな!」

 

「ところで、何で空から落ちてきたんです? 空から落下って普通じゃないですよ?」

 

「あ~……その、それはね……知り合いと一緒にポケモンで空飛んでて……ちょと油断して突風に巻き込まれちゃってさ……」

 

ピ~カ~(とっぷう)?』

「突風ですか……それは災難でしたね」

 

「突風に吹き飛ばされて、乗ってたポケモンから落ちたって感じか」

 

「じゃあ、その知り合いさんとポケモンも貴女を探してるんじゃ……?」

 

「あ~、それはぜぇったいに無い……というか、合流場所に行けば大丈夫だから!」

 

「合流場所?」

 

 焦るミラの顔に一切気づかないサトシとセレナ……シトロンだけが少しだけお疑いの様子だが、その思考はユーリカの声に遮られた。

 

「えぇ、この先にある森にね」

 

「ひょっとして【幽玄の森】に?」

 

「そんな名前付いてるんだ……なら確定かも

 

 何やらボソッと付け加えたが、サトシ達はやはり気付かず……シトロンだけが怪訝な顔をする。

 

「じゃあオレ達と一緒に行こうぜ? ちょうどその森にも行こうかって話してたんだ」

 

ピッピカーチュウ(いっしょにいこー)♪』

 

「え、あ……良いの? 別に目的とかあるんじゃ……」

 

「大丈夫だよ、まだ日は高いし、行き先にポケモンセンターが無くてもわりと野宿してて、慣れてるからね~」

 

 実際サトシ達はもう長いこと旅をしている都合、よく野宿する事も多い……子供だけで、という心配もあるだろうが、彼らはポケモン達と一緒なのだから。

 

「……そ、そうなんだ……じゃあお願いしようかな? 旅は道連れってヤツだね♪」

 

「わーい♪」

 

 ユリーカは一時的とは言え同行者が増えた事に嬉しくなったご様子……彼女の兄であるシトロンやサトシ達からすれば、微笑ましい一時だった。

 

──────────

 

 一方その頃、今回の目的地となっている【幽玄の森】では……

 

「ハガネール、はかいこうせん!」

 

「バンギラス、お前もだ!」

 

ガッネールッ(くらえ)!!』

 

 ハガネール達は指示を受け、はかいこうせんを発射……狙われていたのは、白い……いや、白銀の身体をしたドラゴンポケモンらしき生き物だ。

 

《……ッ?!》

 

 撃ち込まれたはかいこうせんを辛うじて避ける銀色のドラゴンポケモン……土煙が周囲を覆うが、羽ばたきでそれを吹き飛ばし、反撃とばかりに前足を大地に叩き付ける。

 叩き付けられた前足が地面にめり込むと、ハガネール達の足元にも裂け目が現れ、そこから吹き上げるエネルギーがハガネールを襲う。

 

ハガッ(なにっ)!?』

ンギッ(下だと)?!』

 

「ハガネールっ?!」

「バンギラス?!」

 

 爆発に巻き込まれたハガネールとバンギラスだが、それを耐えきり傷だらけになりがらも首を振って気持ちを落ち着け、相手を睨み付ける。

 

『……ッガッネール~(んなろぉ~)!』

 

「……ッ、逃げられたか……」

 

 だがその視線の先に相手は居らず、鬱蒼とした森だけが広がっていた。

 悪人面の男女2人は、それぞれハガネールとバンギラスをボールへと戻し、少し離れた位置で見ていた謎の男に近づく。

 

「申し訳ありません、逃げられました……」

 

「仕方ない……だが、今の奴の存在で確証は得た。この森にはやはり在る……異世界の扉が!」

 

 不気味な笑い声を響かせる謎の男……メカニカルな眼鏡に紫色でロングウェーブの髪、見るからに悪役面で白衣の下には、彼の手下らしき2人の男女と同じ様に、サバイバルに適したプロテクターがセットになった特殊なスーツを着込んでいた。

 

「チッ、一足遅かったという訳か……」

 

 ……その一連の光景を、樹上から赤いフードの男が無言で見下ろしていた。

 

「さすがに門がバレるのも時間の問題だな……早くあの小娘を回収せねば、此方の世界にも悪影響が及ぶぞ……全く、姉上は何をしているのだ……!」

 

 彼は男は白衣の男が去る様子を見届けた後、そう呟きながら視線を森の外れへと移す……その先には、小川に沿って道が続くだけだった……




序盤からタイトル詐欺(?)とはいえ、いきなりあのお方達が登場w

そして劇場版ではお馴染みとなったスポット参戦の悪人面トレーナー達。
さらにソイツ等を仕切る、コレまた悪人面の博士っぽいヤツ……
この辺りは完全なる様式美というヤツです。

さて、悪人面達に狙われていた銀色のドラゴンポケモン……
皆さんは見覚えあるかと思いますがどうですか?

そしてタイトル的にはXY&Zですが、クロスオーバー先となるモンハン側は最新となるRISEのネタも含まれていますので面白くなるかと思います。
……で、何でXY&Zなのかって? サトセレやりたいからですよ?

感想待ってます! 次回もお楽しみに♪
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