禁書厨な俺氏、チート勘違い系オリキャラになる -とある科学の物質誘導- 作:村ショウ
ハイテク機器で埋め尽くされた研究所。その機器は普通のものではなく、現代とは30年程の技術格差があるだろう科学で作られたものがところ狭しと並んでいた。
「これはなんの真似だね…? 誘導君」
目まぐるしい早さで才能開花させ、そして反逆してきた若い木原に対して、同じく木原の姓を持つ
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ところ変わって、そこは薄暗い路地裏。夜空には地面を照らす微かな光として、星が輝いている。そして、風すら吹いていない静寂に似つかわしくない、ドス黒い真っ赤な情景が周囲に広がっていた。
「また、クソみてェな手品をやるんじゃねェーよな?」
学園都市最強は嘲笑うかのように、その科学者に問いかける。
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そこは大きく半壊したビル。
無機質な壁の隙間から、何らかの実験に使用されていたと思われる壊れた機材が、建物を支える支柱と共に崩れて穴だらけになっているのが見え、その場所で起きた凄まじい破壊を物語っていた。
「クッソ、またテメェの仕込みか」
学園都市第二位は嫌気が差しつつも、諦めた様相で呟く。
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どこかの一室。僅かながらに犬と葉巻の匂いが混ざった煙が立ち込めている。というよりも、白衣の女の隣にいる犬から匂いが出ていると言うべきだが。
「誘導君の経過は良好、ホワイトタグ」
唯一となり得る木原は、楽しげに資料を確認する。
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崩れ去った日常。
ヒーローの資格無く、ある男が悲劇を回避しようとした末路。そこに皮肉にも平凡な高校生が現れてしまった。
「木原、テメェ。それ本気で言ってんのか?」
拳1つで世界を救ってきた
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何故か感情を揺さぶられてしまう場所。
確かに、そこには薄暗い闇があっても日常と呼べる何かの一部があった筈の場所。しかし、この私は…僕は…俺は…知らない…。
「誘導お兄ちゃん、やっぱり変じゃない…?」
何らの変化を感じた風紀委員の
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その男…いや、その少年の話をしよう。
この学園都市で彼の噂はまことしやかに話されている。
夜な夜なロリ少女を連れ回す不審者の噂、それは裏の部分もある治安の悪い学園都市なら気にも止まらない話。確かに、この噂だけなら唯の不審者か犯罪者の目撃情報でしかない。しかし、そんな噂とは裏腹に影から
その行動目的は統括理事会が考えるプラン遂行の為か、はたまた私利私欲の為か、知るものは本人以外いない。もしかしたら、本人すら気付いていないのかもしれない。
これは
書き溜め分は2018年時点の設定のままだったりする所があるので、間違いがあればご指摘お願いします!