禁書厨な俺氏、チート勘違い系オリキャラになる -とある科学の物質誘導- 作:村ショウ
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木原 幻生みたいなやべーやつに原作開始前に目をつけられた訳だが、どうする?
もしかして︰詰み
その可能性は否定出来ないが、今はあのマッドサイエンティストから那由他ちゃんを守ることが最優先事項だ。早く那由他ちゃんを連れて、記憶上は俺のらしい研究所に行こう。
これって、お持ち帰りじゃね? (唐突な下ネタ)
「誘導お兄ちゃん!!」
外で待っていた那由他ちゃんに呼び止められた。やばいやばい、下ネタに走ってしまう所だった。というか、走ってたが。
「那由他ちゃん、俺が戻るまでの間に何も無かったか?」
とりあえず、あのマッド爺が何もしていないか確認する。
「なかったけど…。誘導お兄ちゃんの方こそ大丈夫?」
「今の所は問題ない。だが、多少目をつけられた」
少しカッコつけているが、こうでもしないと気が抜けて色々やらかして仕舞いそうで怖い。
とにかく監視されている可能性もあるし、ここから離れたいのでバス停へと歩く。
それからバスに乗って少し歩くと、これまた近未来的な外観の研究所についた。ここに来るまで那由他ちゃんは無言だったが何かあったのだろうか。
それを聞くにも、研究所の中の方が良いだろう。入構手順に従いパスワードを入力し、さらに虹彩・指紋認証を行い研究所内部へと入る。
「誘導、来たか。おっ、那由他ちゃんも一緒に来ているのか」
今、挨拶をしてきたのは記憶によると『木原 発火』という人物らしい。外見は名前の割に炎感が一切ない茶髪でその辺にいそうな好青年である。
ここに来て、オリキャラでオリ木原である。少し寒いな、何故だろう。
「あらあら、発火君。那由他ちゃんに声を掛けないでくれるかしら? 貴方が声を掛けると純粋な那由他ちゃんが穢れるじゃない」
と発火に辛辣な言葉をかけるのは毒々しい紫にワンポイント黄色が混ざった髪を持つ女、『木原 硫化』である。こちらは見た目の警戒色同様に毒を吐く。
これまた、オリ木原である。ちなみに、
そう、ここはオリ木原のたまり場だったのだ。(な、なんだってー)
実は木原のたまり場という解釈はあながち間違いではない。うちの研究所は多数の木原を有する事で、いくつもの成果を出している。そのお陰で、予算も豊富らしい。
しかも、今の2人以外にも多くの木原がいるので、色んな科学分野に幅広く対応できるオールマイティな研究所でもあるのだ。(なにそのチート)
あと、今の俺の感覚からするとオールマイティという言葉に違和感を覚えてしまう。ネイティブではオールマイティという言葉は神的な全能の意味なので、殆ど使われないからだろうか。科学サイド的違和感からかも知れないが。
木原になるとネイティブ英語も話せるようになるとかチートだな。(地味)
まぁ、上条さん曰く魔術師はみんな日本語に合わせてくれてるみたいなので、禁書で英語の必要性はないのかもしれないが。
そして、このチート研究所はもう1人のある木原によって、
大袈裟だが対暗部クラスと思っていただければ結構だ。まぁ、産業スパイとかあるし、多少はね?
そして、本題に移る。そう、ここにいる研究員全員への説明である。この研究所を巻き込む以上、木原幻生と会い協力体制になったことや絶対能力進化計画のことについての説明をしなければならないだろう。説明責任と言うやつだ。ちょっと違うけど。
そんなこんなで、俺はタブレット端末を手に取り、スクリーンの画面を見せながら説明を始めた。
「ふーん、そんなことがあったのね」
紫の髪をクルクルと指で巻きながら話を聞いていた硫化姉さんは素っ気なく反応する。
「意外とあっさりしてますね。硫化姉さん」
やっぱり、誘導というキャラに引っ張られるようで、木原 硫化を硫化姉さんと呼んでしまう。というか硫化姉さん、さっきの話に対して、どうでも良さそうに涼しげに言い放ってるが、幻生に敵対する可能性があるのによく平常心でいられるな。
「だって誘導君、幻生に協力する気ないんでしょう? その上で、幻生の研究だけを奪い取る気なわけでしょ?
この話を私達に話したのはその研究をさらに昇華させるため。幻生を出し抜くためでもあるかしら?」
硫化姉さん、深読みしすぎじゃないですかね。確かにこの研究所で原作に登場した科学技術を研究させようと思っていたが、木原 幻生の研究成果まで奪う気はない。正直、研究自体をぶち壊してやりたいし。本音を言えば、色々便利な
「まぁ、元より幻生の研究を成功させる予定はないが、今回関わったからには硫化姉さんの言う通り、こちらが潰される前に幻生を潰さなければならないだろう」
話を切り上げるために、俺は両手をテーブルにつけて、前のめりになりながらカッコをつける。ここのトップなのだから多少なりとも雰囲気を出しとかないとまずいだろう。決して、中二病ではない…筈。この体になってからオーバリアクション気味な気はするが、木原はぶっ飛んでる奴が多いし変には見られないだろう。
「あと、伝導の奴に情報収集、光学君と色彩ちゃんにある技術の開発を頼む事にする。書類はメールで転送する」
一応、忘れないうちに最低限必要なことは言っておく。
ちなみに、伝導、『木原 伝導』は禁書世界での弟らしい。研究以外にもコンピューター関係にも強い科学者で、情報収集はお手の物とのこと。さっきも言ったようなここのセキュリティも担当してもらっている。
光学君と色彩ちゃんは名前の通り光学系に強い。二人には原作開始前に存在する技術だけでも、可能なある技術の開発をしてもらう。
「わかった。二人には俺から話を通しとく。
伝導の奴はいつも通りカメラを通して聞いているだろうから、必要ないだろうしな」
発火はそう言うと携帯を取り出し、二人に連絡を取る。記憶によれば、伝導は研究所にいるものの中々顔を出さないらしい。
「今日はここまでにしておいて、後日、話を詰めようか」
話すことがなくなったので、ボロが出ないうちに俺は話を切り上げる。
「そうね、誘導くんも那由他ちゃんに説明してあげなきゃだしね?」
硫化姉さんは戸惑っている那由他ちゃんの方を見ながら言った。
「確かに那由他ちゃんへの説明は不足していたかもしれません…。硫化姉さんありがとう」
やばい、やばい。上やんよろしく、周りに話さずにヒロインを置いてけぼりするとこだった。やっぱり、那由他ちゃんはヒロインだった?
というか、上やんは『インなんとかさん』や『みこっちゃん』とかを置いて自分だけ突っ込んでいくからな。その性でインなんとかさんという悲しい呼び名までついてるんだぞ……上やんは自覚すべき。いや、危険な場所に巻き込みたくないのは分かるけど。
流石に、既に巻き込んでしまった以上、上やんの真似するつもりはなかったが、意図せず同じ状況になるところだった。さすが硫化姉さん、感謝だ。
だが、那由他ちゃんにどういう意図から幻生に協力し、さらにその研究を潰すという結論に云ったか説明できない。
シンプルに置き去りの子供達の件だけでも良いのかもしれないが、幻生の非道さのある研究成果の奪取については、別の理由が必要だろう。奪取に木原としてなら理解してくれるかも知れないが、那由他ちゃんとして納得してくれるかは別だ。
理由については、帰ってから説明することにして、ここは一旦考える時間を得よう。
そして、那由他ちゃんと共に研究所を後にした。
外に出れば、機密は話せないのでこれで家までは話を先延ばしに出来た。この行動は先延ばしにするのでは無く、タイミングを逃しただけだったのかもしれないが。
オリキャラであり、オリ木原を登場させました。(オヤジギャグ)
『木原 発火』
元々は幼少期に経験した研究所などの火災から着想を得て、そんな火災が二度と起きないように不燃物質の研究を行っていた。
だが、生物由来の天然素材の不燃物質を研究しているうちに、生物の自然発火現象の研究へと変わってしまった。
変質後の発火の研究の具体例として、特殊に調合した薬品により体内の細胞の代謝を飛躍的にあげ、人体と薬品によりリンなどの可燃性物質生成し、一定時間経過後に自然発火を起こす人体発火現象の再現に成功している。
成功した人体発火の原理は人体の代謝をマウスの様な高代謝にすることで、体温を急激に上げ、可燃物の発火点まで上げている為である。特に発火しやすい黄リンなどは44℃程度であり、十分に可能な温度である。また、このリンは人体のエネルギー代謝で重要なATPの構成物質でもある。
『木原 硫化』
硫化物を得意とする木原。主に毒物の生成などに長けているが、元々は硫黄化合物による学園都市などで行う室内型農業プラントの肥料開発や硫黄元素を持つ抗菌物質が始まりだった。実際、硫黄元素はワサビや抗生物質であるサルファ剤においても重要な役割を持つ。
逆に、硫化物は少量でも毒となる物質が多く、有名な硫化水素はATPの生成などを阻害する毒としても知られている。他にも、二硫化炭素なども上げられる。
他の木原は別の機会に紹介しますが、基本的に木原相似や他の木原と同様に善い研究でも破滅的なものへと変質していっています。