禁書厨な俺氏、チート勘違い系オリキャラになる -とある科学の物質誘導- 作:村ショウ
因みに、始まりの日は超電磁砲原作のスタートの意です。
那由他ちゃんと俺は、研究所を出るとバス停まで歩く。既に時刻は研究所を出た時にはお昼はとうに過ぎており、携帯の時計は15時を回っていた。
木原となった為か、何かを思考していないと落ち着かいないので、歩いている間にあることを試してみる事にした。
そう、それは奇襲対策である。
現状、いつ暗部なんかに襲われるかわからない上に、木原 幻生に関わっている以上、主人公組やその仲間たちに捕まる危険性まで有るのだ。警戒するに越したことはない。食蜂操祈とも一時的に敵対する可能性になるのだから能力への対策は必須だろう。才人工房の件を考えるに、ただの科学的な装置だけでは対策しきれない可能性が高い。
本題に入るが、前者の対策は能力によるレーダー的な物の構築だ。俺の能力は精密作業を得意とするが、精神系の心理掌握が十徳ナイフと言われ精神系全般が使えるように、物質誘導はそれその物が汎用性の高い念動系を行使できる。
念動力を利用して周りの空気や物質を支配下におき、その動きを読み取ることで、視界外や背後からの奇襲や視界の悪い状態でも対応可能になる筈だ。電子の動きをレーダーにしている超電磁砲と同じ原理である。イメージとしてはハンターハンターの円的な感じでもある。
ただ、能力射程のカタログ値的には、常用となると有効範囲は50mが限界になるだろう。そうなると、スナイパーライフルなんかの銃器は弱点となってしまう。
逆に、この理論通りにいけば、レーダーの範囲内なら持ち物や隠し武器までわかる精度にはなると思われる。
範囲は狭くても、近接戦闘や市街地戦であるのと無いのでは段違いなので試してみる。
まだ慣れないが、歩きながらも演算に集中する。
すると、世界が変わったように壁を隔てた先まで感じるようになった。感じ取ったデータを脳内で立体に変換してゆく。そうすることで、壁を隔てた先が透視をしているかのように見えるようになった。だが、情報量の多さからか、同時に頭痛が伴う。
さすがに、これを常用するのは思考の妨げになりそうだ。鎮痛剤などを服用すれば、長期間の使用にも耐えられるかもしれないが、負荷は当然かかってる訳なのでその後が怖い。
そして、能力に没頭していたせいか、今までよく見ていなかった風景をみると、何故か嫌な予感と既視感に襲われた。
その既視感は追加された記憶の性ではなく、今見えている風景が、この世界に来る前に画面越しに見たことがある風景だったからだ。
そして、今日の日付がふと頭に浮かんだ。思い出して欲しい。俺が病院で目覚めた日が超電磁砲の始まる前の日だったことを。今日が7月16日で、その始まりの日であることを。
そして、俺はこの場所を思い出した。
この場所は、超電磁砲で主人公4人組がクレープを買っていた公園に面した道だったということも。
さらに、俺はそこで何があったかも思い出す。咄嗟に、俺は歩道の左側を見た。すると、何度も見たことがある何故か昼間であるにも関わらず、シャッターが閉まった銀行があった。
先程の能力によるレーダーには、シャッター越しに炎を使う男を捉えた。
不味い────。
副作用の頭痛でワンテンポ対応が遅れたが、咄嗟に、俺は銀行に背を向けて那由他ちゃんを庇うようにして、倒れて伏せた。
那由他ちゃんを庇う時は、まるで体が勝手に動いたかのようだった。
次の瞬間、爆音とともに熱風と破片が飛び散る。
爆発の衝撃は能力を使って和らげる事が出来たが、ワンテンポ遅れたこともあり、細かい破片をどうにかするには時間が足りなかった。
ある意味、演算能力の限界とも言える。いや、能力を使い慣れていないが為に、演算して発動までのレスポンスタイムが長かっただけなのかも知れないが、どちらにせよ、今はこんなことを考えている暇はない。
そして、爆発による煙が晴れると、俺が那由他ちゃんを押し倒しているような体制になっている事に気づく。床ドンというやつだろうか。後、状況が飲み込めてなくて困惑している那由他ちゃんかわいい。マジ天使。
おっと、危ない危ない理性が蒸発するところだった。一応言っておくが、俺は決してロリコンではない。
じゃあ、なぜ理性が蒸発するんですかね? (名推理)
それはそれとして、那由他ちゃんに怪我はないどろうか。(話をそらす)
「那由他ちゃん、大丈夫?」
「誘導お兄ちゃんのおかげで大丈夫だけど、背中が……」
那由他ちゃんは俺の背中を見て、口を濁した。
さっきまで気にしていなかった性か、全く傷まなかった背中から液体のような物が流れ、痛みを感じる。
というか、かなり痛いんだが。破片とかそのまま刺さってそう。
「これくらいなんともないさ。那由他ちゃんが無事でよかったよ」
那由他ちゃんの前だし、カッコつけて強がってしまった。というか、生ぬるい液体の感覚もあるし、割とガチで洒落にならないほど痛いんだが。
「誘導お兄ちゃん、なんで体の大半がサイボーグである私を庇ったの?」
那由他ちゃんの顔は真剣だった。やっぱり、痛みになれていない性もあってか、オレが痛みを我慢していたことを誤魔化しきれなかったようだ。それで困惑と自責の念を感じている様だ。
しかも、シリアスなムードになってしまった。こういう時は最大限カッコつけるしかない。というかシリアスなムードの性で余計に背中痛い。ヘラヘラとするためにも、もうちょっとギャグ展開の方が好ましい。
「そりゃ、女の子の顔を傷つけるわけにはいかないし。それに巻き込んだからには守るって言ったろ」
俺は痛みを我慢して、渾身の笑顔で言った。守ると決めた那由他ちゃんに少しでも責任を感じさせない為に。
痛みもあり一瞬、ぼーっとしてしまったが原作の展開を思い出した。入り口から犯人が出るはずなので、体を動かして横に倒れるように体制を変え、那由他ちゃんにも常時携帯しているだろう風紀委員の腕章をはめるように言う。このシリアスな空気にも耐えられない。
「誘導お兄ちゃん、ほんとに立って大丈夫?」
横になっていたら、那由他ちゃんに心配されるから立ち上がったが、それでも心配してくれる那由他ちゃんも、マジ天使です。
「大丈夫だ、問題ない」
これ言ったら、死亡フラグになりそうだな。そして土煙がはれて、銀行強盗の犯人達が出てくる。
「邪魔だ、どけ」
3人の強盗犯の中の太った男は、怒声を上げながらこちらに向かって走ってくる。
「
そして、いとも簡単に那由他ちゃんに投げられる太った男。
うわ、幼女強い。那由他ちゃん、サイボーグだから見た目に反して力があるのは当たり前か…。
「
発火能力を持った男が、手に炎を纏い襲いかかる。
「
そう言った彼女を俺は知っていた。彼女が原作キャラの白井黒子である事を。登場するタイミングが遅い気がするのは、俺達がいたからだろうか。そう言えば、原作では太った男も白井 黒子が倒したんだっけ。見せ場を奪ってる気がするが気にしない気にしない。
「その必要は無いよ、お姉さん」
そう言うと那由他ちゃんの回し蹴りが、炎を使う犯人の腹部に炸裂した。
「能力者のスキをつけばこのくらいなら私にもできるよ。それに、私にこれを教えてくれた数多おじさんは『これを極めれば学園都市第一位の奴も怖くない、少なくとも俺は勝てる』なんて言ってたけど、どうなのかなあ?」
やっぱ、白井 黒子の見せ場が潰れてますやん。原作最初のレールガンの解説とかどうすんのこれ。
発火能力の男はそのまま体術で那由他ちゃんに取り押さえられてるし。と言うか、那由他ちゃんに体術掛けられるとか羨ましい。
いやいや、これは紳士としてあるまじき発想だな。反省、反省。
ひとまず目の前の強盗が制圧されて安心してしまっていたが、佐天さんと犯人の一人が見えた。
助けに入ろうとも思ったが、怪我のせいで演算が上手くできず、その間に佐天さんは原作通り子供を守ることに成功するものの振り払われ、その隙に犯人は車に乗った。
まぁ、その後犯人は原作通り超電磁砲でやられたんですけど。 インフレするとはいえ、実物の超電磁砲は大迫力だ。
という訳で、俺の出番などなく事件は終わった。俺はただ怪我をしただけである。事件解決のなんの役にも立っていない。やっぱり、超電磁砲の初期ですらこんなダメージを負っているようでは駄目だ。遠いが、もっと強い力を手に入れなければ…。
「そこの貴方、事情聴取に協力していただけませんでしょうか?」
白井 黒子がテレポートをして、こちらに駆け寄ってきて事情を聞きに来た。
「構いませんよ」
いくらこちらの研究所が暗部よりとはいえ、面倒ごとは避けたい。取り敢えず、了承しておこう。身分的にはただの学生だし。
「あら、貴方怪我をしてますわね? 救急車ももうすぐ来るでしょうし、事情聴取は後にしても構いませんが」
「そうさせてもらいます」
俺は救急車に乗ると分かり気が抜けたためか、意識を手放してしまった。
ーとある病院ー
目を覚ますと、目の前にはカエル顔の医者がいた。
「僕はお金は後でいいとは言ったけど、態々怪我をしてから来なくてもいいんだがね? もしかして、君ナース
カエル医者が目の前で、同族ではないかと聞いてくる。俺は両生類じゃないぞと言いたい。
「俺としては那由他ちゃんがナース服を着たら可愛いだろうなーとは思いますけど、(別にナース属性じゃ)ないです」
「流石の僕でも、ぺドフィリアの治療は専門外だね…」
カエル顔の医者は若干引いた顔をしながら、冗談めいた口調で話す。
「いえ、別に俺はぺドフィリアという訳ではないのですが」
俺の何処がぺドフィリアなんですかね…。某アニメ(漫画)で分かる心療内科で言ったけど13以下と性行為をしたいと思わなければ、小学五年生のランドセル少女とキスしたり、手を繋いでもぺドフィリアじゃないって知ってるんだぞ。(曲解)
社会倫理的にはアウトだけども(ボソッ
まずもって、Yes ロリ,No タッチだ。それが出来ない奴はロリを愛でる資格などないのだよ。お風呂に入った一方通行さんは保護者だから、ギリセーフという事にして置こう。(謎の上から目線)
「そうかね。あまり患者と長話も良くないし、僕は退散させて貰おうかね? それと君に見舞いに来た子がいるみたいだよ」
見舞い? 誰だろうか。
一方通行や幻生が別の意味の見舞いしに来たら、笑えない。ハハワロス
「誘導お兄ちゃん。大丈夫?」
可愛い声とともに、ドアからちょこんと顔を出す那由他ちゃん。流石に那由他ちゃんか。本当に那由他ちゃんで良かった。というか、那由他ちゃんの心配顔でも全回復しそう。
「あぁ、大丈夫だよ」
見とれてしまったが、とりあえず返事をする。
そうして、ダメージを負ってしまったが原作初日を何とか乗り切ることに成功した。おかしい、まだ比較的事件規模が小さい超電磁砲の筈なのに…。
主人公は中身一般人なので、禁書世界でもよくある負傷状態による戦闘は厳しいです。
連続で事件にあって、怪我をしても次には回復してる上条さんは化け物すぎる。