TS魔法少女がまぁまぁ優しくない世界で頑張るハナシ   作:のへてみこそ

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プロットなどはないのです。
進み具合がおそい気もする。


疑って、洗われて

なんかかわいい子だったなあ。そんな感想を抱いております。

外見詐欺師の自分は、家路を電車に揺られていました。

 魔法少女のコスプレ風衣装を長い間着るのは、精神的なスリップダメージが発生するためにそうそうに変身をといた。

そうすると変身の恩恵は受けられないために、ゆっくりと過ぎ行く町並みを眺めているのです。

 あとこのマスコット、正式名称が妖精さん、というらしい。

まあ、どうでもいいけど。家に帰ると母がパートから帰っていた。

「ただいまー」

「あらぁ、どこかに出かけていたの?」

「ちょっと、友達ところに出かけていたんだ」

ふと今思ったけど、パートとアルバイト違い言って何だろう?

心に浮かぶ不思議なことが、川に浮かぶ水の泡のように浮かんでは消えていく。

とりあえず、マスコットないしは妖精さん、彼が起きるまですることがないから。

魔法少女についてパソコンで調べてみる。

ふむふむ。一番最初に出てくるのが、政府関係のホームぺージか。というか、魔法庁なんて存在していたのか。

私がこれまで生きていた中でたくさんの情報に触れてきたけど、記憶の中には残っていないなあ。

そんなものがあったら、昔の頃と比較して気になっているはずなのに。

少しづつ降り積もっていく。

SNSも見てみるか。

とくに情報はなし。

 

 

「そういえば、ジェットコースターみたいな衝撃を感じた時から記憶がない」

「おぉ、目が覚めたの、結構起きないから心配したんだよ」

 ベットの上でタオルケットをかけておいた白いフェレットが目を覚ました。

彼は天井を見て何かをつぶやきそうになって、慌てて口をくっつけた。

そして、取り繕ったように会話を始める。

「そういえば、キミはモンスターを倒したのかい、一人で」

「そうだよ、チュートリアルでもあったの?」

「初めての戦いは、場に飲まれることが多いから、その様子だと何の問題もなさそうだね、よかった」

「あら、心配してくれるんだ」

「あの光景は。いや、なんでもない」

「何口を滑らしているの。そういうのは心の奥深くにしまっておかないと。そういえば、契約書とか給料体系とかどんな感じなの」

「?」

彼は器用にも尻尾を使って、?のマークを描いた。

おお、うまい。思わずかわいいと思ってしまった。それはさておき。

「いや、例えばモンスターとの戦いで負傷した場合はどうするの?」

「基本的に魔法庁の医療センターで治療を受けてもらよ。もちろん無料でね」

「ふーん。それでお金は?」

「倒したモンスターの質と量で一般化されて、MAGICポイントが支給されるよ」

「MAGICポイント?何それ」

「専用のアプリをインストールすると色々なものと交換することができるんだよ」

 

 まあ、少女と呼ばれるような年頃の人たちがいきなりお金を入手できても、あまり良いことには使うことはないもんね。宝くじがあった人の末路は良くないってよく聞くし

いちおう税金対策とかも考えているのかな。まあそもそも、命かけた対価がお金で評価されてしまうのも無理な話だけどね。

それに、自分ら、未成年だし。色んな疑問は残るけどね。今はまだ、まだね。

「ふーん。まあ、いいか。ご飯食べに行ってくる。じっとしていてね」

自分は扉を開けて、下の居間へと降りていく。

 

 

妖精は彼女がいなくなるのを見ていった。

「末恐ろしいな子だな」

その尾はピンと直立していた。

 

 

魔法少女ってどんな仕事?アルバイト?なのかな。母の美味しいご飯を食べながら、

居間に流れているTVを見る。

そこにはちょうどいいことに魔法少女のニュースが流れていた。

それは魔法少女がモンスターを倒しているという最低限の情報だけで構成されていた。たんなる事実の平叙文は直ぐに過ぎ去っていく。

もっと、詳しい情報が知りたいな。

けれどもすぐに違うニュースへと変わってしまった。

 むむ。

「ねえ、母」

私は母に問いかけてみることにした。

「魔法少女って何?」

「魔法少女?」

母は、私が居間に放り投げた言葉を、それを手のひらで2,3階転がした。

スマートフォンに向けられていた視線が戻ってくる。

「あんまり知らないね。でも、どうしていきなりそんなことを」

ふーん。そんなことねぇ。

それははたして、そんなことで済ましていい問題であるのだろうか。

心の中で降り積もったきた疑いの種は少しづつ、芽をひらかせてきた。

「何でもないよ」

私は首を横に振った。

私は食べ終わった食器を台所で軽く洗浄してから、洗浄器の中に放り込んだ。

「部屋に戻ってるね」

自分は階段を一段とばして、妖精さんの元へ戻っていった。

 

「妖精さん。私、魔法少女になってもいいよ」

白いフェレットの尻尾が風にたなびくこいのぼりのように揺れている。

「本当に!それはありがたい。感謝する」

「少しばかりお願いがあるんだけどね。それはまた後での話にしておくとして」

自分はそこで一端、息を切った。

「これからよろしくお願いします。マスコット」

「マスコット、か。まあいっか。本当にありがとう」

 

 

翌朝。

初めて知ったけど、妖精も睡眠はとるんだなあ。朝まだ、鳥たちのさえずりがBGMとして町に響いている中

私はパソコンの画面と睨めっこしていた。色んな国々のニュースを見ては、この先にどんな出来事が起きるのか

軽くフローチャートを組んでいた。

あんまり、時間をかけてもろくなことにはならないけど。手頃なところで止めて、椅子の背もたれに寄りかかる。

こんな似なくてもいいのになあ。

誰の為でもない独り言は眠ったふりをしている妖精の耳に届く。

自分はそれに気づかないままパソコンの電源を切った。

さてと、そろそろ下に降りるか。

枕と枕している、愛くるしいフェレットはその尻尾を大事そうに抱えている。

それを横に見て、私は扉を開ける。

 

 

大人経験者にとって、小学生の勉強はとてもつまらなく感じる。だから、私は屋上で風を感じている。

何度経験したらわかってくるのだけど、風といっても色んな風があるから意外と飽きないもの。

今日も持ち込んだ本とクッションにもたれかかりながら時間が降り積もっていく。

 

だから彼女の訪問は予想外の出来事だった。

いつものように屋上の日陰に佇んでいる。

そんな時、建物の影ではない影がページ降り落ちた。

顔を上げると頬っぺたをつままれた。むにってされた。

 

艶やかな黒髪が肩、胸、腰、末広がりに広がっていく。

「つぐみ、またこんなところで授業サボってたのね。まったくもう、私がいないとダメなんだから」

彼女の瞳は自分には少し眩しすぎて、ちょっと気おくれした。

「退屈。だから、抜け出しちゃったんだよ。それこそ、かなは大丈夫なの。授業うけなくて」

彼女の髪が風に揺れて、柔らかい風がこちらに漂ってくる。

「そう。だからね。連れ戻しに来たんだよ」

「わかった」

私は両手を上にあげて降参の意を示した。すると、かなはどこからともなく取り出してきた縄で私の両腕を縛った。

「かな」

「どうしたの?つぐみ」

「これ、何?」

私は縛られている両手上げて、首をかしげた。見よう見まねで結んでいるのかほどけないようにするのが難しい。

「先生がこれを使ってって、私にくれたんだ。それとほら」

かなは首に下げている許可証を誇らしげに私に見せた。

「これもね、先生が作ってくれたの。許可証。これは授業中につぐみを捕まえに行った時、他の先生に勘違いされないようにだってね。これを見せるとお疲れ様ですって言ってくれるの、凄いでしょ」

嬉しそうな、かなの姿にほほが緩む。

「ふふ、かなわないな」

自分は少しだけ嬉しかった。

 

 




ちなみに設定によると、この世界では自衛隊は外のモンスターを警察は魔法少女"など"と協力して内のモンスターを倒して、治安が維持されています。
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