仮面ライダーFIRX ~歌と夢が煌く万華鏡~   作:名もなきA・弐

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 今回は説明回です。

少し修正しましまた(2022/10/12)


EP1-0 胸の歌、ユメトガヨク

『あーらら……やっぱりこうなりましたか』

 

シンフォギア装者たちとゴーレム・アヴァストル、そしてフィルクスの戦闘を観戦していた赤いアヴァストルはそう独り言ちた。

変異したチンピラにディスクを渡した張本人でもあるため、念のため監視していたが手に入れた魔法を使いこなすこともなく、呆気ない敗北を迎えた。

普通なら焦るか怒りを露にするのだろうが、これは彼にとってはほぼほぼ予想通りの展開だ。

元から大した期待もしていないし、見込みがあったわけでもない。

ただ、何となく面白そうだったから選んだ……ただそれだけのこと。

そんなことを考えていた時だ。

 

『……うぅっ』

 

唸り声をあげながら、一体のアヴァストルが荒れ果てたゲームセンターの中に足を踏み入れていた。

全身を包帯のような汚れた白い布で巻き付けており、僅かに見える隙間からはジッパーが見える。

両手首や頭部には金と青の装飾や王冠が施されている姿はまるで、乾燥し朽ち果てた身体を僅かな布切れで必死に補う生ける屍のようにも、古代から蘇ったファラオのようにも見えるだろう。

顔に貼り付けられたデスマスクの顔を左右に動かしながら、何かを探すように歩き回るアヴァストルに彼は呑気に挨拶する。

 

『どーもどーも。あなたのお友達、警察の皆さんに連れていかれちゃいましたよ?』

『あぁ……!』

 

赤いアヴァストルの言葉に『マミー・アヴァストル』が遺憾の意を示すように唸る。

本来ならマミー……ミイラ男は怪物や妖怪の類ではないのだが、映画やメディアで誇張された様々な情報や憶測が飛び交い、その影響を受けた人々のら恐怖や好奇心が『概念』として世界に残り、強制的に幻獣へと昇格されてしまったのだ。

閑話休題、話を戻そう。

「納得いかない」と言わんばかりに身体を揺らすマミーに、赤いアヴァストルは手を顎に当ててしばらく考える。

久々の『当たり』に機嫌を損なわせるわけにもいかないかと、小さく息を吐いて自らの胸元に触れる。

 

『膨れ上がった願い()は大きな欲望となり、そこから生成される魔力(デザイアエナジー)は現実を捻じ曲げる強い魔法となる』

 

そうほくそ笑む赤いアヴァストルはそこから球体状の『何か』を取り出すと、躊躇なくマミーへ捻じ込んだ。

球体はゆっくりと、まるで身体へ沈んでいくように侵入していく。

 

『ぐっ、うぅっ!?』

 

遺物が入り込んでいき、呻き声を漏らす。

やがて完全に体内へと取り込まれた瞬間、変化が起こった。

 

『うっ、ううっ!!がががあああああああああああっ!』

 

呻くミイラ男の全身にいくつかあるジッパーが一斉に開き、そこから禍々しい色で彩られたエネルギーが包み込んでいく。

 

『私からの特性「ギフト」です。そんじゃ、後はご自由にー』

 

その様子を満足したのか、赤いアヴァストルは手を振ってその場から立ち去る。

そんな彼の背後で、貪欲の災厄が再び動き出そうとしていた。

 

 

 

 

 

これからどうするんだろう……。

響はぼんやりと考えていた。

少し視線を傾ければ素顔を露わにした拓斗が頬を染めながら周囲を忙しなく視線を動かしている。

見れば時折、掴まれている自分の腕……というよりは腕を組むように拘束しているクリスの胸元に視線を向けては更に顔を赤くしてる。

その様子に少しだけ頬を膨らませる、どうやら未来も同じ心境らしい。

拓斗の両隣まで歩き、そのまま何食わぬ顔で脇腹を摘まんだ。

 

「っ!?」

 

一方の拓斗も痛みに堪えながら同様のことを考えていた。

アヴァストルの反応を追ってバイクを走らせ、変身して撃破したまでは良かったが知り合いは変な装備で戦っているし目の前の巨乳美少女には拘束されるしで何が何だか分からない。

おまけにフードを外されたからまともな応対も出来ないし、何故か響と未来の機嫌が悪い。

脇腹への痛みに堪えながらも、ヘリから降りた響たちに連れられるように今度は巨大な潜水艦へと入っていく。

 

(な、何っ!?俺、一体何をされるのっ!)

 

パニックになっている頭では整理しきれない状況に拓斗は増々焦りを強めていく。

しかし、それでも、これから待ち受ける未知に対しては、出来る限りの覚悟を決めた。

やがて足を止め、扉を開けた瞬間だった。

最初に耳にしたのは何度も鳴るクラッカーの音、そして陽気に鳴るパーティーグッズの玩具の音……。

 

「ようこそ!S.O.N.G.へ!」

 

拓斗を最初に迎え入れたのは、赤いシャツを着た勇ましい体躯と顔立ちの男……弦十郎だった。

両手を広げて「ウェルカムッ!」と言わんばかりの態度を取っており、後ろには藤尭と友里、エルフナインたち全員が響へ視線を向けて人によっては笑いながら拍手を響に送っている。

ご丁寧に内装も豪華な装飾が施され、料理やお菓子に何故か達磨まで置かれていて、上には「熱烈大歓迎!拓斗様☆」と書かれた垂れ幕まである。

 

「……ふえっ?」

 

あまりの出来事に拓斗も可愛らしい顔に疑問符を浮かべて小首を傾げる。

響は何処か見たことある光景に苦笑いし、切歌は目の前のお菓子類に目を輝かせ、クリスは眉間を揉んで溜息を吐く(ちなみに調は達磨に何故か興味を持っていた)

組んでいた腕をクリスが解いたことでようやく自由になれた拓斗は呆然と立ち尽くすも、弦十郎が笑顔で挨拶をする。

 

「初めまして、だな。俺は風鳴弦十郎、ここの責任者ってのをやってる」

 

親指を立てて自分を指しながら気さくに笑って自己紹介をするその裏表のないその言動に、警戒心が解けた拓斗が返す。

 

「は、はい……あのっ、なな何で俺の名前をっ」

「すまないな。少しだけ君のことを調べさせてもらった」

 

「情報調査はお手の物でね」と笑いながら彼は拓斗の肩を叩く。

若干気の抜けた返事を返しながらも、弦十郎はプロフィールが載っているらしき資料に目を通し再度彼に視線を向ける。

その視線の意図に気づいた拓斗は溜め息をついて頷く。

ここに来た時点で隠す必要もない、だったらもう個人情報でも何でも話すというある種の諦めを感じていた……ここにいる人物たちから悪意を感じなかったのも理由だ。

 

「えっと、その……///」

 

周囲の視線が自然と自分に集まる。

しかし、顔を見られているという羞恥から口は開けど言葉を紡ぐことは出来ず、段々と頭が煮立っていくような緊張感が募っていく。

涙が溜まり始めた時、「あのっ」と挙手した存在がいた。

 

「師匠!拓斗はフードを被っていないと喋れないんです」

 

響だ。

パニックになりかけている拓斗を見かねて、慌ててフォローする。

全員が疑問符を浮かべる中、未来は困ったように笑って続ける。

 

「拓斗、昔から女の子みたいな顔と体格で揶揄われたことがあって……それで、顔を少しだけ隠すようにしているんです」

 

宝生拓斗は、生まれつきの男の娘。

今でこそ諦めている節はあるものの、声変わりしても高い声とやや低い身長、特に少女のような柔らかい顔立ちは他人に見られるのを好まない。

嫌いなわけじゃない、ただ恥ずかしいのだ。

拘束するクリスを未来がどかし、響にパーカーのフードを被せられた拓斗は一回二回と深く深呼吸する。

 

「……すんません。取り乱しました」

「いや、こちらこそすまなかったな」

 

互いに軽く謝罪したことで、ようやく本題に切り出す。

 

「まずは、あの怪人が何なのかだ?もし、知っているなら教えてくれないか?」

「……あれは『アヴァストル』。人間がカレイドディスクを使って変異した姿です」

「はぁっ!?……てことは、あの怪人が人間が自分の意思で変わったってことか!?」

 

驚くクリスだが、無理もない。

彼女たちが敵対していた相手は、人知を超えた存在や錬金術師など異端技術に携わっていた者たちが大半だ。

しかし今回の敵は極めて普通の人間が、それも洗脳などではなく自らの意識で怪人になったということになる。

動揺を隠せない彼女たちに拓斗は頷き、未来が次の質問をする。

 

「ねぇ。そのカレイドディスクって何なの?」

「幻獣や聖獣、妖怪や悪魔などの概念を封じ込めた道具のことさ」

 

そう言って机に置いたのはラメが入ったような綺麗なミニディスク状の物体。

アメジストに彩られた「バルムンク」の英字が刻まれているそれを指で弄りながら、拓斗が説明を続ける。

 

「俺も詳しくは知らねぇけど、世界中に伝わる神話や伝承、近現代の文学作品に登場した存在は俺たちの人間の願う力によって一つの概念として留まり続けている、らしい」

「概念、デスか?」

「『あの幻獣には恐ろしくも悲しい逸話がある』・『この妖怪はこの地域に生息する』といった具合に、恐怖や信仰心などは対象へのイメージ……『こうであって欲しい』という願う力が蓄積されている。カレイドディスクは、その結晶化されたエネルギーを再生することが出来る」

「まるで、哲学兵装みたい……」

 

調と切歌がまじまじとカレイドディスクを眺める。

しかし、ふと気づいた未来が質問する。

 

「少し話がずれちゃうけど、聖遺物の概念を持つカレイドディスクってバルムンク以外にも存在するの?」

「一番最初期にいくつか製作されていたらしいんだが、幻獣のカレイドディスクが出来てからは作られていないらしい」

 

聖遺物のカレイドディスクはオリジナルと比べて出力が劣るため、幻獣のカレイドディスクをメインに製作するようになった。

「続けるぞ」と拓斗がバルムンクのディスクを懐に戻す。

 

「アヴァストルは、人間が持つ夢と幻獣の概念が混ざり合った『デザイアエナジー』を纏うことで人間が変異するんだ」

「デザイアエナジー!?」

 

聞き慣れない単語に大きな反応を示したのは、話を黙って聞いていたエルフナインだ。

目を大きく見開いた彼女に弦十郎が顔を向ける。

 

「知っているのか?エルフナイン君」

「はい。錬金術は異なる『夢を現実のもの』とする理論……俗に言う魔術や東洋の陰陽術に該当する異能のことです」

 

まさか錬金術以外の異端技術が出てくるとは思わなかったのだろう。

いつもよりテンションが少しだけ上がっているエルフナインだが、響や切歌のようなお気楽コンビは話題についていけていない。

そして、拓斗も困ったように視線を逸らす。

 

「正直な話、奴らに関しては俺も詳しいことは分からないんです」

 

「なので」と拓斗は近くにあったリュックサックを手に取ってファスナーを開ける。

するとしばらく内側から『何か』がもぞもぞ動き、そして。

 

『あー……狭かった』

 

そこから出てきたのはアメジストの瞳を持つ小さな黒猫……のぬいぐるみ。

デフォルメされた体形に緑色のブーツを身に着けた『それ』は二足歩行でゆっくり伸びをすると、周囲の困惑する視線に気にすることなく一礼する。

 

『初めまして、だな。僕は「ラプソ」……ごく普通の魔道師さ』

 

爽やかな青年の声で流暢に名乗り、弦十郎に手を差し出す姿に彼も握手をする。

互いに友好な態度を示すと、満足した黒猫は解説を始める。

 

『まずは前提から説明しよう。デザイアエナジーとは夢を願うことで生成される魔力、これを消費して間接的に夢を叶える異能を魔法や魔術って呼んでいる』

「あの、その『夢』って何なのですか?」

 

まるで講義への質問をするように挙手したのは調だ。

心なしか目を輝かせている彼女にラプソは「良い質問だ」と楽しそうに答える。

 

『夢ってのは生物が持つ自分だけの欲求や欲望……「ああいう風になる」・「こうする」といった強い我欲。これらをひっくるめて僕たちは「夢」と呼んでいる』

「でも、夢を持たないで普通に生きている人もいるデスよ?」

『そういった人たちは無意識の内に「生きる」という漠然とした夢を抱いているんだ。大なり小なり、全ての生物は「夢」を糧に生きている』

「要は、欲望を綺麗に言い換えたのが夢ってことか」

 

分かりやすい解説と、クリスが簡潔にまとめたことで響や切歌もある程度は理解出来るようになってきた。

ラプソが話を続ける。

 

『魔法を使う者は「魔道師」って呼ばれている。そして、アヴァストルは夢見る異形……人間がカレイドディスクを使って強引に魔道師へと変異した姿だ』

「でも、元は人間なんだよね?だったら、説得することだって……」

『それは少し難しいね』

 

「そうだな」としばらく考えるような素振りを見せるが、口を開いたのは拓斗だ。

 

「例えば響。お前が『世界を平和にする』という夢を抱いた時、お前はまず何をする?」

「うえっ!?えっと……」

 

急な質問をされた響は、あたふたしながらも答えを出す。

 

「みんなと仲良くなる、とか」

「だよな。じゃあ、次の質問だ。『仲良くなるために悪党や周囲の人間を殴り飛ばして無理矢理友達になろう』って考えたことはあるか?」

「ないよそんなのっ!?」

 

続けて提示された物騒な質問に驚いて叫ぶ。

仲良くなるために周囲の人間を襲う?明らかな矛盾だし、平和のために暴力行為に走るなど本末転倒だ。

しかし、その返答に満足したラプソが頷く。

 

『普通なら思わないのが当然……けど、アヴァストルになった人間には倫理や論理なんて通じない。自分の夢を叶えることさえ出来れば、誰かが犠牲になろうと知ったことじゃない』

「見果てぬ夢を叶えようとする者……それが欲望の災厄(アヴァストル)ってわけさ」

 

アヴァストルに変異した人間は、幻獣のデザイアエナジーによって自身の夢が肥大化してしまう。

歪に膨れ上がった夢を現実にするべく、アヴァストルは異形の肉体と魔法を使い続け、ついには災厄を撒き散らすだけの怪物へと変貌する。

怪人になってでも夢を叶えたいと強く願うからこそ、奴らはより強大な魔法を使えるようになるのだ。

少しだけ重くなった空気を変えるように、ラプソが次の話題へと移す。

 

『さて、次は拓斗の変身した「仮面ライダー」についてだ』

「おお!実は気になっていたデス!ベルトがピカーって光っていたし、カッコ良かったです!」

『製作者として嬉しいね。仮面ライダーはアヴァストルとは違って、専用のドライバーに専用のカレイドディスクを介して霊的スーツと装甲を身に纏った戦士だ』

 

真剣に話を聞いていた弦十郎が口を開く。

 

「ドライバーは誰にでも使えるのか?」

『難しいな。フィルクスのベルト……カレイドドライバーは適合者にしか使えない。それに、このベルトは拓斗の分しか残っていないし、残りの一機と途中で開発していた新型の二つも行方が分からないままだ』

「そうか……」

『仮に量産するにしてもコストが掛かる上に、それを奪おうとする連中がいることを考えたら、リスクも大きい。済まないな、ゲンジューロー』

「いや、こちらこそ無理を言ってしまったな」

 

仮面ライダーの力はアヴァストルと同質だ。

だからこそ、それが悪意ある者に渡ってしまうことをラプソは恐れている。

人々を守る道具が戦争や私欲のための兵器にされる……その辛さは弦十郎も痛いほど分かっている。

頭を下げる彼にラプソはもう一度謝った。

 

『僕たちはアヴァストルを、カレイドディスクを悪用する奴らをどうしても止めたい』

 

だが、一人と一体だけでは限界がある。

今の時点ではインターネットや新聞などの情報からアヴァストルに関連があるのかどうか、虱潰しに調べることしか出来ない。

だからこそ、彼らにとってS.O.N.G.との邂逅は願ってもいない機会だ。

 

「お願いします。俺たちに、力を貸してください」

 

頭を下げる拓斗に響と未来が狼狽える。

親友として、気になる異性として彼の頼みを断る道理はない。

しかし、それを決めるのは彼女たちではない。

司令である弦十郎は腕を組み、しばらく沈黙していたが……。

 

「頭を下げるのは、本当なら俺の方だ」

 

顔を上げる拓斗に弦十郎は笑顔を見せる。

裏表一つもない、本当に頼りになる大人の顔だ。

 

「改めてようこそ。俺たちは君らを歓迎する」

 

力強い言葉に、拓斗の顔が思わず綻ぶ。

周囲の人も歓迎の意を示しており、響や未来はもちろん、他の装者たちにも不満の色は見られない。

むしろ、頼りになる仲間が増えたと喜んでいるようだ。

クリスも口では「やれやれ」と言っているが、文句はないらしい。

 

「ありがとう、ございます」

「そう固くなるな。もう少し砕いて接してくれても良いぞ!」

「マジか。そんじゃ宜しく、弦十郎のとっつぁん!」

 

開始数秒で溜め口になった拓斗に「応っ」と気さくに返す。

その際、肩を叩かれたことで多少吹き飛びそうになっていたが、和やかな空気のまま改めて歓迎会が始まろうとした時だ。

潜水艦内にけたたましいアラート音が鳴り響く。

 

『っ!?』

 

瞬間、彼らの表情が変わった。

藤尭と友里の二人が持ち場に着き、原因の発生源をすぐさま調査する。

 

「未確認のエネルギーを検知っ!」

「この反応、アルカ・ノイズではありません!」

『デザイアエナジーだ……アヴァストルがまだ残っていたのか!?』

 

動揺するラプソ。

しかし、弦十郎は焦ることなく状況を確認する。

 

「被害と状況はっ!?」

「近郊の市街地、警察のパトカーが襲撃された模様ですっ!」

 

状況の確認を一先ず終えると、装者たちと響に指示を出す。

 

「負傷者の救出を最優先、その次に怪人……アヴァストルの撃破とするっ!」

 

仮面ライダーとシンフォギア装者、初の共同任務が開始された。

 

 

 

 

 

「シンフォギア装者……聖遺物に見初められた戦姫も、動き始めたか」

 

何処かの洋館にて、聖書を携えた男性が独りでに呟く。

デザイアエナジーで編み込まれた結界は同胞以外の如何なる干渉も受けず、謂わば魔道師だけが出入りを許可された巨大な魔法工房となっている。

目の前にはいくつもの魔法陣が浮かび上がっており、そこから地上で暴れているマミー・アヴァストルが中継されている。

 

「さて、あの夢は我々の礎となってくれるかな」

 

何処か楽しそうに、口元を吊り上げた男性は興味深そうに夢の災厄が起こす悲劇を観戦する。

その背後で、黄金の槍が小さく輝いていた。




 マミーは劇中でも語りましたが、正確には古くからの怪物ではありません。しかし、人々の「ミイラ男は怪物である」というデザイアエナジーによって、幻獣へとカテゴライズされています。シンフォギア世界での神殺しやアナベル人形のような哲学兵装と似た現象だと思っていただければ。
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