ポッドの動きが変わった気がしてパチリとイコが目を覚ます。窓の外に見えるのは青と緑の星、地球だ。目的地に着いた事を理解した後、隣で寝ている片割れを起こすか思案している。同じ体制で疲れて寝たダンを起こすのは気が引けると悩んでいるのだ。
「…着地までまだ時間はあるし、寝かしておくか」
最終的に起こさない事にしたイコは、これからこの星でどう暮らすかを考えている。なんせ己達は世間知らずであり、社会に初めて触れたのは惑星ピタルだが、買い物しかしていない。通貨を得るにはシゴトをしなければならないらしいが、シゴトを詳しく説明した文章はなかった。
人間がいる星は社会ができていて、それは星それぞれ違う。
なんと難しい事なのかと思い、思考を続ける中アナウンスが入り着陸に向けて彼女は外を見つめた。
轟々と勢いが増し、地面が近づいてくる。ドゴリと音を出し着陸した。もう動かない事を確認したイコは隣で眠っているダンを起こした。
「ダン、ダン。着いたぞ…そろそろ起きろ」
「んん…ぉはよ、イコ」
「おはよう。外に出るぞ」
姉に手を引かれポッドの外に出る。ポッドの落下音で様子を見にきたのか、眼鏡をかけた男性がいた。
「お、おめぇら…何モンだ?」
(あまり強くないな…強さを数字で表すなら5だな)
「俺たちはサイヤ人!んでこの星にイジュウ?しにきた!」
大きな声で堂々と答えるダンに毒気を抜かれた男性は構えた銃を下ろした。
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「宇宙人って本当におったんだな…」
「まぁ私も宇宙人がいる事を知ったのは数年前だがな」
眼鏡の男性…フウさんは此処らで農業というシゴトをしているらしい。シゴトは社会を回すためにそれぞれに振り分けられるものとフウさんは教えてくれた。子供でシゴトをする者は少ないとも…どうやって暮らせばいいんだ
「なぁフウさん。そのペラペラしたやつなんだ?」
ダンがそう言うとズボンに入っている紙のようなものが目に入った。初めてみるな…
「おめぇさんたちの星に手紙はねぇのか?」
どうやら遠くにいる人に文字で色んなことを伝える道具という。しかしフウさんは近くに住んでいる手紙を届ける配達員が、怪我をして動けなくなったようでその手紙を都にいる子に届ける事ができてないとの事。
「代わりに私たちが届けようか?場所を教えてくれたら1日で渡せるぞ」
「そんなごとできるんか!?」
「俺たち空飛べるもんね!すぐだよ、すぐ!」
顎を抜かして驚いてるフウさんは少々悩んだ後、西の都にすんでいるカムメに渡してほしいと手紙を我々に預けた。
一応補足で双子は孫悟飯の三つ上です