後ダン視点多め
最近、イコが変だ。変っていうか、面白い?イコは前から母さんの話を、生きる為の知恵を知るのを楽しそうにしてたけど、今もそんな感じ。目がキラキラオヒサマみたいに輝いて、色んなギジュツを試している。俺にも教えてくれたけど、ブジュツが一番好きだ。
エネルギー弾の形を変えたり、体に覆って空を飛ぶのは楽しかった。
後、俺たちの種族もホンに書いてあったって。
サイアジン?らしい。長い茶色の尻尾のセントー種族だから、体が丈夫なんだってイコが言ってた。
「イコ、なにしてる、の?」
「あぁダンか。フェリス母さんに、マジュツを教えてもらっているんだ」
マジュツってなに?て聞いたらエネルギーとは別の不思議な力で、周りに水を出したり、別の場所につながる穴を作れるんだって説明された。母さんマガミ狼だから使えるって教えてくれた。凄そうだけど、よくわかんないや。
【母さん、ご飯とってきたよ】
【ありがとう、ダン。そこにおいてくれ】
最近母さんは悩んでる。母さんの好きな鹿肉の匂いがしてるのに、別の事が気になってるから気がついてない。何でだろう?
イコは母さんが悩んでいても色んなホンを読んでる。気がついてないのかな?空の向こう側に行きたいっていっぱい言ってる。その度母さんが落ち込んでるような…もしかして俺たちのせい?
母さんをいっぱい傷つけちゃったかな…イコに聞いてみよう。俺じゃいい方法いっぱい考えつかないから。
「あのね、イコ」
「どうした?ダン」
「もしかしたら母さん、俺たち巣立ちするかもって落ち込んでるような気がするんだ…」
「私はまだ母さんの元でマジュツを習い終わってないから、巣立ちできるほど強くないぞ!?」
じゃあ、母さんが色々考え込んでるだけなのかな?俺もまだ母さんのところで狩を教えてほしいし、ちゃんと伝えた方がいいのかな…やっぱりいい方法思いつかない!
【どうしたらいいんだろう…】
悩んでもわかんない。イコはいい事思いついたかな…
「…母さんにありがとうの会を開こう。生きる為のこと教えてくれてありがとうございますの会。そこでまだ一緒に居たいと伝える」
「成る程!…ところでカイってなに?」
イコがため息ついちゃった。でもカイって初めて聴く言葉だよ?イコは小さなお祭りだといい、俺たちで取れる獲物をとったり、ハナカンムリっていうのを作ることになったけど、これから不安ばかりだなぁ…
ちゃんとありがとうのカイ成功できるのだろうか?そんな不安を抱えて俺は準備を始めた。