「なにを、言っているんだ…」
この人はなんだろう?初めて会った気はしないけど、記憶にない。というか記憶がない。俺は誰何だろう?
「君は俺のことしってるの?」
ひどく傷ついた表情をした後、俯いて泣き出してしまった。
ないてほしくないんだけどな。
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「すまない、取り乱してしまった。」
彼女が泣き止んだ後、赤く腫れた瞼をそのままにしたまま、色んなことを教えてくれた。
俺は彼女の弟、ダンであること。この星で生まれたわけではないこと。俺たちは二人だけになった家族ということ。
彼女の名前がイコってこと。
そう聞いてもよくわからない。頭に霧がかかったように重たくて考えることがさらに難しくなった?ようだ。
「覚えてなくてごめんね…えっと、イコ?」
「…お前が記憶を失ったのは、私のせいかもしれないのだ。謝らないでくれ」
違うと頭の隅で叫んでいるナニカがあるけど、意識を向けると酷く頭が痛く響く。まだ気にしなくてもいいだろうか?
わからない。けど今は別の事に集中しよう。
「多分この星に私はいられない。守護者たる魔狼を踏み潰してしまったから、この星の生き物達は私の前には現れない。私は星の外に出る。ダンはどうする?」
「俺、は…、イコについて行きたい。一緒に連れ行ってくれ」
不思議と言葉が溢れ出る。疑問に思ったが、イコとは離れたくないからこれでいいのだろう。多分、おそらく…きっと。
それにしてもどうやって星から出るつもり何だろう。
「わかった。行き先は新しく起動したポッドに書かれている星…チキュウだ。今までこんな座標本でも見たこと無いが、これにかけて宇宙を、休憩を挟みながら向かうぞ」
「わかった。どれくらいかかるの?」
「このポッドで半年くらいだな。休憩を入れなければの話だが」
半年も入ってたらご飯無くなって、餓死しちゃうよ!このポッドには睡眠機能が付いて無いと青い人達が……?今何を考えていたっけ?まあいっか。
「じゃあ行くぞ」
「ちょっと待って、もう行くの?!」
「取らせてくれる食料はもう積んである。後は乗るだけだ」
せめて服着てほしい…!というかイコ全裸、だ。服はどこだろうとポッドを漁ると、黒い全体スーツ4個とパンツがあった。
「せめてこれ着て!」
「戦闘用スーツとかぼちゃぱんつ?そういえば裸だったな、よし着よう」
そう言ってイコは服を着てくれた。これで一安心?かな
「では行こうか、ダン」
「わかったから、せかさないでよイコ」
この時の俺たちは奴らに利用されているとさえ理解してなかったし、奴らの存在をあった事実さえ忘れさせらていた。
小さい子がカボチャパンツ履いてるのかわいいよね…