少女ハ恐怖ノ象徴トナリテ悪ヲ討ツ   作:サクラモッチー

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注意!!
冒頭部分でそれっぽい表現があります。


紅ノ少女

三人称side

 

クリス「んー、んー!!」

 

とある廃ビルの中、口元をガムテープで塞がれ手には手錠をかけられた少女が居た。

何故少女が廃ビルの中にいるかと言うと、彼女は元々フィーネという女の部下だったが最近自分が動いていないにも関わらず、ノイズが暴れる事件が多発していたために不審に思った彼女がそのことについて調べていた時に捕まり、今に至るのだ。

唯一の対抗手段であるシンフォギア『イチイバル』は既に男によって破壊され、少女は反抗することができなかった。

 

男「全く..................あの女、『部下を好きにしてもいい』と言っていたが.................その部下がこんなに可愛い女の子とは思わなかったな」

クリス「!?」

クリス(まさか.................フィーネが!?)

男「まぁいい、それなりに楽しませてもらうぞ」

 

男は少女の服を裂くと、ニヤリと笑った。

 

クリス「んー!!」

クリス(誰か.................助けて!!)

 

少女がそう思った次の瞬間、部屋の扉が吹き飛んだ。

いや、正確には()()()()()()()という表現がいいのかもしれない。

そして部屋の中に蝙蝠の様な姿をした少女が入って来た。

 

クリス「!?」

男「お、お前は.................バットガール!?」

響「『ソロモンの指輪』の店があると聞いて来てみれば.................まさか、こんなところで下衆に出会えるとはな」

男「ひ、ヒィ!!」

 

男は一目散に逃げるがバットガールは一気に男の後ろに迫り、男の頭を掴んだ後に床に叩きつけ、男は気を失った。

バットガールはクリスに近づくと、口元のガムテープと手錠を外した。

 

クリス「プハッ!!」

響「アルフレッド、この場所まで車で来てくれ.................ついでにコートも持って来るように」

アルフレッド『かしこまりました』

響「さて、例のものは.................あった」

 

バットガールは部屋にあったアタッシュケースを開いた。

アタッシュケースの中にはたくさんの金色の指輪が入っていた。

 

クリス「これは.................?」

響「『ソロモンの杖』を小型化したものだ」

クリス「何だと!?」

 

指輪の正体に驚く少女。

 

クリス「どうしてそんなものが.................」

響「おそらく.................あの男は指輪を売る商人だろうな」

クリス「商人.................」

響「要はトカゲの尻尾の様なものだと思えばいい」

クリス「私も()()()()()()()()にあったってことか.................」

アルフレッド『響お嬢様、ただ今到着しました』

響「分かった」

 

そう言うと、バットガールは変身を解除した。

 

クリス「アンタは!?」

 


 

響side

 

クリス「..........................」

 

アルフレッドの運転する車の中、私は少女を連れて屋敷へ帰っていた。

 

響「私の正体が衝撃的だったのか?」

クリス「当たり前だろ!!お前の正体が()()バットガールだなんて誰も思わねぇよ!!」

 

コートを羽織る少女はそうキレ気味に言った。

 

響「で、君の名前は?」

クリス「雪音クリス.................」

響「そうか............では家まで送ろう」

クリス「アタシに帰る家なんかない」

響「.................何?」

クリス「だって、パパもママも.................」

 

なるほど。

家族を失い、帰る場所が無いということか。

 

響「アルフレッド、服屋に寄ってくれ」

アルフレッド「そう言うと思って既に向かっています」

クリス(何なんだこの完璧執事は!?)

 


 

響「ここが私の家だ」

クリス「.................デカくないか?」

響「元々ここはルーシャスの保有する別荘の一つだったが今は私の家として暮らしている。住み心地はいいぞ、私が保証する」

クリス「アンタ一人で暮らしているのか?」

響「正確には私とアルフレッドの二人暮らしだ。アルフレッド、彼女を空き部屋へ案内しろ」

アルフレッド「かしこまりました」

クリス「おい、何でアタシを助けたんだ?」

響「何となくだ」

クリス「はぁ!?」

 


 

クリスside

 

アタシの名前は雪音クリス。

つい数時間前まで変態野郎に捕まっていたが、バットガールこと立花コーポレーションの社長の立花響によって助けられ、今現在高級そうな部屋のベットの上で横になっている。

 

クリス「..........................」

 

正直言ってフィーネのアジトにあったベットよりかはフカフカだ。

それにしても、私よりも年下なのに社長.................か。

でも

 

クリス「ボンボンにしては厳格すぎるんだよな...............」

アルフレッド「クリス様、お食事が出来あがりました」

クリス「あ、あぁ!!すぐ行く」

 

アタシを助けた挙句に服や住む場所まで与えるなんて.................アイツはどうかしている。

 


 

クリス「ガツガツガツガツ!!」

響「.................アルフレッド」

アルフレッド「はい、何でしょうか?」

響「明日から彼女にテーブルマナーの講義をしろ、いいな?」

アルフレッド「かしこまりました」

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