少女ハ恐怖ノ象徴トナリテ悪ヲ討ツ   作:サクラモッチー

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恐怖ノ象徴ト二人デ一人ノ断罪者

響side

 

とある廃工場の中、私はノイズたちと戦っていた。

理由は簡単、この廃工場を拠点として活動している『ソロモンの指輪』の商人があるからである。

 

響「はぁ!!」

 

最後の一体を倒した私は、ジリジリと商人に近づいた。

 

男「た、頼む!!助けてくれ!!」

 

アタッシュケースを持ちながら懇願する男。

 

響「.................」

 

しかし私はそんな男の懇願を受け入れるはずもなく、男を殴った。

 

男「ブハッ!?」

 

私に殴られたことで吹っ飛ばされる男。

そして男はアタッシュケースを手放した。

 

男「しまっ.................」

響「やはりな」

 

アタッシュケースを開くと、その中には大量の『ソロモンの指輪』が入っていた。

私はアタッシュケースの中から『ソロモンの指輪』を取り出すと、『ソロモンの指輪』を破壊した。

 

男「ひ、ヒィ!?」

響「これでお前も終わりだな」

男「あ、あ、あ.................」

 

『ソロモンの指輪』を破壊されたのがショックだったのか、男は気絶した。

 

響「さてと.................一応調べるか」

 

近くにあったパソコンで『ソロモンの指輪』の関連のことを調べていると、ある映像が目に入ってきた。

 

響「これは.................!?」

 


 

三人称side

 

???「あぁ、何て清々しいんだろう!!私.................こんな気持ちになったのは久しぶりなの!!」

???【だろ?この感覚を味わったらクセになるんだよ】

 

足元に転がる焼死体を見ながらそう言う顔半分が焼け爛れた少女。

その顔は歪んだ笑顔で染まっていた。

 

???「コイントスで()()()()するか決めるなんて.................あなたはに天才だわ!!」

???【物事はコインの裏表のように出来ているんだよ、俺はそれをお前に教えただけだ】

???「ふふふ、ありがとう()()()()()()

???【何.................だって俺たちは】

???「()()()()()のトゥーフェイスだからね」

 


 

弦十郎「.................今何と言った」

緒川「ですから、翼さんらしき人物が人を殺す動画がネット上に上がっていると.................」

弦十郎「何.................だと」

緒川「これを見てください」

 

そう言って緒川が弦十郎に見せた動画にはスーツを着た顔半分が焼け爛れた少女............風鳴翼だった。

 


 

翼「やぁ諸君、元気かな!!今日はこの人.................生存者たちをネット上で誹謗中傷した男に刑を執行するよ!!」

 

そう言うと、翼は男に向けて灯油を掛けた。

 

男「むー!?」

 

灯油を掛け終わると翼の雰囲気が変わり、顔は歪んだ笑顔に染まった。

 

翼「さぁ、コイントスの時間だ」

 

そう言うとコイントスをする翼。

 

翼「コインは.................大当たり!!死刑執行だ」

男「むー!?」

 

翼はライターの火を灯油で濡れた床に投げ、床に落ちたライターの火はあっという間に広まり、火で包まれた男の断末魔が響いた。

 

翼「くくく............アッハハハハハ!!やっぱこうでなきゃ面白くない!!」

 

翼の狂気的な笑い声と共に動画は終わりを告げたのだった。

 


 

動画の内容に絶句する弦十郎。

 

弦十郎「.................この動画がどこで撮影されたかは分かるか?」

緒川「それが.................どうやら捨てアカみたいで.................」

弦十郎「クソッ!!」

 

弦十郎は思い返していた。

今思えば風鳴翼には()()()()()()()が生まれてもおかしくはない()()がすでに出来ていた。

仮にその土壌からもう一つの人格が生まれ、風鳴翼を唆したら?

そんな考えが弦十郎の頭の中を埋め尽くしていた。

 

弦十郎「.................急いで翼の居場所を突き止めろ!!」

緒川「は、はい!!」

 


 

響「.................まさか、あの女がこんなことをするとはな」

 

風鳴翼が起こした事件について書かれた新聞を読む私。

彼女は私のような体験をしていないがために精神面では弱い、だが、その結果がこれとは.................。

 

アルフレッド「コーヒーをお淹れしました」

響「ありがとう」

アルフレッド「.................風鳴翼さんの事件ですか?」

響「あぁ、おそらくはあの硫酸事件が引き金となったのだろう」

アルフレッド「............世の中には彼女たちを恨む人もいる、と言うことですね」

響「そのようだな」

クリス「あれ?何の話をしているんだ?」

響「.................ただの世間話だ」

クリス「?」

響「ところで............どうかしたのか?」

クリス「あ、いや、何でもない」

クリス(言えねぇ.................アイツと話したいがためにやって来たなんて.................絶対に言えねぇ)

響「そうか」

クリス「あれ?何このお菓子」

響「アルフレッドが作ったお菓子だ、食べるか?」

クリス「食べる!!」

 

まぁ、たまにはこんな日は悪くないだろう。

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