公僕は無駄飯を食いたい。   作:強力イソジン

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 会議シーンというの書くのが思った以上に難しいですね。あと一話投稿できるように現在書いています。


14

 

 「もー、二度とやりたくねぇ。そんで、そこの女はなんか喋ったか?」

 

 帰宅して一時間ほど仮眠をした将也に、おにぎりとお茶を渡す。うんざりした顔をしつつ、食事を始めた。

 

 「それで?なんか喋ったか?あの女。」

 

 「先に謝っておく。すまん。」

 

 「何も喋らない。ってか?怯えてるのか。それとも忠誠心があるの――「全部喋ったんだ。本当にゴメン。」

 

 「ズコー!!」

 

 喋りながらソファーから滑り落ちた将也を見て、もう一度頭を下げだ。

 

 「連絡しろや!!」

 

 「通じなかったんだよ。ゴメンって。」

 

 「オレの2日と緊張感返せ!」

 

 きっちり15分。荒れ狂う将也に殴られた為綱。

 

 「何やってるのよ。あなた達。」

 

 「怪我人に仕事させんな!拘束を解くな!!」

 

 訂正しよう。女性が荷物を持って現れたため、さらに15分殴られるとこになった。

 

 

 「正直スマンかった。結構全力で殴ったんだけど、ビクともしないな。お前。」

 

 謝りつつ恨みがましい目で見てくる将也に頭を下げつつ、荷物。いや、パソコンを持ってきた女性が電源をいれた。

 

 「アナタもこの怪物に苦労しているようね。朝河さん。聞いたわ。傷口を処置してくれたのはアナタだって。」

 

 「その怪物のお願いされなかったら見捨てたから感謝は不要ですよ。」

 

 ふふふふ。二人共?顔が笑ってないのに、声だけで笑わないで?

 

 「どういう心境の変化かな?急にベラベラ喋るなんて。」

 

 「無駄な足掻きだろうけど、組織にあっさり殺されるよりマシだからよ。本音を言えば、もう少し嫌がらせを行いたかったわ。」

 

 「余計なお世話とでも言いたそうだな?」

 

 「あら?半分ぐらいは、余計なお世話って言いたいのよ。」

 

 ふふふふふふふ。いや、怖いって。その顔でドコから楽しそうな声出てんの?

 

 「じゃあ、アナタに話さないでコチラの怪物さんにもう一度丁寧に、教えた方が良いかしら?」

 

 「それも良いんじゃないです?理解できないと思うがね。」

 

 ふふふふふふふ。ほほほほほほ。ナニコレ?鉄火場に居た方が気が休まりそう。

 

 「お茶入れるから落ち着いて話しましょう。な。な?」

 

 「「一時休戦だ。」」

 

 争ってたのかい。お前ら。ともかく旨い茶を入れるから落ち着け。

 

 

 

 「……以上が、私が知ってる組織と、仕事の内容よ。」

 

 「本気でマズイ組織みたいだな。……踏み込まなくてよかった。話を聞いて本気でそう思うよ。」

 

 話を終えた宮野志保と、内容を理解した将也が青い顔をしながら冷えたお茶をすする。

 

 「APTX4869。証拠が残らない毒薬なんて、恐ろしいモノ作るなよ。他にもコイツは知らないこと。つまり倫理的にアウトなことが行われてる。」

 

 「使われ方としては納得してないわよ。私としては、毒薬にするつもりは無かったんだけどね。組織としては行ってない悪行は無いと思うわよ。良かったわね。予想があたって。」

 

 ふふふふふふ。また笑う2人。もういいって。ホントに。

 

 「まずは方向性を決めておこうか。オレが仕切るがいいか?為綱。お姉ちゃん?」

 

 「私はこれでも10代よ。三十路前のオジサンに姉ちゃん呼ばわりされたくないわ。」

 

 ふふふふふふふ…ファゴ。2人の笑いが途切れてくぐもった声が漏れた。

 もういいって言ってないけど流石にしつこいよ?2人の頭をアイアンクローの要領でつかむと少しばかり力を入れる。

 

 「真面目にやりましょうね?」

 

 両手を上げて降参する2人に、為綱は「よろしい。」と伝えて会議を再開した。

 

 「改めまして、司会進行他色々兼ねます。朝河将也です。」

 

 「情報提供他の宮野志保です。」

 

 「議会調整役の塚本為綱です。真面目にやりましょうね?」

 

 ボキボキと指を鳴らして威嚇しつつ、言葉でもう一度釘を刺す。

 

 「ま、まずは方向性。ドコが目的か決めよう。よろしいです?為綱さん。」

 

 「ズレない限りコッチからは何もいいませんよ。どうぞ?」

 

 「ア、ハイ。それじゃ進めます。オレとしては組織の壊滅は難しいと思うので、休止。もしくは、鈍化を目的としたい。」 

 

 「壊滅は難しい。ソレには同感。でも、止めるだけなんて言ってると気がついたら首がなくなるわよ?」

 

 「世界に関わる大きさの組織ってことは、内側も一枚岩じゃないはずだ。」

 

 「残念ね。トップへの忠誠心は幹部は全員持ってるわ。私みたいな裏切り者なんて存在しない事になってるわよ。」

 

 「虱潰しに殺していけばいいんじゃない?」

 

 「「無理に決まってるだろう。お前(アナタ)以外全員死ぬわ。」」

 

 「そもそもお前のマーダーライセンスは基本的に外敵。国民の殺害は適応外。この小娘助けるときの殺害もバレたら逮捕されるぞ?」

 

 「バレると思うか?現場仕事で?ありえない。」

 

 鼻を鳴らして腕を組む為綱。

 

 「私や彼も敵かもしれない。アナタの知ってる人も敵かもしれないのよ?そんな事を考えて気が持つの?」

 

 「勝てるやつがいるならね?」

 

 油断も慢心もない自信を込めて返した言葉に、2人は返す言葉がなかった。

 

 




 

フィクションの無理な人事や配置は……

  • 許せる。
  • 許せない。
  • もっと派手にやるべき
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