公僕は無駄飯を食いたい。   作:強力イソジン

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 とりあえず、映画だけは全部観ました。スケールがドンドン大きくなりますね。……都内で戦闘ヘリとか黒の組織の財力や隠蔽力。想像以上でしたね。


18

 

 「大馬鹿者!警察の方々が調書がとれる程度で鎮圧せんか!」

 

 「し、死んではないですよ?」

 

 ガミガミ説教を受ける為綱。なんというか緊張してショボくれている近藤室長より、こっちの雷親父の方が安心する。

 

 「アゴが砕けて、割れた歯が口の中で大暴れ。しばらくはチューブで栄養食生活だな。本当に「死んでない。」だけでは迷惑がかかる事ぐらい考えろ!全治半年だと。」

 

 「でも、顔以外殴れる場所が――「力加減の問題だと言ってるのだ!」

 

 言い訳。もしくは、弁護するとしたら、今回の犯人は「お薬」を使用してて健常者より圧倒的に脆かったことが原因の一つだろう。まぁ、そこまで予想できなかったのが悪いと言われたらそこまでだが。

 理不尽だと思うかもしれないが、こうやってガミガミ言われることは修正していくと後々活かせるのだ。言い方があるって?軍隊なんで。

 

 「近藤さん。塚本さん。今回の一件は緊急避難。人命救助の観点から問題にはなりませんが、関係者として一応お話を。」

 

 「目暮警部さん。ご迷惑とご手数をおかけします。ほら!来い!」

 

 近藤室長?痛くはないですけど、一応マスコミがいるんで蹴り入れるのはマズイですよ。ほら。すごい撮影されてますって。

 

 

 

 

 『警察?!アナタ何したのよ!またトラブル?』

 

 「ひ、人助け?トラブルに巻き込まれたの間違いないけど。」

 

 長い長い。いや、実際はそこまで長くは無かったが、警察署での話を終えた為綱は疲れ果てた顔でスマホを取り出して灰原に連絡を行った。

 警察にいることを伝えたら、開口一番に上のセリフを、呆れと怒りが混ざった声で言われてしまった。

 

 『それで目標の工藤新一とはコンタクトを取れたの?』

 

 「ごめん。殺人事件が起きて進歩なし。」 

 

 『……頭痛くなってきたわ。朝河さんの言う通り、現場仕事以外はどこか抜けてるのね。私を助けた動きからは信じられないわよ。はぁ。』

 

 「なんかその。すいません。」

 

 『こうなったら予定通りのAでも、あなたの考えたBもなし。プランCよ。あなた。工藤新一たちの後をつけて生活している住所を調べなさい。それで、ゴニョゴニョゴニョゴニョ。』

 

 「あの、それ完全に犯罪ですよね?」

 

 『バレなきゃ犯罪じゃないわ。悪をなして、正義を行うのよ。私は正義じゃないけど。あなた。武器はある?』

 

 灰原から伝えられた新プランに呆れる為綱は、武器。という単語に余計呆れた。

 頭が良いならもう少しスマートな方法にしてくれ。オレは思いつかないけど。

 

 「どれならいい?」

 

 『どれって、いくつ持ってるのよ。あなたは。』

 

 いや、呆れられても困るぞ?古い記憶が少しずつ戻ってるけど、この世界。一般人でもサクサク危険物が手に入った覚えが。

 やめとこう。考えるのは。

 

 『ともかく、一番インパクトのある。黙って話を聞いてもらえる物にしなさい。やり方は任せるわ。ガツンとやりなさい。』

 

 以上よ。と言わんばかりに電話がきれる。警察署内で離す内容としては甚だしく不適切なものだろう。

 

 「インパクトねぇ。」

 

 どのレベルまで主導権をとるか。発想力というか。想像力というか。そういや、少し前にそんな話をしたような。

 

 

 

 「え?ブッコロっすよ。オレっちたちの仕事で敵に交渉しないっすよ。脅しは使うっすけど。」 

 

 「そんな暇あったら次を探して殺すなー。それに相手の場所がわかってるなら罠を仕掛けてドーンでー。」 

 

 「テロリストと外敵には交渉はありませんね。柳生田さんの言う通り縅しが一番ですね。」

 

 だめだコイツラ。思考がサーチアンドデストロイに傾きすぎだ。……ま、まぁ、生っちょろいこと言ってたら死ぬからね。うん。しかたない。

 なんの結果も出なかった脳内会議と、自分たちの仕事中の思考を第三者視点で見て少なくないショックを受けたが、将也は動けない。灰原も動けないならオレがやるしか無い。

 警官たちに挨拶をして、警察署を出ると出入り口を見張れる高台に登り目的の人物が出てくるのを待ちつつ、

 

 「いま、時間あるか?」

 

 部下の一人に電話をかけた。

 

 

《コナン視点》

 

 「今回もお手柄だったね。と言いたいところだが毛利くん。犯人に捕まるとは推理に気を取られ過ぎではないか?」

 

 「すいません。警部どの。ソレがそのあたりの事はほとんど覚えていなくてですね。」

 

 ははは。ごめん。オッチャン。オレの失敗だけど、フォローできねぇ。今度からはオッチャンの身を守る方法も考えねぇとな。

 

 「頭にコブが出来てたようだし、犯人に捕まったときに気を失ったんじゃないですか?」

 

 高木刑事。ナイスアシスト。多分、救出されて倒れたときのケガだろうけど。この際、それで許してくれ。

 

 「だが、十分気をつけてくれよ?今夜はお疲れ様。また何かあったら頼むよ。では、頼むよ。」

 

 仕事の続きをするため署内に戻る目暮警部は、高木刑事に俺たちを事務所まで送るように命じた。  

 乗りなれた覆面パトカーに乗り込み俺たちは探偵事務所に出発。

 

 (服部や博士と相談するか。ほんとに早く元の体に戻らないと。今回みたいなラッキーが続くわけじゃねぇからな。)

 

 

 車から夜景を見ていたオレは、まさか後ろから追跡している相手がいるとは思わなかった。 

  

 

オリ主が参加する映画 第一弾は?(名作ほど改悪可能性大)

  • 時計じかけの摩天楼
  • 世紀末の魔術師
  • 天国へのカウントダウン
  • 迷宮の十字路
  • 漆黒の追跡者
  • 沈黙の15分
  • 絶海の探偵
  • 異次元の狙撃手
  • 漆黒の悪夢
  • ゼロの執行人
  • から紅の恋歌
  • 紺青の拳
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