《コナン視点》
「つまりは君が見た襲撃犯はビルから消えて、この手紙一通と酒瓶が銃の横に置かれてたわけだね?」
毛利くん?いくらなんでもトラブルに好かれ過ぎでは無いかね?と、目暮警部がオッチャンに文句を言うが。いつも、調子に乗って茶化すオッチャンも襲撃を受けたとあって、遊びの雰囲気はゼロだ。
「それで?手紙にはなんと?」
「『米花シティプラザ 東300にて明後日正午待つ。』としか。」
「ふうむ。状況から考えるに、過激な挑戦状か。報復するために連絡したか。ともかく好意的には受取れないな。」
どういうことだ?オレに要件があるならオッチャンたちを米花シティプラザに呼び出す必要はない。もしかしてヤツラが気がついたわけじゃないのか?
「コナン君?顔が青い様だけど。大丈夫かい?」
「ちょっと驚いちゃって。ありがとう。目暮警部。じゃまになったら困るし、上に戻るね。」
とにかく渡されたもう一通の手紙を見ないと何もわからない。もしヤツラなら、ここに居たらオッチャンや蘭に危害が及ぶかもしれねぇ。
(ヤツラでも、そうじゃなくても狙いは何だ?)
《将也視点》
「……仕事が終わらねぇ。為綱も留守電だと事件に巻き込まれたとかで、家のセキュリティが心配だ。」
漫画のような書類の束を処理していく将也。好意的な上司や同僚、部下は頼って仕事を持ってくる。悪意があったり、ヤッカミ込みの人間は仕事を押し付ける。
(このままだと10年後、過労死してるかもな。)
濃いコーヒーを流し込み仕事を続けていると、耳に同僚たちの話が入ってきた。
「おいおい。お偉方のパーティで殺人事件が有ったの知ってるか?」
「知ってるも何も、ニュースで解決したって流れてただろう?情報が遅いな。」
(なら、話が長引いても、そろそろ帰宅するかな。)
別に宮野志保。いや、灰原哀が帰って死んでても、そこまでの付き合いじゃないからテリトリーを壊された事でムカつきはするが、まだ繋がりが薄いし、利益もない。協力はするが信用するのはまだ先だ。
正直、為綱が連れてこなきゃ、なかったコトにするのが一番。
(間諜ってのは昔から、ホントの身内以外は信用しないもんさ。)
などと、徹夜続きのハイテンションで芝居じみた反応をした将也。
「お前こそ遅いな。その解決した毛利探偵事務所が襲撃されたってよ。怪我人は出なかったらしいが、サブマシンガンで穴だらけだってよ。謎の呼び出し状があったとかで、下や警察は大騒ぎだとよ。」
「ウソだろ?!」
(有名人は大変だねぇ。恨みか、挑戦か。それとも妬みか。)
朝河さん。これもお願いします。と、さらに書類が追加された。無限に増えそうだな。
書類の不備確認か。新人さんだっけ?今の子?仕方ないか。
「しかも、使用されたサブマシンガンは現場に放置。メッセージか暗号かわからないが、酒瓶が2本現場にあったとか。」
ピタリ。と、書類を処理していた将也の動きが止まった。
「何だよソレ。映画や小説みたいじゃねぇか。」
「だろ?それで――「ちょっといいか?」ヒィ?!朝河さん!?なんです?!」
多分、いや、間違いなくオレの顔は鬼のようになってるだろう。頼むから予想は外れてくれ。
一縷の望みをかけて、酒瓶の種類を聞いた。
「えっと、ジンとウォッカだったかな?」
オレは全力で休憩室に駆け込むと、自宅と親友の電話に連絡した。
《灰原視点》
「もしもし。朝か――『おまえ!余計なこと吹き込んでないよな!』――え?」
ナンバー・ディスプレイが事前に連絡してた番号。つまりは出てもいい番号を確認して電話を取った。
でもいきなり咆えられた。耳が痛くて言葉も返せなかった。
「イ、イキナリ何よ?誰に何を?」
『為綱に何か言ったのか?』
工藤新一の一件は話した覚えはあるわ。でも、他には話してないわよ?コンタクトを取って、主導権を取れればいいわね。と、通話したことを返すと。
『今すぐ、今すぐにテレビをつけろ。』
「毛利探偵。襲撃される。え?」
『あのバカを自由にさせるとこうなる。覚えとけ。アイツを自由に計画させてしまうと、とにかくやることが派手になる。次から頼るときは、目的と目標は決めとけ。』
「……え?ホントに馬鹿なの?」
朝河さんの言ってることが理解できないまま。電話が切れた。最後に、『絶対出るなよ。』と念を押された。
《為綱視点》
『何をやってる貴様ー!ニュースの一件の犯人お前だろ!』
「よくわかったな。さすがは将也。我ながらこれで、毛利探偵たちの目をずらし、目標の奪取も出来る。話し合いでは主導権を取れる。」
『手紙送るか。目標をさらって話すれば済むことを、大騒ぎにしやがって。どうせお前のことだ。酒瓶は「酒=組織を飲み込む」とか余計な頭を使ったんだろ?』
「そうそう。そのとおり。」
『アホかぁ!!今どこだ!お前!』
「工藤新一の自宅横にある阿笠博士氏の家。家族ぐるみの付き合いがあるらしいから。」
『まさか。お前?殺したとか?』
「ねーよ。正直に話して協力してもらったんだよ。あ、お茶ありがとうございます。」
『仲良くなってんじゃねーよ!すぐさま阿笠さんに連絡してもらって、穏便に済ませろ。警察無線などが盗聴されてて虎の尾を踏んだらどうするつもりだ!』
「塚本さん。お茶請けでカステラはどうじゃ?」
「押しかけたのに申し訳ない。カステラ、ありがとうございます。」
『話を聞けぇ!!』
騒ぐ将也の電話を切った。大きな問題はあるけど結果はセーフだよ。多分。
書いてたとき、「ヒャヒャヒャ!といった感じに暴走してたよね。少し休め。」(友人談
と、言われた。そうかも知れない。
オリ主が参加する映画 第一弾は?(名作ほど改悪可能性大)
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時計じかけの摩天楼
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世紀末の魔術師
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天国へのカウントダウン
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迷宮の十字路
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漆黒の追跡者
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沈黙の15分
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絶海の探偵
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異次元の狙撃手
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漆黒の悪夢
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ゼロの執行人
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から紅の恋歌
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紺青の拳