《コナン視点》
「APTX4869。それがアナタの身体を小さくした薬よ。」
椅子に座ったオレは怒りも吹っ飛ぶ言葉。オレの身体を小さくした原因を告げられた。昨日からおかしな事だらけだ。
オレは情けないことだが、追いつけなくなった頭を休めるために話を一旦止めて博士と服部を連れて別の部屋に向かった。
(止めもしない。初めの話は本当なのか。余裕なのか。)
扉を閉め、周囲の確認後、小声で話を初めた。
「博士。なんで犯人側にいるんだよ。」
「いきなり銃器もって押し入られただけじゃ、流石にワシも連絡して助けを求めるんじゃが。なんというか半日未満の付き合いじゃが悪い人には見えんぞ?間が抜けておるし、下手な漫才を見ておる気がするの。」
おいおい。なに言ってんだよ博士。そして服部。お前も同意してんじゃねぇよ。
「そやけどな。よく考えてみ?犯人たちは俺たちを殺るんは何時でも出来たはずや。ところが、警戒してた俺たちが馬鹿みたいに優位を捨ておる。お前も怒っとるというより、その辺を認めとうない意地にし見えんわ。」
「話だけでも聞いてみんか?」
くそ!俺以外、コッチ側の人間はいないのか。
「それにな。俺ら武器あられん。俺の蹴りも麻酔銃も効かへん。なんならココから逃げて警察行くか?電話でもええで?」
ほれ。圏外。と、スマホを見せる服部。
「ココまで来たら癪やけど手の平で踊るしかあらへん。すまんが、気を張るのはもう止めや。疲れるわ。」
駄目だ。2人がこの調子ならどうしようもねぇな。たしかに意地張ってるのは間違いないしな。
ホームズのような閃きがほしいもんだ。
部屋に戻って、仕方なく。本当に仕方なく話を聞くことにした。
《主人公視点》
「おい。2つ先に聞かせろ。まず1つ。米花シティプラザ東300に何があるんだ?」
「何って、米花シティプラザで東300と書かれるのは、コインロッカーだけ。」
「そこに何があるんだ?」
「挑戦状に見せかけた手紙と、窓の修理代に見舞金。」
椅子に座りながら器用に滑るコナンくん。関西魂が騒いだのか喜ぶ服部。
「じゃ、じゃあ、オレの身体を小さくした薬を知ってるのは?」
「私が君が飲まされた薬の制作に関わってたから。」
「あと、オレが工藤新一って分かったのは?そこの女が知ってたのか?」
「3つだけど。まぁ、いいか。教えてやれ。為綱。」
将也がオレを呼んだ。暗がりからオレが欠けたマスクを現れるとアッと驚きの声をあげる3人。
「アンタはパーティにいたデカいオッサンやないか?」
「もしや。あのときのパーティもオレを尾行してたのか?」
「深く考えすぎだ。探偵たち。このバカはそこまで考えてない。」
「ヒドイ言い方だな。そもそも隠す気あんの?」
ド直球にオレは言った。
「はじめに怪しいと思ったのは、キミと初めて会った日。どっからどう見ても毛利さんは昏倒してるし、声は別のところから聞こえる。」
むしろ俺以外も気づけ。
「ついでに言えば、この情報化社会舐めてんの?いくら大局観がないオレでも、そこまで怪しいと思ったらやることはいくらでもある。現場に残った指紋を照合したり、戸籍や市民票を確認したりね。」
と言っても、そんな事は行ってないけどね。でも、阿笠博士の冷や汗で当たりみたい。オレとしてはコナン。いや、新一くんの油断もあるけど、阿笠博士もちょっと警戒してね?
「見事は指紋は一致。江戸川コナンなんて戸籍はなし。国籍もなし。さらに…」
「まだ有るんかい。ガバガバやの工藤。」
「いや、服部くん。キミもだよ?工藤、工藤言ってたら聞いてる人がいるわい。話を戻すと、毛利探偵が活躍し始めたのは君が居候してからだ。いいのかなぁ?公文書偽造や違法に薬品を使ったり、危険物使用の一件でタレこみされても。」
ガックリ肩を落とす3人。そして、将也。誰テメエ?って顔でこっち見んな。
「そ、そんなことしてたら、ハッキングしてたのバレて困るんじゃないの?」
コナン君。粘るね。
「ないない。そういう仕事してるから俺たちぃぎ!?」
将也の一撃がまた頭に。いや、だから金槌は俺以外は死ぬって。
「服部の言う通り馬鹿らしくなってきた。ココまで派手に犯罪しておいて、俺たちとの交渉だけが目的なんて。」
「交渉じゃなくて要求だけどな。なぁ、為綱。」
「え?」
「え?」
「待て待て。圧力かけて要求を通すんじゃなかったか?」
「交渉を有利にしようとは思ったけど、そのためにはコッチの力を見せようかなぁ。と。」
おい。呆れ顔で見るなよ。灰原と将也。
「ははは。なんというか。ホントに馬鹿らしくなったぜ。良いぜ。話を聞いてやるよ。」
「どうしよう。将也。ここから先考えてなかった。ココで話がまとまると思ってた。」
そう答えて頭をかいたオレに、椅子と金槌が投げられた。
オリ主が参加する映画 第一弾は?(名作ほど改悪可能性大)
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