公僕は無駄飯を食いたい。   作:強力イソジン

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 ちょっと仕事で缶詰気味なので殴り書き以上、清書未満で投稿。作者抜きで仲間内で論争してます。勝手に盛り上がらないでくれ。
 そして総合評価1000突破しました。ありがとうございます。


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《ベルモット視点》

 

 (ピスコのヤツ。バックアップのワタシまで巻き込むつもりだったのかしら。ともかく私の仕事は終わり。)

 

 それにしても、あの男。いや、タメツナのおかげで私は足元が少し汚れただけで無傷。気のせいでなければピスコが銃を構えると同時に私に服をかけたわ。ピスコを見抜いていたなら事前に動くはず。あの暗闇と歓談で運良く妙な動きをしてても詳細までわからない。

 

 (ピスコの動きを見つけて、その場で反応して、シャンデリアまで対応出来たとしたら、人間の反応ではないわね。)

 

 怪我をしたタメツナは別室に運ばれ、私は警官に保護された。想定以上。いえ、想定外の早さで警察が来たのは驚いたけど、問題はなかったわ。

 

 (ごめんなさいね。ピスコが成功してれば余計な被害は出なかったのにね。)

 

 私は隠し持ってたリモコンのスイッチを押して、その場を後にした。

 

 「ピスコはしくじったわ。そのせいで余計な手間が増えたわ。」

 

 『ピスコの後始末をしないんですかい?』

 

 電話からウォッカの心配が聞こえるが、ピスコじゃないの。耄碌してないわよ。

 

 「目標の議員さん共々オサラバよ。」

 

 と、返して迎えを待つことにした。それにしても、ピスコが会場から席を外して騒ぎの隙間をぬって議員を連れ出すのは苦労したわ。

 

 (そう言いたいけど、赤子の手をひねる方が難しかったわ。)

 

 軽く憂いた顔で近づいただけで、コロリと危機感もなく付いてくるなんて。今頃ぐっすりおやすみよ。

 

 (面白い相手だったわね。タメツナくん。機会があったらまた会いましょう。)

 

 次にあったら何で驚かせてくれるのかしら?

 

 (ホテルの中や周辺に居たら、生きて会える可能性は限りなく低いとは思うけど。)

 

 迎えのポルシェに乗り込んだ私は、彼にメールを一通送ると、先程入れたスイッチを切った。

 ポルシェの後ろで、ホテルの一部が吹き飛んだ。

 

 「派手にやりすぎじゃないですかい?」

 

 「歯抜け爺になったとはいえ、組織に貢献した男をあの世に送る葬送曲だ。これだけ派手なら不満もねぇだろう。」

 

 「それにしてもウォッカを襲った男と、シェリーの行方はわからないの?」

 

 私が、その話題を投げかけたのに理由はない。強いて理由をあげるとしたら態度に冷水をかけたくなったから。満足気に笑うジンが口を歪めたので少なからず心にあった苛立ちが消えて、私は満足気に笑う。

 

 「あの女がこのまま動かないとは思えん。姉の仇である俺をそのままにしておくわけがない。」

 

 自分の苛立ちを誤魔化すようにジンはそれだけ話すと貝のようにダンマリを決め込んだ。

 

 

 

 

《主人公視点》

 

 「ダイナマイトとプラスチック爆弾は流石に効くわ。」

 

 解除も回収も、ほとんど考えられてない素晴らしい実用的な爆弾だった。……素晴らしくムカつく爆弾だよ。

 

 (無差別で客も、警官も吹っ飛んで死傷者多数。さすがに、バリアや巨大シールドは『倉庫』にない。救助できたのは周囲の10人ちょっと。)

 

 自分は擦り傷程度で何ともないが、周りは死屍累々。え?シャンデリアを蹴っ飛ばしたときの傷?多少の出血はあったけど、運ばれるほどじゃないよ。下手な演技だったけど周りにバレずにセーフ。

 

 (即死以外の生存者は処置完了。負傷者の最短の生存時間は40分。救助を待ってたら無理だ。)

 

 四肢断裂や、内蔵損傷の負傷もマズイんだけど、このホテル。このままだと20分ちょいでホテル自体が崩落するな。

 見える範囲ならなんとかなるし、逃げるだけなら簡単なんだけど。これでも一応は公僕。非常時は仕事しないと。最近、平時の時間の方が短くない?

 ともかく、建物、爆発物。頭の回る専門家に連絡しよう。

 

 (電波は問題ない。………この爆発とかで回線がパンクしてなきゃいいんだけど。)

 

 いくら『特典』があっても超能力じゃないから、テレパシーとかも無理。ほんと大規模な活動になると絶妙にかゆいところに手が届かない。

 

 『んー。なんすかー?先輩ー?』

 

 防衛5部の施設専門家・建屋に連絡がとれたことにホッとする為綱。

 

 「よしよし。通じた。建屋、杯戸シティホテルで一階爆発。崩落まで予測20分。対策よこせ。最善以外にも、時間は関係なしの対策もよこせ。」

 

 『どの局もやってるヤツかー。上層階の客がいなけりゃ先輩が隠し持ってる爆薬で瓦礫をふっ飛ばせばいいですけどー。時間があればー、穴掘って出るのが一番ですねー。』

 

 (テレビの映像と、頭に入った図面とかだけでよく分かるもんだわ。)

 

 後輩兼教え子兼同僚の頭の中味に驚きつつ、都合よく足元に落ちていた『瓦礫付き鉄骨』を拾い上げて崩れた壁に向かう。

 

 「皆さん。これから逃げ道を作りますので、壁に面した場所には立たないように。思いっきりやりますので。」

 

 無事な被災者と負傷者が安全な場所に移動させ、宣言通り思いっきり『瓦礫付き鉄骨』を振り下ろした。

 

 

 

《建屋視点》

 

 『思いっきりやりますんで。……ガガ!……バリバリ!』

 

 (なんか爆音が聞こえるんですけど―?)

 

 切り忘れたと思われる電話から、表現しにくい雑音が聞こえる。それだけで電話の向こう側がどういった状況かなんとなくだが想像がつく。

 

 (最短で逃げる場所を掘ってんだろうなー。)

 

 柳生田以外はマジモンの先輩を見たこと無いが現場では異能アクションやバトル物の様な状況ではなく、理解できないギャグマンガの様な状況なんだろう。

 数トンではきかない瓦礫を生身の人間が重機でも不可能な速度と速さで掘り進むなんて自分も知らないと理解できない。

 

 「隠蔽とかはしてると思うけどー。できる後輩はアフターフォローも万全ですわー。」

 

 とりあえず室長に連絡して、指示を仰ごう。現場に一番近いのは俺かー。

 妻に一言だけ告げると車に乗り込み、現場に向かった。

 

 「また室長の胃が荒れるなー。別の駐車場を経由するから25分ぐらいかなー。現場につくのはー。」

 

 とりあえず家族団らんを邪魔した先輩に何をさせようかと考えつつ車を法定速度ギリギリで走らせた。

 

 「高速代出るんだろうかー。お小遣いつらいんだよなー。」

 

 

 

 




 コナン原作を読んでますけど、コナン君。影薄くなってない?いや、気のせいだろう。主人公の着地点がジェット機並に先になってるので、怖い。
 あと数話で、映画編に行きます。現在、仲間内では話が膨れすぎてどこかで止めないと、森谷帝二だけじゃすまなくなりそう。

時計じかけの摩天楼の方向性(プロット自体は何故か手元に届いてる。)

  • どうせ壊れるなら突き抜ける
  • せめて時計じかけの摩天楼の原型は残して。
  • チョイ役でもいいじゃん。オリ主。
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