(なんかおかしいっすわ。塚本先輩。)
どうもはじめまして、オレっちは『
「仕事しろよー?最低限提出する書類残したら!メシ奢らんからなー。」
「うっす。」
うん。やっぱりおかしいっす。今話しかけてきたマッチョのお兄さんはオレっちの先輩こと、塚本為綱さんっす。
普段ならため息一つしないで、近藤室長に怒られても淡々と仕事するのに、今日はため息ついたり、机にノビたり。なんか変っすわ。
「塚本先輩?悩み事があったら聞くっすよ?」
「お前に相談しても、ロクな返事が帰ってこない気がするから。やめとくわ。」
「ひどっ!これでも先輩と違って、旧帝大の一つ卒業してるんすからね。ドーンと言ってくれっすよ。」
先輩は首をひねりながら、一分ほど考えると、
「もし俺たちのいる世界が、漫画とかの世界だったらどうする?」
やべーっす。仕事のやりすぎか、トラブルに巻き込まれすぎて気が触れたっすよ?
「あの先輩?一回、近藤室長に相談しましょ?なんかいつも迷惑かけてゴメンッス。」
「おい。キ○ガイを見るような目で見るな。俺だってたまには、悩むわ。」
「あー、流行り病みたいなもんッスげぇ゛」
先輩方、湯呑みは当たりどころによっては死ぬっすよ?
〜数年前 某国〜
いくら頭が良くても、知識があっても、使えるものがなければ意味がない。人生初の命の危機では、学生時代に目一杯学び、有頂天になっていた機械部品も電子機器の知識も役に立つことはなかった。
(あー、せっかくSの一人に選ばれたのになんにもできなかったなぁ。)
乾燥した大地に風化しそうなコンクリ作りの廃墟に身を隠して「新次」は大の字に寝転んでいた。
周囲には味方はおらず、敵はいずれここを見つけるだろう。公式的には日本から出ていない自分は、ココで死んでも『別名の傭兵』として片付けられ、親方日の丸の盾は、『事故で殉職』としてサッサと処理するだろう。
「勉強して、旧帝大出て、ちょっと調子にノッてたっすかね?」
勉強も他の人よりは出来ると思うし、運動も隊員間や教育で良好な成績を残してたから、大丈夫とでも思ったのだろうか。
結局、一握りの精鋭の一人にはなれたが、何も結果を残すことができなかった。他の人は違うと言うかもしれない。でも、自分は何もできなかったのだろう。
「もうちょっと、何かしらやっとけば良かったッス。」
残弾は小銃がワンマガジンと拳銃2マガジン。あと何人を道連れ出来るか?そんな事を考えてると、
「生存者はいるか!」
と、バカみたいに元気な、バカみたいに大きな声が周囲に響き、自分が隠れている廃墟の周りで銃声、爆音、叫びの音が、しばらく続く。ソレもどんどん小さくなり、水を打ったように静かになる。
「おい。無事か?無事だな?立てるか?」
「えー?とー?のー?」
眼の前砂埃以外の汚れのないゴリラ。失礼、屈強な日本人が現れたことに混乱する。
「つかぬことを聞きますが、外に敵いなかった?」
「全部倒した。」
「戦車もいましたよね?」
「ハッチをこじ開けて小銃で乗員倒したり、ぶっ飛ばした。」
「あー、これは夢っすわ。モルヒネはキメてなかったんですがね?」
「残念。現実だ。歩けないなら、俺が運ぶ。」
現実逃避してた自分をゴリラは軽々と片手でつかみ、そのまま外に出た。
「うっそー……」
外の様子は、ゴリラの言うとおり全滅だった。戦車はひっくり返り、装甲車はグシャグシャ、兵士も似たようなものだった。
「おい。お前。通信機はつかえるか?」
唖然としてた自分に、ゴリラは話かけてきた。通信機がなんだって?
「すまんが、通信機の調子が悪い。使うことは出来るが調整とか整備は全く分からん。いきなり新型渡されても困る。」
と、ゴリラは通信機を投げ渡した。結果だけ言えば、自分は通信機を修理。日本に帰国するとこができた。
これがゴリラ。もとい、先輩との初対面でだった。
結構長い付き合いになってるのは、悪い気がしないっすわ。
・柳生田 新次 (27歳)
・旧帝大出身なのに幹部試験も受けずに入隊した変人。防衛5部では、主に通信機や精密機器を担当する。
・見た目はソコソコいい男だが、三下っぽい喋り方で台無し。
・「S」部隊に配属されて、実戦経験もある「一般的な自衛官としてはエリート」。
・目下の悩みはパワー不足と、恋愛経験のなさ。
・趣味はバイクと、機械いじり
塚本為綱(オリ主)の原作関係者は?
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工藤新一(江戸川コナン)
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毛利蘭
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服部平次
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怪盗キッド
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鈴木園子
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宮野明美(広田雅美)
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灰原哀(宮野志保)
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赤井秀一(FBI)
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降谷零(公安)
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阿笠博士(工藤家)
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警視庁
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一触即発だったけど、毛利小五郎
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ジン・ウォッカ(黒の組織)
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そんなん知らねぇ。(防衛省及び官公庁)