《コナン視点》
『新一。流石に今回は肝を冷やしたぞ。通話中にホテルが爆発して連絡がつかんかったからのう。』
「まさかホテルごと吹き飛ばすとは考えなかったぜ。」
痛む身体を介抱されながら博士に「大丈夫」と、連絡をとったが、実際は心身ともにダメージを受けている。追い詰めた犯人。経済界の大物・枡山憲三に麻酔銃を撃ち込んだときは、最低でもシャンデリアを落とした犯人として警察に突き出せるとガッツポーズをしたが、その枡山は爆発による瓦礫に潰された。
(収穫はこの破損したカプセル一つ。)
俺を小さくした薬かもしれないが、違ったら収穫はない。爆発の犯人が枡山なら犯人は死亡。枡山がヤツラの一員なら爆死したので今回の犯人どころか、ヤツラの情報の手がかりもなくなった。
「なんすかー?その子供はー?……大丈夫ですー?」
「ちょ、ちょっと、待って。今動くと戻ってないから。車ぶっ壊すから。待って。」
運転手が
(戻るってなんだ?)
「知り合いのガキだから、気にしないで。」
オッサンもどうも動きを慎重にしてて妙な動きをしてるが、俺のことを聞かないように気を使ってくれるのは助かる。
『死者数は身元が判明しているだけで13名。さきほどの爆発によってホテルの倒壊は防がれたようですが……』
車載ラジオから杯戸シティホテルの事件が報道され、現状が俺の耳に入る。シャンデリアから守ったはずの呑口議員も死亡とも。
「倒壊食い止めたのー。先輩ですよねー。」
「結果的に、出来ただけ。派手にしすぎて、休暇明け、室長に、怒られる。」
瓦礫を豆腐のようにかき分け、倒壊しかけたホテルを蹴り上げた。しかも、負傷者を羽毛のように担いで救助した。
(まるで特撮ヒーローや、ギャグマンガの登場人物だな。……助けられたオレが言うのは少し失礼だけどな。)
瓦礫で脱出不可能。爆風の衝撃で体が動かなかったオレの覚悟が馬鹿みたいだったわ。まさか、何事もなかったように瓦礫をかき分け俺の目の前に現れ、
「目標発見!」
と言いつつ、脇に抱えて今乗ってる車まで一目散に駆け込んだ。ほんとに乾いた笑いしか出なかったわ。
《主人公視点》
(久々に
下がりきってない身体能力で車を破壊しないように尺取り虫のようにゆっくりうねる。迎えに来てくれた後輩の車を破壊するわけにはいかない。心情的にも騒ぎの面でも。
「建屋。詳しく話せないが、その小僧は何も知らん。どっちかといえば俺の騒ぎの巻き添えをくった側だ。」
「また余計なことしたんですねー。納得ー。」
おい。納得しないでくれ建屋。事実だけど、納得されると困る。
「それでお客さんー。どこまでー?」
「小僧とオレは、米花駅で、降ろしてくれ。」
「わかりましたー。」
「嫁さんに謝っといてくれ。」
水臭いですよー。と、建屋は車を米花駅に向かわせた。ラジオからは事件の話が続き、テロや爆弾魔などマスコミが推測を語っていた。
「お前に関わってから、派手な事件が発生しすぎだろう。」
(お前に言われたくないなぁ。)
駅に降ろされ、工藤邸に向かう道中でコナンに言われたオレはなんか腑に落ちないまま、人に見つからないように裏道を進んだ。
原作読んで、隠蔽に関してはソコまで考えなくてもいいかな。と、なんかスッキリしました。アンケートは送られてきたプロットを読み終えるまでにします。日にちは明日。もしくは明後日になりそうです。アクセス数を見ると長く募集しても間が空きそうなんで。
時計じかけの摩天楼の方向性(プロット自体は何故か手元に届いてる。)
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どうせ壊れるなら突き抜ける
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せめて時計じかけの摩天楼の原型は残して。
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チョイ役でもいいじゃん。オリ主。