公僕は無駄飯を食いたい。   作:強力イソジン

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 なんかタグに独自設定を入れたほうがいい気がしてきた。遂に黒の組織までオリキャラ出すことになったし。
 アンケートの投票ありがとうございました。コレを持って、「無茶な時計じかけの摩天楼」っぽい作品を開始することになりました。まだ、この話からでる組織のオリキャラ製作者からの意見に仲間の賛成多数が出たので、さらにコナンっぽいものになると思います。 
 「そもそも劇場版爆発多数してんだし。」
 との発言により破壊具合が加速するかもしれません。


ピスコ死後の組織では。

 

 (また荒れるわねぇ。『あの方』の命令に反発はしないまでも、異議は唱えたいわねぇ。ピスコを切り捨てる方法としては、殺すのはねぇ?)

 

 本日何度目かの大きなため息をついた私。会議という名の口ゲンカを見守る。いや、見過ごす。

 

 (ピスコを殺すのは、私としてはやり過ぎだと思うのよ。最近の組織はどうにも見てる方向が変なのよねぇ。)

 

 別に『あの方』への忠誠心はあるわよ?ピスコほどではないけど、他の若造たちの倍以上は仕えてるし、そこそこ優遇されているのは確かだし、組織への愛着みたいなものもあるわ。

 はぁ……。それにしても煩いわねぇ。生身で対面してたら殺し合ってたぐらいの剣幕。若いのは良いけど。もう少し、譲り合うとかなさいよ。仲良し小好しの平和な組織じゃないけど。

 

 『ジン!なぜピスコを殺すような計画を立てた!』

 

 『おいおい。熱くなるなよ。アイリッシュ。俺は『あの方』の命令を受けただけだぜ?失敗して逃げ出したピスコのケツをベルモットと拭いただけだぜ?』

 

 ふぅ。と、何時もどおりの仏頂面でタバコを吹かすジンは話を続ける。

 

 『それに、あのジジイは今年だけで何度仕事でやらかした?表の顔で盛大に葬儀をしてもらって、家族も何も知らず生活できるんだ。他のしくじり野郎は家族ごと消えてもらってるんだ。マシだろう?』

 

 ジン。あなたは少しばかり、挑発するのはやめなさいって。

 

 『それにピスコを殺した爆弾のスイッチを入れたのはベルモットだぜ?俺を恨むのはお門違いもいいところだ。だろ?アイリッシュ?』

 

 だからねぇ。言い方ってあるのよ?アイリッシュを皮切りにピスコに世話になったり、育てられたメンバーも結構いるのよ?

 そうやって『狩る側』の言い方を続けると、『狩られる側』に回ったときに誰も覚えたり、守ってくれないわよ?

 

 『おいおい。グラッパ。黙ってないで、何とか言ってくれよ。』

 

 この男なら『狩られる側』になっても、変わる気がしないけど。もぅ。ケンカに巻き込まないでほしいものねぇ。

 

 「はいはい。ケンカはここまで。アイリッシュたちは落ち着きなさい。ピスコとの関係は知ってるから気持ちは理解できるわよ。私だって長い間付き合いのある同僚を失ったんだし。」

 

 『しかし!』

 

 「『あの方』からの命令は絶対。コレばっかりは我々ではどうにもならないことよ。怒りや恨みは飲み込みなさい。配慮はするから。あとジン?」

 

 『なんだ?説教は懲り懲りだぜ?』

 

 「最近、独断が過ぎないかしら?『あの方』から命令を受けれるメンバーは基本的に五分。忘れてはだめよ?」

 

 実際、今回の一件。ホテルまで破壊して民間人にも被害が出てる。ただでさえ、組織の中にネズミが入ってるから大きな証拠になりそうな事はしてほしくないのよねぇ。

 部下の入れたお茶を飲む。ちょっと苦いお茶が喧嘩の仲介なんて嫌な仕事をした不愉快さを流してくれる。

 

 「あんまり勝手が過ぎると、せっかちなラムじゃないけど。」

 

 私は釘を刺すのは苦手なのよね。でも、仕方ないわね。勝手が過ぎる子供を怒るのも老人の仕事よね。

 

 「今のアナタ程度なら、片手間で処理してもいいのよ?『あの方』も勝手が過ぎるのは好きじゃないのよねぇ。」

 

 『?!』

 

 画面に映るジンの顔から汗が吹き出た。ジンが現在居るであろう部屋に3つの穴が開いた。

 

 「安普請の家にいると、流れ弾で命がなくなったら困るでしょ?もう少し身の安全を考えなさい?」

 

 『ッチ。ピスコと違って、歳をとっても恐ろしいな。何人俺たちを見張ってるんだい?』

 

 「ふふふ。アナタには2人よ。今度紹介してあげるわ。勝手が過ぎるけど、組織に貢献してるのは間違いないから、気を使うことを覚えてくれるなら見逃してあげるわね。一週間大人しくしてなさい。ホテルの一件は誤魔化してあげるからね。」 

 

 アイリッシュたちも落ち着いたようだし。今日はここまでね。FBIやCIA、MI6を皮切りに入り込んだネズミ対策をしないとね。

 私は席を立ち、腰を叩きながら部屋を出た。

 

 

 

《ジン視点》

 

 「ア、アニキ。大丈夫ですかい?」

 

 「あのババア。伊達に組織の幹事役をしてねぇな。」

 

 まさか指先一つ振るだけで、オレの真後ろから狙撃するとはな。見張りは2人とか言ったが、何時から付けられてるかわかったもんじゃねぇ。

 仕方ない。確かにピスコを殺すとき派手にしすぎた。尻拭いをするはずが、尻拭いさせるとこになるとはな。癪に障るが、あのババアの顔を立ててやるか。

 

 「ウォッカ。つまらねぇ仕事があったな。」

 

 「へい。台湾でコルンの手伝いが。」

 

 「いくぞ。」

 

 

 まだババアと揉めるのは早い。それにババアの言う通り敵を作りすぎるのも確かに不都合が多いからな。

 

 

 

 

《ベルモット視点》

 

 『あまりやりすぎないでね?休養中の隠蔽はしておくから。』

 

 敵に回すと厄介な女なんだけど、敵に回さないと世話好きの気のいい女なのよね。しばらくは余計なことを気にせずに自由にできるわね。

 

 『聞いてるの?ベルモット?』

 

 「ごめんなさい。考え事をしてたわ。」

 

 『もう。アナタも自由が過ぎるから変な仕事回されることが多いのよ?性分や性格なのはわかるけど自重しなさい。』

 

 「どうせアナタの事だから見張り付けてるんでしょ?余計なことは何もしないわよ。」

 

 『休養して自由にしたいって、言ってたアナタには付けてないわよ。そこまで無粋じゃないわよぉ。『あの方』からの仕事以外は止めておくから。気が済んだら連絡してね。』

 

 こう言った彼女は本当に監視をつけないだろう。信頼なのか。何時でも対応できるのか。まぁ、いいわ。私は私のやりたいことをやるだけ。

 

 

 

《グラッパ視点》

 

 

 「疲れたわ。」

 

 「お疲れ様です。グラッパ。ベルモットとジンに付けていた監視は外しましたが、本当によろしいので?」

 

 私の子飼いのメンバーが尋ねてくるが、大丈夫。約束を守るのが信頼を得る最も簡単な方法だから。

 

 「それにしても、ラムはどちらに行かれたのでしょう?」

 

 「わかんないわよ。私だって本当の顔を知らないのだし。」

 

 こんな時は飲むに限るわ。えっと、ブランデーはどこだったかしら?

 

 「いけません。昨日も飲みすぎたでしょう。」

 

 「コニャック、アルマニャック。60過ぎのババアなんだからいいじゃないのぉ。」 

 

 子飼いの中でも際立った二人に口を尖らせて反論するが、ブランデーはおろか酒という酒を没収される。

 もう少し自由というか。反抗期がほしいねぇ。

 

 「大人しくお茶で健康に気をつけてください。」

 

 渋々お茶を飲みつつ、コードネームを持つ面々を思い出したが、なんともまぁ個性的な面々よ。その個性的な面々がそれぞれ息のかかった『部下』や『協力者』、『組織』をもってるなら、仕方な無い面もある。たが、もう少し老人には優しくしてほしいものだ。

 私が死ぬ前になんとかなれば良いのだがなぁ。と、思いつつ袖に隠し持ってたブランデーの小瓶を取り出し、お茶に流し込んだ。

 





 ※オリ黒の組織メンバー その1

  ・グラッパ (68)

  ・個性的なメンバーに色々介入して世話を焼く幹事役の気のいい老女と、メンバーを大まかに監視して独断専行が過ぎるのを抑える鬼婆の2面を持った老齢のメンバー。
  ・ピスコ同様に、長い間組織に席を置く。
  ・人の使い所や能力が有りそうな部下の教育、後始末に動くことが主な仕事。
  ・小事が起きたら、大事でもみ消す。小火が起きたら、ダイナマイトを投げ込んで小火の事から意識を逸らすタイプ
  ・ピスコも老体であれだけ言える地位で動けて、ラムも男だし、女の大幹部がほしいよね。で、作られました。

  

時計じかけの摩天楼の方向性(プロット自体は何故か手元に届いてる。)

  • どうせ壊れるなら突き抜ける
  • せめて時計じかけの摩天楼の原型は残して。
  • チョイ役でもいいじゃん。オリ主。
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