「んで?なんだったんすか?いきなり?オレっちたちの世界が漫画の世界ーっす。なんて言い始めたの。」
「やっぱり近藤室長に相談しましょうよ。あの人、心理カウンセラーもできますし。」
「鬼の霍乱ですわー」
本日の仕事もしっかり終えて、せっかく夕飯をご馳走してるのに心配の欠片もなさそうな後輩たちを見て安心するやら、なんとやら。
「仮にも尊敬する先輩に、その言い分はないだろーが?ん?」
「尊敬はしてないっすわ。頼りにはしてますけど。」
「パワハラですかー。」
「戦闘機を
「ありがとよ。心無い後輩たちをもって俺は心休まらないよ。」
「「「いえいえ、それほどでもありません。」」」
「褒めてないわ!」
悩みすら飛んでいきそうな個性的な後輩とのやり取りで多少気が楽になった為綱は6杯目のカツ丼を注文した。
現世に転生してこの体。つまりは『特典その1・強靭な身体』になって、ギャグ漫画のような食欲になった。どこに溜め込んでいるのかわからないが食ったら食ったで食いだめしてるらしく2ヶ月ほど水も食事も必要なくなったこともあった。
(俺は世界の主役!ってなるつもりもなかったけど、転生といえば昔の若い奴らに聞いたら『中世』あたりだと思いこんでたからなぁ。)
対外任務で大暴れしていたことは全力で動けて不満もたまらなかったが、本土の本部勤務になってからは全力で身体が動かせないためかストレスが少しばかりある。
『毛利探偵。この度も事件解決、お見事でした。』
「この人っすか?先輩を冤罪にしようとしてたの?」
思考の海に入りかけていた為綱の耳にテレビと柳生田の声がはいる。
(世界観を自覚するようになって、違和感が結構出てきたなぁ。)
毛利小五郎が有名になってまだ一年すら経過してないのに、携帯はスマホに、ブラウン管は液晶になっている。それに都内で爆破事件やなんやが起きてる。格闘技では一部はパンチで相手が宙を舞う。
前世からすれば異常すぎる。
(今日何度目かもうわからない。でも、一言言わせてくれ。気づけ俺。)
「先輩〜?また悩んでるんすか?冤罪疑惑の主が出たからって襲わないでくださいっすね。どうどう。」
「そこまで見境なしじゃないわい。別に誤認逮捕されたわけでもないし、有罪判決出たわけじゃないから昨日で忘れたよ。そんで柳生田。午後に近藤室長に呼ばれてたけどヤラカシたのか?」
「ちゃうちゃうっすよ。なんか『外』からネズミが来たとかで備品の準備しとけー。って。」
「そーなの?先輩じゃないけど、無駄飯食ってたいわー。奥さんとイチャイチャしてたいわー。」
「ここ一年。とは、言わないっすけど国内騒がしいっすよね?」
「塚本先輩がマジギレしないことを祈りますか。仮面ヤイバーかゴメラでも呼んでこないと対応できなさそうですけどね。」
(黒の組織やFBI以外にもいるのかもしれないな。………もう少し原作読んどきゃ良かった。いや、知ってても昨日まで自覚してなかったし。)
それに知ってても防衛省に入った時点で関わりが殆ど無い。映画に海上自衛隊は出たらしいが、防衛5部に配置される前は陸上自衛隊だったから関わることなかったろうが。
「公安も騒がしいらしいからねー。また俺たちに『処理』されたらたまったもんじゃないってお怒りだったらしいねー。」
「そうは言うっすけど、腕っぷしならともかく調べで
「そもそも、ウチは『外』への対処っすよ?内側に入り込んだネズミ退治。食い込まれてるのを恥と思わないとね。俺たちが本部勤務。そして『一室』で仕事するのは……」
後輩たちの話が警察組織への批判に向き始めたのを手で止める。
「仕事は仕事。無駄飯食っておける平和のために頑張りましょうか。約束通り払っとくから俺は先帰るぞ。」
「「「あざーっす。」」」
万札数枚を机の上に置いて、為綱は店をあとにした。
「そもそも、関わるにしろ。しないにしろ。巻き込まれそうだな。」
車を走らせ、思わず口に出た為綱だった。
読んでいただきありがとうございます。まさか読んでくれる方がココまでいるとは、アンケートは13日まで募集します。それまではオリキャラたちの中心で本編に、あまり関わりません。
塚本為綱(オリ主)の原作関係者は?
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工藤新一(江戸川コナン)
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毛利蘭
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服部平次
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怪盗キッド
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鈴木園子
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宮野明美(広田雅美)
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灰原哀(宮野志保)
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赤井秀一(FBI)
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降谷零(公安)
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阿笠博士(工藤家)
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警視庁
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一触即発だったけど、毛利小五郎
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ジン・ウォッカ(黒の組織)
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そんなん知らねぇ。(防衛省及び官公庁)