物語の世界。もしくは、似たような世界だと自覚して一週間が経過した。しかし変わりなく、今日も今日とて外敵駆除。
昨日はテロリストを全滅させ、今日はスパイの集会に乱入。アリの子すら潰す対応で容赦なくブッコロス。
「お疲れさんです。いつも通り処理しときますんで。」
「連日スイマセンね。荒らすだけ荒らして。」
「たしかに死体処理や痕跡消去は疲れますが、変わりに命はかかってませんから。持ちつ持たれつですよ。コレも良いですからね。」
と、頭を下げる為綱に「良い手当が出るんで。」と示すために、指で輪を作ってケラケラ笑う顔なじみ処理班長。常識的に考えれば不謹慎な態度のこの処理班長に為綱はもう一度頭を下げて現場を撤収した。
「また公安やら、警察やらに突かれますかね?」
バックアップをしていた後輩の一人が現場から出ていく為綱の後ろにつくと雑談を始めた。
「知らん。ほか部署との調整なんて、現場の人間が知るのが面倒だ。そもそも、泳がせて逃げられるのが『この世界の警察』だろうに。さらに言えば気がついてる感じもないぞ?」
「また変な言い方しますね?まぁ、たしかに妙に荒っぽい重犯罪に関しては抜けが多い気がしますね。いや、先輩に言われるまで気が付きませんでしたがね。」
『お二人さん。合流地点に車を用意してるっすから、さっさと移動してくだいっす。』
雑談をしていた二人の耳に柳生田の通信が入ってきた。普段なら急かさせる連絡はしない。
「なにかトラブルか?」
『そういうわけじゃないっすけど、珍しく警察が動きを見せたっすから、万が一に備えるために移動してくれっす。』
「わかった。」
銃器と装備を所定の場所に用意された袋に詰め、下水に落とす。スーツに着替えた為綱率いる強襲班は人混みに紛れた。
警察が到着したのは20分後。痕跡らしい痕跡はなく「誤報かな?」と、所轄の刑事はグルリと周囲を見回ると署に戻っていった。
「室長!人増やしてくれっす!」
「無理だ。」
『
「なんでっすか!?ココ最近毎日っすよ?そりゃ『5部』の仕事が始まって、まだ初期ではあるっすけど、毎日毎日の実戦は辛いっすよ?」
「予算がない!そもそも君たちクラスのスペシャリストとプロをガンガン引き抜いたら動きがバレかねん。私を含めて15名。これで目一杯の人員だ。」
「ぐぬぬっす。」
「そもそもこんだけ入り込まれて対処してない公安とか警察が悪いよー。」
たしかにココ数日はやけに『鉄火場仕事』が多い。ヒドイときにはトリプルブッキングもあったな。近藤室長としても今のところ部下の被害も、関わった証拠も出てないがスーパーマンでも、仮面ヤイバーでもない人間がやること。いずれボロが出るだろう。とは考えていた。
しかし、国家防衛・国体護持・外敵排除としては、間を空けて「泳がす」ことは出来ない。
泳がせて万に一つでも重要情報が漏れたら大事になる。
「それにやたら米国関係が多いのもメンドイー。」
有無を言わさずぶっ殺す、水際殲滅とも呼べる戦法を使ってる防衛5部としてはバレると国際問題になりかねない。いや、必ず問題になる。
国家を守るために法外な方法を使っているので、バレて国を窮地に送るわけには行かない。
(ブラック企業なんて目じゃないわな。近藤室長も頭がイタイだろう。)
いやー、変に頭が良くなくて良かったわー。と思った為綱ではあったが、収拾がつかなくなる前に、ムスッとした顔を崩さずに不満を言う後輩たちをなだめるのだった。
こちらも結果だけ言えば、現状維持ままで対処することになり本日は待機人員を残し、解散となった。
「ただいまー。って、言っても誰も居ないんだけどね。あー、冷蔵庫の中は空か。どうすっかな?」
3日ぶりに自宅に帰ってきた為綱は一人暮らしとは不釣り合いの大型冷蔵庫を開けるが、中には飲み物は有れど腹が膨れるものはなかった。
そういえば、最後に自宅で食事したの何時だっけ?いや、レーションと非常食食べ……いや、ソレを抜いたら記憶にある限り、ひと月は家で温かい食事を食べてない気がする。
「…………あれ?これって社会人として、大人としてまずいのでは?」
いや、仕事だしね?と、誰ともなく言い訳を考えたが、仕事の合間で趣味をする後輩たちを思い出すと言葉に詰まり、上司で自分より忙しい近藤室長は週末には釣りや将棋を行い、何故か
「いやいや、仕事が忙しいから仕方ない。そうだ。そうに違いない。……メシ食いに行くか。」
虚しさを覚えつつ、都内の食い放題で目一杯食べた為綱はめでたく出禁を食らうことになった。
塚本為綱(オリ主)の原作関係者は?
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工藤新一(江戸川コナン)
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毛利蘭
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服部平次
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怪盗キッド
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鈴木園子
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宮野明美(広田雅美)
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灰原哀(宮野志保)
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赤井秀一(FBI)
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降谷零(公安)
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阿笠博士(工藤家)
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警視庁
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一触即発だったけど、毛利小五郎
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ジン・ウォッカ(黒の組織)
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そんなん知らねぇ。(防衛省及び官公庁)