『警察がまたもや怪盗キッドに宝を盗まれました。平成のルパンという異名は伊達ではないとの事ですね。』
『警察として失態でしょうが、相手が悪かったとしか。なにせ正体不明の怪盗ですからね。』
『警察として失点を取り戻し――』
ニュースが流れてたテレビが消され、休憩時間終了を告げるラッパが響く。
「あー、イイトコだったのにー。」
「室長。ヒドイっすよ。」
「他人の不幸でメシを食うな。全く。」
チャンネルをポンポン肩を叩く室長は相変わらずムッとした強面で周りを睨むように見渡す。
「そもそも怪盗キッドとやらは、あくまでも盗人。ウチとかかわることはない。」
「そんなことないっすよ。万が一サミットとか襲われたら……。」
「それはSPの仕事だ。防衛省も人員は出すが、武装も制限されるわい。仕事しろ。」
そりゃそうだ。たしかにサミットで重機関銃や小銃ぶっ放すのは論外だよねー。
などと、ちょっとばかり騒ぎになったが、仕事に戻る防衛5部の面々。……しかし、
「ちなみに先輩ならどうするっすか?もし、怪盗キッドとやるとしたら?」
「ないわ。なにせ国家を揺るがす国賊でも、外患でもないからねーよ。」
静まった騒ぎを再燃させる一言で、燃え上がる防衛5部。連日の出勤で結構テンション上げないとギリギリなのかもしれない。
「そんなこと言わずー。どうするんですー?」
「仕事せんかい!」
「室長。聞いたらやるっすから。」
「まったく。こうなったら止まらんか。どうだ?為綱?」
室長まで話に加わってしまったら逃げ場はない。為綱は頭を2度ほど掻くと、
「俺より頭が良ければキッドの勝ち。悪かったら俺の勝ち。被害を考えたらキッドの勝ち。考えなければ俺の勝ち。以上だ。仕事しろよ。室長。提出の印鑑もらえます?」
「わかった。話もあるから丁度いい。」
近藤室長と為綱が部屋を出ると、部屋に残った面々は集合とばかりに空いたスペースに固まった。
「どゆことっすか?」
「想像だけど、逮捕も隠密に殺害もできないなら、街ごと吹き飛ばすんじゃー?」
「ありそうだ。」
「頭の良さってのは?」
「キッドが出てくるってことは仕掛けは終わってるから、いかに気がついて先を潰せるか。ってこと?」
「多分ねー。」
雑談の合間に仕事をする防衛5部。鬼の居ぬ間に洗濯らしい。
「確認お願いします。」
「ふむ。誤字脱字はないようだな。ちょっと前に出された書類はヒドイもんだったがね。で?何を悩んでる?」
「まぁ、単なる野暮用みたいなもんですよ。」
ペラペラと書類を確認する近藤室長。チラリと為綱を見る目はいつもと違った。
(目が座ってるな。近藤室長。かと言って、変な悩みだからな。いくら室長でも答えは出ないだろうし。)
と言っても聞くまで粘る気だろう。こうなったら誤魔化すべき。
(なんだろうけど、無理だわ。精神科医相手にウソは通じない。いや、うん。無理。話せる範囲でゲロっちまおう。)
そうそうに大きな抵抗を諦めた為綱。近藤室長の前に椅子を持ってきて腑抜けた顔をして座り込んだ。
「さぁ、根こそぎ話してもらおうか。」
「ははは……。御手柔らかにお願いします。」
(普段の怒鳴り声や態度より、マジモードになった方が百倍怖ぇ……。)
大した話じゃないですよ?実は。と、話を始めた。
塚本為綱(オリ主)の原作関係者は?
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工藤新一(江戸川コナン)
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毛利蘭
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服部平次
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怪盗キッド
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鈴木園子
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宮野明美(広田雅美)
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灰原哀(宮野志保)
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赤井秀一(FBI)
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降谷零(公安)
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阿笠博士(工藤家)
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警視庁
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一触即発だったけど、毛利小五郎
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ジン・ウォッカ(黒の組織)
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そんなん知らねぇ。(防衛省及び官公庁)