5月13日 午前6時をもって締め切ります。参加してくれた方ありがとうございます。まさかこんなに集まるとは。
「と、言うわけでして。夢と言うか。昔読んだ本の世界と似てるというか。既視感というか。ともかく、周りに違和感を感じ始めましたので、どうしようか?などと考えてました。」
コイツ。話せと言ったのに。まだ何か隠してるな?気が付かないとでも思ったのか?違うな。数年の付き合いではあるが、そこまでバカじゃない。………若干、やってみてから考える方向性はあったが。
「近藤室長??」
それにコイツが話さないなら、それなりの理由はある。仕事上の悩みなら隠さないから、私事だろう。そこまで踏み込むわけにもいかん。特に色恋沙汰なんてモノだったら、目も当てられん。
「解決するためには何が必要だ?時間か?金か?コネか?」
それなら解決できる手段を選ばせて解決してもらう。梃子でも動かないほど頑固じゃないが、無意識なのか。意識してか。変に抱え込むクセはなんとかならんか。
自分の頭に手を置いて考えると為綱をみて、私は失礼ながら一応人間の部下の厄介事を予想し始めた。
「時間ですかね?」
10分ほどシッカリ悩んだ為綱は答えを出した。
「わかった。休みも2週間ほどあったな。休め。」
「はい?」
正直抜けた穴はデカいが、周りも俗に言う「おんぶにだっこ」な状態になっても困る。それに、このままこいつの悩みが深刻になって爆発するよりは、折り合いをつける手段を見つけさせたほうが良いだろう。
「悪いと思うなら、さっさとその問題を解決して戻ってこい。いいな?」
大きな体をアタフタさせるなバカモンが。私は、にらみつけるように為綱を見る。
何か言いそうになった為綱は苦笑いを浮かべながら渋々、本当に渋々としながら休暇を取った。
「書類の提出だけしたら帰りま――「帰れ!時間がほしいといったのはお前だろが!」――わかりましたぁ!」
往生際が悪い為綱を叩き出して、私は残りの部下になんと説明するべきか。と、痛む胃をさすりつつ薬を用意することになった。
「これで何も変わらんのなら、使い潰すつもりだ悩む暇など与えんからな。」
「室長ー。それパワハラですよー。」
「慌てて先輩帰ったっすよ?何言ったんすか?」
為綱が帰ったことを確かめ、部下に休みを取らせたことを伝えたが、帰ってきたのは何とも冷たい対応だった。
ブーブー文句を垂れる部下に多少イラ立ちながらも出来るだけ冷静に言葉を返すことにした。
「貴様らはもう少し自立せんかぁ!!万が一、為綱が長期離脱したら今回と同じ反応するつもりか!バカどもが!」
冷静じゃないって?理由を説明しても納得しないなら、力関係で納得させるまでだ。特にそこの柳生田たち3人。納得してないのも不満を垂れるのも、お前らだけだぞ?後輩や部下の態度でもパワハラが成立するって知ってるか?
・近藤静夫(51)
・『防衛5部』のトップ。通称・室長
・バーコードハゲ、丸メガネ、眉間のシワ。と、見た目も中身のほとんども『昭和のカミナリオヤジ』
・元々は実働経験豊富な医官だったが、海外派遣時の対応や上にも噛みつく度胸を買われトップに就任。
・部下にも厳しく、自分にも厳しく、上には更に厳しく。
・為綱が頭が上がらない三羽烏の一人。
・趣味は将棋と読書。
・胃を痛めたのは、トップに就任後。個性的な部下と過激な上司。さらに連日の出動など中間管理職としてのストレスが原因
時計じかけの摩天楼の方向性(プロット自体は何故か手元に届いてる。)
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どうせ壊れるなら突き抜ける
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せめて時計じかけの摩天楼の原型は残して。
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チョイ役でもいいじゃん。オリ主。