お前は天に立て、私は頂をこの手に掴む   作:にせラビア

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第113話 そろそろ時間切れ&新しい展開が始まる

 光陰矢の如しとはよく言ったもので。

 気がつけば結構時間が流れました。

 

 その間、色んなことがありました。

 

 特筆すべきは……そうですね……

 

 阿散井君が六番隊の副隊長になりました。

 白哉に可愛がられていたものね。そのうち義理の義理の兄弟になるのかと思います。

 とはいえ白哉からのコネで副隊長になったわけではなく、彼本人もかなり努力した結果でもあります。

 十一番隊でも一角の次くらいに強くなって、しかも卍解まで到達しました。ルキアさんももう後一歩くらいなんですけどね……卍解……

 先を越されたことをかなり悔しそうにしていました。

 嬉々として白哉に卍解を披露していた彼は、とっても無邪気で可愛かったです。

 

 

 

 続いて一角……というか十一番隊ですが。

 隊長と副隊長が引き締めたおかげか、かなり底上げされたみたいですよ。 

 なにしろ初代剣八が――更木副隊長のついでとはいえ――鍛えてくれますからね。強くならないと殺されかねないという、切実な理由があります。

 

 そのおかげでしょうか。

 この間、初めて負けました。

 一角に。

 相手が卍解をかなり使いこなしてきましたからね。龍紋鬼灯丸は勿論、その先も使いこなされると、流石に始解だけでは対応しきれませんでした。

 

 あと。

 綾瀬川五席が、なんだか知らない始解で襲いかかってくることもありました。

 あの植物の蔓みたいな能力!! あれ反則でしょう!? 霊圧を吸うって、初見殺しもいいところじゃない!!

 驚きつつも、一気に駆け寄って殴って気絶させましたけどね。

 能力発動から完成までにタイムラグがありすぎるのよ、アレ。

 

 肝心の更木副隊長ですが。

 現在、卍解への準備をしているとかしていないとか。そんな感じらしいです。

 女性死神協会に参加したときに、草鹿三席が楽しそうに教えてくれました。

 彼女は更木副隊長が強くなってくれるのが嬉しくて仕方ないみたいです。

 

 

 

 

 

 そしてルキアさんですが。

 なんと現世に行ったようです。

 これが歴史の強制力ってやつでしょうか?

 

 詳しく理由を聞いてみたところ、何でも「現世駐在員の交代要員の関係で行け」と上から命令されたみたいです。その際には「必ず朽木ルキアが行け」みたいに厳命もされたみたいですよ。

 色々と不満や不審に思いつつも、彼女は従って現世へと出発していきました。

 

 ただ、出発前――辞令が下った時から色々と相談されましたよ。

 ……白哉から。

 詳細な内容もそのときに聞きました。白哉から。

 

 泣きそうな白哉から相談されつつ、私は思いました。

 

 ルキアさんが現世に行く。

 

 

 ――つまり。

 

 

 そろそろ、事件が起こるってことですね。

 そして、織姫の山を登る(おっぱいをもむ)ことも出来るようになるってこと!

 

 よーし!! 

 私たちの戦いはこれからだ!!

 

藍俚(あいり)殿の次回作にご期待下さいでござる!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……って感じで終わらせて良いじゃない。もう100話超えてるのよ……?

 いい加減、飽きられてるって。終わらせちゃいましょうよ。

 

 え? 駄目なの……!?

 

「はぁ……それにしても……」

 

 私は天を仰ぎながら呟きます。

 

 

 

「東京の空……久しぶりに見たけれど、こんな感じだったっけ? なんだか、つまらないものね……」

 




(短くて)すまぬ……

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