お前は天に立て、私は頂をこの手に掴む   作:にせラビア

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第117話 悪巧みとネタバラシ

「さて、この中なら良いでしょう。待たせてごめんなさいね」

 

 穿界門(せんかいもん)を通り抜け、断界(だんがい)の中へ。

 そして門が完全に閉じ、外部との繋がりが絶たれたことを確認してから、私はホッと息を一つ吐きました。

 

「え、あの……それはどういう……」

「おっ! やっとですか先生!! 待ちくたびれましたよ!!」

 

 多少なりとも予め説明を受けていただけに、阿散井君もようやく表情を緩めてくれました。反対にルキアさんは何のことやらと困り顔をしています。

 

「実は、今回の任務にはちょっとウラがありました」

「ウラ……ですか……?」

「とりあえず、何があったのか最初から説明します。要所要所で詳しい内容を聞きたくなるかもしれないけれど、そこはグッと堪えて終わりまで聞いてちょうだいね」

 

 一言そう断りを入れてから、何があったのか――私が一番隊へ向かい、総隊長から任務を受けるまで。

 続いて任務を受けてから、白哉とどんなことを話したのか。

 といった内容について、一通りの説明をしました。

 

「――というわけ。だから私たちがこうしている今も、朽木隊長は四十六室に嘆願しているの。本当ならルキアさんのことを自分で迎えに行きたかったでしょうね」

 

「そんな……兄様……」

「なるほど……そーいうことだったんスか……」

 

 説明を聞き終え、二人は感動したような態度を見せていました。

 何しろ「家族のためなら地位だって捨てる!」と公言してるようなものですからね。

 

「でもそれならそうと、俺にも教えて欲しかったっスよ」

「それもゴメンね。何度か言ったように"説明の手間を省くため"って理由もあったんだけど、実は他にもう一つ、どこに監視の目や耳があるか分からなかったから、迂闊には言えなかったって理由もあったの」

「なるほど……そういうことっスか。断界(だんがい)の中なら、まあ、危険性は少ないでしょうね」

 

 現世と尸魂界(ソウルソサエティ)とを結ぶこの空間――断界(だんがい)の中は、通常の空間と比べて色々と不安定な場所です。

 特に顕著なのが時間の流れでして、外界よりも濃密な時間軸が働いています。

 この中ならば監視されないだろう――仮にされたとしても、発覚までは遅れるだろうという考えからのことです。

 こんな辺鄙な場所でもない限りは怖すぎて裏の事情なんて話せません。

 

「……ん? ちょっと待って下さいよ!! だったら、行きの時点で説明してくれてもよかったんじゃないスかね!? 現世に行くときだって、断界(だんがい)は通ってるんスから!! 話すタイミングくらいあったでしょう!?」

 

 あー、気付かれちゃったか。

 私はちょっとだけ目を逸らしながら、その理由も答えます。

 

「阿散井君はその……下手に教えるとボロを出して、裏の事情に気付かれそうだったから……」

「ちょ! そりゃちょっと酷くないですかねぇ!? 俺だって、予め知ってりゃ演技の一つ二つくらい――」

「よっ! 尸魂界(ソウルソサエティ)(いち)の大根役者!」

「ルキア! テメェ!!」

 

 絶妙のタイミングで凄い合いの手を入れてきたわ。

 ルキアさんも結構やるわねぇ……現世で鍛えられたのかしら?

 

「ごめんごめん、そんなに気を悪くしないで。むしろ阿散井君が何も知らないでちゃんと本気で怒ってくれたから、監視の目は多少なりとも緩んでいるはずよ」

「そ、そっすか……? なら、まあ……」

 

 監視の目がちゃんとあったのかは知りませんけど、多分見てるんでしょうね……

 藍染とか藍染とか藍染とかが。

 多少なりとも"素直に受け入れた"って信じてくれ……ないでしょうね、多分だけど。

 

「それと、ルキアさん。あなたが現世で知り合った、あの黒崎一護って子のことだけど――」

 

 さて、懸案事項その二です。

 

「怪我をさせてしまってごめんなさい。ああするしかなかったの」

「いえ、そんな……頭を上げて下さい先生!!」

 

 深々と頭を下げれば、彼女は慌てた様子を見せます。

 

「こういう状況になった以上、あの結果は仕方なかったかと思います。最悪、殺されるとまで思っていましたが……むしろ最小限の被害だけで済ませて頂いて、ありがとうございます」

「……ケッ」

 

 一護の話題を出した途端、阿散井君が不機嫌になりました。

 本当にわかりやすいわね。

 

「心配じゃないの?」

「正直に言えば、心配、です……あやつは、色々と、未熟で、ですが常識外れなところもあって……」

「情が湧いた?」

「ええ……えっ!?」

「なっ……!! お、オイ、ルキア! そりゃ、どういうことだ!?」

 

 生返事のように頷き、頷いた後で何をしたのか気付いたルキアさんが顔を真っ赤にしました。

 阿散井君もまた「それは聞き捨てならねぇ!」とばかりに身を乗り出すようにして会話に首を突っ込んできます。

 

「ち、ちちちち違います! あれはなんというか、無鉄砲でその、出来の悪い後輩の面倒を見るようなもので……!! 目が離せないというか……!!」

「でも、この数ヶ月は一緒にいたわけでしょう? それに、さっきまでのやりとりを見ている限りだと、随分仲が良さそうに見えたけど? 一緒に学校へも行ってたし、ざっと見た限りだけど彼の家に住んでいたんでしょう?」

 

 ちらりと阿散井君を横目で見ながら、そんなことを口にします。

 

「なにーっ!! お、お前ルキア!! 男女七歳にしてなんたらかんたらって言葉を知らねぇのか!!」

「なんだその"なんたらかんたら"というのは!!」

「知らねぇ!! けどなんかあっただろ、そういう言葉がよ!!」

 

 ――男女七歳にして席を同じゅうせず。

 子供でも七歳になったら男女の区別を自覚させて、同じ場所に座らせてはいけない。そんな意味の言葉よね。

 やっだぁ、阿散井君ってば超古風。

 たしか一護の部屋で一緒に暮らしてただけでしょ? ……普通に聞けば同棲か。

 

「だ、だとしても、なぜお主にそんなことを言われねばならぬ!!」

「んなもん、心配だったからに決まってんだろうが!!」

「一護は確かに男だが、まだ子供だぞ!! 何故そこまで!!」

「お前のことが好きだからだよ!!」

 

 あら!

 

「……………………な、なななななな……!!」

 

 言った方も言われた方も、一気に顔が真っ赤になりました。

 時間も場所もへったくれもわきまえない、勢い任せの大胆な言葉。

 でも偉いわよ阿散井君! よく言った!!

 

「何を言っておるかこの大馬鹿者ぉぉっ!!」

「う、うるせええええぇぇっ!! ああ、そうだよ!! 俺は大馬鹿だよ!! お前のことが好きだってずっとヘタレて言えなかった!! お前が極刑だって聞いても、逆らえなかった!! お前が死神の力を渡した相手だって、あんな野郎じゃなければこんな感情にはならねぇよ!! 名前も知らねぇような男がお前と一緒にいたってわかったから、こうなっちまったんだ!!」

 

 若いって良いわねぇ……

 

「れ、恋次……それは、その、つまり……」

「お前の減刑が叶わなかったら、そん時は俺もお前と一緒に逃げる!! 俺がお前を守ってやる!! 朽木隊長の案の尻馬に乗ってるようで心底情けねえとは自分でも思う! けど、俺のこの気持ちに嘘はねぇ!!」

 

 ルキアさんの両肩を掴み、まっすぐに瞳を見ながらの告白です。

 そのまましばしの間、無言の時間が流れ続け――

 

「ふ、ふん! 貴様が情けないことなど、流魂街にいた頃から知っておるわ!」

 

 ――先に動いたのはルキアさんでした。

 彼女は目を逸らし、怒ったようにそう言いました。

 ですが、それは照れ隠しの言葉だというのは誰の目にも明らかです。

 

「それと、その話の返事は、今回の事件に決着がついてからだ……どのような結末になるか、分からぬからな。お主とて、短期間で死に別れなどしたくはあるまい……」

 

 あらやだ! それってもう「生き延びたら付き合いましょう」って言ってるようなものじゃない!!

 

『えんだあああああああああああああ!! でござる!!』

 

 きゃあっ!! びっくりしたわ。

 ずっと大人しいと思ってたら急に……

 

『今回はこのまま、ただの説明回で終わるのだろうと思っていたところで、なんというサプライズが飛び込んできたでござろうか!! 恋の換気扇が音を立てて回りまくりんぐでござるよ!!』

 

 恋の換気扇って何!? どういう意味なのよ!? 風通しがよくなるの!?

 

『ルキア殿が一護殿と! 見ず知らずの男と三ヶ月も一緒にいたと聞けば!! そりゃあもう阿散井殿は気が気じゃねぇでござるよ!! たった三ヶ月目を離しただけでオレンジ頭の高校生にルキア殿の心も身体も奪われたかもしれぬでござるからなぁ!! そうと考えたら焚き付けられて突っ走ってしまうのも至極、至極当然でござる!!』

 

 表現については色々と言いたいけれど、気持ちとしてはまあ……そうね。

 同意出来るわ。

 阿散井君からすれば、現世でルキアさんと一護の関係性とかを知った瞬間から気が気じゃなかったでしょうね。

 

『トンビに油揚げをさらわれた気分とはまさにこのことでござる!!』

 

 そう思い込んでしまい、感情が爆発しちゃって気付けばこんなドタバタに……

 でもまあ、いい話じゃない。

 なんだかんだいっても、上手くまとまったみたいだし。

 

「お、おうっ!! 任せとけ!! この俺様がバッチリ守ってやるからよ!! だから絶対に生き延びるぞルキア!!」

 

 どうやら阿散井君にルキアさんの真意は伝わったようです。

 嬉しさを我慢しきれないような、情けない。けれども心底幸せそうな表情で胸をドンと叩きました。

 一組の男女の気持ちが通じ合った瞬間ですね。

 

『いやあああああああああああああ!! でござる!!』

 

 あんたのそれはもういいから!!

 歌いたいなら、豪華客船と一緒に海に沈みながら歌ってなさい!!

 

『なんと!! 拙者はローレライやセイレーンに生まれ変われるでござるか!?』

 

 ……もう突っ込まないわよ。

 

「……こほん。もういいかしら?」

「あ! す、すみません先生!!」

「申し訳ありません!! 恋次が妙なことを……」

「はいはい。恋人同士イチャつくのは後でたっぷりやってね」

「こっ! 恋、人……!」

「イチャ……!」

 

 えぇい、ウブな反応をしおって!! 恋人同士かあんたらは!!

 ……恋人同士だったわね。それもなったばっかりの。

 

「気を取り直して、各人のこれからの行動について決めておきましょう」

「これからの……?」

「行動……?」

 

 何を言いたいのか分からない、という表情を二人は浮かべます。

 

「ルキアさんはこれから囚人として捕まって貰います。大人しく罪を受け入れて、反省している態度を取っていれば、多少なりとも減刑が望めるかもしれないわ」

「……ああっ! なるほど、そういうことですか」

「分かってもらえたかしら? 私だって、ルキアさんを極刑に処すのは反対。確かに大罪を犯していても、この判決は絶対におかしい。だから、座して待つより少しでも何かしておきましょうってこと」

「じゃあ俺は……どうしましょうか?」

「阿散井君は、朽木隊長の代わりに六番隊を仕切っておいて。真面目に業務を遂行して目を欺きつつ、脱出経路の確認とかをしておいてもらえるかしら?」

「分かりました!!」

「一応、朽木隊長とは簡単にでも良いから打ち合わせはしておいてね。今のは、私が思いついた作戦で、あっちでも何か別案を思いついているかもしれないから」

 

 考えられるのは、こんなところよね。

 

「あとは私だけど……私は私で、色んな方向から訴えかけてみるわ」

「ありがとうございます!!」

 

 いーのいーの、ある意味では予定調和だから気にしないで。

 

「それと……さっきの話にちょっと戻るけれど、あの黒崎君って子がルキアさんを取り戻しに尸魂界(ソウルソサエティ)まで来てくれたら、話はもうちょっと違ってくるんだけどね」

「……は!? いやいや先生、それはちょっと……無理っスよ」

「流石にそれは……先生は"一護の鎖結と魄睡を砕いた"と……」

「ええ、そうよ。だからもう、彼が来ることはありえない。でも、仮に"全く関係ない外部からの闖入者が大暴れ"してくれたら、その混乱に乗じてルキアさんを取り戻すのにも随分と楽になるんだけどね……」

 

 ……大丈夫よね!? アレでよかったのよね!?

 一護、死神になって尸魂界(ソウルソサエティ)まで来てくれるわよね!?

 うわぁ……今になって心配になって来たわ……

 

「ごめんなさいね、変なこと言っちゃって。忘れてちょうだい」

「いえ……」

 

 阿散井君の大胆な告白を受けても、やはりまだ思うところはあるのでしょうね。

 ルキアさんの表情は晴れません。

 

「ルキア! そんな顔するくらいなら、なんとしてでも生き延びて、んで現世に行って、アイツにちゃんと事情を話せばいいじゃねぇか!!」

「恋次……?」

「そんときゃ勿論、俺も一緒に行ってやる!」

「あ、ありがとう……」

 

 下手な励まし方ねぇ……でも、なんていうか阿散井君らしいわね。

 

「じゃあ、そろそろ尸魂界(ソウルソサエティ)に向けて出発しましょうか」

「「はい!!」」

 

 話し合いを終え、断界(だんがい)の通路を私たちはようやく進みました。

 

 

 

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 断界(だんがい)の仲を歩くことしばし、出口の穿界門(せんかいもん)をくぐり抜けて、何事もなかったかのように尸魂界(ソウルソサエティ)まで帰ってきました。

 

「やれやれ、ようやく帰ってこれたぜ……って、何してんスか?」

「ちょっと朽木隊長に連絡をね」

 

 伝令神機を操作して、白哉に通話モードで連絡を取ります。

 

「……あっ、もしもし。朽木隊長ですか? ええ、湯川です。ルキアさん捕縛の件ですが、任務は恙なく終了しました。彼女も"事の重大さをしっかりと受け止めて反省しています"し、態度も大人しいものでした。戻ってくるまでの間に"自分が今、どういう状況にいるのかをしっかりと説明した"のが効いたんだと思います」

 

 まずはルキアさんの件。

 

「それとお借りしていた阿散井副隊長ですが、彼もすごく優秀でしたよ。朽木隊長の考えをよく知っていて"これからも隊長と一緒に働きたい。たとえ隊長が死神を止めてもずっとついて行きたい"と絶賛していたほどです。良く出来た副隊長で羨ましい限りです」

 

 続いて阿散井君の件を告げます。

 

「はい、ルキアさんは六番隊の獄舎へと収監しますので。はい、それでは失礼します」

 

 と、コレで伝わったわよね。

 

「あの……先生?」

 

 通話を切り、人差し指を軽く立ててナイショのポーズをして伝えます。

 

 一見すれば普通の業務報告ですが、知っている者が聞けば「二人に裏の事情を話した。阿散井君も全面協力してくれる」と白哉に伝えているわけです。

 伝令神機という、やろうと思えば簡単に通話内容を知れる道具で連絡したのもポイントですね。

 こうすることで「ちゃんと任務を遂行していますよ、上の命令に従ってますよ」というアピールにもなりますからね。

 こういう小細工、実は結構好きです。

 

「じゃあルキアさん、これから牢まで移送するわよ。窮屈でしょうけれど、頑張ってね」

 

 とはいえ、どこまで通じるかは分からないんですけどね。

 やらないよりはマシってことで。

 

 

 


 

 

 

不定期連載 今日の一護

 

 

「それで!? 尸魂界(ソウルソサエティ)についての話ってのはどういうことだ!!」

「まあまあ、落ち着いて下さいよ」

 

 無事に浦原商店へとたどり着いた一護君。

 ですが到着した途端、浦原さんの襟首を掴んで大声を張り上げました。

 おやおや、どうやら早く事情を知りたくてウズウズしているようです。

 

「落ち着いてなんていられるかよ! そんな暇あるわけねぇだろ!!」

「いえいえ、まずは落ち着く事が先決っスよ。だって黒崎サン、手加減されて負けてるんですよ?」

「ッ!?」

 

 一護君の手から力が抜けて、図星を突かれたようになりました。

 

「片方の死神からは反撃も出来ないくらいにボコボコにされて、もう片方の死神には反応すら出来ずに刺された挙げ句、怪我を全部治されてる。こっちは敵を殺すくらいの勢いで挑んだってのに、敵からは殺さないように心配されてるとか……うわー恥ずかしー。穴があったら入りたいってのは、こういうことですかねぇ?」

「なっ!! て、テメエ!!」

 

 本人も全くもって同意見でしたが、まだまだ子供の一護君。

 子犬のようにキャンキャンと吠えることでそんな弱い気持ちを隠そうとしています。

 

「今のキミじゃあどれだけ暴れても吠えても焦っても、何の役にも立ちゃしないんです。順番を間違えちゃ、出来ることも出来なくなりますよ?」

「……だったら、どうしろってんだ!?」

「そりゃ勿論、修行っスよ修行。通例通りなら、尸魂界(ソウルソサエティ)は極囚に刑を執行するまで一月の猶予期間を取りますから、少しだけ時間はあります。ですけどせっかく助かった命なんですから、ここで諦めるって道もありますけど……どうします?」

 

 浦原さんの言葉に、一護君は「やる」と男らしく答えました。

 

 

 

 

 

「あの店の地下にこんなバカでかい空洞があったなんてー!!」

「ウルセーな。わざわざ代わりに叫ばなくても十分ビックリしてるよ!」

「穴があったら入りたいとはまさにこのことだー!! 夢が叶ったぞー!!」

「ウルセーよ!! なんだそれ前に言った台詞じゃねぇか!!」

 

 とか。

 

 

 

「修行を続けりゃ、俺を刺したあの背の高い女の死神! あいつにも勝てるようになるか!?」

「いやぁ……湯川さんに勝つのは多分無理っスねぇ……諦めてください。逃げることもまた勇気っスよ……」

 

 とか。

 そんな会話を交わしつつ、一護君の修行は進んでいきます。

 




●今日の一護
地の文を変更。
「本日ご紹介するのは、東京都空座町の一護くん(オス 16歳)
 ちょっぴり鋭い目つきと、オレンジ色の髪が彼のチャームポイントです」
みたいな感じのノリを目指します。

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