お前は天に立て、私は頂をこの手に掴む   作:にせラビア

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第210話 健康診断とマッサージをしよう - 花天狂骨(お花) -

「四番隊いうんは、ここでようござんすか?」

 

 自信と気品に満ち溢れた澄まし声が辺りに響き、みんなは一瞬仕事の手を止めて声の主の方に顔ごと視線を向けていました。

 男性隊士の中には見た瞬間に「おお……」と鼻の下を伸ばしている子もいます。

 

「おやおや、注目を浴びるいうんも案外悪くないものだねぇ」

 

 幾つもの視線を平然と受け止めながら、くすくすと笑みを浮かべます。

 それだけで、ほんの少し笑っただけで強烈な花の香りが周囲に立ちこめました。

 四番隊――より正確には綜合救護詰所の中では、あまり香りのする香水や化粧品は御法度です。衛生面や患者に無用な刺激を与えかねませんからね。

 そんな、言うなれば"消毒薬の匂いに慣れきった子たち"が何の前準備もなしに強烈な匂いを嗅いだからか、とうとう男女問わず彼女に見惚れてしまいました。

 

「花天狂骨よね? 待ってたわよ」

 

 やって来た花天狂骨の応対へ私自ら名乗りを上げます。

 

 ……本当はこういうのって、部下の子たちの仕事なんだけれどね。

 偶然私が玄関近くにいたからよかったものの、隊首室とかに引っ込んでいたらどうなってたのかしら?

 まあ、今の骨抜きにされている姿を怒る気にはなれませんけども。

 私も実際、ドキドキさせられていますから。

 

「けど予定の時間よりも少し遅かったけれど、もしかして迷わせちゃったかしら?」

 

 なにしろ花天狂骨は"粋"や"艶"という言葉が抜け出てきたような存在です。

 男の加虐心を煽るような色っぽい容姿と挑発的な態度に加えて、胸元を大きく開けた扇情的な格好をしているわけですから。

 

 ……仕方ないとはいえ、男性隊士の視線が一点集中しているのが傍目に丸わかりです。

 全員谷間を見過ぎ! 同僚の女の子たちに愛想尽かされてもしらないわよ!?

 それを分かった上で「見るだけで良いのかい?」とばかりに胸の前で腕を組んで谷間を強調している相手も相手なんだけれどね。

 

 自信たっぷりを超えてもう、なんていうか傲慢なのよ。

 傲慢なおっぱい、とでも表現すればいいのかしら? でも傲慢でも許せちゃうくらいの魔性を漂わせているのよね……

 

「そうさねぇ……なにしろあちきは今までずっと移動は人任せ、自分の脚で歩いたことなんてありゃしない。けどまぁ、禿(かむろ)がお使いに出たんじゃあるまいし……ねえ?」

「それはお疲れ様でした。それじゃあ診察室にご案内しますので、申し訳ありませんがあと少しだけご足労をお願いします」

「よろしゅうお願いしんす」

 

 普通に応対をしているだけなのに「隊長凄い……」みたいな声が小さく聞こえてきます。

 いや、あなたたちが率先して案内に出ていればお話くらいできたのよ?

 

 けどまさか、禿(かむろ)なんて言葉を使うとはねぇ。

 簡単に言えば「お姉さんの身の回りの世話をする小さい女の子」って事なんだけど、それが普通に口から出てくる辺りは流石というか何というか……

 

 ……とと、いけないいけない。

 隊士たちが骨抜きにされているから軽く引き締めておかないと。うっかり単純ミスでも起こされたら困るからね。

 

「それとあなたたちは、通常業務をお願いね。そういうのは業務終了まで我慢すること」

「はっ、はいっ!」

「すみません隊長!!」

「それじゃあお願いするわね」

 

 大慌てで頭を下げる男性隊士たちを尻目に、花天狂骨を連れて奥へと向かいました。

 

 ……しかし、繰り返しになりますが流石ですね。

 不安定な高下駄を履いているのにしゃなりしゃなりとなんとも上品な様子。

 彼女が一歩歩く度に香りがふわりと流れて鼻の奥を擽ります。それどころか廊下に匂いが染みこんでいくかのようです。

 そして忘れてはいけません、おっぱいはふるふると誘うように揺れています。

 

「そういえば、花天狂骨って呼べば良いの? たしか京楽隊長はお花って呼んでいたけれど、そっちの呼び方の方が良いのかしら……?」

 

 なんとなく気になっていたことを尋ねます。

 あ、道中無言というのも寂しいなって思っただけですよ! 決してここで間違いを犯しかねないと思ったわけじゃありませんからね!!

 

「悪いんだけどねぇ、そう呼ばれるのは心に決めた相手だけにしておきたいのさ。遠慮してくれるかい?」

「あら、だったらどう呼べば?」

「そんなもん、花天狂骨でいいじゃないか。それが嫌なら"太刀"でもいいさ。ちょいと艶やかさにゃあ欠けるけどね」

 

 京楽隊長、めちゃめちゃ愛されてますね。

 

 ……あら? そういえば京楽隊長の斬魄刀って……本当に二刀一対だったっけ? なんだか古い古い記憶が違和感を訴えているんだけど……

 具体的には私が霊術院にいた頃や、死神になって四番隊で下っ端をやっていた頃の記憶が頭の中をつんつんしてくるのよね……これ、なんだったかしら……?

 

「さ、着きました。どうぞ、お入り下さい」

 

 そんなことを考えているうちに到着してしまいました。

 障子を開けて花天狂骨を中へと促しますが、あと一歩で敷居を跨ぐというところで彼女の脚が止まりました。

 

「なんとも殺風景な部屋だねぇ。密通ってのは、もう少し華やかな場所でするもんだよ」

「え……」

「主の目の届かない小部屋で二人きりになるんだ。密通みたいなもんだろう?」

 

 そ、そんなこと言われるとは思わなかったわ。

 いや、そうじゃないから!

 

「そ、そういうのは良いですから! ここに座って下さい、診察を始めます」

「せっかちだねぇ、あちきじゃなけりゃ袖にされてもおかしかないよ」

 

 くすくすと、からかう様に笑いながらも花天狂骨は素直に従い入室してくれました。

 うう、なんだかペースを握られっぱなし……

 

「まずは体付きの確認からしていきますね」

「おや、だったら脱いだ方がいいかい?」

 

 自然な所作で横になると、そう言うが早いか躊躇うことなくはらりと着物を脱ぎ捨てました。微かな衣擦れの音と共に花天狂骨の肌が露わになります。

 白く透き通った肌に、くびれた腰。お尻から太腿にかけてのラインは抱きつきたくなるほど整っていました。

 そして肝心のお山(おっぱい)は、すごく大きいです。

 むっちりと膨らんだお椀型の胸はツンと自信満々に上を向いており、これはもう凶器と呼んでも差し支えないほどでした。

 

「おいおい先生、あちきの身体に見惚れちまうのは仕方ないけれど、早く始めとくれ。このままじゃあ風邪をひいちまうよ」

「す、すみません……!」

「くれぐれも、痛くしないどくれよ。ぶたれて喜ぶような趣味は無いんだからさ」

 

 余裕の態度を崩さない花天狂骨に急かされるようにして、霊圧補充と身体構造の検査から始めていきます。

 肌の具合と筋肉の付き方を確認していくように丁寧に。

 

 すごい……お肌がツルツルだわ。

 肌の上に指を滑らせているんだけれど、引っかかりが全然ないの。しっとりと濡れたような艶やかな感触で、触れた部分が吸い付いてくるみたいです。

 それでいて、花天狂骨のあの太刀を振り回せるだけの筋肉が柔肌の奥にしっかりと備わっているのがわかります。

 

 そうでなくても、花天狂骨の肉体はムチムチでボリューム満点です。

 少し触れただけでもあちこちがたゆんと小さく揺れると、そこから女の匂いが漂ってきました。花盛りならぬ、女の盛りというところでしょうか。

 触れた指先にまで香りが移って来ているような気さえします。

 

「くすぐったいねぇ……そんなにあちきの身体が珍しいのかい?」

「ええ、まあ。これだけ扇情的な身体の持ち主は、女性隊士にも滅多にいませんからね」

「ふふふ……嬉しいことを言ってくれるじゃないか」

 

 素直な褒め言葉にくすくすと笑ったかと思えば、すうっと目を細めながら私の方を見つめてきました。

 

「けどねえ、先生の噂も耳にするのさ。なんでも色んな女を泣かせているとか……」

「えっと……泣かせて、ですか? 特にそんなことは……」

「おいおい、今更惚けるのは野暮ってもんだよ。女が骨抜きにされると噂の手練手管、一つ試してみせちゃあくれないかい?」

 

 ……コレ私、口説かれているんでしょうか? 普通にマッサージのリクエスト、ですよね……??

 ま、まあ……せっかくですから……

 

「分かりました。では、そこにうつ伏せになってください」

「あいよ」

 

 挑発的な表情を見せながら、うつ伏せになりました。

 大きな胸がむにゅりと潰れて形を変えるのを視界の端に捉えながら、マッサージオイルを手に取ります。

 

「それじゃあ、始めますね」

「はてさて、鬼が出るやら蛇が出るやら……」

 

 手に溜めたオイルを、まずは両脚へと塗り広げていきます。

 

「ん……っ……」

 

 ふくらはぎから足の裏、足指の間の一つ一つを丁寧にもみほぐしていくと、花天狂骨は一瞬だけ甘い声を上げました。

 艶やかな黒髪と頭が小刻みに揺れ動き、その振動が丸いお尻まで伝わってふるふると震えます。

 

 そのままふくらはぎから太腿へと撫で回していきます。

 太腿はむっちりとしていて脂がたっぷりと乗った、触り心地の良い太腿です。この太腿で膝枕なんてされたら、さぞ良い夢が見られそうですね。

 

「はぁ……そうそう、その調子だよ。なにしろ今日はずいぶん歩かされたからねぇ……ふぅ……」

 

 再び熱く艶めかしい吐息が吐き出されました。

 よほどリラックスしているらしく、組んだ腕に顎を乗せて今にもうたた寝をしそうです。

 落ち着き払ったその姿は、全ての刺激を受け入れて楽しんでいる節さえありますね。 

 

 それならそれで好都合。

 たっぷり時間を掛けてマッサージを行い、太腿の感触を堪能させていただきました。

 ほんの少しだけ隙間の開いた太腿の内側へぬるりと指を滑り込ませ、まさぐるようにしてマッサージをしていきます。

 

「ふふふ、なるほど。噂は本当みたいだね……これじゃあ、小娘どもは一溜まりもないだろうさ」

 

 楽しそうに口にすると、私の指の動きに合わせてじりじりと両脚が開いていきました。

 どうやら、挑発されているみたいですね。

 ならばとさらに指を腿へ這わせます。

 外側と内側をたっぷりと撫で回し終えると、今度はお尻へとオイルを垂らします。

 

「そんなところまでやるのかい?」

「ええ、そうですよ」

 

 垂らしたオイルの上へぐちゃりと手の平を乗せ、そのまま塗り広げるようにしてお尻を撫で回していきます。

 肉付きが良くて、けれども弾力がたっぷりのお尻は指を押し込んでも内側から弾き飛ばすかのようです。

 

「ふぅ……ふふ……」

 

 腿からお尻へと続く曲線に指を滑らせると、くすぐったいのか気持ちいいのか、腰をくねらせてきました。

 

「痛かったですか?」

「さて、どうかねぇ……」

 

 口ではそう言うものの、腰の動きは止まっていません。おねだりするように腰はくねり、お尻がぷるんと揺れます。

 その期待に応えるように、下から上へ何度も揉み上げていきます。

 

「どうです?」

「血行が良くなった、とでも言やぁいいのかね。ほんのり温かくて、良い感じだよ」

 

 やがて、一通り下半身を終えたところで尋ねました。

 すると花天狂骨は寝転んだまま顔を傾けて、そして両脚をぱたぱたと扇ぐように動かしながら答えます。

 

「けど噂に聞く按摩ってのは、この程度じゃないんだろう?」

「勿論、全身たっぷりと施術をさせていただきますよ」

「そいつぁ楽しみだ。さ、続きを頼んだよ」

 

 早くしろと言わんばかりの様子に、私も施術の続きを施します。

 

「では次は背中から肩です」

「へえ、そりゃ楽しみだ」

 

 オイルをたっぷりと垂らし、背中から肩をマッサージしていきます。

 背中も雪原の白く、染み一つありません。

 

 肩甲骨の辺りに力を入れたとき、跳ね返すような感触が返ってきました。

 どうやら胸に上から力が加わって弾き返され、その弾力を感じられたようです。

 肩や脇からちらりと覗き見える潰れた胸肉がまるで誘っているようでした。私のマッサージの動きに合わせて形を変え、今すぐ鷲づかみにしたくなるような色気を放ちます。

 

「ここ、少し重点的にやりますね」

 

 このまま胸へと手を回してしまいたいところですが、まだガマンガマン。

 不自然にならない程度に二度三度と指圧の要領で押し込み、背中越しの胸の感触を楽しませてもらいました。

 

 

「ああ、そこそこ……その部分は特に重点的にやっとくれ」

「ここですね」

「ん……っ……」

 

 肩をマッサージしているとき、リクエストを受けました。

 なのでその部分をたっぷりと揉みほぐしていきます。

 

「いいねえ、上手だよ。胸が大きいと肩が凝って仕方ないのさ……あんたもそんなナリをしているんだ。気持ちは分かるだろう?」

「まあ、わかりますね」

「けれど、その肩の凝る原因に男共は群がってくるってんだから。女としては嬉しい反面、複雑なもんさ……とと、寝物語にもなりゃしないような、詰まらない話を聞かせちまったねぇ。忘れとくれ」

 

 そう告げると花天狂骨は口を閉ざしてしまいました。

 やがて背中から肩のマッサージを終えると、彼女を仰向けに返します。

 

「次は胸元やお腹の施術するわね」

「おやおや、按摩ってのは胸までやってくれるのか。こいつは面白いねぇ……これ以上いい女になっちまったら、はてさてどうなることやら……いや、そいつも一興かもしれないねぇ……」

 

 くくく、と楽しげな含み笑いが聞こえると、彼女はくつろぐように両手を頭の後ろで組みました。

 まるで裸婦画か何かのようで、身体を隠すことなく頭の先から両脚までをすらりと伸ばしています。

 それはまるで私に見せつけているかのようで……本当に物怖じしないわねぇ……

 

 まずは柔らかそうなお腹から腰回りに両手を当てて揉んでいきます。

 お腹周りは脂肪がうっすら乗っており、触れた感触は硬すぎず柔らかすぎずといったところでしょうか。

 力を入れて押し込めば軽くへこむものの、心地よい弾力で押し返してきます。

 腰回りはもう少しだけ肉付きが良いといったところです。

 骨盤からお尻に掛けて男を挑発するように大きく膨らんでいますね。

 

「どうだい、わちきの腰は?」

「ええ、すごく整っていますよ」

「そうかいそうかい。けれど、先生の按摩でもっと良くしてくれるんだろう?」

 

 返事代わりに大きく首肯すると、今度は手を上へと撫で上げていきます。

 重力を無視するように上を向いたお山(おっぱい)は振動でぷるぷると揺れ弾み、まるで私に触れられるのを待っているかのようでした。

 

「ふ……っ……」

 

 そのたわわな膨らみを下から上へ、両手でぬるんと一撫でします。

 軽く撫でただけにも関わらず、柔らかなおっぱいはぶるんとワガママに揺れ動きます。

 花天狂骨の口から蕩けそうな甘い吐息が聞こえ、微かに腰が浮かび上がりました。

 

「もう少し、形を整えて流れをよくしますね」

 

 そう告げると、その大きなおっぱいを両手でしっかりと掴みます。

 

 ……うわぁ、何これ……!

 下手な相手だったらこの感触だけで骨抜きにされそう……!!

 

 巨大なおっぱいは手の中に収まらないほどで、しっかりと中身が詰まっていて重たいくらいです。そして力を込めれば指を弾きかえさん程の弾力に溢れていました。

 形を整えるように手を動かせば、たぷたぷと音を立てながらまるで液体のように揺れ動いて弾みます。

 もう少しだけ力を入れれば指の隙間からおっぱいのお肉がこぼれ落ちます。

 何度か捏ねていけば肌の色がほんのりと桜色に染まり、まるで照れているかのよう。

 

「ん……っ……いいねぇ……身体が火照ってきちまったよ……」

 

 それは花天狂骨も同じでした。

 相変わらず平静を装ってはいるものの、額には汗の玉をいくつか滲ませて、気持ちを落ち着かせるかのようにゆっくりと大きく息を継いでいます。

 深呼吸に合わせて胸元が上下して動き、おっぱいの先がぶるんと瑞々しく震えました。

 

「もう少しだけ動かしますよ?」

 

 おっぱいの外側に手を掛け、ぎゅっと内側に押しつけると、それはそれは魅惑的な谷間が出来上がりました。お山(おっぱい)のお肉同士が押し潰れて出来上がった、深く長い谷間です。

 表面に塗されたオイルが谷間に流れ落ち、とろりとその中に染みこんでいきます。

 下から指をその間にゆっくりと差し込めば、ねっとりとした密着感で思わず総身が震えるほどでした。

 

 二度ほど同じように繰り返すと、手を放して今度は胸の内側の方を捏ねていきます。

 谷間は「指が底まで届かないのでは?」と錯覚しそうな程に深く、その奥の胸板もまたお山(おっぱい)と同じように柔らかいものでした。

 内側から外側を通って、胸の頂きへと流れるように揉んでいきます。

 その流れに押し上げられたように、お山(おっぱい)の頂点が周囲ごとぷっくりと背伸びをしていました。

 

「ん……っ……たいしたもんだよ、すっかりのぼせ上がっちまった……もう結構、だよ……」

「そうですか? では――」

 

 これは実質、ギブアップ宣言ですね。

 ならば最後のダメ押しとばかりに、指先でその頂きを軽く擦り上げます。

 

「んんっ……!!」

「これで施術を終了しますね。お疲れ様でした」

「あ、ああ……」

 

 それまでの余裕の一切を崩したように、花天狂骨は顔を真っ赤にして頷きました。

 

 

 

「世話になったね……」

「いえいえ、道中お気を付けてお帰り下さい」

 

 施術は終わり、今は花天狂骨をお見送りです。

 玄関口で応対していますが、やって来た時の自信たっぷりの様子とは少々毛色が違ってどこか危なっかしい雰囲気を漂わせています。

 

 頬は紅潮し、瞳は微かに濡れたように輝いていて、身体からは男を誘うフェロモンを放っているかのように甘い香りが漂っています。

 だってほら、四番隊(ウチ)の男性隊士が仕事の手を止めて見送りに来てるもの。

 それに全員の目が花天狂骨が最初にやってきたときと違うわね。瞬きを忘れて食い入るような目で視線を注いでいるし。

 

「辛そうですね……もし良かったら、四番隊(ウチ)の誰かを送り役に付けましょうか?」

「え……!? い、いや、いいよ……遠慮しとく……」

 

 男性隊士の視線に気付いたのでしょうね。

 僅かに身じろぎして、視線から身体を隠すようにしながら断ると、花天狂骨は逃げるように帰路へと着きました。

 




今回のコンセプトは「手玉にとられっぱなし」です。
花天狂骨は傲慢すぎるくらいでちょうどいいと思う。
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