お前は天に立て、私は頂をこの手に掴む   作:にせラビア

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第223話 霊圧が消えるにゃ早すぎる

 二人の前へと姿を現したのは長髪長身で細身の男性破面(アランカル)であった。

 筋肉質ではあるものの泰虎よりはひょろりとした体格をしており、けれどもそれとは対照的に背丈は泰虎よりも頭一つは高い。

 近場で向かい合う二人同士を反射的に比較して、イヅルは相手にそんな印象を抱いた。

 見た目で判断するのは愚策、下の下でしかないと師にキツく叩き込まれている。

 

 だがどうしても、ちぐはぐな印象が拭えなかった。

 腕力的には大したことがなさそうな――ともすれば、先ほどまで戦っていたガンテンバインの方がよほど腕力が強そうに見える――相手が、体格に不釣り合いなほど巨大な長柄武器を肩に担いでいることが。

 

「くっ……! 侘助!!」

 

 感じ取った霊圧の大きさは、目の前の相手が十刃(エスパーダ)級の力を有していると教えてくれる。

 イヅルは泰虎への警告の声を発しながら自身もまた斬魄刀を構え、斬り掛かる。

 先ほどのガンテンバインとの戦いの際、予め始解を済ませていたことが僅かながらも有利に働いてくれたことに小さな感謝をしながら。

 

「オオオオオッ!!」

 

 泰虎は雄叫びを上げながら悪魔の左腕(ブラソ・イスキエルダ・デル・ディアブロ)を全力で振るう。

 尸魂界(ソウルソサエティ)にて狛村左陣との修行にて目覚めた、攻撃の力を宿す左腕の一撃。その威力は、つい先ほどガンテンバインを一撃で打ち倒したことで十分に証明されている。

 

 ならば、現役の十刃(エスパーダ)にも通用するはずだ。

 相手が何者かまでは知らないものの、霊圧の高さから十刃(エスパーダ)だということを直感で理解した泰虎は、初手に全力を放つ戦術を選ぶ。

 

「くく……」

 

 不可解なことに、相手は何もしてこなかった。

 挑発するような笑みを浮かべながら両手を横に広げ、まるで泰虎が攻撃を繰り出すのを待っているかのようだった。

 その様子を一瞬だけ奇妙に思いつつ、彼は左腕を全力で放つ。

 

魔人の一撃(ラ・ムエルテ)ッ!!」

「……がっ……!」

 

 霊子を纏った強烈な一撃が腹部に叩き込まれた。

 予想以上の威力があったのか、相手は小さなうめき声を上げながら身体を"くの字"におり曲げ、一瞬動きを硬直させる。

 

「まだ終わらないよ!」

「ム……!」

 

 そこへイヅルが追撃を掛ければ、動きに反応した泰虎は邪魔にならないようにと瞬時に身を引く。同士討ちをするような未熟な腕前ではないものの、単純にありがたかった。

 すれ違いの最中、瞬時に侘助を三度ほど振るうと相手の両腕と斬魄刀を一度ずつ斬りつけると駆け抜ける勢いのまま距離を取る。

 

「くくく……何だよ死神、それが攻撃か? それに比べてそっちの黒い奴はまあまあ楽しめそうじゃねえか」

「茶渡君の一撃に耐える、か……ということはやはり君は十刃(エスパーダ)、で良いんだよね?」

 

 距離を取った二人の予想通り、と言うべきだろうか。

 相手は何事もなかったかのように身体を起こすと、歯をむき出しにした嘲笑うような表情でイヅルを見る。

 

「あん? ハッ、まさかそこの三桁(トレス・シフラス)と比較してんのか!? ククク、なら一つ教えといてやるよ」

「数字が……!」

「5、だと……」

 

 見せつけるように舌を出せば、そこには(クイント)の刻印が刻まれていた。

 その数にイヅルらは僅かに動揺させられる。彼らにとって十刃(エスパーダ)の基準となるのはグリムジョーだ。

 その彼よりも番号が上となれば、自然とより強く警戒せざるをえない。

 

「ノイトラ・ジルガだ。死ぬまでのちょっとの間だけ憶えてろ!!」

 

 自らの名を叫びながらノイトラは、泰虎に向けて斬魄刀を振るった。

 

「ぐ……っ! 重……い……っ!!」

 

 風圧だけで吹き飛ばされそうな錯覚を憶えながら、泰虎はその一撃を巨人の右腕(ブラソ・デレチャ・デ・ヒガンテ)にて受け止める。

 攻撃の力を司る左腕に対して、右腕は防御の力を司る。

 

 巨大な盾のような姿となった右腕に振り下ろされるのは、大鎌や斧槍を思わせる巨大な長柄武器。大質量同士が衝突しあった衝撃は、直接受け止めていないイヅルですら思わずタタラを踏みそうなほどだ。

 ならば直接受け止めた泰虎の受けた衝撃はいかほどのものだろう。

 イヅルがそう思って泰虎を確認すれば、彼もまた想定外の攻撃力に驚いたのだろう。膝を屈しかけてはいたものの、歯を食いしばってそれに堪えていた。

 

「……ん?」

 

 対して攻撃を打ち込んだノイトラは、なんとも言えぬ違和感を感じていた。

 斬魄刀を振るった感触が、どこかおかしい。なんら変わっていないはずなのに、何故か扱いにくくなっている。

 己の右腕と斬魄刀を交互に見比べながら、そう結論付けたときだ。

 

「今だっ!」

「なんだぁっ!?」

 

 不審に思って動きを止めた瞬間を狙い、イヅルは再び斬魄刀を振るう。

 狙いは相手の武器。むしろ受け止められるように攻撃を放ち、直角に曲がった侘助の刀身を長柄の刃に食いこませる。

 その光景は、まるで小指同士を絡めて指切りをしてるようだ。

 

「ぐ、おおっ!? こいつは……」

 

 侘助に二度斬りつけられて、違いを明確に感じられるようになったのだろう。重さに耐えかねたようにノイトラが武器を取り落とした。

 ズシン、と巨大さを強調するような音を上げながら長柄武器は地に落ち、地響きと砂煙を上げる。

 

「まさかテメエの仕業か死神ィッ!!」

第5十刃(クイント・エスパーダ)か……確かに強いみたいだけど、あんまり頭は良くないみたいだね。僕に自由な攻撃の機会を与えるなんて、先生だったらそんな隙は絶対にみせないよ!」

「ウオオオオッ!!」

 

 侘助の攻撃を受け止めること――その愚かさを自覚するものの、少し遅かったようだ。

 素手となり僅かに動揺した瞬間を逃さず、イヅルはノイトラの動きを完全に封じるべく四肢へ向けて斬魄刀を放つ。

 泰虎もイヅルの攻撃に合わせ、痛みを堪えながら左腕の一撃を放つ。

 性質の異なる二種類の攻撃がノイトラへと襲いかかろうとしたときだ。

 

「ノイトラ様!! 申し訳ございません!!」

「うわっ!?」

「テスラ!?」

「吉良ッ!!」

 

 それまで何処に潜んでいたのか、ノイトラの影から一人の破面(アランカル)が現れるとイヅルへ体当たりをしながら強引に距離を引き離す。

 侘助のことを警戒しているのだろう、片方の手はイヅルの手首を潰さんばかりに握り締めている。

 

「てめえ! 何してやがる!! 誰が手ェ貸せッつった!?」

「お叱りは覚悟しております! ですが……!!」

 

 横から割って入ってきたテスラという名の破面(アランカル)に向けて怒鳴るものの、テスラは謝りこそすれどイヅルを掴む手を放す事は無かった。

 その様子にノイトラはこれ以上の問答は無意味と断じ、思わず吐き捨てる。

 

「ちっ、まあいい! てめえはその陰気な死神の相手でもしとけ!」

「ぐ、ああああっ……!!」

 

 泰虎の口から悲鳴が上がる。

 横から割って入ってきたテスラという名の破面(アランカル)の存在に驚かされ、一瞬集中を切らしてしまった。戦闘においてそれは致命傷に等しい。

 その一瞬のうちにノイトラは泰虎の左拳を掴み取っていた。

 じゃんけんで、グーがパーに勝てないように。拳の一撃を掌で受け止めると、その上から相手の拳そのものを砕こうと握り込んでいく。

 

「放、せっ!!」

「あん? おーおー、わりーわりー。テメエの相手からだったな黒いの」

「ぐ……っ! はぁ……はぁ……」

 

 唯一自由な右腕で殴り付けるものの、ノイトラの力が緩むことは無かった。

 まるでその攻撃で泰虎の現状にようやく気付いたような態度を取ると、力を抜いて左拳から手を放す。

 

「何故だ……?」

「あん?」

「何故手を、放した……?」

「くくく……ははははっ!! なんだお前、あのまま握り潰されたかったのか!?」

 

 痛みで顔を僅かに歪ませながら問うものの、ノイトラはまともに取り合うことはなかった。問答に答えながら砂地に沈んだ自らの斬魄刀を拾い上げると、泰虎に突きつけながら宣言する。

 

「ただの仕切り直しだ。おおかた、あの死神の能力があれば勝てると思ってやがんだろ? そんなもんがあろうがなかろうが、俺には勝てねえ。くだらねえ希望をヘシ折ってから、叩き潰してやるよッ!」

 

 理解していれば、四倍程度の重量増加など枷にもならない。重さを感じさせぬ軽快な動きを見せながら、ノイトラは襲いかかる。

 

 

 

 

 

 

 

 テスラは、ノイトラ唯一の従属官である。

 

 端正な顔立ちの優男といった印象を受けるもののノイトラへの忠誠心は高く、命令されればどのような残虐な行為であろうとも厭うことはない。

 だがその忠誠心の高さ故に、ノイトラが攻撃を受ければその身を挺してでも護ろうとしてしまう。

 そんなテスラの目には、どうやらイヅルの持つ侘助の能力は"ノイトラへの脅威に値する"と映った。

 そのため、戦いの最中だというのに自ら割って入りイヅルをノイトラから無理矢理に引き離すという行動を彼に取らせた。ノイトラからどのような叱責を受けることになるかなど、一考にすら値しないとばかりに。

 

「あのノイトラの従属官、ってやつかな?」

「ああ、そうだ。名はテスラ・リンドクルツという。ノイトラ様の命により死神、お前の相手をする」

「死神って……一応僕には、吉良イヅルって名前があるんだけど……」

「不要だ、憶える必要などない!」

 

 自らの名を名乗りつつ抜刀すると、テスラは斬り掛かってきた。不用意としか言えないその行動を若干不審に思いつつ、イヅルは侘助にて受け止める。

 刀身同士がぶつかり合って甲高い金属音が鳴り響き、テスラの持つサーベルのような斬魄刀が音も立てずに重くなる。

 その重量変化を――手中から伝わる違和感から認識したのか、テスラは唇を僅かに釣り上げた。

 

「……なるほど。斬りつけた場所を重くする能力か」

「まさか、気付いていてわざと能力を受けたのかい?」

「ノイトラ様のご様子から察しはしたが、確証は無かった」

 

 倍の重さへ変化した斬魄刀の振り心地を確認するように、軽く振り回す。

 

「だがそれもこれまでだ。そうと理解すれば貴様の刃は二度と受けん!」

「似たような台詞は何度も聞いたけれど、最後まで実行出来た相手は数える程だったよ?」

 

 テスラは再び斬り掛かる。

 だが今回は侘助の能力を理解しているだけのことはあり、不用意に切り込むような真似はしない。

 攻めると見せて引く、追撃の好機でありながら攻め込まないといった、フェイントを巧みに織り交ぜながら、ゆっくりとイズルの体力を削るべく戦いを組み立てていく。

 

 とはいえイズルも慣れたものだ。

 侘助の能力を知る者との戦いは、自然とこうなることが多い。相手の攻撃を防げず、相手に攻撃を防がれるわけにもいかない以上、選べる戦術は狭まる。

 回避を重点にして確実な攻撃を繰り出すか、刃の届かない遠距離攻撃を徹底するか。

 そのどちらの対策も、彼はよく仕込まれている。

 

「ここだ!」

「なっ!?」

 

 相手の攻撃の虚実を見極め、相手が完全に隙を突いたと確信した攻撃に対応してみせる。

 確実に届くと思っていた一撃を見切られ、テスラの口から思わず悲鳴が上がったときだ。

 

「放てっ!!」

「くっ……!! なんだ!?」

「貴様は……ッ!!」

 

 戦場外から、二人に向けて――それでも一応は狙いを付けられている――複数の虚閃(セロ)が放たれた。

 寸前で発動に気付いたイヅルは迎撃を諦めてその場から離れ、テスラは霊圧を集中させて防御姿勢を取りつつ余波から身を守る。

 

 虚閃(セロ)の雨を降らせたのは、見たこともない一団だった。

 多くの者が全員が人の髑髏のような面を被っている中、一人だけ牛のような動物の頭蓋骨を象った仮面を付けている。おそらくはこの者がリーダー格なのだろう。

 多くの部下を引き連れて現れた援軍と思しき一団に、イヅルは警戒の度合いを高める。

 

葬討部隊(エクセキアス)、ルドボーンか! 何をしに来た!」

「そこで倒れているガンテンバインの採取に来たのですが……見るに見かね、ついお手伝いをしてしまいました」

 

 牛の頭蓋骨を被った男――ルドボーンが、慇懃な態度で答える。

 

「無用だ」

「そうですか? どうにも苦戦していると見受けられたもので……何よりガンテンバイン以外にも、こちらの侵入者二人の採取も命じられているのです。このままでは私は命令を遂行できません」

 

 苦悩する態度で隠してはいるものの「今のままでは負けるから手助けしてやったんだ。感謝してこちらを手伝え」という本音がありありと見て取れる態度だった。

 その言動にテスラは思わず眉間に皺を深く刻み込む。

 

「そちらの命令など知ったことではないな。まあ、死体漁りなら後で存分にするがいいさ」

 

 こちらも感情を言葉の端々に載せながら斬魄刀を構える。

 

「打ち伏せろ、牙鎧士(ベルーガ)

「……う……っ!」

 

 思わず弱気な声がイヅルの口から漏れた。

 

 帰刃(レスレクシオン)にて姿を現したのは、巨人だった。

 猪のような仮面を被り、体長も数メートルはあるだろう。彼が知る中で上背の高い人物といえば七番隊の狛村が真っ先に思い浮かんだが、それよりも遙かに巨大で筋肉質だ。

 解放前のテスラはどちらかと言えばひ弱な印象だった為か、解放後の姿が必要以上に巨大に感じられる。

 

「死体が残るかは、知らないけどね」

 

 巨人は、イヅル目掛けて突撃する。

 その勢いは文字通り猪突、野生の獣のような勢いを持っていた。

 

「残念だけど、死体になってあげるわけにはいかないかな」

 

 爆撃のような勢いを伴う突進を間一髪避けつつ、すれ違い様に巨木の幹のような足目掛けて侘助で斬りつける。

 強靱な外皮と分厚い体毛に覆われているためかダメージは皆無だろうが、それでも能力は付加できたはずだと、自らに言い聞かせながら。

 

「こう見えても僕、以前にグリムジョーって十刃(エスパーダ)従属官(フラシオン)を倒しているんだ。それに四番隊の隊士が真っ先に倒れるなんて、屈辱以外の何物でもないよ」

「……フン。ならばその屈辱を与えてやろう」

 

 かつて現世で戦った破面(アランカル)たちよりも、おそらくは強くて面倒な相手だ。

 相手の帰刃(レスレクシオン)はどうやら、単純に腕力や筋力が爆発的に増大しただけのようだ。だが、そういう相手がイヅルには一番やりにくい。

 多少斬りつけたところで怪力のために重量の影響が与えにくく、相打ち覚悟で突っ込んでこられては打つ手が限られる。

 

「それでも、負ける気はしない」

 

 その言葉を必死で飲み干しながら、イズルは斬魄刀を構える。

 ただ唯一、懸念があるとすれば――

 

「さて、どうしようか……」

 

 少し離れた所で戦局を見守っているルドボーンの存在だ。

 未だ動かぬこの者が、戦局にどのような影響を与えることになるのか。悠々と戦局を見渡している破面(アランカル)を気にしながら、イヅルは巨人の相手を続ける。

 

 

 

 

 

 

 

「どうした黒いの!? 重くすりゃ勝てるんじゃなかったのか!!」

「ぐ……っ!」

 

 巨大な斬魄刀を、重さの変化などまるで感じさせぬ勢いのままにノイトラは振り回す。

 嵐のような風切り音を縦横無尽に鳴り響かせながら繰り出されるその攻撃を、泰虎は右腕に霊圧を込めながら受け止め続ける。

 

 ――大した攻撃だ……左陣に鍛えられていなければ、とっくにやられていた……

 

 遠く尸魂界(ソウルソサエティ)にて友誼を結んだ相手のことを思い出しながら、泰虎は機会を狙う。

 狛村の斬魄刀もまたノイトラのように大振りなもの――長柄と刀という差はあれど――であったことが幸いしていた。

 彼が右腕の防御に目覚めた時、強烈な攻撃に対する手段は叩き込まれている。

 

「……そこだ!」

「ぐおっ……! しまった……」

 

 狙い澄ましたタイミングで左手の一撃を放ち、ノイトラの斬魄刀を弾き飛ばす。

 

 巨大な武器はその性質上どうしても攻撃と攻撃の間に継ぎ目、切れ目が生まれてしまう。戦法次第でその継ぎ目を可能な限り小さくすることも可能ではあるが、今だけは不可能だ。

 イヅルの持つ侘助により重くされた今では、どれだけ修正対応したとしても小さな切れ目が生じてしまう。

 泰虎が狙ったのはその小さな隙間、狙いは違うことなく効果を発揮したようだ。

 

「貰った!」

「……とでもいやあ、満足か?」

 

 僅かな動揺の間に渾身の一撃を叩き込もうと動いた泰虎を、ノイトラは耐えきれないとばかりに唇を愉悦へと歪めた。

 遅れて、連なった鉄の輪が泰虎の視界の端に映る。

 その連環の片端はノイトラの手の中に、もう片端は吹き飛ばした長柄の石突きに結ばれている。

 

「オラァっ!!」

「ウオオッ!?」

 

 ノイトラが片手を勢いよく振り下ろした。

 一拍遅れて、鎖に引かれた長柄が中空から凄まじい勢いで降り注ぐ。落下先は丁度泰虎が立っている辺りだ。

 

「ぐ……が……っ……」

「だから言ったろうが」

 

 空中を漂っていた所を怪力で強引に引き寄せられた長柄は、小さな隕石もかくやといった様子で砂漠へと激突した。

 もうもうと天高く立ち上る砂煙が、落下時の衝撃のすさまじさを物語る。

 衝突すればいうまでもなく即死。掠っただけでも大打撃は免れないだろう。

 

 煙幕の立ちこめる中、ノイトラは高らかに告げる。

 

「重くする程度、いてもいなくても変わんねえってなぁ!!」

「そうでも、ないさ……」

「あん……?」

 

 砂煙の向こうから泰虎の声が聞こえてくる。

 

「お前は一度、吉良の能力を受けている。両腕だけでも倍に重くなることがどれだけ不利になるか……俺が教えてやる」

 

 右腕の防御にて激突してきた長柄の全てを受け止めていた。

 勿論只では済まずに膝を屈しており、衝突の衝撃の影響からか全身のあちこちから出血している。

 だがそれでもなお瞳を不敵に輝かせながら、泰虎は告げる。

 




●ノイトラ
最初にチャドの前に現れるあのシーンですが。
どう見ても「オラ! 撃って来い!」なので。
(侘助相手に隙を見せるとか……)

小物っぽい言動の多いノイトラですが、
・十刃の5番ですし
・なんだかんだ殺し合いしていたので戦闘センスは磨かれているはずですし
・歴代で一番硬い鋼皮(のはず)ですし
・ネリエルに(人質込みで)勝ってますし
・一護を(グリムジョー戦で消耗していたとはいえ)圧倒してましたし
・剣八に両手を使わせてますし
強いはずです。

チャドも強くなってるけれども、一対一だと押し負ける。
イヅルのアシスト込みで辛勝。
くらいの位置づけかなと。
(逆に言うと、下位の十刃なら勝てると思う)

●テスラ
(主が重くされたら)しゃしゃり出てくると思います。

●ルドボーン
ドルドーニが終わったので来ました。
(ガンテンバインはお持ち帰りだけど、残り二人はどうしようかな……)
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