お前は天に立て、私は頂をこの手に掴む   作:にせラビア

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第235話 卍解! 二対一刀の斬魄刀!

「卍解、だと……」

「へへへ……驚いたか? 切り札は、最後まで取っておくもんだぜ……!!」

 

 全く予期していなかった展開に、グリムジョーの額から一筋の汗が流れ落ちる。

 

 片手に槍を、片手に刀を手にしていたはずの海燕だったが、現在手にしているのは一本の槍だけとなっていた。

 基本的な形状は捩花と同じく三叉槍のまま。だが三本の穂の内、両端のそれはより鋭く斬撃に適したような刃に変わっており、それがどこか薙刀を――始解した金剛を連想させる。

 口金(くちがね)には幾つもの勾玉が連鎖して輪のように繋がっており、柄の部分に巻き付いている。

 一見すれば、捩花よりもずっとシンプルな形状――だが卍解の例に漏れることはなく、斬魄刀から漂ってくる霊圧は解放状態のグリムジョーが思わず手を止めてしまうほどだ。

 それを認められず、小さく舌打ちする。

 

「チッ……」

「……って言えりゃ、かっこよかったんだけどよ」

 

 捩花を手にしていた時と同じく、高い位置に構えたまま海燕は自嘲するように笑った。

 

「こうなるとは、俺も予測できなかったんだ。だからよ……ま、仕切り直すか?」

「ふざけんなッ!!」

 

 侮られていると感じ取ったのだろう。途端、弾かれたようにグリムジョーが動いた。

 それでも冷静な部分は残っていたようで、様子見のためか片手に霊圧を集めると虚弾(バラ)を放つ。

 

「見えてんだよ! オラッ!」

 

 卍解にて自身の霊圧も膨れ上がったおかげだ。

 先ほどまでは影すら見えなかったグリムジョーの攻撃――それも、最も早いとされる虚弾(バラ)の一撃も、今の海燕の目には十分に見て取れた。

 迫り来る霊圧の弾丸に天沼矛の穂先を合わせて刺突を放つ。

 一瞬、串刺しになるかと思われた虚弾(バラ)の弾丸は、けれども槍の穂の上を滑りながら逸れて行き、やがて海燕の後方へ着弾、爆発した。

 

「な、に……!?」

「なーるほど……」

 

 驚愕と感心、二人からそれぞれ違った反応が同時に飛び出す。

 

 虚弾(バラ)は、目標物と衝突すれば爆発する性質――正確に言えば、固めた霊圧がぶつかった衝撃で弾け飛んでいるのだろう――がある。

 剣で斬ろうが槍で突こうが、無策では爆発によるダメージは不可避。

 発射のタイミングを合わせ、回避する。

 同じように霊圧を放って、相殺する。

 霊子構成を解析して、無力化する。

 対処法は幾つもあれど、先ほどのように綺麗に受け流すとなれば、果たしてどれだけの者が出来るだろうか。

 

「こりゃ、便利だわ」

 

 三叉槍を肩で担ぎながら、海燕は虚弾(バラ)の着弾地点、続いて槍の穂先と順番に目を向け、最後にグリムジョーを睨む。

 

「てことは、だ」

 

 次に動いたのは海燕の方からだ。

 天沼矛を近くに転がっている瓦礫へと突き立て、引き抜く。

 すると穂先には無数の瓦礫の破片が絡みついていた。

 釉薬を幾重にも上塗りした陶器のように、あるいは餌に集まる小魚の群れのように、ごっそりと瓦礫が重なり合って穂先が棍棒のように膨らんでいる。

 大きさもまちまちだ。小石ほどの小さな物もあれば、大人数人でなければ動かせそうもない巨大な物までがくっついている。

 

「……な!?」

「おらァッ!!」

 

 膨らんだそれを――まだ五間(10メートル)は距離が開いているにもかかわらず――グリムジョー目掛けて振るう。

 かなりの重量があるはずのその槍は、視認出来ぬほどの速度で振るわれていた。

 槍が振り抜かれれば、絡みついていた瓦礫が一斉に弾け飛んでグリムジョー目掛けて襲いかかる。

 

「くっ、何をしやがった!」

 

 虚弾(バラ)を彷彿とさせる速度で迫り来る無数の瓦礫であったが、今のグリムジョーならば避けるのは容易い。

 単純な軌道を描いて飛んでくるそれらを横に動いて躱すと、その爪を振るう。

 

「そこだっ! ……って、ありゃ!?」

「見えてんだよ、志波ァっ!!」

 

 瓦礫の影に隠れ、直接攻撃を仕掛けようとしていた海燕だったが、どうやらそれは見破られていたらしい。

 グリムジョーの爪と天沼矛とがぶつかり合った。

 

「そう何度も、この俺を出し抜けると思うな!」

「しまっ――!」

 

 開いたもう片方の腕を振るい、爪を海燕の胸へと突き立てようとした。

 動きに気付き柄にて受け止めようとするものの、グリムジョーは槍の穂先を片手で掴み取って動きを強引に制限させ、防御を遅らせる。

 

「ぐおおっ!!」

「卍解にゃあ驚いたが、どうやらまだ扱い切れてねえようだな! だったらこの俺様が、負ける筈がねえ!!」

「がああああああっ!!」

 

 爪が相手の肉を裂き食い込んでいく感触が、指の先から脳髄へと瞬時に伝わった。その結果にグリムジョーは気を良くし、吼えた。

 突き立てた爪へさらに力を込め、肉をえぐり出して一気に決着を付けようとする。

 

「な、めんな……っ!!」

「うおおっ!?」

 

 だが海燕もただではやられない。

 手にした天沼矛を半回転――いや、四分の一。いやさ八分の一にも満たないほどではあるが回転させれば、グリムジョーの身体がつむじ風に巻き上げられた木の葉のようにぐるりと一瞬で回転する。

 

「ぐっ……! 妙な技を……だがなっ!」

「くそっ!」

 

 巻き上げられながらも抜群の感覚にて自身の状態を確認すると、回転する勢いのまま蹴りを繰り出してみせた。

 海燕は今度こそ槍の柄にてそれを受け止めるものの、けれど衝撃を受け止めきれず数歩ほどの距離を吹き飛ばされ踏鞴(たたら)を踏む。

 

「はぁ……はぁ……」

「チィ……なんだよ、そりゃ……」

 

 僅かに距離が離れたことで、二人は少しだけ呼吸を整え直す。だがグリムジョーの呼吸は中々整いそうになかった。

 回転の勢いを加えた蹴りをまともに受け止めたとなれば、吹き飛ばされていてもおかしくない。だが実際は数歩の距離が離れただけだ。

 多少なりともダメージを与えられ善戦しているものの、グリムジョーからすれば到底納得の行く結果ではない。

 卍解の影響による何か(・・)が原因なのは間違いないだろうが、理解が追い付かず単純に気持ちが悪い。

 

「もう少しだけ……試してみるとするか!」

「やべっ!」

 

 豹が雄叫びを上げるように、グリムジョーが顎を大きく開いた。口中は青白く染まった高濃度の霊圧が見て取れ、海燕は急ぎ天沼矛を構える。

 

虚閃(セロ)!!」

 

 放たれた破壊の霊圧に、再び穂先が衝突する。

 今度は虚弾(バラ)のときのように受け流されることはなかったものの、その代わりだと言わんばかりに乱反射していた。鏡の集合体に光を当てたように、上へ下へ斜めへと規則性もなく虚閃(セロ)の光が散り散りになっていく。

 無論、海燕自身にはダメージは無い。

 

「やっぱりか……なら、こうだ!」

 

 だが虚弾(バラ)の例があったように、グリムジョーにとってはある意味予想された結果の一つでしかなかった。

 まともに通らないのならば別の手段をと飛びかかり、天沼矛の口金(くちがね)――穂の根元辺りへ掴みかかる。

 

()――」

「そりゃ通らねえよ、グリムジョー」

「――うおっ!!」

 

 鷲掴み状態で虚閃(セロ)を放つ、俗に掴み虚閃(アガラールセロ)と呼ばれる技を使おうとしたものの、海燕は再び槍を軽く捻る。

 するとグリムジョーの身体が、今度は物理法則を無視したかのように真横に吹き飛んだ。

 

「なるほど……段々、わかってきたぜ……」

 

 とはいえ、ここまではある意味では想定内だ。

 吹き飛ばされながらも口元に笑みを浮かべ、手足の爪で地面を切り裂きながらブレーキを掛け止まると、そう呟いた。

 

「その妙な槍に触れると、吹き飛ばされるってわけだ。ある時は流されて、ある時は弾き飛ばされて、ある時は吹き飛ばされる――ってところか?」

「……間違っちゃいねえよ」

「なら、何も問題はねえな! さっきもてめえの身体を切り裂くことが出来た! 槍に触れずにお前を殺しゃ済むことだ!」

 

 響転(ソニード)にて高速移動を行うと、グリムジョーは瞬時に背後へと回る。即座に反応できなかったのか、海燕の無防備な背中を目掛けて爪を繰り出す。

 だがその爪の先が肉を引き裂く直前、海燕の背中から衝撃が吹き荒れた。

 

「な……なんだ今のは……!?」

 

 予期せぬ反撃に吹き飛ばされ、グリムジョーは反射的に両腕で防御姿勢を取っていた。海燕へ向けていたはずの視線が一瞬だけ途切れ、再び目を向けた瞬間には海燕は既に振り返っている。

 

「覚悟しろよグリムジョー」

「……!?」

「まだ俺は、天沼矛(コイツ)の扱いに慣れてねえからよ。死んでも文句言うんじゃねえぞ!!」

 

 再度放たれるのは、三叉槍による強烈な刺突の一撃。

 その攻撃を防ごうとして、グリムジョーは異変に気付いた。自身の身体が、槍に引き寄せられているかのように前のめりになっている。

 まるで自ら穂先へ突き刺さろうと身を投げ出しているかのようだ。

 

「なんだ、吸われ……ッ!?」

 

 それだけではない。

 グリムジョー目掛けて、先ほど打ち出された瓦礫の残骸が飛び出している。矢のように一斉に放たれた瓦礫たちは全て飛礫(つぶて)のように小さいものの、少し観察すればそれが高密度に圧縮されている。

 金剛の能力で圧縮された飛礫を避けた経験から、グリムジョーは瞬時に理解できた。

 

「ぐ、あ……っ! ぐ……っ!!」

 

 槍に吸い込まれそうになるという不自然な体勢であったが、それでもどうにか身を捻って刺突の直撃だけは避ける。けれど周囲の飛礫までは不可能だった。

 迫り来る飛礫は、解放にてより強固となったはずの外皮へと突き刺さり、鮮血を僅かに吹き出させる。

 

「まだ終わりじゃねえぞ!!」

 

 避けられども、伸びきったはずの腕を器用に操るとそのまま槍を叩き下ろす。

 不安定な体勢のグリムジョーへ更なる追撃を加えるつもりだ。やや前のめりとなったグリムジョーからすれば、上から三叉槍が襲いかかってくるように見えるだろう。

 だが、それとは別にもう一つ。

 地の底から土石流が吹き上がり、グリムジョーを下から狙う。

 

「ぐああああぁっっ!!」

 

 下からの突き上げと、上からの切り下ろし。

 二つの攻撃をまともに喰らい、さしものグリムジョーもついに悲鳴を上げた。

 

「はっ……はっ……はぁ……っ……」

 

 それでもなお、倒すには至らなかったようだ。

 必死に荒い呼吸を続けながらもどうにか天沼矛の刃から逃れると、先ほど能力のアタリを付けた時よりももう少しだけ深く笑う。

 

「ようやく、ようやくわかったぜ……てめえのその斬魄刀、流れを操ってやがんのか……」

「……ケッ! とうとうバレちめえやんの」

 

 その言葉に海燕は、憎々しげに舌を出す。

 けれどそれは、図星を突かれた証でもあった。

 

 押す。

 引く。

 弾く。

 集める。

 

 単純な動作の一つ一つを取っても、力の流れというものが存在している。

 捩花の様に「水流を自在に操る」ことや、金剛の様に「圧縮して力を内側に集める」ことにも流れがある。

 

 虚弾(バラ)を綺麗に受け流したのも。

 背後から衝撃を生み出したのも。

 槍を捻るだけでグリムジョーを吹き飛ばしたのも。

 逆にグリムジョーを引き寄せたのも。

 その全ては流れの力を利用しただけのこと。

 

 二振りの斬魄刀が発現した能力のどちらをも自在且つ高水準で操れる――それが金剛宝杵・天沼矛という卍解の真価だった。

 

 アーロニーロとの激戦を終えた後、出血死しかねなかった海燕が無事に意識を取り戻せたのも、この能力があってこそだ。

 二振りの斬魄刀がそれぞれ、血液が流れ出ていくのを抑え込み、血管が密着するように固めることで、海燕を死の淵から救ったに過ぎない。

 言うなればあの瞬間こそが、金剛宝杵・天沼矛が初めて発現した瞬間と言えるだろう。

 

「んでどうするよ? 降参かオイ!?」

「ハッ! つまんねえ冗談ほざいてるんじゃねえよ!!」

 

 グリムジョーは片手を掲げる。

 それは先ほど天沼矛の穂を直接掴み取った方の手だった。深々とした傷と赤く流れ出る血にも構わず向けられた掌に、海燕は疑問符を上げつつ最大限の警戒を見せる。

 

「流れを操ろうが、てめえ本体をたたっ切りゃ死ぬのにゃ変わりねえんだ……それともう一つ!!」

 

 掌から流れ出る血にグリムジョーの霊圧が混ざり合い、高密度の虚閃(セロ)が形成された。自分自身でも完全に制御しきれないのか、バチバチと弾けるような音を上げながら掌の先に莫大な霊圧が集中していく。

 

「こいつまで操れるもんなら……操ってみやがれ……!!」

「やべえ!!」

王虚の閃光(グラン・レイ・セロ)!!」

 

 それは自身の血を触媒として混ぜ込むことで爆発的に威力を高めて放つ、十刃(エスパーダ)だけに許された最強の虚閃(セロ)。ビル一つを飲み込んでなお余りそうなほどに巨大な霊圧の閃光が、海燕目掛けて放たれた。

 海燕一人など余裕で覆い尽くし、飲み干してしまうほどだ。

 

 そして威力もまた申し分なかった。

 周囲の砂漠や瓦礫は霊圧の余波によって粉々となり、丸く抉り取られたかのように消失している。強大すぎる威力は空間をねじ曲げ、不安定に歪めるほど。

 

「う、おおおおおおおっ!!」

 

 それだけの規模と威力を誇った一撃を、海燕は受け止めていた。

 自身の霊圧を限界まで引き出すと天沼矛の能力にて天へ向けて打ち上げる。だが如何せん、影響範囲も破壊力も今まで操ってきた流れとは桁違いだ。

 身体中からぶすぶすと焼け焦げるような嫌な匂いが立ちこめ、視界は全て蒼一色に塗り潰される。

 拮抗状態が数秒ほど続く。

 

「だああああああありゃああああぁぁっ!!」

 

 やがて、渾身の力を込めて王虚の閃光(グラン・レイ・セロ)を、余波を含めて天へと受け流しきった。

 天蓋は王虚の閃光(グラン・レイ・セロ)にてぽっかりと真円のような大穴を開け、その穴の奥からは夜空と月が覗き込んでいる。

 

「へ、へへへ……や、やってやったぜ……」

「だろうな」

 

 ハァハァと荒く浅い呼吸を繰り返す海燕、その背後からグリムジョーの声が聞こえた。

 瞬間、緊張から全身に再び力が籠もる。

 

「てめえなら、これでも足らねえと思っていた」

「な……っ! いいっ!!」

 

 振り返ればグリムジョーは両手を天に掲げていた。

 まるでその構えに追従するかのように、十本もの巨大な霊圧の刃が彼の背後に立ち並び青白い光を放っている。

 

豹王の爪(デスガロン)!!」

 

 海燕が天沼矛で受けようとするよりも早く、グリムジョーの両腕は振り下ろされた。

 両腕の爪と同じ十本の刃が、霊圧にて(かたど)られた十爪の斬撃が海燕へ向けて一斉に襲いかかる。

 

「これで、終わりだ志波ァ!!」

「終わってたまるかよぉっ!!」

 

 ――馬鹿な!?

 

 完全にタイミングの裏を掻いたはずだったが、天沼矛が不自然な速度で持ち上がると豹王の爪(デスガロン)の刃を受け止めた。

 その現実にグリムジョーの表情が驚愕に歪む。

 だがこれは落ち度。

 自身の能力ならば、三叉槍そのものを自在に動かすことは造作も無い。それこそ、王虚の閃光(グラン・レイ・セロ)を弾き飛ばすのとは比較にならないほど迅速に動かせる。

 

「行くぜ捩花! 金剛! 根性みせろよ天沼矛!!」

「なにぃっ!!」

 

 豹王の爪(デスガロン)が受け止められたかと思えば、その霊圧が三叉の矛へと瞬く間に絡みついていく。現世の人間から見れば「まるでパスタをフォークに巻き付けているみたいだ」とでも評したことだろう。

 受け止めるでも弾くでも、ましてや砕くでもない。

 最強の技を絡め取られ、グリムジョーの表情は焦燥感でさらに歪んでいた。

 

「てめえの技だ! 喰らって吹き飛びやがれ!!」

「ば、馬鹿な……っ!! これは、俺の――!!」

 

 全ての刃が絡め取られたかと思えば、海燕は天沼矛をグリムジョーを目掛けて振るう。

 その槍の先端からは合計十爪にも及ぶ霊圧の刃が放たれていた。

 

豹王の爪(デスガロン)……だ、と……」

 

 見覚えのある――自分が受けることは決して無いはずの攻撃。自身の最強技が跳ね返され、術者本人に襲いかかるという事実に、グリムジョーは完全に動けなかった。

 全ての刃が肉体を容赦なく切り裂いていき、グリムジョーは混乱と困惑の中で血に沈む。

 

 倒れ伏した敵の姿を見ながら、海燕はニヤリと笑った。

 

「名付けて、功罪相償(こうざいそうしょう)……なんてな」

 

 ――技の名前のセンスはイマイチだな。

 

 ――今度、都に考えて貰いましょう。

 

「へーへー、どーせ俺はセンスがねえよ……」

 

 今まで聞こえなかったはずの、斬魄刀本体の声が突然響き、その姿までもが海燕の目にうっすらと映る。

 

 捩花と金剛。

 二刀一対の存在となった二人は今や、夫婦のように寄り添っていた。

 




●海燕さんの卍解について

名前:金剛宝杵(こんごうほうしょ)天沼矛(あめのぬぼこ)
外見:三つ叉の槍
能力:流れを操る

・解説(妄想を多大に含む)

 元々が「三つ叉の槍ってカッコいいから、卍解したらこの発展かな?」とか妄想。
⇒ そういえば、天沼矛って三つ叉の槍だったような。
⇒ あ、これ素敵だな。

と言う感じで名前が決定。

 続いて能力。

 天沼矛は国生みに使った(日本神話にて「渾沌とした大地をかき混ぜたところ、矛から滴り落ちた物が積もってオノゴロ島になった」)もの。
⇒ かき混ぜるとか滴り落ちるって、捩花の水の能力っぽいな。
⇒ 積もって島になるなら、固定(凝固)も出来るよな

と言う感じで能力決定。

 ついでにいうと「捩花は、槍を振るうと湿気や水分が絡みついて、水を生み出しているように見える」だけなのでは? みたいに、脳内つじつま合わせ。

(そもそも捩花の能力は、作中でルキアが勝手に言ってるだけ。
 能力の本質全てを語っているとは限らない。
 海燕だって人に説明するときには「水を操ってんだよ」で十分通じるだろうし。
 (あと藍染の鏡花水月の自己申告みたいな例もあるし)

 そもそもブリーチが「勘違いしてた、全部知ってるつもりだけど実は中途半端でした、全部知ってるけれど一部しか教えない」で出来ている世界。
 だからこのくらいの考え違いは日常茶飯事ですぜ)

 と、自分を騙して
「進むも戻るも凝固も拡散も、自由自在! 流れを操りまくり! 何しろ島一つ作れるんだから!」と決定。


 金剛宝杵の部分については、天沼矛の別名である「天逆鉾(あめのさかほこ)」から。

 別名とはいうが「天沼矛とは別物なんじゃね?」という説もあって「神仏習合の影響で、天沼矛が天逆鉾に変質した」という解釈が主流らしい。
(習合の結果、逆鉾は破邪の神器としての側面を持ったとのこと)

⇒ 変質したなら「捩花と金剛の二本から一本になっても仕方ないな」とコジツケ。

(都さんが持っていた「金剛」の名前はここから。
 始めに「金剛宝杵・天沼矛」の名前があって、そこから逆算して命名。
 能力も「捩花が流れ(動)なので、金剛は集合(静)だな」と半分こ)

なにより「イザナギ・イザナミ夫婦の共同作業な槍なら、どっちも死神で夫婦の志波さん家にはピッタリだな」と安易に決定。
(朽木さん家は嫁さんが一般人なので不可)

死神同士が夫婦になって、片方の斬魄刀を受け継いで、二本それぞれに認められる。
加えて斬魄刀の中の人同士も認め合った状態であること。

だから卍解すると合体です。
通常時は斬魄刀二本で、卍解すると三叉槍になります。

多分コレが、一番正しい二刀一対だと思います。
(零番隊の某ラッパーさんもきっと思わずニッコリです)

始解は……「もう常時始解でいいんじゃね?」と諦めました。
ノーマル斬魄刀状態で、片方は捩花の能力を。片方は金剛の能力を。それぞれ使う。

隊長が二刀流だし、副隊長も二刀流でお揃いですね。


(……これ、気がついたら三本目の斬魄刀が産まれててもおかしくないですね)

●功罪相償
カウンター。
浮竹さんの双魚理と同じ。打ち返し技。
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