お前は天に立て、私は頂をこの手に掴む   作:にせラビア

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第271話 復隊祝い

「細かい話は抜きにして……皆さん、おかえりなさい!」

「いやまあ、祝ってくれとるのに文句付けるんはアレやって、わかっとるねんけどな……」

 

 私の言葉に、平子隊長が開口一番文句を挟んできました。

 

「なあ藍俚(あいり)ちゃん、なんでこないな店やねん? 藍俚(あいり)ちゃんの給料やったら、もっとエエ店くらいナンボでも行けるやろ?」

「え、駄目でしたか?」

 

 その言葉を、きょとんとした顔をしながら聞き返します。

 

「風情があって良いでしょう? それに皆さん、現世では細々と暮らしていたようなので、いきなり高級なお店に連れて行くよりも段階を踏むべきかと思って……」

「あー……まあ、な」

「それとも今からでも行きましょうか? 貴族街にある、一見さんお断りで、目玉が飛び出るくらいの高級店に。案内しますよ?」

 

 一応、ツテはあるんですよ。

 朽木家が贔屓にしているような、お高いお高いお店なんですけどね。

 ですが、先ほど言ったように"突然高いお店"に行っても緊張するだろうと思って、もっと馴染みのあるお店を選びました。

 屋台みたいな小さなお店なんだけど、無理を言って貸し切りにして貰っているの。特別にテーブルも増やして貰ったのよ。

 だから今日は気兼ねなくイケます。

 

「まあまあ真子。今日は奢ってもらっている立場なんだし、文句を言うのは止めようよ。ほら、拳西もああ言ってることだし」

「せやな……いきなりそない店に行っても肩が凝りそうや。しゃあない、今はこの店で我慢しといたる」

 

 しゃあないって……そんなこと言うと、お店の人が怒るわよ!!

 本当に、ごめんなさい。こんな客を連れてきちゃって……

 

 ……あ、目で謝ったら軽く手を振って「気にするな」って仕草をしてくれた。相変わらず良い人だわ。

 

「師匠の奢りでタダ酒が呑めるんに、文句言うたらバチが当たるで」

「んー、この卵焼き美味しいっ!!」

「……お前らは気楽でええな……」

 

 男性陣の会話など知ったことかとばかりに、二人は呑んだり食べたりしています。

 良いでしょ? お薦めなのよ。他にも鴨焼きとか、馬刺しとかもあるから注文しちゃおうっと。

 

「すみません、追加で注文を――」

 

 

 

藍俚(あいり)殿が注文の真っ最中なので不肖、この射干玉ちゃんがそろそろ解説を入れるでござるよ!! と言っても、大方の皆様は予想が付いているとは思いますが!!』

 

 簡単に言うと、仮面の軍勢(ヴァイザード)の皆さんが死神に戻りました。

 "(ホロウ)化が出来る者同士、お前が面倒を見ろ"と言われたので、私が復帰した皆さんの責任者にさせられました。

 なのでとりあえず、こうして歓迎会を開いています。という事です。

 

『ああっ! せ、拙者の出番が……!!』

 

 だって、引っ張るようなことでもないし……

 それに射干玉だって「大体予想は付いているだろう」って言っていたじゃない!?

 この面々が話し合っていれば、知ってる人は一瞬で想像がつくわよ。

 

 えっと……どこまで話しましたっけ? そうそう、仮面の軍勢(ヴァイザード)の皆さんの復帰についてですよね。

 喧々囂々で色々とあったけれども、こうして死神に戻りました。

 と言っても全員じゃなくて、半分くらいだけどね。

 やっぱり「死神は信用できない。戻るのヤダ」って人も一定数いましたから。

 

 色々あったとはいえ、今こうして歓迎会の場にいるのは「尸魂界(ソウルソサエティ)に戻ります」って言った人たちだけです。

 具体的に名前を挙げると、リサに平子隊長と六車隊長。久南スーパー(・・・・)副隊長と……鳳橋副隊長補佐(・・・・・)です。ちょっと少な――

 

『副隊長……補佐でござるか!? な、なにゆえに……!! ローズ殿は隊長だったはずでござるよ!?』

 

 ――え、ツッコむのはそっちだけ? "スーパー"にはツッコミを入れなくて良いの?

 

『そちらは別に……(ましろ)殿でございますからなぁ……』

 

 そう、よねぇ……久南さんだもんねぇ……

 

 ……あ、注文聞きの途中だったわ。

 

「それと、鳳橋副隊長補佐は――」

「――ブウウウッ!!」

「うわッ! 汚ったねぇな真子!!」

 

 あら、平子隊長が吹き出しました。

 目の前の六車隊長が慌てて身体を引いて、間一髪直撃を避けました。

 

「ちょ、藍俚(あいり)ちゃんその呼び方やめーや。俺、何度聞いても笑ってまうねん!」

「ですけど、そう決まっているので……」

「あはは……けど一応、権限は副隊長と変わらないんだ。だから呼ぶなら"副隊長"でお願いできるかい?」

 

 ちょっとだけ悲壮感を込めながら訂正されました。

 

 鳳橋副隊長――この言い方、慣れないわねぇ――ですが。

 尸魂界(ソウルソサエティ)に戻ったは良いものの、古巣の三番隊はもう席が満杯という有様になっていました。

 

『おさらいをすると、五番隊が藍染殿から平子殿に変更。九番隊は東仙殿から拳西殿に変更したわけでござる!!』

 

 そうなのよ。

 どっちも元隊長で、隊としても古巣。加えて隊長の席が空のままだったから、ちょうど良くスライドして収まるところに収まったの。

 

 けど問題は三番隊。

 あそこにはもう、いるのよね……天貝隊長が。オマケに副隊長の席も戸隠君で埋まっているから、任せられる良い感じのポストがないの。

 でも元隊長で、実力は十分にある。遊ばせておくのは勿体ない。

 という判断の結果、古巣の三番隊に戻ることになったの。"補佐"の但し書きが付いているんだけどね。

 

 けどそのうち取れて正式に副隊長に任命されると思うわ。

 ……だって、戸隠君よりも強いから。

 

「やっぱり何度聞いても慣れんわ! ローズ、なんでお前だけ降格しとんねん!! しかも補佐て! ありえるかい!!」

「ボクだって好きで降格したわけじゃないよ!!」

 

 一つ文句を言ったものの、けれどどこかほんわかした笑顔を鳳橋副隊長は浮かべます。

 

「降格はちょっと不満だけど……まあ、気楽な立場なのはありがたいかな? おかげでキャンディスとも再会できたし」

「キャンディス……? ああ、あのバイオリンですか」

 

 懐かしいわね。

 三番隊の隊舎に行くと、大体いつでも鳴り響いていたっけ……

 

『キャンディス!?』

 

 きゃあっ! え、射干玉どうしたの? 急に大きな声を出したりして??

 

『なんでもないでござるよ……』

 

 そう? ならいいけれど……

 

『(……キャンディス・キャットニップ殿と名前が被ってるでござるよ……バイオリン、恐るべしでござる……)』

 

「でも、よくバイオリンが無事でしたね」

「喜助に特別なケースを作って貰ったからね。温度と湿度を常に一定に保つことで、ほとんど劣化することなく保存できるのさ」

「いえ、保存(そっち)ではなくて」

 

 百年以上も劣化なく原型を保っているのも十分驚いてるんだけど、私の懸念はそこじゃありません。

 

「よく"千鉄(ちかね)副隊長"に取り上げられませんでしたね、って意味ですよ」

「あはは……そっちのことか……」

 

 乾いた笑いが響きました。

 千鉄(ちかね)副隊長というのは、七番隊の射場副隊長のお母さんです。百年程前――平子隊長たちが現役だった頃――に、三番隊の副隊長をしていました。

 副隊長なので当然、隊長のお手伝いをしていたんですが……

 

 当時の鳳橋副隊長は、バイオリンを弾き始めれば止まることを知らず。仕事をサボって丸一日弾き続けるなんてこともしょっちゅうありました。

 そんな事があまりにも続いたせいで彼女を激怒させてしまい、ついに「これは預かっとくけぇ! 今日の仕事が終わったら返したるわ!!」とバイオリンを取り上げられていたくらいです。

 

『勉強しなさすぎてファミコンを親に隠される子供のようでござるな』

 

 ……ファミコンって……いや、言ってることは間違ってないんだけどね。

 

 とにかく、そんな背景があったので。

 そういう意味でも、バイオリンが無事だったと驚いているわけです。

 

「そっちも抜かりはないよ! 取り上げられるくらいなら自分で隠しちゃおうと思って、ケースと一緒に喜助にコッソリ専用の収納場所も作って貰ったんだ! 今は副隊長補佐ってことで大した仕事もないから、しばらくはキャンディスを好きなだけ弾け……あっ!!」

 

 気を良くしていたんでしょうね。

 そこまでペラペラと喋っていたところで、私のことを見て固まりました。

 

「なるほど……その辺のことは、千鉄(ちかね)さんに伝えておきますね。よーっく、ね?」

「ああああっ! 待って待って! まだメンテナンスも済んでないんだから!!」

「駄目です」

「ノオオオオッッ!!」

 

 悲鳴を上げながら真っ白に燃え尽きました。

 さてその話題に上がった千鉄(ちかね)さんですが……復隊しました。

 

 いえ厳密には復隊ではなく、あえて言うなら、監視役でしょうかね?

 元々お(とし)で霊圧も弱くなって護廷十三隊を退いていたのですが、鳳橋副隊長が復帰すると聞いてお目付役として戻ることにしたそうです。

 

『……おや? 千鉄(ちかね)殿はご病気だったのでは??』

 

 あら射干玉ってば、良く覚えてるわね。

 でもその病気は四番隊(ウチ)で完治させたわよ。

 

『そうなのでござるか!?』

 

 そっちこそ覚えてないの!?

 

 ……でもね、病気は治っても気持ちは沈んだままだったみたいで……なんだかんだ言っても、鳳橋さんが消えたせいで、張り合いがなくなっちゃったみたいなの。

 でも復帰すると聞いて途端「だったらウチも戻らにゃならんのぉ!」って、張り切っていたわよ。

 霊圧が弱まっていたから(ホロウ)との戦いとかには参加させらないけれど、事務仕事ならまだまだ出来るからね。

 

『あの、ところで藍俚(あいり)殿はどうしてそんなことを……?』

 

 どうしてって、彼女が副隊長の頃は私も副隊長だったから。顔見知りなのよ。

 それに、鳳橋さんが復帰するって話が出たときに連絡も貰って久しぶりに会ったから。だから、その辺のお世話もしたわよ。

 

『なるほど……で、そんな裏事情まで知り尽くしてる藍俚(あいり)殿の前でバイオリンのことをペラペラと喋ってしまったから……』

 

 当然、全部話すわね。

 

『可哀想なキャンディ殿……』

 

 ……あれ? 名前、キャンディだっけ……? 違ったような……

 

『…………(あ、ちょっとミスって未来の名前を言ってしまったでござるよ)』

 

「なんだ、その……ご愁傷様だ……」

「あはははっ! ローズってば可愛そう!!」

 

 がっくりと肩を落として絶望している鳳橋副隊長を、六車隊長たちが笑っています。

 

「そういうお二人はどうなんですか? 九番隊に復帰して、瀞霊廷通信を取り仕切るって聞きましたけど……」

「ああ、隊長にゃ戻ったけどな――」

 

 そこまで言うと六車隊長は、手にしていた杯をクイッと一気に呷りました。

 

「――編集長なんざ、やるつもりは一切ねえ!」

「うわ……それ、そんな大声で言っちゃいますか……? それに、元とはいえ編集長ですよね……?」

「あんな面倒なこと、全部修兵に代行させるに決まってんだろ!?」

 

 ……可愛そうな檜佐木君。

 今だって編集長代理やってるのに……新しい上司は仕事をやる気がないわよ……

 

「それにな、お前も言ったように"元"編集長だぞ? 今の流行りについて行けるわけねえだろうが。だからやらねえんだよ。全部修兵に任せんだ」

「はいはーい! あいりん、あたしはね! 瀞霊廷通信のお仕事するよ! 拳西と違って!!」

 

 駄目な方向に胸を張る六車隊長とは対照的に、久南さんが胸を張ります。すると六車隊長は、揚げ出し豆腐を口に運びながらやる気なさそうに言いました。

 

「あーそうだな。なんたって(ましろ)は"ウルトララジカルスクープエディター"だからな。期待してんぞ。俺に代わって頑張れよ」

「な、なんですかそれ……?」

 

 六車隊長が棒読みで何か言っていますが……

 ウルトラ……? え、何……? ごめんなさい、もう一回言って貰えるかしら?

 そんな私の願いが通じたのか、久南さんが自信満々に説明してくれました。

 

「ふっふーん、良く聞いてね? ウルトララジカルスクープエディターっていうのは尸魂界(ソウルソサエティ)と現世の二つを股に掛けて、また誰も見たことがない事件をお届けしちゃう、クールでマーベラスでスタイリッシュでファンタスティックでビューティフルでエキサイティングな究極の編集者のことなの!!」

「……わー、すごーい」

 

 とりあえず拍手をしておきます。

 

 えっと……ウルトラ(Ultra) ラジカル(Radical) スクープ(Scoop) エディター(Editor)……?? 直訳すると"めっちゃ過激な特ダネ記者"ってところ……???

 うんまあ、久南さんはこういうの好きそうだけど……

 

藍俚(あいり)殿藍俚(あいり)殿、もう一回英単語で考えてくだされ』

 

 Ultra Radical Scoop Editor.

 

『頭文字だけを繋げると?』

 

 U・R・S・E……うるせえ!?

 

正解(エサクタ)!!』

 

 その破面(アランカル)、出てこなかったわね。

 

 それよりもURSE(うるせえ)か、よく考えたものだわ……

 

「(九番隊にはもう普通に副隊長がおるからな。下手に(ましろ)に副隊長任せるんよりも、こうやって食いつきそうな役職でもやらせてといた方が利口ちゅうことや)」

「(ああ、やっぱりそういう裏事情があったんですね。三番隊とはまた違った面倒なことになってるようで……)」

「(せやろ? そもそも(ましろ)のヤツ、マトモに死神に戻ってへんねん。拳西の周りをウロチョロしとるだけ……スーパーなんたら言うんも、自称やで)」

 

 平子隊長がコソコソ話で裏事情を教えてくれました。

 ですが久南さんが得意になっているので気づいていないようです。

 

「そういうわけで、次の瀞霊廷通信からはあたしの連載も始まる予定なの! あいりんも楽しみにしててね?」

「へえ……楽しみにさせてもらいますね」

 

 そこまで言うと喉が渇いたのか、彼女も杯を呷ります。

 

「あ、(ましろ)テメエ! それ俺の酒だぞ!?」

「いいでしょこのくらい! 拳西のケチ!!」

「それなら俺だって!」

「あーっ! それあたしが頼んだ天麩羅!!」

 

 食べ物の取り合いを始めた二人を横目に、リサがぽつりと呟きます。

 

「……あたしの商売も、瀞霊廷通信に宣伝してもらえんやろか?」

「それは難しいんじゃない?」

 

 そう返すのが精一杯でした。

 リサですが。彼女は死神には戻らずに、けれども現世に残るわけでもない。両方を行き来するという気ままな立場です。

 西流魂街に家――というか尸魂界(ソウルソサエティ)側の仮拠点――を建てて、そこでYDM書籍販売という商売をしています。

 

『名前が怪しすぎるでござるよ!!』

 

 YDM(やどうまる)だもんね……

 でもね、宣伝方法はもっとすごかったのよ? 伝令神機に突然「現世で販売しているあらゆる書籍をお取り寄せ販売します」って感じの電子書簡(メール)が来たんだから。

 文末は「ご興味のある方はこの電子書簡をそのままご返信ください」って書いてあったし、詐欺か何かかと思ったわ。

 結局、普通に現世の本や品物を取り寄せ配送してくれるだけだけどね。

 

「そもそも別に、売り上げとかお金に困っているわけじゃないんでしょ?」

「せなやぁ……そもそもリサのところ、売り上げの九割九分はエロ本やん? 下手に大々的に知らせん方がエエと思うで」

 

 ちなみに配送ですが、浦原が作った"霊圧を完全に遮断する外套"を纏ってリサ自身が届けているそうです。おかげで男性死神は誰に気づかれることもなく、エロ本が買えるみたいですよ。

 私も利用して、現世のお料理の本とか(・・)買ってます。

 ええ……"とか"を買ってます。

 

『前話でリサ殿と一緒にお茶を飲んでいたのも、実はこれが関係していたでござるよ!! 配送のついでに遊びに来ていただけでござる!!』

 

 しかも儲かってるのよね。

 流魂街に家を建てて商売をするって聞いたから、ご祝儀と融資ってことで私がお金を出したんだけど……

 アッという間に半分くらい返ってきたわ。

 

『エロに賭ける執念は金になるでござるなぁ……』

 

 

 

 ……ところで、そろそろ起こしてあげようかしら?

 

「バイオリンのことを伝えるのは二日だけ待ってあげますから。その間にちゃんと隠すなり仕事をするなりしてくださいね」

「――本当かい!?」

 

 さっきからずっと倒れたままだった鳳橋副隊長に声を掛ければ、勢いよく顔を上げました。さっきまで泣いていたようで、目元が少し腫れています。ですがそんなことは気にせずに、私の手を掴んで喚起の言葉を口にします。

 

「ありがとう藍俚(あいり)! 本当にありがとう! お礼に干し柿を持って行くから!」

「それって三番隊……市丸ギンが作っていたヤツですか?」

「おや、まあ知ってて当たり前かな? そうだよ、ボクが抜けた後の三番隊(ウチ)で作っていたらしくて。もう恒例行事になっているしせっかくだからってことで今の天貝君が――」

 

 ……あれ、これひょっとして……鳳橋さんとイヅル君で、一緒に何かするイベントとかあったのかしら……? 本来は三番隊、になっていたと思うから……

 ふと疑問に思ったのですが、その疑問に答えてくれる相手はいませんでした。

 

「なんや、ローズのとこもかい。五番隊(ウチ)も藍染のヤツの匂いっちゅーんか? 残っとるわ。仕事のやり方とか書類の形式とか、ぜーんぶ藍染に似とったわ。拳西のとこはどないや?」

「俺のところか……覚えてねえな……」

「なんやねんそれ!?」

「まあまあ、有用な部分は取り入れていきましょうよ。私だって霊術院で講師をしていたときには、定期的に藍染を呼んで講義をして貰っていましたし。立ってる者は親でも使え、とか言うじゃないですか」

「そういえばリサの商売だけど、ジャンプは注文できるのかな? ラブはジャンプがリアルタイムで読めないのは困るってことで現世に残ったけれど……」

「どうせなら定期購読を受け付けたら? その方が仕入れは楽なんじゃないの?」

「せやなぁ……」

「ねえねえあいりん! ローズが言ってた柿ってまだある? あたしも食べたい!! ほら、いつだったか現世でケーキを買ってきてくれたでしょ? どうせならあたしが取材して記事にしてあげるよ?」

「お前それ、自分が食いてえだけだろ……」

 

 いつの間にやら話は盛り上がり始め、わいわいがやがやと言葉が飛び交いお酒が進んでいました。

 そこへ――

 

 

 

藍俚(あいり)! 酒を呑むなら儂も呼ばんか!!」

「ああ、夜一さん……どうも」

 

 ――もう一人の招待客が、遅れてやってきました。

 




書いている内容が、BLEACH The Death Save The Strawberryと大体変わらない……

……と見せかけてからの夜一さん。

●射場千鉄
七番隊の射場さんのお母ちゃん。ローズが現役の頃に副隊長していた。

イラストは、MASKED(オフィシャルキャラクターブック)で確認可能。
(文金高島田みたいに髪を結って、顔には皺がある。世話焼きのおふくろさんって感じの人)
台詞は、The Death Save The Strawberryで辛うじて確認可能。
(ローズの台詞中の「これがあるけぇあんたは仕事せんのじゃろう!」程度ですが)

原作だと、病気で伏せっています(なので、お給金のためにも射場さんは副隊長になった)のですが……
拙作中では、どっかの四番隊が治してしまいました。

よって
・「歳と病気で霊圧が弱って除籍(引退)」していた(肉体的には元気)
・ローズが戻ってきたので、尻を蹴っ飛ばすために復帰(パートタイマー的な扱い)
という扱いに。

何となくですが「ローズを叱る」のも、千鉄さんの元気の秘訣だったのかもしれませんね。
(それが虚化騒動でいなくなって、気落ちして病気になってしまった……とか?(そんな描写、無かった気がするので妄想ですが))

●キャンディス(バイオリン)
ローズが愛用しているバイオリンの名前。おそらく楽器に名前を付けたのだと思われる。
(元ネタは、チェザーレ・キャンディ辺りからか??)

キャンディス・キャットニップ(バンビーズの雷を降らせるお姉さん)と名前が何故か被っている。

●リサ
この頃は、原作でも死神に戻っていない。
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