お前は天に立て、私は頂をこの手に掴む   作:にせラビア

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第339話 遠交近攻

「ユーハバッハ……!!」

 

 山本が怨嗟の様な声を上げる一方、破面(アランカル)たちもユーハバッハの出現に息を呑んでいた。

 山本とはまた違った意味で、だが。

 

「あの男は……」

「チッ、あの野郎……!!」

 

 ウルキオラは即座に警戒体勢を取りながら斬魄刀の柄に手を掛けた。

 グリムジョーもまた、現れたユーハバッハに苛立ちを隠そうともせずに敵意を剥き出しにする。今にも飛び掛かりそうなほどだが、一度手痛い目に遭わされた経験が二人を僅かに慎重にさせる。

 

「馬鹿な! 虚圏(ウェコムンド)から撤退してまだ半日と経っていないのだぞ!? それほどの短期間に、よもや尸魂界(ソウルソサエティ)まで攻め込んでくるとは……!!」

「そこまで驚くことじゃないだろ?」

 

 理解できないといった様子のハリベルに向けて、スタークは当然のことのように告げる。

 

「つまり、敵はそれだけ巨大な相手だったってことだ」

「……くっ!」

 

 藍染に率いられ曲がりなりにも組織立った動きが出来ていた頃とは違い、今の彼ら彼女らは小さな集まりに過ぎない。

 一度追い払った程度では焼け石に水でしかなかったのかと歯噛みしつつも、敵意と戦意だけは燃え上がらせる。

 

「よくぞ儂の前に姿を見せた! 千年前は寸での所で逃がしたが、二度目は無い!!」

「貴様こそ良いのか? 今、私の背後に雀部長次郎は隠れておらぬぞ?」

「ぬかせ!!」

 

 破面(アランカル)たちが躊躇しているその横で、山本は躊躇うこと無く動いた。

 姿を見せたのならば容赦手加減それら一切が不要とばかりに、手にしていた杖を斬魄刀へと変化させると同時に始解させ、猛火を叩き付ける。

 猛り狂うその炎は黒稜門の全てを覆い包み込んでなお余り、周辺の建物を地面ごと炭化させるほどの勢いを誇っていた。

 生み出された炎の大津波は瞬時にして周囲一帯へと広がりながらユーハバッハへと襲いかかる。

 

「うわっ!!」

「あちっ! あちちちっ!!」

「なんという熱量だ……」

「山じい、ちょっとは手加減……は期待できそうにないねコリャ……」

 

 その熱量は近くにいた各隊長たちが余波だけで大きく下がるほどだった。

 炎を眺めながら京楽は思わず呟く。

 ほんの僅かではあるが、彼の知る山本の技量と比較して斬魄刀の扱いが荒くなっている事に気付いたからだ。

 見た目からはそこまで感じ取れないものの、その内面では沸き立つ溶岩のような感情が煮詰められているのだと悟り、仲間の隊長たちをもう一歩ほど下がらせることに注力する。

 

「大したものよ。私の顔を見るなり躊躇うことなく炎を放つとは」

 

 業火を避けることなくまともに受け止め、その炎の中心で影しか見えなくなっている。にもかかわらず、その炎の向こうからユーハバッハの声が響いてきた。

 声だけでしか判別できないが、ダメージを負っているようには感じられなかった。先ほどまでと同じ調子のままさらに言葉を続ける。

 

「だが、そこの破面(アランカル)どもから聞いていたのだろう? 湯川藍俚(あいり)は我が手中にある。こういう場合、下手に抵抗すればその命の保証は出来ぬとは思わなかったのか?」

「……それがどうかしたのか?」

 

 人質と利用することも出来ると告げられた言葉に、山本は一切の感情を揺らすことなく答えた。

 

「彼奴も死神じゃ、死神は護廷のために死んで当然。そこに命を省みる必要は無い。儂の邪魔をするのであれば、切って捨てるまでよ」

「ちょ、ちょっと爺さん!! アンタ藍俚(あいり)のことを――」

「ふははははははっ!! 己の腕を再生させた恩人を相手に、そこまで言い切るか! 結構結構! それでこその山本重國よ!! 破面(アランカル)共に譲歩したと知ったときは気でも狂ったかと正気を疑ったが、そうでなくては話にならぬ!! 特記戦力に残ったのも道理よ!!」

 

 きっぱりと冷酷なまでに告げる山本の姿に、チルッチが意義を申し立てようとする。だがそれよりも先に、ユーハバッハが笑い出した。

 山本の言葉を賞賛するかのごとく一頻り上機嫌に笑い、そして急激に止める。

 

「だが、思い上がるな。お前の相手をしに来たのでは無い……尸魂界(ソウルソサエティ)全てを殲滅するために来たのだ」

「……ッ!!」

 

 その言葉を合図として、瀞霊廷の各所から無数の青い火柱が立ち上った。

 地獄の釜の底が抜け、押し込められていた怨霊たちがそこから吹き上がってきたかのような現実味のない光景。だが火柱から放たれる圧倒的な霊子濃度は、それが幻覚ではなく実際に起きた現実なのだということを死神たちへと知らせる。

 天にも届く火柱が各所に上がる中、猛火の向こうのユーハバッハの姿がゆっくりと薄くなっていく。

 

「待てッ! ユーハバッハ!! 逃すと……む!?」

「消えた……?」

「例の、影を使った移動……だったか? それを使ってどこかへ……?」

「ホウ……なるほど、これは興味深いネ……」

 

 まるでその場から一切の痕跡を消し去ったかのように姿を消した敵の首魁の様子に、死神たちは首を捻る。

 だが混乱で思考を止めるよりも早く、山本が声を上げた。

 

「先手を取られる羽目になるとはの……だがある意味では好都合じゃ! こちらも(いくさ)の準備は整えておる! 各隊、ぬかりはなかろうな!?」

「「「「「はっ!!」」」」」

 

 十人の隊長が同時に声を上げ――慣れない勇音だけが少し遅れて小さな声だったが――ながら、準備は整っていることを返答する。

 

 そもそもが「ユーハバッハが虚圏(ウェコムンド)に攻め込んできた」という情報についてある程度は受け取っていたのだ。

 それに加えて、滅却師(クインシー)達が動く可能性については二年前から示唆され続け、それに対する対応や訓練も積んできている。

 今回も、その演習の延長線の様なものだ。

 

 黒稜門に各隊の隊長を集めると同時に、山本は副隊長以下の死神たちに対滅却師(クインシー)用の準備を整えさせた。

 敵が瀞霊廷まで攻め込んできた場合、逆に敵地へと攻め込む場合――そのどちらであっても問題ないように、けれども虚圏(ウェコムンド)に攻め込んできたことから、死神達が迎撃をするのだろうと予期しながらの指示。今回は、それが大当たりだった。

 

「ならばよし! 全隊長に告げる! 今この時より各隊を指揮し、滅却師(クインシー)どもを殲滅せよ! 敵はおそらくあの火柱の下にいるはずじゃ!!」

 

 山本の言葉を裏付けるかのように、瀞霊廷内部のあちこちから新たな霊圧が湧き上がってきた。

 その瞬間、破面(アランカル)達が悲鳴にも似た声を上げる。

 

「こ、この霊圧って……!? ハリベル!!」

「ああ。そのまさか、だろう……!!」

「嘘、でしょ……!?」

「メノリも感じた? じゃあ間違いない、気のせいじゃないわね……」

 

 ハリベルたちが頷き合う中、二人ほどが困惑の声を上げ、チルッチに怒られていた。

 

「な、なんなのだ一体!? お前達は何を言っているのだ!?」

「れれれれ霊圧でヤンスか? え、えっとえっと……」

「馬鹿! あんたたち気付かないの!? これは――」

 

 

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

 

 

 

「なんだこの火柱は……!?」

「わからんが……だが、滅却師(クインシー)たちなんだろ!! なら、戦うまでだ!!」

「霊子調査班、分かるか!?」

「待ってください、もう少し……」

 

 つい先ほども述べたが、死神たちは滅却師(クインシー)に攻め込まれることを想定して、予めいつでも迎撃態勢が取れるように準備を整えていた。

 その準備が功を奏し、おかげで火柱が上がった瞬間には何班もが急行して炎を取り囲むことに成功していた。

 各班の死神たちはそれぞれが斬魄刀を構えて油断なく火柱を睨み続け、それとは別に測定用の計器を持った死神が霊圧のパターンから現象の正体を探ろうと躍起になる。

 

「……でました! これは!!」

 

 やがて霊子の分析を終えた計器は、火柱の向こう側に潜む相手の正体を伝えた。

 だがそれを口に出すよりも早く、炎の向こうから凄まじい勢いで影が飛び出してきた。

 

「うおおおおおおっっ!!」

「なっ! コイツは……!」

滅却師(クインシー)じゃないぞ!! これは……」

破面(アランカル)! 現れたのは破面(アランカル)です!!」

「馬鹿! んなもん見りゃわかるんだよ!! ぐあああぁっ!!」

 

 現れたのは白を基調とした衣服に身を包み、顔の一部に仮面の名残を付けた男だった。

 だがその様子は尋常ではない。

 目は血走り、息づかいは荒く、余裕といったものの一切が感じられない。現れた破面(アランカル)は、温存という言葉を忘れたかのように全力で目の前の死神に襲いかかり、即座に近くにいた死神を攻撃し始める。

 

「これで二人! お前で三人目! 三人目だ!!」

「ぐっ!! なんなんだコイツは!? 敵は、敵は滅却師(クインシー)じゃなかったのか!?!?」

 

 誰か説明をしてくれ!! ――叫ぼうとするが、それよりも先に破面(アランカル)が彼の喉笛に牙を立てた。

 血の泡を吐き出し、不細工な楽器のような音を立てながら彼の意識は闇に沈んでいく。

 

 だが、この状況は今この瞬間にとっては珍しいものではなかった。

 

「がああぁっ! く、くそ……死神……め……」

「どうして破面(アランカル)が……?」

「危なかった……四席がいてくれて助かりました……」

「礼には及ばないさ。だが気を抜くな! すぐに副隊長に連絡を取れ! まだ新手の破面(アランカル)が出てくるかもしれない! 油断をするな!!」

 

 火柱の向こうから破面(アランカル)が現れる事態、それは各地で起きていた。

 だがその戦況は様々だ。

 そもそもが火柱の調査を目的として班を組んだのではないため戦力にバラつきがあり、加えて火柱の近くにいた班が真っ先に接近している。

 そのため偶然強い死神がいたり、力の弱い破面(アランカル)に当たった班であれば、今のように撃退に成功することもある。

 当然それとは逆で、先のように全滅させられる事態もあるのだが……どうやらこの班は運がよかったらしい。

 打ち倒し、瀕死となった破面(アランカル)を横目に死神たちは状況を報告して上の指示を仰ごうとする。

 

「待ってください四席! 破面(アランカル)の様子が!!」

「い、嫌だ! 嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!! 死にたく――」

 

 それ以上、言葉が発せられることは無かった。

 代わりに発せられたのは爆発音だ。

 倒したはずの破面(アランカル)が突如として大爆発を起こし、周囲にいた死神の身体を容赦なく抉り、焼き焦がしていく。

 

「……い、一体、何が……?」

 

 先ほど破面(アランカル)を倒した四席の死神は、爆発のダメージに顔を歪ませながらそう呟くのが精一杯だった。

 

 

 

 キルゲ・オピーが「捕まえた破面(アランカル)について妙案がある」と言ったことを覚えているだろうか?

 今の状況が、その妙案の結果だった。

 

 捕らえた破面(アランカル)を尖兵として最前線に投入し、死神の戦力を少しでも多く削り取る――言ってしまえばその程度のことだ。

 だが捕らえた破面(アランカル)をそのまま出撃させたところで、滅却師(クインシー)たちの思うように動く保証などどこにも無い。

 破面(アランカル)(ホロウ)からすれば死神は確かに敵だろうが、それ以前にキルゲら滅却師(クインシー)は彼らを捕縛して理不尽を強要してきた相手なのだ。言うことを聞くはずがない。

 無論、彼らもそれは理解している。無策で最前線に投入しても逃亡するか、はたまた反逆するのは目に見えている。

 

 故に、言うことを聞かせるための首輪(・・)が必要だったのだ。

 彼ら破面(アランカル)に言うことを聞かせるだけの説得力を持ち、居場所を感知し続け、役に立たなくなった瞬間に罰を与えるだけの首輪が。

 役に立たなくなった瞬間、破面(アランカル)ごと周囲の死神を吹き飛ばすような罰を与えるだけの首輪が。

 

 

 

「ハァ……ハァ……や、やった! やったぞ!!」

 

 一人の破面(アランカル)が歓声を上げていた。

 周囲には数十人もの死神が倒れており、その誰もが血の海に沈んでいる。彼は、そんな地獄絵図のような状況の中心に立ちながら、その表情は歓喜に打ち震えている。

 

「ハ、ハハハハハッ!! これで、これで俺は自由だ! なあ、そうだよな!?」

「ええ、見ていましたよ。おめでとうございます」

 

 背後の火柱へと必死に確認するような声を投げかければ、そこから一人の滅却師(クインシー)が拍手をしながら現れる。

 

「ざっと数えても一般隊士(ザコ)が五十名以上に、席官(そこそこ)も数名……副隊長以上を倒していれば、数える必要もなかったんですけどねぇ……」

「な……!! まさか、ケチを付けるのか……!?」

「いえいえ、そこまで文句は言いませんよ。では、約束通り……」

 

 倒れた死神たちを見回して太鼓判を押すと、滅却師(クインシー)――キルゲ・オピーは破面(アランカル)目掛けて神聖滅矢(ハイリッヒ・プファイル)を放った。

 至近距離で、油断した状態で霊子の矢を受けた破面(アランカル)は一瞬にして身体の大半を消し飛ばされ、地に転がる。

 

「ギッ……!?!? な、なじぇ……だずけ……で……」

「出撃前に教えたでしょう? ノルマだけの死神を殺せば自由にする(・・・・・)と……約束通り自由にしてあげました! ワタクシは何一つ嘘は申しておりませんよ!」

 

 トドメとばかりにもう一撃を、今度は相手の顔面目掛けて放つ。

 それで周囲は完全に静寂に包まれた。

 

「我ながら素晴らしい。これで雑魚も多少は片付いて動きやすくなったことでしょうし、破面(アランカル)どもも陛下のお役に立てて本望でしょう……さて、本命の死神を探しにいくといたしましょうか」

 

 自らの立てた計画を自画自賛しながら、キルゲは瀞霊廷を進み始めた。

 

 

 

 

 

「――これは破面(アランカル)の霊圧よ!!」

 

 それらの、破面(アランカル)の命が捨て駒同然の扱いを受けているとは知らないまでも、霊圧にて同胞の気配を感じ取った彼らは言葉を交わし合う。

 

虚圏(ウェコムンド)へ侵攻して来たとき、奴らは破面(アランカル)を捕まえていた。おそらくその理由がコレだろう……」

「手駒にして使おうってワケ!? 滅却師(クインシー)ってのはどいつもこいつも、イイ趣味してんじゃないの!!」

「ロリ、落ち着いて……」

「真っ先に使い捨てられているってわけか……どうするハリベル?」

 

 スタークの言葉に、その場にいた破面(アランカル)たちの視線がハリベルへと集中する。

 その視線と、視線に込められた意味を正確に受け止めた彼女は、山本をまっすぐに見据えながらハッキリと宣言した。

 

「……死神たちよ。私たちは同胞を救うため、滅却師(クインシー)討伐に動かさせて貰う」

 




●タイトルの説明
(瀞霊廷を中心として考えて)
遠:虚圏(ウェコムンド)のこと(物理的な距離は不明だが遠い)
近:見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)のこと(瀞霊廷の影の中にあるので近い)

早い話が「同僚が酷い目に遭ってるから最低限は協力してあげます。仲間になったわけじゃないんだからね! 同じ相手を叩きのめすだけなんだから勘違いしないで!」です。
(ロマン全振り)

●捕まえた破面(アランカル)の利用方法
原作では「捕まえて、洗脳?(教育?)して尖兵として利用」していた。
(しっかり忠誠心まで植え付けて、装備も渡している)

拙作では「お前らも死神が憎いだろ? 一緒に戦おうぜ! お前先頭な!!(超マイルド表現)」という感じで利用。
(手っ取り早く脅迫して、身一つ最前線に送り出す)

せっかく捕まえたんだから、無駄にしちゃ勿体ないですから。
(戦う価値もない弱小死神を選別できて、邪魔な破面(じんいん)も削減できて、滅却師側は大助かり)
キルゲ君はこういうことやってくれそう(偏見)

死神側は、宣戦布告は受けてないが戦争準備は整っている状態。
そこに突然火柱が上がったので、近くにいる班を向かわせたら破面が暴れた。班決めで分けられているけど、全部の班が均一に強いわけじゃないので、こういうこともある。
(あと副隊長とかは、隊長に代わって後方で指揮を執ってるので反応がちょっと鈍い)

破面(アランカル)を最前線に送り出す際の説明
・一般隊士 :100人
・席官   : 10人
・副隊長以上:  1人

合計100人以上倒せば自由の身です。
居場所は常に把握していますので、迷っても問題ありません。
さらにベテランの滅却師が控えていますので、何も問題ありません。
( ≒ 逃げられません。常に監視されています。処刑人が常に後ろにいます)

まあ原作も
・(ほぼ無理だと確信しているが)一護の所に行って卍解奪ってこい
・(二千年以上最強を誇っている)総隊長のところに行って宣戦布告してこい
・(口で言えば済む話なのに)片腕を落としてから「足も要らないかな?」と聞く
・(任務が終わって用済みだから)陛下の糧にする
・(回収・選抜の任務なのに)並んだ端から槍を刺していく
・(部下を爆弾に改造してから)侵入者を連れてこい
みたいな目に遭っています。滅却師の破面への扱いは酷いですね。

1つ全く関係ない死神のやらかしが混じってる? またまたご冗談を
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