お前は天に立て、私は頂をこの手に掴む   作:にせラビア

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ひっっっさしぶりの、藍俚(あいり)殿のターン!!
……延び延びで本当にごめんなさい

そして今回のタイトル……何コレ……?



第394話 治療も混沌も藍俚にお任せ! ★

 バンビーズを相手にして、四人を揉んで、娘が出来て。

 さらにはペルニダっていう、神赦親衛隊(シュッツシュタッフェル)の一人を返り討ちにしました。

 具体的には感度三千倍の対魔忍にしてあげました。

 

 ……だってこのペルニダって、ウチのバンビエッタちゃんを泣かせたのよ? 幾ら霊王の左腕だからって、許すわけないでしょ!!

 霊王様よりバンビエッタちゃん優先! あとハリベルと勇音と織姫さんと乱菊さんとかも優先するの!!

 

『その立派すぎる(こころざし)の表明ですが……"おっぱい"という言葉が抜けているように思えるのは拙者の気のせいでしょうか……?』

 

 なのでこの左腕は、お土産に持って帰ることにします。

 総隊長か涅隊長にでも渡せば、きっと何とかなるはず! だって霊王の左腕とか、どう考えても厄ネタなんだもん!!

 

『その厄ネタ……干からびたミミズをさらに乾燥させました……みたいな状態になっているように見えるでござるが……コレ、大丈夫なのでしょうか……?』

 

 腐っても霊王様なんだし、大丈夫でしょ?

 大暴れしたことで感度三千倍にする薬も抜けているし、一応ピクピク動いているから生きてはいるわよ。

 色んな物はブチ切れているけれど、表面的に見れば問題ないってば。ちゃんとまだ使えるわよ。

 

 次にバンビーズについてね。

 まずリーダー(のはず)のバンビエッタちゃんは、幼児退行して私の娘になりました。

 

『(ビビらせまくって幼児退行させた原因は藍俚(あいり)殿なのでござるよ……)』

 

 リルトット・キャンディス・ミニーニャの三人は、ペルニダがバンビーズ(じぶんたち)ごと捨て駒として始末しようとしたことでユーハバッハに疑問を抱いて、一時休戦となりました。

 ユーハバッハの真意を確かめたいそうです。

 私に完全に負けたことで、立場的には捕虜というところですかね。

 

 なので今、私は三人を連れて――あとバンビエッタちゃんの手を引きながら――ユーハバッハ目指して瀞霊廷を進んでいます。

 

『……えっと、ジジ殿は?』

 

 ちゃんと着いて来てるわよ? 私たちの後ろを走っているってば。

 ……ひょっとして、隙あれば一撃入れようとか思ってるのかしら……?

 

『では拙者は、無防備になったバンビエッタ殿のパンツを見ようとしている説に一票!』

 

 なにそれ、ありえそう!! ていうか私も見たい!!

 

『いえいえ藍俚(あいり)殿はバンビエッタ殿の引率を! 背後の警戒は拙者が行いますので!!』

 

 いいえ!

 引率も後方警戒も、どっちもやらなきゃならないの!! それが四番隊の隊長としての役目なの!! 

 

「なあ、死神……質問なんだけどよ……」

「……ん?」

 

 射干玉と激しい激論を繰り広げていたところ、リルトットがやや遠慮がちに声を掛けてきました。

 

「その、その袋は……」

「コレ?」

 

 片方はバンビエッタちゃんと手を繋いでいて、もう片方の手には袋を持っています。

 中身はペルニダです。

 

「アテがあるから持ち運んでいるんだけど、どうかしたの?」

「いや、何でもねえ……」

「一応は上司なんだし、誰か運びたい?」

 

 バンビエッタちゃんを除く四人に尋ねたのですが、全員首を横に振りました。

 酷いわねぇ……まあ、気持ちは解るんだけど。

 

『その"上司"と呼んだ相手を袋詰めして持ち運んでいる時点で、なんというか、その……サイコパス風味がプンプンと……』

 

 だって、持ち運びに便利なんだもん。

 あと、あんまり直接触りたくないっていう理由もあるんだけどね。

 

『お体に触り……触りませんよ――というやつでござるよ!』

 

 いいの! 触らなくていいの!!

 これが相手がハリベルとかだったら遠慮無く触るから! だからプラマイゼロ!!

 

 

 

 ……って、そうそう! ハリベルで思い出したわ。追加の説明なんだけど。

 

 今現在の私たちは、浮竹隊長の「ここにイチゴがいたぞ作戦」でおびき出された滅却師(クインシー)たちが集まってくる場所を目指しています。

 一応、私も隊長だからね。浮竹隊長から、その辺の説明は事前に受けていたの。

 

 だから、敵が集まって激戦地になるであろう場所を目指している……

 目指しているんだけど……

 

 これ、霊圧的に間違いなくユーハバッハまで誘き出されてるのよね……

 

 まさかあんな作戦で、敵の総大将までノコノコ出てくるとは思わなかったわ……

 滅却師(クインシー)って案外、素直(バカ正直)なのかしら……?

 

『あ、藍俚(あいり)殿! 一応、霊圧を誤認させるなどの対策は取っていましたので!! 死神側の作戦勝ちでござるよ!!』

 

 でもさぁ……

 私が卍解した後に持っている刀を折って「勝ったぞ!!」みたいに大喜びしてるのよ? 目が節穴っていうか……そんな節穴相手に苦戦させられる私たち死神側って……

 

『まあまあ、正直なのは美徳でござるよ!!』

 

 慰め……それって慰めなのかしらね? 解らないけど、ありがとう……

 

 ……でも、本当なら集まったユーハバッハ相手に、(ホロウ)化出来る死神が集まって攻撃する予定とかもあったんだけど……

 

 完全に遅刻よねコレ……

 ハリベルたちも集まってきて、一斉攻撃をしているはずなんだけど……

 

『まあまあ、予定通りには行かないのは世の常でござるよ。大事なのはリカバリー!!』

 

 そうね! 切り替えていきましょう!!

 というか、これから激戦地に飛び込むわけだから、事前説明はしておかないと!!

 

「まあ、ペルニダのことはどうでもいいわ。それより、貴女たちも霊圧を感じ取っていると思うけれど……」

「ああ……言わなくても解ってるぜ」

 

 気付いていないかと思って四人に注意する様に声を掛けたんですが、どうやら杞憂だったみたいですね。

 

「でも陛下の気配は無いって思うの」

「ちょっと前までいたみたいだけどな……けど、星十字騎士団(シュテルンリッター)が集まってやがる……これ、お前ら死神の作戦か?」

「まあ、ね……」

 

 問いかけには曖昧に頷きながら、霊圧で現地の様子を探ります。

 まだ距離があるので少し不鮮明だけど……

 

 集まってるわねぇ……

 死神の霊圧は当然として、(ホロウ)の――というか破面(アランカル)の霊圧もああります……

 滅却師(クインシー)側には、ジェラルドとリジェにユーグラム……

 あら? これって……え、石田君の霊圧が!? なんであるの!?

 ……いえ、よくよく注意したら一護の霊圧もある!? 

 もっと遠くには、ルキアさんや阿散井君の霊圧もあるから……尸魂界(ソウルソサエティ)の危機って事で、霊王宮から戻ってきたんでしょうけど……

 

 ……来ちゃったのね……

 ひょっとしてだけど、海燕さんが恥かいただけなんじゃ……でも霊王宮と連携を取るのも難しかったでしょうし……

 

 ……いえ、一護や石田君の事も気になるんだけど……

 それ以上に気になる霊圧が近づいてきているのを感じました。

 なので、距離的にもまずそっちが優先ね。

 

「……ん? おっ、藍俚(あいり)じゃねえか!!」

「更木副隊長……」

 

 私たちとは別の方角から、けれど同じ目的地を目指しているわけだから合流するのは当然っていうか……

 相手は更木副隊長でした。

 

 ただ、霊圧を感じた時から解ってはいたんですが――

 

「丁度良い、治してくれ」

 

 更木副隊長、かなりの怪我を負っていますね。

 さも当然の様に「治せ」と言われたのを、こちらも当然のように受け止めて回道を使い傷を癒やしていきます。

 治療をしながら、傷の様子 

 

「この怪我……相手の強さはとんでもない……斬り合い以上に、能力が……それに卍解まで使ったんですね?」

「解るか? 強かったんだ……本当に、強くてよ……楽しめたんだけどよぉ……グレミィの野郎……」

「……ッ!?」

 

 グレミィという名を口にした途端、バンビーズの四人が顔を蒼くしました。

 四人はそのまま少し離れた場所で一塊になると、ヒソヒソと何やら会話を始めます。

 

 ……ん、グレミィ? その名前って、確か……

 報告にもあった……凄く強いって話の滅却師(クインシー)よね?

 

「陛下、やっぱりグレミィを使ったんだね……」

「ああ……けど、まさかあのグレミィを……」

「やっぱり特記戦力って、とんでもないって思うの……」

「手、出すべきじゃ無かったんだな……」

 

 小声で話し合っていますけど……手を出すべきじゃ無かったという言葉の時に、更木副隊長と一緒に、チラッとだけど私も見られました。

 ……解ってはいたけれど、滅却師(クインシー)側ではそう言う扱いなのね……

 

藍俚(あいり)殿はむしろ、ある意味でトップクラスにやべーやつでござるよ?』

 

「……どうやらそっちも強え奴がいたみたいだな」

 

 治療を受けながら、更木副隊長は視線を一瞬だけバンビーズに。その後、例の袋を見つめてきました。

 

「ええ、まあ」

「だろうな。何しろ、お前が死覇装をボロボロにされてんだからよ」

 

 ……私の格好? 確かに、ちょっと焦げたり袖を破られてたりするけれど……コレ全部、バンビーズが原因よ?

 おそらく「強そうだ」って本能的に思ったであろう袋の中の人は無関係よ?

 

『袋の中はアヘ顔ダブルピースを曝してますからな』

 

 ダブル……? 左腕だけだから、シングルピース……??

 ……まあ、ダブルでもトリプルでも良いんだけどね。更木副隊長の興味がバンビエッタちゃんたちに向かなければ。

 

「……はい、できました」

「おっ、悪ぃな」

 

 そんな会話をしている間に、治療も終わりました。

 更木副隊長は身体の具合を確かめるように軽く手足を動かし、問題ないと悟ったところで斬魄刀を抜きます。

 

「さて、と……ユーグラム! この前の続きと行こうぜぇっ!!」

「やっちゃえ剣ちゃん!!」

 

 気付けば草鹿さんが更木副隊長の肩に乗って応援しています。

 応援を受けながら、元気になった更木副隊長は駆け出していきました。相変わらず、とんでもない脚力です。

 

 ……さて、と……私も行かないと。

 でも、その前に。

 

「貴女たちはどうするの? ひょっとして、私たちに協力してくれるのかしら?」

「……それは……」

 

 激戦区に飛び込む前に、リルトットらに最終確認をします。

 ですが明確な返事は得られず、その顔色も渋い物でした。

 

 まあ、予想はしていたんだけどね。

 彼女たちは現在、降伏している状態です。けどだからといって同胞を攻撃するのは、それはそれで躊躇いがある。

 何しろ「ユーハバッハの真意を知りたい」とか「自分たちは捨て駒だったのか?」を聞くための、一時的な協力状況なわけですから。

 裏切り者と呼ばれる覚悟までは、まだ出来ていなくても仕方ないわけです。

 

『ぶっちゃけ今の状況は、力で脅して無理矢理引き連れているのに近いわけでござるよ』

 

「そうやって迷うってことは、それが答えなんでしょう? まだどこかで信じている。仲間のことやユーハバッハのことを……」

「……チッ……」

 

 舌打ちをして視線を逸らすものの、キャンディスはそれ以上何かを言うわけでもありません。

 

「じゃ、少し離れた場所で見物していなさい」

「……は?」

「それって、良いの……?」

 

 だって、今の落とし所はこんなところでしょう?

 

「ユーハバッハは、なんとか引っ張ってきてあげる。だからそれまでの間、自分の身は自分で守って。それから……」

「ママぁ……」

 

 目に涙を浮かべながら「行かないで」と懇願する様にバンビエッタちゃんが腕を掴んできました。

 ……止めたい! すっごい帰りたい! もうこのまま見なかったことにしてバンビエッタちゃんと一緒にいたい!!

 

「大丈夫、ちゃんと戻ってくるから。だから、キャンディスたちの言うことを聞いて、一緒に待っててくれる?」

「…………うん、やくそく」

 

 名残惜しそうな様子で、不承不承ですが手を放してくれました。

 

 さて、と……もうひと頑張り、しなきゃね……

 




支援絵を頂いてしまいましたのでご紹介。
安心院悪鬼 様から再び。

●1枚目
射干玉ちゃんと仲良く戯れる藍俚(あいり)殿です。
(ほぼ全裸に隊長羽織な姿なので、R-18注意です)
{IMG235807}
挿絵表示
こうやってお互いにヌルヌルすることで斬魄刀との絆を深めるわけですね。
……(*´Д`)ハァハァ

●2枚目
マイクロビキニでエロ蹲踞して、ブルブル震える玩具を仕込んでいる藍俚(あいり)殿
(問答無用でR-18です)
{IMG236644}
挿絵表示
エロいです。完全に男を誘っています。こんなのコロっと行きます。おそらく、無限の滑走をぶっかけられた時もこんな感じだったんでしょうね。
(こちらは洗脳目とかディルドとかの差分まで頂いてしまいましたが、とりあえず1枚だけご紹介)
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