大震撼は強さを求めたい   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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帝国学園戦 後編

 前半終了後、私はハス太と壁山を呼んだ

 

「防衛線を3人で作り出す」

 

「え? でもそんな即席で出きるような技じゃ……」

 

「そもそもなんなんすか? 防衛線って?」

 

「両サイドのラインギリギリまでトーチカを展開してきたボールを防ぐ技……だけども技として完成させない」

 

「技として完成させない?」

 

「どういうことっすか?」

 

「必殺タクティクスとして完成させる。完成すれば今までの防御力が格段にあがる。壁山は普通にザ・ウォールをしてください。私とハス太で合わせます」

 

「いきなり合わせるって……無茶だよ震撼」

 

「無茶でもやるのです。私が1点を必ずいれるのでそれを円堂先輩と守り抜くのです」

 

「「……」」

 

 後半が始まる

 

 

 

 

 

 

 

 ピーっと試合開始のホイッスルが鳴り響く

 

 攻めるのは帝国学園

 

「キラースライド」

 

「甘い、イリュージョンボール」

 

 土門先輩のキラースライドを鬼道はイリュージョンボールで回避し、雷門ディフェンスゾーンに突入する

 

「ハス太! 壁山!」

 

「ええいままよ!! トーチカ」

 

「ザ・ウォール!!」

 

「分身! からの真トーチカ!!」

 

 壁に幾つものトーチカが現れるが、タイミングが合わずにトーチカが崩れ落ちる

 

 鬼道は壁を跳躍で飛び越えるとそのままシュートを放つ

 

 円堂先輩は新技爆裂パンチで防ぐとボールは風丸先輩に渡る

 

「疾風ダッシュ! 少林」

 

「竜巻旋風!! 半田さん!」

 

「ジグザクスパーク!! 染岡」

 

「おう!」

 

 染岡先輩までパスが繋がる

 

「だぁぁぁぁあ!!」

 

『円堂が上がっていく!!』

 

「ドラゴンクラッシュ改!!」

 

 更にここに走り込んできた豪炎寺先輩と円堂先輩がシュートチェインをする

 

「イナズマ1号!!」

 

「入れさせはしない!! それがキングオブゴールキーパー源田幸次郎だ!!」

 

「トリプルパワーシールドV2!!」

 

 更に進化したパワーシールドにより雷門のシュートは防がれる

 

『これが帝国学園最強のキーパー源田幸次郎です! 彼から雷門は点を取ることができるのか!!』

 

「五条」

 

「へっ!」

 

「五条成神にパスだ」

 

「成神!」

 

「はいよっと!!」

 

『ああっと! 帝国学園カウンターだ!! 円堂がゴールに居ない!!』

 

「しまった!!」

 

「させるか!! キラースライド!!」

 

「鬼道さん!」

 

「任せろ!!」

 

『成神鬼道にパス! キラースライドをかわした!!』

 

「行くぞ!! ペンギンカーニバル!!」

 

 再びペンギンが空を舞い、足元に刺さると爆発して雷門の選手を動けなくする

 

「行くぞ佐久間! 寺門!!」

 

「「おう!」」

 

「皇帝ペンギン」

 

「「2号」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハス太、壁山動けるか」

 

「なんとか」

 

「大丈夫っす」

 

「ここで決めなければこの試合負けだ……ラストチャンスだと思え。ハス太。あなたのタイミングで始動させます。皆のリズムを託しました」

 

「……わかった」

 

「頼んだっすよハス太」

 

 この間にも皇帝ペンギン2号が着々と近づいてくる

 

「!! 皆手を繋いで!!」

 

 ハス太が叫び、反射的に私は壁山の手を握る

 

「3、2、1……今!!」

 

「「「絶対防衛線!!」」」

 

 地面が盛り上がり、巨大な壁に幾つものトーチカが現れた

 

 それは鶴翼の陣のようにV字に私達を中心に競り上がる

 

 トーチカから機関銃が放たれ弾幕が展開され、ボールに幾つもの弾丸が命中し、威力が弱まり、最後には壁山のお腹でボールが止まった

 

「なに!?」

 

『なんと言うことでしょう! 分身した震撼を入れると5名で壁を作り皇帝ペンギン2号を防いだ!! ボールは震撼に渡り蹴り込んでいく!!』

 

「もう貴様に打たせはしない!!」

 

「分身フェイント」

 

「な!?」

 

『鬼道抜かれた!!』

 

「「おりゃぁぁぁ!」」

 

『佐久間、寺門によるダブルスライディング!』

 

「ひとりワンツー」

 

『これもかわした!!』

 

「風丸先輩!!」

 

「おう! 疾風ダッシュ」

 

「震撼!」

 

『今度は風丸を使ってワンツーだ! 風丸成神をかわして大にパス!』

 

「「震撼!」」

 

「染岡先輩!」

 

「行くぞ豪炎寺! ドラゴン」

 

「トルネード改」

 

『ああっと瞬間移動した震撼とその分身2名が射線上にいる! まさかまさかのこのドラゴントルネードはパスだ!!』

 

「{[リアルインパクトTC(トリプルクラッシャー)]}」

 

 サイドキック2名とオーバーヘッドキックの3名による一撃は空間に大きな亀裂を作りだし、3本の横軸の亀裂がゴールに向かって伸びる

 

 ボールはその中心を地面を抉り取りながら進んでいく

 

「ここで終わるわけにはいかないのだ!! フルパワーシールドT!!」

 

「現時点での最強技だ!! 止められるものかぁぁぁ!!」

 

 亀裂が1枚目、2枚目とフルパワーシールドを粉砕する

 

「まだだ! まだこのゴールは割らせるわけにはいかん!!」

 

「ミッションコンプリート」

 

 最後のシールドも亀裂が勝り、ゴール威力が収まることなくゴールに突き刺さった

 

 ゴールネットを突き破り、壁に激突し、壁に大きな窪みをつくり、ボールが破裂するまで威力は弱まらなかった

 

 

「やった……やったぞ!!」

 

 円堂先輩は喜び、私は染岡先輩と豪炎寺先輩とハイタッチする

 

「なんという威力だ……くそ! くそ!!」

 

「源田……」

 

「源田さん……」

 

「すまない皆……止められなかった」

 

「……まだ後半の時間は残っています! 必ず点を取ってきます!!」

 

「洞面の言う通りだ!! まだ終わっちゃいない!! 最後まで諦めるな!!」

 

「「「おう!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

『さぁ帝国学園のキックオフで試合再開です』

 

「行かせるか!」

 

「半田鬼道にフェイントで突破された! 少林がカバーに入るが間に合わない」

 

「ペンギンカーニバル」

 

「「ぐわぁ!!」」

 

 今回はもろに食らった壁山とハス太が大きく吹き飛ばされる

 

『あぁっとこれでは絶対防衛線が使えない!! 雷門ピンチ』

 

「佐久間、寺門、洞面」

 

「「「おう!!」」」

 

『鬼道が上げた!!』

 

「「「真デスゾーン」」」

 

『が! 真下に打ち下ろしたぞ!! 下には鬼道だ!!』

 

「ツインブーストD(ダークネス)

 

『出た新必殺技だ!!』

 

「真トーチカ!! ……ぐわぁ!!」

 

「「「円堂!!」」」

 

「「「キャプテン!!」」」

 

「皆の思い……必ず答える!!」

 

 円堂先輩は右手を胸に当て、体を思いっきり捻る

 

「だぁぁぁぁ!! マジン・ザ・ハンド」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ベンチで見ていた俺は驚いた

 

 あれは大介さんしかできなかった幻の技……マジン・ザ・ハンド!! 

 

 円堂の奴……いつの間に

 

 ……そうか

 

 ちゃんと受け継がれていたんだな

 

 俺達の意志は……イナズマイレブンは

 

 円堂見せてみろ

 

 お前のサッカーを

 

 

 

 

 

 

「皆と一緒に全国に行くんだ!!」

 

 円堂先輩の新必殺技マジン・ザ・ハンドでツインブーストDを完全に防ぎきった

 

「まさか止められるとは……」

 

「行け! 震撼!」

 

 私にボールが来る

 

 試合時間も残り僅か……ボールをキープすれば勝てる……勝てるが、そんな逃げのサッカーで全国に行ってもお父さんや大江戸の先輩方の気持ちは晴れないだろう

 

 なら攻めるしかない!! 

 

「ザ・ワールド」

 

 時間停止で私をブロックしてきたメンバーを抜き去り、1号戦車で突破する

 

「源田ぁぁぁぁ!!」

 

「来い震撼!!」

 

 キュイイイイイインと機械音がなり始める

 

 ボールをハサミ空中に回転しながらジャンプし、両手を広げてライフルの構えだが今までと少し違う

 

 空中で回転しているボールに向かって私は気で壁を作るとそれを踏み台にしてドロップキックを炸裂させた

 

「対物ライフル!!」

 

「フルパワーシールドT!!」

 

「源田! 忘れたかライフルは貫通力だ! 壁など貫通するわぁ!!」

 

「追加点は絶対にやらさん!!」

 

 パリンと1枚目が破れる

 

「例え俺の腕が砕けようとも」

 

 2枚目も破れる

 

「ぬぉぉぉぉぉぉ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 このままでは負ける

 

 追加点を取られれば負けてしまう

 

 どうする

 

 どうすれば防げる

 

 今まで生きてきた過去を思い出し、現状を打開できる方法を探す

 

 禁断の技

 

 皆との練習

 

 影山……影山!! 

 

『パワーシールドは衝撃波の壁……いわば【装甲】だ。柔軟性は無いが弾くこと、連発性は高い武器となる』

 

 装甲……装甲!! 

 

 安西先生の社会の授業で確か

 

『ドイツ軍はソ連軍の戦車の【傾斜装甲】に大いに苦しめられました』

 

 そうか! 

 

 傾斜だ!! 

 

「小細工かもしれない! 無駄かもしれない! だが可能性が有る限り試してみようじゃないか!」

 

 俺は膝を地面に付け拳の角度を調節し、シールドの角度を斜めにする

 

「インクラインシールド!!」

 

 ボールは斜めにシールドを沿うように上に上にとズレていき、ゴールポストに命中する

 

『ふ、防いだ!! キーパー源田の機転により対物ライフル破れる!!』

 

「ラストチャンスだ! 鬼道!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「源田が最後の最後で繋いでくれた! ロスタイムの今決めないでどうする!! 必ず点を取る!! ……全員上がれ!!」

 

 源田以外の帝国メンバーが上がる

 

 これは凄まじく嫌な予感がする

 

「これが帝国最強の必殺技……」

 

 鬼道以外の9人全員が空中で回転を始める

 

 鬼道が空中にボールを蹴り上げ3段階に別れ3つの三角形を作りだしデスゾーンをそれぞれ行うらしい

 

「「「「「「「「「ヘルゾーン」」」」」」」」」

 

 その膨大なエネルギーがボールに集まったところを鬼道がかかと落としでゴールに向かって蹴り込む

 

「「「絶対防衛線!! ぐわぁ!!」」」

 

 多少威力を弱めることができたが、それでもヘルゾーンは止まることなく突き進む

 

「マジン・ザ・ハンド!!」

 

 円堂先輩渾身のマジン・ザ・ハンドを繰り出すもマジンが押されている

 

「馬鹿な! 爺ちゃんの必殺技が! 負けるなんて!! ぐわぁ!!」

 

「{[させない!! ]}」

 

 ザ・ワールドで時間を止めて円堂先輩の背後に回り込み、ボールを受け止める

 

「何がなんでもこの試合勝たねばならないんだぁぁぁ!!」

 

 分身も合わせた3人がかりでのブロック

 

 足が軋む

 

 シューズやソックスが焼けるように熱くなり、破けて肌が露出する

 

 露になる打撲根

 

 鉄球蹴りを続けてなってしまったその痣

 

 努力してきた全てをボールにぶつける

 

 バリンバリンと空間に亀裂が入る

 

 何度も何度もハンマーでガラスを打ち付けるかのように

 

 細かく……より大きく亀裂が入る

 

「「「震撼!!」」」

 

「「「震撼!!」」」

 

「大!」

 

 皆の思いが聞こえてくる

 

 負けたくない

 

 勝ちたいって

 

「{[うおぉぉぉぉぉ!! ]}」

 

 バリンとついに空間が耐えられなくなり割れた

 

 空間内にボールは吸い込まれると同時に再生が始まる

 

 エネルギーの逆流だ

 

 溜め込まれたエネルギーが黒色のビームとなって帝国ゴールに向かっていった

 

「「「な!?」」」

 

「馬鹿な止めた! いや! 弾き返しただと!!」

 

 どす黒いビームが源田に襲いかかる

 

「インクラインシールド」

 

 だが源田の渾身のシールドを貫通し、黒いビームはゴールに突き刺さる

 

 ゴールネットが浮き上がり、観客席側の壁にゴールが突き刺さり、先程の比ではないくらい大きな穴が空いたところでボールは止まった

 

 ピッピッピー

 

『ここで試合終了のホイッスル!! 雷門2-0で帝国学園に勝利です』

 

 試合が終わっても誰も動くことができなかった

 

 地面は大きく抉れ、源田は奇跡的に無事なものの、今まで見たこともない異常なカウンターシュートに絶句していた

 

 私はビリビリと痺れる足を心地よく感じながら円堂先輩の肩を叩いた

 

「円堂先輩、やりました! 優勝です!」

 

「あぁ、俺達勝ったんだよな!! 勝ったんだよな!!」

 

「はい!!」

 

 ようやく理解したメンバー達は円堂先輩の元に集まり勝利を喜んだ

 

『『『雷門! 雷門! 雷門! 雷門!』』』

 

 観客席からも雷門コールが沸き起こる

 

 あの帝国に勝った

 

 40年間無敗に終止符を打った

 

 これ程心地よい物はない! 

 

「やりましたよ父さん……私……帝国に勝ちましたよ」

 

「震撼泣いてるでやんすか!」

 

「大活躍だったもんね!」

 

 栗松と少林がからかってくるが、私は涙を流し続けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 地区予選の閉会式が終わり、メダルを受け取った私は帝国を去る前に帝国のゴールキーパーの源田さんと話がしたくて帝国学園の中を探していた

 

「……いた」

 

 源田さんは観客席に腰掛けていた

 

「失礼します」

 

「……大震撼か。……どうした敗者を笑いに来たか」

 

「……横失礼します」

 

 私は源田さんの横に座る

 

「源田さん、私は全力を出したつもりです。最後の黒色ビーム……あれを必ず私は物にして見せます」

 

「そうか……もっと力が有れば止めることはできたと思うか?」

 

「わかりません。ただ貴方は世界に通用するキーパーだと私は思いました……私と共に世界を目指してみませんか?」

 

「世界……か」

 

「数ヵ月後FFI……フットボールフロンティアインターナショナルが始まります。世界に向けて戦うメンバーを私は既に集め始めています。円堂先輩と貴方のダブルキーパーで世界を圧倒しませんか?」

 

「……世界大会は聞いたこと無いが……本当に有るのか」

 

「必ずあります」

 

「……そうか! 楽しそうじゃないか。だが、まずは全国大会お前達と決勝で戦う……その時にお前のシュート必ず止めて見せる! 新たな帝国サッカーでな」

 

「はい! お互いに頑張りましょう源田さん」

 

「おう!」

 

 

 

 

 

 

 

 私は皆と別れるとそのままお墓に直行した

 

「お父さん……やりましたよ。帝国に勝ちましたよ」

 

 私は泣きながら勝利報告と田中からのおこづかいで高めのお花と線香を添えてお墓を綺麗に掃除する

 

「……震撼君おめでとう!」

 

 するとお父さんの教え子の1人がまたお墓にやって来て掃除を手伝いながら私の試合を観ていたらしく誉めてくれた

 

「僕らの無念を晴らしてくれてありがとう」

 

「……いえ、これで終わりではありません。全国……いや、全世界へとこのまま突き進みます」

 

「そうかい……ありがとう。これからも僕達は君を応援し続ける! 頑張ってくれ!!」

 

「はい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 家に帰るとお爺ちゃんに田中も居た

 

「田中どうしてここに」

 

「えへへ、来ちゃった……それより震撼おめでとう!」

 

「ありがとうございます」

 

「私とお爺さんで料理をいっぱい作ったんだ!! 一緒に食べよう! お祝いだ!!」

 

「ありがとうございます」

 

「田中さん、ありがとね。震撼を大事にしてくださって……貴女の援助のお陰で儂らの財もなんとか一息つけることができました……本当にありがとう」

 

「いえいえ、震撼にはまだまだお爺さんが必要ですし、そのお爺さんが健康で居るための援助なら惜しみませんので!」

 

「ありがたやありがたや」

 

「さーって震撼! 深きうま味のミカン寿司なんてどうだい! みかん汁がサバと言い具合に組み合わせってとても美味しいんだよ! いや! ここは豪華に海の親子丼といこうか! イクラとサーモン沢山あるよ!!」

 

「わぁ! 美味しそうですね! 体洗ってから頂いても良いでしょうか」

 

「今日の主役は震撼だからね! 震撼に合わせるよ」

 

「急いで洗ってきますね!」

 

「なんなら私が洗おうか?」

 

「いえ、大丈夫です」

 

「がく!」

 

 賑やかな祝勝会が行われた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どんちゃん騒ぎは夜まで続き、田中が持ってきたゲームで遊んだりもして楽しく終わった

 

 田中は元の時空に帰っていき、私も布団に横になる

 

 うとうとと眠くなり、そのまま目を閉じると白い空間に出だ

 

「ここは」

 

「いやぁ~おめでとう大震撼。私からもお祝いさせてもらうよ」

 

 目の前に居たのは絶世の美女

 

 赤いドレスで身を包んだ女性が椅子に座って拍手している

 

 ナイアルラトホテップ神だ

 

「神様も観ていましたか……楽しめたようでしたら幸いです」

 

「とりあえず序章のクリアーおめでとうと言っておこうか。私もなかなかに楽しめた。この調子で私を楽しませてくれ」

 

「神様……貴方は私がイス人であることは知っていたのですか?」

 

「勿論だとも。人間と混ざり合ったイス人なんて面白いじゃないか。イス人の協力者も得て順風満帆と言ったところかな? ……まあ当面は私も君には手出ししないさ。今の段階で十分に面白いからね。ただ私が居ないところで巻き込まれて死なないようにしてくれよ。興が削がれたらお爺さんを殺っちゃうかもしれないからね」

 

「……」

 

「とりあえず今日はそのくらいかな、次の山場は全国決勝かな? 不届き者に鉄槌を下すと良い」

 

「わかりました。ご期待に答えられるように頑張ります」

 

 パチンと神が指を鳴らすと私は急激に眠気に襲われた

 

 そのまま倒れるように眠りについた

 

 

 

 

 

 

 

 

 気がつくと翌日になっており、今日の午後から祝勝会が雷雷軒で開催されるので、それまで時間が余っていた

 

 私は異空間であの時のどす黒いビームの技を再現しようと努力するが、全然できない

 

 それもそうだが、トーチカが破れたのも問題だ

 

 全国の決勝が帝国になるとしてもトーチカが破れた以上更に強い必殺技を編み出さなければならない

 

 トーチカを編み出すまで結構な時間がかかっていたので、それが簡単に破られた衝撃は実は大きい

 

「何か……何かアイデアは……」

 

 ふと電撃銃が視界に入った

 

「電撃銃……気で再現してみるか?」

 

 シュートはブロックできないが、ブロック技としては面白いかもしれないと私は考え付き、さっそく実験を開始するのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺達は優勝したぞ!!」

 

「「「優勝したぞ!!」」」

 

 雷雷軒での祝勝会は円堂先輩が中心となって大いに盛り上がっている

 

 私は醤油ラーメンネギ多めを食べながら皆のノリに付き合う

 

「しっかし震撼の最後のシュート……あれ凄かったな」

 

「あの黒色のビーム……ヤバイだろ。ゴールを粉砕だぜ粉砕!!」

 

「観客席にドデカイ穴が空いてたでやんすよね!」

 

「私もまだあの技は再現できてません……しかし、あの技が使えるようになれば更に強くなれる気がします」

 

「でもよ! リアルインパクトTCだっけか! あれも凄かったよな。な、豪炎寺」

 

「あぁ。凄まじかった」

 

「あの技はいつでも放つ事ができるので任せてください」

 

「頼もしいな!」

 

「監督! 餃子追加で」

 

「こっち烏龍茶3つ!」

 

「あいよ」

 

 そうこう話していると土門先輩が夏未先輩を夏未ちゃんと言って場が凍りつくが、夏未先輩が良いわねと言ったことで場の雰囲気が緩む

 

「でも理事長代理としての側面が有ることもお忘れなく」

 

「なら理事長はコイツらにどんな言葉をかける?」

 

 監督が夏未先輩に問いかける

 

「……今やサッカー部は雷門中の誇りとなりました。必ず全国制覇を成し遂げてちょうだい」

 

「「「おう!」」」

 

 こうして祝勝会はラーメンの麺が尽きたことで終了となった




・ライフルV3
・対物ライフル
・真トーチカ
・浸透V3
・浸透戦術V2
・1号戦車
・真リトルインパクト
・リトルインパクトW
・リアルインパクト
・リアルインパクトTC
・ひとりワンツーV3
・皇帝ペンギン1号G4
・分身ペンギンV3
・分身フェイント
・分身シュート
・分身ディフェンス

必殺タクティクス
・絶対防衛線
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