大震撼は強さを求めたい   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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世宇子 後編

 1対1……円堂先輩はマジン・ザ・ハンドが破られたことに凄いショックを受けていた

 

「爺ちゃんの必殺技が通用しないなんて……」

 

 ゴットノウズ……神のみぞ知る……か

 

「ぐ!?」

 

「染岡!? おい! 染岡! しっかりしろ!」

 

「大丈夫だ。まだやれる」

 

「見せてください」

 

 私は染岡先輩の服を脱がすと右肩が脱臼しており、とてもじゃないが試合続行は不可能である

 

「駄目です。外れてます」

 

「選手交代だ。震撼お前が上がれ、震撼の場所は栗松が入れ……染岡お前は直ぐに病院に」

 

「待ってください監督! せめて最後まで見せてください!」

 

「……仕方ないわね」

 

 ニャルがそう言うと染岡先輩をベンチに左手を置かせて外れている右肩を脱力させ、ニャルはゆっくりと右腕を引っ張り、そして手を離した

 

「痛みが……消えた?」

 

「応急手当をしただけよ。無理に動かしたら今度は骨が折れるわ。プレーはできないけれど観るだけならこれで大丈夫よ」

 

「サンキューニャル!」

 

 染岡先輩が離脱したことで私染岡先輩のポジションであるフォワードに上がる

 

 私が豪炎寺先輩にボールを渡して試合再開

 

「よし! 皆上がれ!!」

 

 鬼道先輩の指揮の元雷門イレブンは果敢にも攻めいる

 

「神の前では無力だということを思い知らせてやる!! 必殺タクティクス! ゴットワールド」

 

 世宇子のフォワードとミッドフィルダーの6人が円陣を作り、私と豪炎寺先輩を巻き込んで、その場に光の線が次々に描かれていく

 

 光の線に豪炎寺先輩が触れた瞬間に円外に弾き飛ばされた

 

「豪炎寺先輩!」

 

「震撼気を付けろ! 光の線に見えるのは圧縮された空気の塊だ! 蹴りと同時に空気の塊を線のように描いている!!」

 

 線を避けていたが遂に私の足に空気の塊がぶつかる

 

「ぐぅ!?」

 

 ボールを離すことは無かったが、負荷が凄い

 

 並みの人であれば豪炎寺先輩みたいに弾き飛ばされてしまうだろう

 

 並みの人であれば……だ

 

「分身フェイント・スカイ!」

 

 皇帝と覇王を出し、私が皇帝と覇王を空に投げ、ボールを蹴りあげる

 

 ゴットワールドは腰から下が攻撃範囲だと受けてわかったので、空からの脱出を試みた

 

 空中で更に皇帝の肩を踏み台に覇王が更に高く飛ぶ

 

 その高さ約15m

 

 覇王はボールをガッチリ受けとると馴染みある機械音が響始める

 

「対物ライフルV2」

 

 空中からゴールめがけてうち降ろされたシュートはディフェンスの頭上を超えてゴールのポセイドン向かって突き進む

 

「ギカンドウォール改!? なんてパワーだ!! ぐわぁぁぁぁ!」

 

 無情にもゴールにボールは突き刺さる

 

「ミッションコンプリート」

 

『ゴ──ール!! 世宇子の必殺タクティクスを初見で突破!! これが大選手が超人と言われる所以です!』

 

「何故だ! 何故だ何故だ何故だ!! 私達の必殺タクティクスをも攻略するだと」

 

「アフロディ……」

 

「……追加摂取をする。神のアクアを」

 

「アフロディこれ以上は体が……」

 

「怖気付いたかデメテル! これ以上の失態は私達の破滅だぞ」

 

「そうだが、2倍量で足りないとなるといくら飲む気だアフロディ」

 

「5倍だ」

 

「「「5、5倍……」」」

 

「死ぬぞアフロディ」

 

「そうだ5倍は流石に無理だ肉体が弾ける」

 

「……無理だ、無謀だ……それで結構。私が求めるのは勝利のみ」

 

「アフロディ」

 

 アフロディは神のアクアが入ったコップを5つ持つと一気に体に流し込んだ

 

「うぐ!? ……が! ぐ!?」

 

「「「アフロディ!!」」」

 

「だ、大丈夫だ。さぁ試合を再開するぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さぁデメテルがヘラにボールを渡して、ヘラはアフロディにバックパス』

 

 ドクン……ドクン……

 

「ぐ! ……」

 

「「「アフロディ!!」」」

 

「大丈夫だ! 大震撼! 勝負だ」

 

「受けてたちます」

 

「これが時をも超えた必殺技だ! コネクトワープ」

 

「ザ・ワールド」

 

 私は時間を停止し、アフロディからボールを奪おうとするが、アフロディが居ない

 

「消えた?」

 

 時間停止中のハズなのに居ないというのはおかしい

 

 私は時間停止を解除するとアフロディは私の後ろに出現した

 

「な!?」

 

「これが神の力だ」

 

 アフロディは高速でドリブルして雷門陣中深くに切り込んでいく

 

 こんな時に絶対防衛線が活躍するのだが、私がアフロディの後ろに居るため絶対防衛線を構築することができない

 

「ハス太! 止めろ!!」

 

 鬼道先輩から指示が飛ぶ

 

「神を遮るな」

 

「僕は人を超えた者として君の神を否定する」

 

「コネクトワープ!!」

 

「トルネード」

 

 ハス太を中心に風の壁が発生し、まるで風の柱の様だ

 

『なんということだ! フィールドにトルネードが出現した!! しかし! なんとアフロディこれを突破している!!』

 

「なに!?」

 

「さぁ進化した神の力を見るといい! ゴットノウズ・インパクト」

 

 アフロディから白い翼が生えると、ボールが凄まじいエネルギーを纏いながら落下し、落雷と一緒に地面を抉りながらゴールに向かって突き進む

 

「マジン・ザ・ハンド!! ぐわぁぁぁぁ!」

 

『ゴール!! 世宇子ここで追加点!!』

 

 ピッピーと笛がなる

 

 ここで前半が終了する

 

 私とハス太でもアフロディを止めることができなかった

 

 円堂先輩は今の一撃でグローブが破けてしまい、円堂のお爺さんが使っていた古いグローブに交換し、それをじっと眺めている

 

「円堂先輩……何か掴めましたか?」

 

「あぁ、次は止める」

 

「残念ながらコネクトワープを今の私では止めることができそうにありません……なのでゴールは円堂先輩に任せます。カウンターで点をとって見せます」

 

「期待してるぜ震撼!」

 

「お任せを」

 

 

 

 

 

「ゼヒュー……ゼヒュー……」

 

「アフロディ」

 

「大丈夫だヘラ……大震撼を突破できた。これで我々の勝利は揺るぎ無き物になった」

 

「しかし、アフロディ。お前の体は」

 

「なに、勝てば影山総帥がなんとかしてくれるハズさ。私達はこのまま勝利を勝ち取るのみ……圧倒的な勝利をな!」

 

「アフロディ……」

 

「さぁ後半に行こう……ぐ!? ぐわぁぁぁぁ!」

 

「「「アフロディ!!」」」

 

 アフロディは吐血し、体を抑えながら震えている

 

「拒絶反応だと……そんな馬鹿な……」

 

「神のアクアを飲みすぎたんだ……反動を抑えるには……アフロディごめん!」

 

 ヘラは神のアクアを5つ持つとアフロディに神のアクアを飲ませた

 

「はぁ……はぁ……助かった。ヘラ」

 

「アフロディ……お前……」

 

「大丈夫だ。試合を再開しよう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さぁ後半雷門からのキックオフ! 大選手が豪炎寺選手に蹴って試合再開です』

 

 豪炎寺先輩は鬼道先輩にバックパスし、鬼道先輩が守備を疎かにしない範囲で指示を出していく

 

「一ノ瀬!」

 

「おう!」

 

 一ノ瀬先輩にボールが繋がれ、そして私にボールが来る

 

「皇帝、覇王……いくぞ」

 

「{[おう! ]}」

 

『なんと分身のみを行かせ大選手はディフェンスゾーンに走っていく! 何をする気だ!!』

 

「{[リアルインパクトW!! ]}」

 

『なんと分身達は味方ゴールに向かってシュートを放ってきたぁ!? あり得ない事が起こっています!! 錯乱したか大選手!!』

 

「いや、これで良い!」

 

 私はシュートを両足で挟み込むと腕を回転し始める

 

 そのまま⊂の字を描く様にボールを操る

 

『なんだ! 何か起こっているんだ!! シュートを操りながら今度は世宇子陣内に突入している!!』

 

 そのまま両足でボールをゴールに向かって空中で更にバク転しながら勢いよくボールを放り投げる様に足で押し込む

 

「カウンターインパクト」

 

 シュートの威力をそのままに衝撃を更に追加付与してのロングシュート

 

 インパクトシリーズの新たな可能性の一撃だ

 

「ギカンドウォール改!! 止める! アフロディがあれだけ頑張っているんだ!! 俺だって!! うぉぉぉぉ!!」

 

「無駄です。リアルインパクトTCと同威力のこの技を1人で止めることはできません」

 

「うぉぉぉぉ!! ぐわぁ」

 

『ゴ──ール3対2!! 大選手ハットトリック達成!! 貴重な1点をもぎ取りました!!』

 

「くそ! くそぉ!!」

 

 ポセイドンは地面に拳を何度も地面に叩きつけながら悔しそうにしているが、これでハッキリした

 

「敵はアフロディただ1人」

 

 確かに全体的に試合開始よりは上がっている……他から見たら急速なレベルアップにも見えるが、私には通用しない

 

「アフロディ! あなたを止めます」

 

「止められるなら止めてみたまえ! 直ぐに同点にしてみせる」

 

 もう対決の構図がアフロディ対私になってきてしまったが、他も皆も私にボールを回そうとしてるし、世宇子もアフロディにボールを回そうと必死だ

 

 世宇子からのボールで再開した試合はアフロディではなくヘルメス、アテネ、デメテル、アルテミスを中心にどこかアフロディを守るようにパスを回したり、必殺技でこちらの防御を突破してくる

 

 鬼道先輩が指揮をしているが、世宇子の能力の高さで突破されてしまう

 

「ハス太!」

 

「壁山、土門先輩」

 

「おう!」

 

「行くっす!」

 

「キラースライド!」

 

「ザ・ウォール」

 

「ダッシュストーム」

 

「「ぐわぁ!」」

 

「ハス太! なんとしてでも奴らを止めろ!!」

 

「鬼道先輩わかってます!」

 

 ハス太は覚悟を決めた

 

「吹き飛ばしてくれる!! ダッシュストーム!!」

 

「はぁぁぁぁぁ!! 黄衣の王ハスター! アームド!!」

 

「「「なに!?」」」

 

『なんと黄衣選手! 黄色いローブを身に纏い! 姿が変わったぞ!!』

 

「虚仮威しだ!」

 

 ハス太が右手を前に突き出す

 

「エアカッター」

 

 デメテルの足元にあったボールが切り刻まれ、技を不発にし、ハス太が彼らを通りすぎるとボールはハス太の足元に転がっていた

 

「なに!?」

 

「今確かにボールが切り刻まれたハズじゃ」

 

 ハス太は一ノ瀬先輩にボールを渡す

 

「はぁ、はぁ……この姿体力の消耗が激しいんだよね! 一ノ瀬先輩頼みました」

 

「おう! 必ず震撼に届ける」

 

「「させるか!!」」

 

「キラースライド!」

 

「メガクエイク!!」

 

「ぐわぁぁぁぁ!」

 

「「「一ノ瀬!!」」」

 

「くっ……頼んだぞアフロディ!!」

 

「任せろ……あと2回……体よ持ってくれ」

 

 円堂先輩が体を捻り、体の中心に気を集め始めた

 

「マジン・ザ・ハンドは通用しない!! くらぇ! ゴットノウズ・インパクト」

 

 通常のゴットノウズとは比べ物にならない一撃が

 

 先程破られた一撃が

 

 円堂先輩に襲い掛かる

 

「皆が居てくれたから……皆の期待が! 希望が! 努力が! 有ったからここに居る! 必ず俺達のサッカーで優勝するんだ!!」

 

 貯めたエネルギを右手に宿し、そして右手を地面に向けた

 

「な!?」

 

 右手を中心に黄色いエネルギーでできた羽が現れた

 

「大介さんでもできなかったゴットハンドの進化系か!?」

 

「ゴットハンド……V!!」

 

 あの威力のゴットノウズ・インパクトを止めた……

 

「馬鹿な! 大震撼でもなく円堂守にも私のシュートが止められるだと……」

 

「いっけぇ! 豪炎寺!!」

 

「おう!」

 

 円堂先輩から豪炎寺先輩にゴールからのロングパス

 

 私にばかりマークに付いていたため、豪炎寺先輩はノーマーク

 

「鬼道!」

 

「おう!」

 

 鬼道先輩にパスし、鬼道先輩は上にあげ、それを豪炎寺先輩がファイヤートルネードでうち降ろす

 

「「ツインブーストF(ファイヤー)」」

 

「ギカンドウォール改!! ……ぐ! なんて威力だ!! ぐわぁ!」

 

『ゴール!! 4対2!!』

 

「嘘だ……我々は神ではなかったのか」

 

「おしまいだ……」

 

 世宇子の士気が見るからに落ちた

 

 それを見逃さない雷門ではない

 

 諦めてないのはアフロディのみのようだが、アフロディも動きがおかしい

 

「まだだ! まだ私は戦える」

 

 今までのような強者のオーラは既に無く、病人のように弱々しく感じられた

 

『残り時間は残り僅か! おおっと円堂飛び出した!!』

 

「最後の1秒まで全力で戦う! 諦めない! それが雷門サッカーだ!! 土門! 一ノ瀬!!」

 

「「おう!」」

 

『これはザ・フェニックスか!? いや! 豪炎寺が走り込んでいる!』

 

「ファイナルトルネード」

 

「「「いっけぇ!」」」

 

 私の横で力尽きたアフロディが呟く

 

「神が……負ける……」

 

 ポセイドンは既に戦意喪失しており、ファイナルトルネードの威力にビビってゴールから逃亡してしまった

 

 ファイナルトルネードはゴールネットを突き破り、ボールはそのまま空に消えていった

 

 ピッピッピー

 

『ここで試合終了のホイッスル! 5対2で雷門の勝利だ!!』

 

「やった……俺達勝った!!」

 

「やったぞ!!」

 

 円堂先輩を皆で胴上げをする

 

「「「わっしょい! わっしょい!!」」」

 

 私、ニャル、そしてハス太はその胴上げを見つめているアフロディ達に近づいた

 

「神の力を手に入れた僕らを倒すとは……なんて奴らなんだ……」

 

「神のアクア……ドーピングに手を出すとは情けない人達ね」

 

「過剰摂取でアフロディ、君の体はもうボロボロだろ」

 

「神等というのは人に恵みを与える代わりに試練も与えます。あなた達はこれから神のアクアを肉体から完全に取り除く辛い治療が必要でしょう。アフロディ、それを含めても見事でした」

 

「君達は本当に人間かい?」

 

「Yes であり、Noでもあります」

 

「まぁそれを君達は知らない方が良いかもね!」

 

「地球にはあなた達が知らない神秘がまだまだあると言うことだけは伝えておきましょう……かしら」

 

「はは、なるほど。それを調べるのも面白いかも……ぐぅ!?」

 

「アフロディ……どうしました」

 

「対価を払う時が……来たようだ……グゴポ」

 

 アフロディは大量の吐血をし、地面に真っ赤な水溜まりが出来上がる

 

「ニャル!」

 

「わかっているわ! ここじゃ不味いから移動させますよ」

 

「世宇子の人達も手伝って」

 

「「「アフロディ!」しっかりしろ」ゆっくりだ。ゆっくり持ち上げるぞ」

 

「「せーの!」」

 

 私とディオがアフロディを持ち上げ、フィールドから運び出す

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺達なれたのかな……伝説のイナズマイレブンに」

 

「あぁ、いや、伝説はこれから始まるんだ」

 

 円堂先輩と豪炎寺先輩が観客に手を振りながら会話する

 

 雷門! 雷門! 雷門! 雷門と観客から雷門コールが巻き起こり、紙吹雪が舞い散る

 

「あれ? 震撼は? どこ行ったんだこんな時に」

 

「トイレじゃないでやんすか?」

 

「まぁ良いか、閉会式には来るだろうし」

 

 

 

 

 

 

 

「ぐっ……ゴポゴポ」

 

「……駄目、止血できない! 色んな箇所内出血してるし、鼻血や吐血も止まらない」

 

「「「アフロディ!」」」

 

「神の代償は……思った以上にヤバい物だったらしい……ゴポ」

 

「仕方がない……田中」

 

「はいは~い」

 

 いつの間にか居た存在にハス太とニャル以外の世宇子の面々は驚く

 

「な!? え? 今どこから」

 

「さっきまで居なかったよな」

 

「誰だ」

 

「私の名前は田中……ただの宇宙人さ! さてとうーん、これは駄目だね。肉体の再構築が必要なレベルだ……とりあえず、はいっと」

 

 田中はアフロディの首に注射を射した

 

 アフロディは白目、いや瞳孔が開き、赤い泡を吹いている

 

「アフロディ? アフロディ!!」

 

「でめえアフロディに何しやがった!!」

 

「何って仮死状態にしただけだよ。震撼がこの人助けたいって言うから私が治療してあげるよ……最も人じゃなくなるかもしれないけどね」

 

「田中、あまり皆を驚かせないでくれませんか」

 

「失敬失敬……いやぁサッカーとは面白いね……まぁドーピングで力に酔ったりするのもわからなくはないが、それで文字通り命がけでの戦いはドーピング云々を抜きにしても面白かったよ……アフロディは私が預かる。どうせ君達のバックに居た者も捕まっているハズだからね」

 

「田中、警察にリークしていたのですか?」

 

「まぁ私ができる範囲でね……君達も神のアクアだっけ? それの後遺症で苦しむと思うけど、2ヵ月安静にしていればまたサッカーできるようになるから焦らないこと。良いね」

 

「俺達と同じ年の様にしか見えないが……」

 

「田中ですが、立派な大人ですよ。深くは検索しないでください。アフロディは私達が預かり、必ず元気な姿に戻しますので安心してください」

 

「震撼達、そろそろ戻った方が良いよ。雷門の皆がそろそろ探し始める頃だからね。……保管カプセルっと」

 

 田中がポケットからカプセルを取り出し、ボタンを押すと錠剤の様な形のカプセルが現れた

 

 田中はその中にアフロディを入れると、素早くカプセルに備え付けられていた酸素マスクを取り付け、点滴を射していく

 

 カプセルのボタンを再び押すとカプセルは手のひらサイズまで小さくなり、田中はポケットの中に入れてしまった

 

「じゃあ私はこれで失礼するね」

 

「よろしくお願いします」

 

 田中はエイの様な機械に乗ると、そのまま消えてしまった

 

「き、消えた……」

 

「アフロディ……」

 

「何かあったら責任は私が取るので……世宇子の皆さん、次は神のアクアに頼らないで試合をしましょう」

 

「まぁ僕達ももっともっと強くなるけどね!」

 

「失礼します」

 

 ハス太とニャルも彼らに挨拶をして会場に戻っていった

 

「……何だったんだろうな……アイツ等は」

 

「まぁ……何て言うか負けてもなぜだか納得している自分がいる」

 

「俺達はこれからどうするか」

 

 世宇子の面々が話し合いを始めようとしたら、警察達がやって来て世宇子の面々は警察に保護という補導をされることとなる

 

 やがて病院で禁断症状や後遺症と戦うことになるのだがそれはこの物語では語られることは無いだろう

 

 

 

 

 

 

「震撼、ハス太! 何処へ行ってたんだよ」

 

「すみません円堂、少し世宇子の面々と話していました」

 

「いやー、強かったね彼ら」

 

「あぁ、強かった。だけど俺達は勝ったんだ!! 日本一だ!!」

 

「日本一……良い響きですね」

 

「ああ! この感動を噛み締めようぜ!!」

 

 円堂先輩はこの試合でもゴットハンドを進化させ、更に強くなった

 

 円堂先輩の成長速度も驚異的だ

 

 だけどそれにそのうち付いていけないメンバーも出てくるだろう

 

 その時に円堂先輩はどう接するのか……いや、今はこんなことを考えても仕方がない

 

「私達は日本一だ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




フットボール編を無事に書き終える事ができました

皆さんの応援のお陰です

ありがとうございます

世宇子よりも帝国戦の方が力入っていた様に感じます

世宇子も頑張ったつもりなのですがどうしてもアフロディ単体との勝負みたいになってしまい申し訳ない

ハス太が化身アームドという最先端を身につけたことにより雷門のインフレが進む進む・・・

次話から第2章になりますが引き続きよろしくお願いします
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