大震撼は強さを求めたい   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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新たな部屋で特訓したい 野生中に空中戦で勝ちたい

 ナイアルラトホテップ神からご褒美として貰った空間は豪華だった

 

 まず入り口を通ると大きなサッカー場に出る

 

 ボールや鉄球が大きな籠にいっぱい入っており、ゴールにシュートするとボールが消えて籠の中に戻るのでいちいち回収しなくても良い

 

 ベンチには小さなハードルや三角コーン、ロープ、タイヤ等が並べて置かれており、自由に使えるようになっていた

 

 奥の壁には扉が幾つかあり、扉には番号が描かれており1番にはロボットが約30体収納されており、1体だけ円堂先輩みたいなキーパーロボットも居たが、それ以外はメカメカしいサッカーロボットだ

 

 他にはめちゃくちゃ重たいユニホームが数枚と工房みたいなのが付いており、工具が一式置かれていた

 

 2番の扉を開けるとロッカールーム、洗濯室、乾燥機のある部屋、リネン室、トイレと温泉、サウナに繋がっており、かけ流しの豪華な室内の浴槽の他に炭酸、電気、ジェットバブ、ジャグジー、水風呂、低温風呂にシャワーが付いていた

 

 シャンプー等も付いていたが、黄色がシャンプー赤がリンス、青がボディーソープと色分けされていたが、成分はよく分からないが使うと髪がさらさらに、いい匂いと疲れが取れるような感じがした

 

 シャンプー等は使っても無くならないし、タオルもいつの間にか補充される不思議使用だ

 

 3番はミーティングルームになっており、今までのサッカー選手の映像を見ることが出きるようになっていた

 

 ボードゲームみたいなのがあり、映像と連動して選手が動く仕組みになっていた

 

 4番は書斎兼私室になっており、本棚には本が1冊入っており、題名は私の姿一覧と書かれていた

 

 開いてみるとナイアルラトホテップ神の姿が分かりやすく描かれており、冒涜的で宇宙の心理の一端を見たような気がした

 

 本棚以外は机、椅子、ベッド、筆記具、エアコン、ミュージックボックス、化粧台、タンス、冷蔵庫が置かれていた

 

 冷蔵庫の中には小腹が満たせる菓子類と栄養ゼリー、謎のドリンクが入っていた

 

 飲んでみるとどれも美味しく体に力が入ったり、疲労が抜けるような感覚がした

 

 冷蔵庫の扉を閉じて、再び開けると中身が補充されていた

 

 以上がナイアルラトホテップ神により渡された空間だ

 

 私は出口から出るともと居た場所に戻るようになっており、この空間が有れば寝る間を惜しんでサッカーが出きると喜んだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ナイアルラトホテップから貰った空間にあった服を着て今はサッカー部の皆と練習をしている

 

 服は小さくダイヤルが付いており、それをいじると0.1kgから1tまで重さを調節できるようになっていたため、100kgにしている

 

「震撼、震撼! 合体必殺技作ろうよ」

 

「ハス太、そんな簡単に必殺技はできませんよ」

 

「ぶーぶー! 震撼となら合体ブロック技できそうなのに」

 

「トーチカと触手が合わさっても気持ち悪いだけです。それよりも貴方は体力を付けなさい」

 

「そんなこと分かってるよ~」

 

 ハス太はイナビカリ修練場でも体力増強トレーニングを続けており、必殺技はどれも強力な為に、体力の無さが常に足を引っ張っている

 

 ポンポンとハス太の頭を軽く叩く

 

「いつか作りましょう。私と貴方の最強のブロック技を」

 

 ハス太はパァッと笑顔になり

 

「約束だよ!」

 

 と頷いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 イナズマ落としの練習で壁山が泣き言を言い始めた

 

「キャプテン。俺にはできないっすよ……シュートなら豪炎寺さんや染岡さん、震撼だっているじゃないっすか……俺なんて居たって変わらないっすよ」

 

「ちがーう! 違うぞ壁山! 今回はお前の体格が肝なんだ! お前でなければ駄目なんだ!」

 

「でもでも……」

 

 壁山はそれでもうじうじしているので、イラついた私が壁山の尻を蹴りあげる

 

「痛いっす! なにするんすか!」

 

「意気地無し、根性無し……下を見なければ良いのでしょう。だったら胸を反り、強制的に上しか向けないようにしなさい」

 

「そうか、その手が有ったか! 壁山!」

 

「本当にやるっすか? やるだけ無駄っすよ……」

 

「良いからやるぞ!!」

 

 円堂先輩は壁山を引っ張ってイナビカリ修練場にあるサッカーコートに連れていった

 

 ……あれでは駄目の可能性が高いな

 

 私は1人でのリアルインパクト完成を急がなくては……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 イナビカリ修練場での練習が終わった後も私はナイアルラトホテップから貰った空間にて練習を続ける

 

 ロボット円堂先輩を相手にライフルV3を放つ

 

『真ゴッドハンド』

 

 機械音から真ゴッドハンドと言う音声が流れ私のライフルが止められた

 

「データ再入力、再計算……皇帝ペンギン1号開始」

 

 ピーっと指笛を吹くとペンギンが5匹現れる

 

 それが足に食らい付き、シュートを放つ

 

「ダメージ軽微、何発でも可能です」

 

 シュートはロボット円堂先輩に向かう

 

『マジン・ザ・ハンド』

 

「マジン・ザ・ハンド!?」

 

 ロボットがグルンと背中を見えるように捻り、魔神を出現させ、シュートを止める

 

「……なるほど。これがマジン・ザ・ハンド……記録します」

 

 私は必殺ノートバージョン2と書かれたノートにマジン・ザ・ハンドとゴッドハンドの原理を詳しく書いていく

 

「ロボット円堂先輩、もう一度お願いします。皇帝、皇帝ペンギン1号を再びうってください」

 

 [わかった]

 

 私はゴールの後ろからマジン・ザ・ハンドの原理を書いていく

 

 円堂先輩がこれができるようになれば雷門サッカー部は更に強くなれるからだ

 

 時間を見るとこの空間に入ってから2時間が経過していた

 

 夕飯を食べたとはいえ、そろそろ風呂に入って、家で寝ないとダメだ

 

「皇帝、覇王はこの空間で特訓を続けられるのですよね……私の代わりに技術の蓄積をお願い致します」

 

 [ああ、まかせろ]

 

 {まかせたまえ! }

 

 私は2の扉から風呂に入り、ユニホームを洗濯して家に帰る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 野生中との試合までの約2週間、サッカー部の面々は皆にしたら地獄のような、震撼にとっては更に負荷をかけた特訓を乗り越えて試合に挑む

 

 その間に円堂先輩にマジン・ザ・ハンドについて詳しく書かれた必殺ノートバージョン2を見せた

 

「震撼これ……スゲーな! イメージがグングン湧いてくる! そうか、じいちゃんは左手を使って出していたのか……右手を心臓に当てることで心臓から気を受け取って……これがぐっ、ググか! サンキュー震撼! やっぱお前はスゲーや」

 

「しかし、野生中には間に合わないと思われますが対応は」

 

「大丈夫だ! イナビカリ修練場でパワーアップしたゴッドハンドと熱血パンチで止めてみせる!」

 

「わかりました。円堂先輩、一応熱血パンチをこのノートに書いてもよろしいでしょうか」

 

「ああ! そうしてくれ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 いよいよ野生中との試合の日となった

 

 冬海先生の運転で野生中に到着すると、ジャングルのような場所で、鬱蒼と繁る木々を抜けると野生中が有った

 

 会場には野生中の学生達が大勢観客として野生中サッカー部に声援を送る

 

 その野生中サッカー部は

 

「スッゲー、これが車か!」

 

「タイヤが4つもある!」

 

「車始めてみたコケ」

 

「機械がいっぱいだウホッ」

 

 とこの人達は本当に現代日本人かと疑いたくなるようなメンツだった

 

 染岡先輩は

 

「こんな奴らに負けてられるか」

 

 と気合い十分

 

 まだリアルインパクトを1人で放つことはできてないが、私もそれ相応の特訓は積んできたつもりだ

 

 いつもの重いユニホームを脱いで、試合用のユニホームに着替える

 

「染岡、震撼少し良いか」

 

「なんでしょうか豪炎寺先輩」

 

「なんだ豪炎寺」

 

「この試合、壁山のイナズマ落としが完成しなかった場合、震撼との合体必殺技が鍵になると思う……ライフルとファイヤートルネードの合体必殺技のライフルトルネード、リトルインパクトとドラゴンクラッシュの合体必殺技のドラゴンインパクト、俺と染岡のドラゴントルネードの3つが鍵になる。特に俺と震撼はマークが厳しいと思う。場合によっては染岡に負担をかけると思う」

 

「任せろ豪炎寺! お前がうてない分! 俺が点を取ってやるよ」

 

「頼んだ」

 

「私は分身を出すことでマークを外すことが可能なので染岡先輩との連携を中心に行うことと致します」

 

「あぁ、それでいこう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 フォーメーションは4-4-2のベーシック

 

 

【挿絵表示】

 

 

「さて、皆さんに勝つための簡単な作戦を教えます」

 

 ベンチで本を読んでいたニャルがいきなり話し始める

 

「勝つ方法? いったいなんだ?」

 

 円堂先輩や他のメンバー、他のマネージャー2人も話に加わる

 

「壁山さんと豪炎寺さんの必殺技が完成しなかった場合、キーになるのは震撼となるのは帝国学園戦と尾刈斗中戦での事前情報でわかっているハズよ。ハス太を使い潰しなさい」

 

「え? 僕!?」

 

「使い潰すってお前! ハス太は道具じゃないんだぞ」

 

「失礼、言葉が悪かったわ。前半ハス太を前線への攻撃の繋ぎに使いなさい。使えば使うほど逆サイドの壁山さんが攻撃に加わるチャンスが増えるわ。それと前半ハス太を使うことで後半に震撼のマークを減らす事ができるわ」

 

「前半はイナズマ落としを完成に費やして、後半は震撼を軸に戦う……良いんじゃないか?」

 

 風丸先輩が賛成すると他の皆もそれでいこうとなる

 

 壁山がウジウジまだしてるが

 

「壁山、ヒーローになるチャンスです。貴方が攻撃にも加われる事がわかれば今後の試合に良い影響が出ます。頼みましたよ」

 

「……できるかぎりはやってみるっす!」

 

 ヒーローという言葉に火が着いたのか壁山にやる気がようやく入ったように見えた

 

 試合開始だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さぁ始まりました! フットボールフロンティア地区予選1回戦! 実況は私角馬圭太がお送り致します』

 

『さぁ雷門中のボールでキックオフです』

 

 最初風丸先輩、染岡先輩から豪炎寺先輩にパスとなり、豪炎寺先輩がファイヤートルネードの態勢になったが、これを野生中のミッドフィルダー鶏井が凄まじい跳躍でカット

 

 そのまま香芽、五利へと繋がりこちらの陣中へ突進する

 

「行かせないでやんす! ぐわ!」

 

 栗松がブロックしようとしたが、体格差があり、吹き飛ばされてしまう

 

 ただ、この僅かな時間に左サイドから戻ってきたハス太が割って入る

 

「強制SANチェック1D100!」

 

「ぐわぁぁぁ!」

 

 ハス太が化物に見える技が決まり、五利からハス太はボールを奪う

 

 私とハス太が目があった

 

 ハス太は私にパスを出すと、私はすかさずライフルを放つ

 

 キュィィィィィィン

 

「ライフルV3」

 

 ドンっとライフルは敵ゴールへ向かってうち下ろされた

 

「猪口!」

 

「ワイルドクロー! がは!?」

 

『決まった先制点は雷門中! 大選手の超ロングシュート! 雷門の恐るべきところは自陣ペナルティエリアからでも飛んでくるシュートだ!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 先制点を取ってから私へのマークが厳しくなった

 

 そのためニャルが提言したハス太を攻撃への繋ぎとした作戦に切り替えた

 

 ただ、ハス太が攻撃よりになった事、壁山も攻撃に参加により実質ディフェンスが2人になってしまった

 

 壁山と豪炎寺先輩のイナズマ落としはチャンスは有れど壁山がひよってしまいいまだに完成しない

 

 そうこうしているうちにドラゴンクラッシュを放とうとした染岡先輩が相手のスーパーアルマジロという技を受けて負傷

 

 交代として土門が入り、染岡先輩の代わりにフォワードには壁山が入る

 

 フォーメーションとしては3-5-2に変化

 

 ハス太はミッドフィルダーとして起用することとなる

 

「作戦変更よ。震撼、円堂さん、栗松さん、土門さんの守備陣は1点を守りきる方向にシフト。得点は壁山さんと豪炎寺さんの2人に任せることにすればこの試合は勝てるわ」

 

「よし、それでいこう! 皆、壁山を信じるぞ」

 

「「「おー!!」」」

 

「キャプテン」

 

 守備よりとなった私は分身を展開し、鉄壁の布陣をひく

 

「コンドルダイブ!」

 

「トーチカ!」

 

 こぼれた球を五利が

 

「ターザンキック」

 

 再びシュートするが

 

「ゴッドハンド!!」

 

 これを円堂先輩がきっちり止める

 

「ハス太!」

 

「任せてください」

 

「行かせない!」

 

「エンゼルボール」

 

 羽の生えたボールはくるくると大鷲の周りを飛び回り、そのまま突破する

 

「壁山! 豪炎寺さん!」

 

「行くぞ壁山!」

 

「……はいっす」

 

 しかし、失敗

 

 攻守が入れ替わり、右サイドから向かってくるが

 

「キラースライド」

 

 土門先輩が帝国の必殺技で防御

 

「あれは帝国の……」

 

「[落ち着け本体、土門先輩は仲間だ]」

 

「{帝国ではない}」

 

「……はい」

 

 再び豪炎寺先輩と壁山のチャンスになる

 

「壁山! 覚悟を決めろ!」

 

「今度こそ!」

 

 しかし失敗

 

 この失敗で壁山の心が折れてしまった

 

 攻撃が機能しなければ防御が頑張るしかない

 

「壁山がダメとなると……震撼!」

 

 土門先輩が私にパスを出し、本体の私は蛇島にマークされていたため、分身の覇王が受けとる

 

「{覇王の力とくと見るが良い! }」

 

『あぁっと大! いや! 大の分身か? どちらかわからないが前線に上がっていく』

 

「させん! スーパーアルマジロ」

 

「{覇王の僕には通用しない! 浸透V3}」

 

 ボールを蹴りあげるとボールが分裂し、砲撃のように弾着し、獅子王が吹き飛ばされる

 

「{僕を止めようなどと無駄なのだよ……本体}」

 

『あぁっといつの間にか上がってきた大の本体か! シュート態勢に入った』

 

「真リトルインパクト」

 

「皆守るコケ」

 

「「「おう!」」」

 か

「「「ディープジャングル!!」」」

 

『野生中新必殺技だ!! これは流石に厳しいか!!』

 

「A.無駄です」

 

「「「ぐわぁ!」」」

 

「その技は完成していません」

 

『あぁっとディープジャングルを突破されてしまった』

 

「させない! ワイルドクロー!!」

 

『キーパー猪口なんとか止めた!! 4人がかりで止めましたリトルインパクト敗れる!』

 

『おおっとここで前半終了です』

 

 

 

 

 

 

「壁山、どうだ! やれそうか?」

 

「キャプテン……ダメっすよ。もう俺にはできないです。これ以上ボールを回しても無駄なので震撼にボールを回してくださいっす」

 

「なに言ってるんだ! あとちょっとで完成するんだ! 壁山と豪炎寺のイナズマ落としで野生中にトドメを刺すんだ!」

 

「でも……」

 

 円堂先輩が壁山を励ましている間に私と豪炎寺先輩で作戦会議をする

 

「壁山の心が折れてしまっている。建て直すのはなかなかに厄介だな」

 

「確かにそうですが、鶏井と言う選手の跳躍力だとライフルトルネードも止め……いや? ライフルトルネードですと貫通しませんか?」

 

「どういう事だ?」

 

「ライフルの軌道を途中上にすることでファイヤートルネードの高さから再度うち下ろす2段階ブーストの意味がありました……が、豪炎寺先輩が跳躍すれば鶏井も跳躍して下の空間ががら空きになります。ライフルをそのままゴールへ突入させれば」

 

「鶏井の起点となるディープジャングルで止められることもない……か。次のチャンスはそれでいこう。2点目差が有れば壁山の気持ち的にも楽になるだろうしな」

 

 2人で頷き後半はこれで行くことに決まる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 後半野生中の攻撃から始まる

 

 雷門イレブンはゾーンプレスで身体能力の勝る野生中イレブンを封じ込める

 

 そして風丸先輩がボールをカットしたことで私にパスが繋がる

 

「ヤバいコケ! ディープジャングル用意!」

 

「ライフルV3」

 

 通常のライフルよりも響き渡る音が大きいライフルV3が発射される

 

 前線に居た豪炎寺先輩が跳躍する

 

「コケ!? 違う! あれはパスコケ!! 俺は豪炎寺を抑えるコケ」

 

 ディープジャングルが解除され、鶏井が跳躍して豪炎寺先輩よりも高く跳ぶ……が、2人の真下をライフルは直進する

 

「「「な!?」」」

 

「止めろ猪口!!」

 

「ワイルドクロー!! ぐは!?」

 

『ゴール! 今日2回目のロングシュート! 大選手のライフルが炸裂!! これは野生中にとってはとても厳しい追加点!!』

 

 追加点を取って他のメンバーは喜んでいたものの、ゾーンプレスの弱点である相手よりも走り回る為体力消費が大きいのが災いし、私、壁山、豪炎寺先輩とキーパーの円堂先輩以外は疲れきっていた

 

 もう後がない野生中は猛攻を開始ミッドフィルダー5人全員が攻撃に参加し、私が体を使い、それからこぼれたシュートを円堂先輩が止めることで防ぎ続けた

 

「なぜだ……なぜだ!! なぜ決まらないウホッ!!」

 

 五利がイラつきシュートを放つが、私が右足で技を使わずに止める

 

「な!?」

 

「A.君達が弱いだけです。努力不足です……豪炎寺先輩」

 

 強烈なパスが五利の横を通過して豪炎寺先輩に繋がる

 

「カウンター! ディフェンス守れ!」

 

「壁山! 皆頑張ってるんだ! お前だけ心を折れてて良いのか! お前はあいつらの気持ちまで裏切るのか!!」

 

「皆の頑張りを……裏切る」

 

「そうだ! お前はこのまま皆の頑張りを無駄にして良いのか!」

 

 豪炎寺先輩は空に蹴りあげた

 

「壁山ぁ!」

 

「うぉぉぉぉ!!」

 

 壁山は跳んだ

 

 下を向く事なく、胸をそらして豪炎寺先輩の踏み台となった

 

「やった! 決まった」

 

「「イナズマ落とし!!」」

 

「ワイルドクロー! ぐわぁ!」

 

『ゴール! 3点目! 雷門トドメの追加点!! 強豪野生中相手に3点目!!』

 

 ピッピッピーと審判の笛が響き渡る

 

『試合終了!! 雷門の勝利だぁぁぁ!!』

 

「やった……やった!! 一回戦突破だ!!」

 

 壁山の周りに皆が集まり、壁山はもみくちゃにされる

 

「ふふ、2点は震撼が得点したのにね。震撼は混じらなくて良いの?」

 

 ニャルが横に居る私に声をかけてきた

 

「A.まだ1回戦を勝っただけです。喜びは影山を倒してからにしようと思います」

 

「帝国学園ね。次の対戦相手は御影専修農業高校附属中学校よ。帝国学園の支配下の学校で影山の息がかかっているわ」

 

「御影専農……情報感謝します。ところでどうやって情報を入手しているのですか?」

 

「ナイアルラトホテップの能力の一旦でも使えば軽くはわかるわ。それよりもなかなかの強敵よ。どうするのかしら?」

 

「そんなの決まってます。潰します。圧倒的な実力差で粉砕するのみです」

 

「やっぱり貴方は面白いわ震撼。どせナイアルラトホテップ様に貰った空間で特訓するのでしょ。私とハス太も参加してもよろしいかしら?」

 

「貴方はわかりますが、なぜハス太?」

 

「潜在能力は普通の人間の数倍はあるわよ。震撼どうせプレイヤーというよりも指導者としての能力もハス太を使って上げていけば良いのではないかしら?」

 

「……わかりました。ハス太にも一応確認します」

 

 帰りのバスにてハス太に次の試合に向けて秘密の特訓をしないかと誘ったところ目をキラキラさせながら

 

「やるやるー! 震撼と一緒……グヘヘ」

 

 と意味深な笑みを浮かべ、私はドン引きした

 

 




ディープジャングルですが、雷門OBの3人だから強いのであって野生中の面子でやっても威力が足りないと判断
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