笑ってはいけないURAトレセン学園24時   作:瓶詰め蜂蜜

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トレーナー「よし、先ずは皆に対して、生徒会長からメッセージがあるらしいので、生徒会室へ向かうぞ」

テイオー「え!!カイチョーも出るの!?」

 

 トレーナーの声に驚くテイオー。一同は生徒会室へと向かう。

 

トレーナー「失礼します」コンコンッ

ルドルフ「どうぞ」

 

 トレーナーが生徒会室への入室を促し、スピカメンバーが入ると、こちらに背を向けて椅子に座るシンボリルドルフが居た。

 

ルドルフ「今回の企画に挑む君達を叱咤激励したくてね、無理難題を言ってしまったよ」

 

 そう言って、くるりと椅子を回転させてこちらを向いたシンボリルドルフの顔には、パーティーグッズとしてよく見かける鼻メガネがかかっており、たわけの文字とデフォルメされたエアグルーヴの顔のイラストが描かれたTシャツを着ていた。

 

全「……っ!?」プルプル

ルドルフ「これより君たちは笑いを耐えるという困難に挑む事だろう。途中で「こんなん無理や!!」と言って諦めたくなるかもしれない。だが、不屈の意志を持って、頑張って欲しい。どんな結果になろうとも、君達の今企画での行程は皇帝である私が肯定しよう。……私から以上だ。ああ、なにか異常事態が起こったら遠慮なく報告してくれ」

テイオー「……プッ」

テテーンテイオーアウトー

テイオー「イッターイ!!」

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

トレーナー「それじゃあ、次は待機室に案内するぞ。ついてきてくれ」

 

 生徒会室を後にした一行が目指すのは待機室。その道中の廊下にて、窓の外をじっと見つめる強面の男性が居た。黒沼トレーナーだ。

 

スペ「……あの人、何を見てるんでしょうか?」

ウオッカ「さあ?……少し見てみますか?スペ先輩」

スペ「うん。少し気になるし」

 

 そう言って、スペシャルウィークはひょいっと黒沼トレーナーの視線の先を辿ると、ライスシャワーと並走トレーニングをしているミホノブルボンの姿があった。

 

黒沼「……ブルボン。友達、出来たな」

 

 スペシャルウィークは、スッとゆっくり離れると小さな声でウオッカに話しかけた。

 

スペ「あのトレーナーさん。ただの父兄だったよ」

ウオッカ「ブフッ!!」

テテーンウォッカアウトー

スペ「?なんで笑ったの?」

ウオッカ「いえ、なんかツボって……」

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

トレーナー「ここが、待機室だ。……引き出しの中にも仕掛けがあるので、ちゃんと確認しとけよ」

全「ええー」

トレーナー「じゃ、俺はここらへんで!」

 

 そう言い残して部屋を出ていくトレーナー。スピカメンバーはそれぞれ、自分の名札が置かれた席へと座った。

 

スカーレット「……それじゃあ、引き出しの中身、見てみる?」

ウオッカ「誰からにすんだ?順番」

スペ「じゃあ、私からいきます!!」

テイオー「スペちゃん潔い!!」

 

 スペシャルウィークは、早速自分の机の引き出しを開けた。

 

スペ「手前には茶色い封筒が一つ。一段目には無し。二段目にはDVD。三段目も無しですね」

テイオー「なら次はボクだね」

テイオー「手前には無し。一段目にDVD。二段目に無し。三段目になにか大きな箱?だね」

マックイーン「順番的に、次は私ですわね」

マックイーン「手前にはなにかの包み……大きさからしてなにかの本でしょうか?私のにはそれ以外になにもないようですわね」

ウオッカ「んじゃ、次はオレだな」

ウオッカ「オレの引き出しの中は何かのメダルと茶色い封筒だな」

スカーレット「それじゃあ次は私ね」

スカーレット「私のには鍵だけね」

 

 全員がそれぞれの引き出しの中身を出し終えると、互いの顔を見つめ合った。

 

スカーレット「誰のから見てみる?」

スペ「私から行きます!!」

テイオー「だからスペちゃん潔い!!」

 

スペ「茶色い封筒の中身は……お母ちゃんからの手紙だ!!えーっと

【ごめん、笑ってはいけないにはいけません。

いま、北海道にいます。

この牧場を南北に縦断する牛たちの餌を、私は作っています。

本当は、あの頃(スペと過ごした日々)が恋しいけれど、でも…

今はもう少しだけ、知らないふりをします。

私が育ててるこの牛たちも、きっといつか、スペの胃を満たすから。】

……ですって!!」

他「ブフッ!!」

テテーンマックイーン、テイオー、ウォッカ、スカーレット、アウトー

スペ「えっ?えっ?今のなにかおかしいところありましたか!?」

テイオー「イッタァ……。スペちゃん。今の大○建設のCMの奴じゃん」

スペ「えっ?」

マックイーン「分かってないのですね……」

スペ「……取り敢えず、次はDVDを見ましょう!!」

ウィーン

 

(キュー○ー3分間クッキングのテーマ〜♪)

ライス『ライスとー』

ブルボン『ブルボンのー』

ライス&ブルボン『お料理クッキングー』

スカーレット「ブフッ!!お料理もクッキングも一緒でしょっ」

 

スカーレットアウトー

 

ライス『きょ、今日はね!みんな大好き炒飯を作るよ!!』

ブルボン『私は苦手です』

ライス『へ?』

ブルボン『私は炒飯苦手です』

ライス『そ、そうなんだ……』

マックイーン「フフッ……」

ウオッカ「いや、わざわざ言う事じゃ無いだろ」

テテーンゼンインアウトー

ライス『そ、それじゃあ。先ずは卵を割るよ!』

ブルボン『任せてください』

グシャッ

ブルボン『……ステータス【グシャグシャ】を確認』

テイオー「クフッ……グシャグシャって何?他に言い方あったでしょ」

テテーンゼンインアウトー

 

ライス『ちょっ、ブルボンさん。力が強いよぉ……』

ブルボン『もう一度……「グシャッ!」……脆いですね』

ライス『だから、ブルボンさんの力が強いんだよ。見ててね?』

グシャッ

ライス『……この卵、脆いね』

全「ブフッ!!……いや、あんたもかい!!」

テテーンゼンインアウトー

 

ライス『……け、けど大丈夫!!まだ卵は……あっ!!』

ガシャーンッ!!(卵を落とした音)

ブルボン『……ステータス【全滅】を確認しました』

ライス『ど、どうしよう……』

ブルボン『落ち着いて下さい。一先ず確かなのは、ライスのせいでこの企画は失敗ということです』

ライス『ご、ごめんなさいっ!!』

ウオッカ「いや、追い打ちかけるのかよ……」

ブルボン『しかし、これを見てください』

ライス『そ、それは……?』

ブルボン『冷凍食品の炒飯です』

ライス『す、すごい!!これなら炒飯を作れる!!』

スカーレット「いや、冷凍食品で済ますならさっきの流れは何だったのよ!?」

テテーンゼンインアウトー

 

ブルボン『では、早速レンジで……』

ボスンッ!!(レンジの壊れる音)

ライス『あ、あれ?レンジ壊れちゃったね?』

ブルボン『……ああ。そう言えば私、機械音痴でした』

ライス『機械音痴ってレベルじゃない気がするのはライスだけかな……』

ウオッカ「なら、なんであんたが使ったんだよ!!」

テテーンゼンインアウトー

 

ライス『……それに、ライス。レンジ使えるよ?』

ブルボン『……卵を落としたライスが悪いのに』

ライス『ご、ごめんなさいっ!!』

ブルボン『気にしないでください。ロボジョークです。9割本気です』

ライス『そ、それなら良かっ……チョット待って?九割本気なの?』

テテーンゼンインアウトー

 

ブルボン『それよりも、このままじゃ卵無し炒飯になりますね』

ライス『それじゃあ炒飯じゃないよぉ……』

ブルボン『ええ、これじゃあただの焼きおにぎりです』

ライス『……なんでおにぎりなの?』

 

テテーンゼンインアウトー

 

ブルボン『今回は失敗しましたが、次回は成功させたいですね』

ライス『そ、それじゃあ、ライスとー』

ブルボン『ブルボンのー』

ライス&ブルボン『お料理クッキングでしたー』

 

スカーレット「な、なんか最初のDVDから凄かったわね……」

テイオー「おかげで、おしりがヒリヒリしてるよぉ……」

マックイーン「ブルボンさんが意外にも愉快すぎましたわ……」

スペ「それじゃあ、次はテイオーさんのDVDを見ましょう!!」

ウオッカ「スペ先輩、立ち直りが早いなぁ……」

テイオー「じゃあいくよ~」

 

ウィーン……

 

(陽気な音楽〜♪)

ゴールドシップ(以後ゴルシ)『よぉ皆!夜空に輝く不沈艦!!ゴルゴル星のアイドル♪ゴルシちゃんだぜ〜ぴーすぴーす!!』

 

マックイーン「ゴールドシップさんが現れましたわね」

テイオー「一体何すんだろ?」

 

ゴルシ『この前よー、ダイエット中でお菓子も満足に食えてないマックイーンをパックイーンにしたくて、目の前でジャンボパフェを食べてやろうとしたんだけどさ〜』

 

マックイーン「そんなことをしようとしてたんですの!?まるで悪魔の所業ですわ!!」

ゴルシ『いや、小悪魔的に可愛いなんてゴルシちゃん照れちゃう♡』

マックイーン「誰もんな事言ってませんわ!!」

ウオッカ「会話が成立してる……」

ゴルシ『まぁ、肉まんおばけは放っといて』

マックイーン「誰が肉まんおばけですの!?」

ゴルシ『もう既にテイオーがマックイーンの目の前でジャンボパフェを食ってたんよ。オイシーオイシー言って煽りながら』

スカーレット「地味にモノマネうまいわね……」

スペ「びっくりです……」

ゴルシ『ゴルシちゃんの楽しみを先にやってたテイオーにちょーっとカッチーンて来たのよ。……あー!!思い出しても腹立つ!!テイオーにはタイキックだ!!』

テイオー「ええっ!?」

 

テテーンテイオータイキック

 

テイオー「イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤッ!!チョットマッテヨ!!」

スペ「あっ、なんかキックボクサーっぽい服装のウマ娘が来ましたね」

テイオー「ヤダッ!!ソンナリフジンナリユウデサレタクナイ!!」(スタンバイ中)

マックイーン「私も理不尽な理由でダイエット妨害されたのですが……」

テイオー「アヤマルカラ!!アヤマルカラマックイーンタスケテ!!ハチミーオゴルカ

 

パァァァンッ!!(タイキック音)

 

ラアッ……」

スカーレット「……崩れ落ちたわね」

テイオー「イッ↑タイ↓シリガァァァァァアッ↑」

テテーンウォッカ、スペ、マックイーン、スカーレット、アウトー

 

(タイキックウマ娘退出)

 

スペ「まだテイオーちゃんの残ってるけど、飛ばす?」

マックイーン「……そうですわね」

テイオー「ウウウウウ……(´;ω;`)」

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