ガンダムビルドブレイカーズ EternalMemories 作:瑠璃音 永遠
ダイスケと共に電之商店に訪れたエタとアイナ
電之アマリの協力もありはじめてのガンプラ制作、そしてはじめてのガンプラバトルを経験した
しかし夢中になりすぎて帰る場所がないことに気がついた2人
またまたアマリに助けられ、しばらく電之家に居候することになった
エタ「ん…ふわぁ…ぁぁ…」
朝、目が覚めた私はあくびと共に体を伸ばす
久しぶりに何も気にせず休めた気がする
イチカ「おっエタっち起きた〜!」
エタ「んゅ…おあよぉございましゅ…」
アマリ「あら、エタちゃんおはよう、朝ごはんできてるわよ」
エタ「ん…んんぅ…おかあさん…」
アマリさんをお母さんと見間違えたのか
その温もりが懐かしかったからなのか
私はアマリさんに抱きついてしまった
アマリ「あらあら、寝ぼけてるのかしら?」
イチカ「かわいいところもあるんだねぇ」
エタ「んへへぇ…」
それから少しの間くっついて離れなかったらしい
アマリ「ふふ、そろそろお顔洗って来たら?」
エタ「んにゅ…はぁい…」
台所で顔を洗い、完全に目が覚める
リビングに戻り
エタ「おはようございます」
と改めて挨拶
なお先程のことは覚えていない
アマリ「あら、いつものエタちゃんね♪」
イチカ「また見たいね〜」
アマリ「ね〜」
エタ「???」
2人「なんでもないない♪」
エタ「は、はい…?」
その後、アイナを起こして朝食をいただき
エタ「ごちそうさまです、とても美味しかったです」
アマリ「はい、ありがとう♪」
食器を片付けて皿洗いを手伝う
アマリ「わざわざ手伝わなくてもいいのに〜」
エタ「泊めてもらって、ごはんもご馳走になっていますので…」
アマリ「真面目なのね〜、ありがとうね、エタちゃん」
優しく頭を撫でられた
エタ「ん…」
アマリ「やっぱりさっきみたいにはならないわねぇ」
エタ「…?」
アマリ「ふふ、さ、早く終わらせて支度しないと」
そんな会話をしながら皿洗いを終わらせ、
アマリさんは開店の準備イチカさんは学校の支度を始めた
ヨシモリさんは既に家を出ていた
エタ「イチカさんは…学校ですか」
イチカ「うん、そう!エタっちもくる?」
エタ「い、いえ…遠慮します…」
イチカ「えー、楽しいのにー」
イチカさんは残念そうな顔をしている
イチカ「じゃあさ、今度一緒にガンプラバトルしようよ!」
エタ「それならいいですけど…」
イチカ「よし、決まり!じゃあ行ってきます!」
エタ「はい、行ってらっしゃいませ」
アマリ「いってらっしゃ〜い!」
イチカさんが出撃?した後アマリさんも店を開けた
エタ「あ、手伝います」
アマリ「あら、いいのに〜」
エタ「恩返しです」
アマリ「お皿洗いだけでも充分助かったわよ〜?」
エタ「私が満足できてませんので、手伝わせてください」
アマリ「真面目な上に優しいのね〜」
エタ「優しくないです、恩を返すだけです」
アマリ「加えて頑固なのね♪」
エタ「むむぅ…」
アマリ「拗ねてるところもかわいいわね♪」
エタ「あんまりからかわないでください…」
アマリ「あら、照れちゃった?」
エタ「ち、ちがいますぅ…」
アマリ「素直じゃないのね〜♪」
またアマリさんに撫でられた
エタ「あうぅ…」
そんなこんなで店開き
私はレジを任された
そして最初の客が来た
エタ「いらっしゃいま…せ…」
ダイスケ「よっ!エタ!」
エタ「何の用ですか」
ダイスケ「朝っぱらから冷たいなぁ、俺たちチームだろ?もう少し仲良くしようぜ」
エタ「仲良くなくてもバトルはできますよ」
ダイスケ「でも仲良い方が意思疎通が取れて連携もしやすくなるぞ?」
エタ「・・・」
ダイスケ「うん?どうした?」
エタ「あなたって正論吐けたんですね」
ダイスケ「これは意思疎通は難しそうだなぁ…」
エタ「で、何しに来たんですか」
ダイスケ「あぁ、2人ともまだ完全に慣れた訳じゃないからな、今日も練習に付き合ってやろうと思ってな」
エタ「そうなんですか」
ダイスケ「おう!あと、エタにひとつ聞きたいことがあってな」
エタ「なんですか」
ダイスケ「昨日、あの後のアマリさんどんな感じだった?」
エタ「すごく優しくしてくれましたよ。ていうか本当はそれが目的なんじゃないですか?」
ダイスケ「いやいやそんなことないよ!」
エタ「どうでしょうかね…」
ダイスケ「ほ、ほんとだってば…それより、アイナは今どうしてるんだ?」
エタ「することがなくて退屈らしいです。私はお店のお手伝い中なのでよかったら相手してあげてください」
ダイスケ「お、ようやく頼られたな!よし!この俺に任せとけ!」
エタ「変なことしたら殺します」
ダイスケ「しねぇよ、俺はアマリさん一筋だからな!」
エタ「アマリさんもうお相手さんいますけどね」
ダイスケ「それでも俺は構わない!!」
エタ「ダイスケさんは人妻好きなんですか?」
ダイスケ「ばっそうじゃなくてな!俺は純粋にあの優しいアマリさんが好きなんだよ!」
エタ「そうなんですかぁ…」
ダイスケ「興味なさげだなぁ…」
エタ「まぁ興味ないですから」
ダイスケ「…エタってかなりはっきり言うよな」
エタ「そうですね」
ダイスケ「もしかして空気読めない感じ?」
エタ「…まぁ、あんまり」
ダイスケ「友達いないだろ?」
エタ「あなたも大分はっきり言ってますけど」
ダイスケ「そうか?で、どうなんだ?」
エタ「…いますよ?」
ダイスケ「ほんとかー?」
エタ「ほんとです」
ダイスケ「じゃあ誰なんだ?」
エタ「…あなた」
ダイスケ「え??」
エタ「あなたですよ、私の友達」
ダイスケ「…エタ」
エタ「はい」
ダイスケ「お前ツンデレだろ」
エタ「やっぱり友達いなかったです」
ダイスケ「ちょっごめんて、謝るから!」
エタ「はいはい」
レジで何分か話した後、アイナを呼んだ
アイナはダイスケさんを見るやいなや喜んで2人でバトルベースに向かって行った
エタ「むむむぅ…」
レジから楽しそうにバトルしているアイナを見て1人で拗ねていた
アマリさんにアドバイスしてもらいながらお昼休みまで手伝わせてもらった
エタ「ふぅ…」
アマリ「エタちゃんほんとにありがとうね〜、おかげですごく助かったわぁ♪」
エタ「いえいえ、私もお世話になってますから…」
アマリ「ふふっ、後は私がやるから、あとはやりたいことしてて大丈夫よ♪」
エタ「はい、ありがとうございます」
アマリ「はぁ〜い♪あ、そうだ」
エタ「?」
アマリさんにお金を渡された
アマリ「はいこれ、手伝ってもらったお礼!」
エタ「えっ…大丈夫ですよ…?」
アマリ「いいのいいの♪エタちゃんは立派に働いたんだから♪」
エタ「じゃあ…貰っておきます…」
アマリ「うんうん♪」
その後私はアイナたちのいるバトルベースに向かった
ちょうどバトルが終わったところのようだ
アマリ「あっお姉ちゃん!お疲れ様!」
アイナが抱きついてきた
エタ「ふふっ…ありがとうっ」
私はアイナを優しく撫でた
アイナ「えへへぇ♪」
エタ「でダイスケさん、アイナになにしたんですか」
ダイスケ「おい言い方…バトルの練習してただけだよ、エタもどうだ?」
エタ「いいですよ?大会が始まったらダイスケさんをボコボコにする機会はないでしょうし」
ダイスケ「お前は俺になんの恨みがあるんだ…」
エタ「特に何も」
ダイスケ「えぇ… 」
エタ「ほらやるならさっさと準備してください」
ダイスケ「お前なぁ…」
バトルベースを起動させガンプラをセットする
ダイスケ「ユウキ・ダイスケ、ガンダムハーミットデュナメス、出撃する!」
エタ「ふぅ…瑠璃音エタ、ダブルオーガンダム…目標を駆逐する…!」
ダイスケさんに教えられた出撃セリフと共に今回のフィールド、森林に降り立つ
エタ「(やっぱりちょっと恥ずかしい…)」
エタ「まずは相手のガンプラを探さないと…」
と、森の中を動き回っていたら
エタ「っ…!?」
いきなり狙撃された
なんとか反応して肩にかするだけで済んだ
ダイスケ「外したか…」
が、動揺して撃たれた方向がわからなかった
エタ「どこからっ…!」
GNソードⅡライフルモードを構える
すると後ろからビームが飛んできた
エタ「こっちか…!」
銃声に振り向いて前面にGNフィールドを展開させビームを弾く
エタ「場所さえ分かれば!」
GNソードⅡをソードモードにし突撃するが
今度は右側から撃たれた
エタ「なっ…!?」
ダイスケ「よし!」
右腕を吹き飛ばされた
エタ「いつの間に…?!」
そして今度は右側と後ろから同時にビームが飛んでくる
エタ「っ…!?」
2方向からの狙撃は避けきることが出来ず、被弾をし始めた
エタ「今回の相手はダイスケさん1人だけ…別方向から同時に撃てるはずが…!」
すると木々の間から何かが見えた
エタ「あれは…支援機…!?」
ダイスケのガンプラ、ハーミットデュナメスは狙撃型の支援機を搭載していたのだ
ダイスケ「おっと、バレたか」
エタ「そんなのズルじゃないですか!」
ダイスケ「ガンプラバトルは1チームにつき1機だけ支援機を入れられるんだよ」
エタ「ぐぬぬ…でも、これで手口もわかったし、支援機の場所も把握した…!」
剣を構えて支援機のいる場所に向かう
ダイスケ「甘いぞエタ!」
と、その後ろから狙撃される
エタ「うっ…!」
本体と支援機に挟まれている、片方に気を取られていたらもう片方にやられる
エタ「どうすれば…!」
青い機体色が目立つ上、木々に囲まれていて動きにくい、ダブルオーとの相性は最悪なフィールドだ
エタ「せめて支援機だけでも倒せばまだ正気はある…!」
しかし、結局支援機にすら近づけないまま2方向からの狙撃を浴び、バトルエンドの音声が鳴る
エタ「…負けた…」
ダイスケ「狙撃に対してすぐに反応して避けられるエタの反応速度と操縦技術は凄い、だが、素組みだとそれを最大限に活かせていないんだろうな」
エタ「素組み…?」
ダイスケ「あぁ、キットをそのまま組み立てた状態のことだな」
エタ「え…みんなこれでやってるんじゃないんですか…?!」
ダイスケ「中には素組みで戦う人もいるし、ただバトルを楽しむだけなら素組みでも問題はないんだが、大会に出るとか、高みを目指すなら改造して高性能なガンプラを使うのが一般的だな」
エタ「なるほど…」
ダイスケ「さっきも言った通り、エタは凄まじい潜在能力を秘めている、そのダブルオーを、更に自分に合うガンプラにしてやれば、もっと強くなれるはずだ」
エタ「ふむ…」
ダイスケ「よし、それじゃあ今から改造ガンプラ作ってみるか!」
エタ「あ、今からなんですか」
ダイスケ「おう!大会までそんなに長くないし早めに作って試運転しとかないとだからな」
エタ「なるほど、で、改造って言ってもどうやるんです?」
ダイスケ「まぁそのへんは俺に任せとけ、まずは改造に使うガンプラ選びからだな」
エタ「?ガンプラならいるじゃないですか、ダブルオー」
ダイスケ「あ〜、そのダブルオーに付け加えるためのガンプラってことだよ、材料がないと作れないだろ?」
エタ「なるほどなるほど」
ダイスケ「よし、じゃあ早速調達に行くぞ!」
バトルルームから出てガンプラコーナーに向かう
ダイスケ「エタはどんな感じにしたいんだ?」
エタ「ガンプラですか?」
ダイスケ「あぁ、バトル見てる感じ接近戦は相当センスありそうだし近接武器増やしたり機動性を上げたりしてみるのもいいかもな」
エタ「まぁ確かに私は銃より剣の方がしっくりきますね」
ダイスケ「だよな、エタは銃使うと暴れん坊照準になるからな」
エタ「いやなんですかそれ…」
ダイスケ「……で、エタは使いたい武器とかあったりするのか?」
エタ「無理矢理話逸らしましたね…そうですねぇ……鎌がいいです」
ダイスケ「おぉ…なかなか変わった武器選びだな…」
エタ「好きなんですよねぇ、鎌」
ダイスケ「それまたなんでだ?」
エタ「だってかわいいじゃないですか」
ダイスケ「??????????」
エタ「ん〜…鎌持ってるガンプラはまぁまぁいますけど、なんかピンと来ませんね…」
ダイスケ「そうか?デスサイズとかいいと思うぞ?」
エタ「機体じゃなくて鎌がです」
ダイスケ「あ、そっち…」
エタ「ん〜…剣も好きだし全然戦えるし鎌は今のところ保留ですかねぇ…」
ダイスケ「そうか、なんか、残念だったな」
エタ「はい……」
ダイスケ「(めちゃくちゃ落ち込んでる…?!)」
エタ「まぁ…とりあえずこの子にします」
ダイスケ「お、エクシアか!ダブルオーの前衛機だな」
エタ「あ、そうなんですか、道理で似ているわけですね」
ダイスケ「あぁ、それならダブルオーと組み合わせても決まるだろうな」
エタ「じゃあ、この子にします」
ダイスケ「OK!じゃあアマリさんのとこに行くか!」
エタ「私と話してる時と全然テンション違いますよね…」
ダイスケ「お、おう…なんかすまん…」
そしてエクシアを購入し、早速組み立てる
エタ「ふぅ…できました」
1時間程度でできた
ダイスケ「お、早いな、しかもかなり丁寧にできてるな」
エタ「昔から物作るの好きですから」
ダイスケ「へぇ、何作ってたんだ?」
エタ「武器作ってました」
ダイスケ「??????????」
エタ「で、作りながら改造案考えてたんですけど」
ダイスケ「考えながら作ってこの出来でこの早さかよ…お前凄いな…」
エタ「集中力には自信があるので」
ダイスケ「確かにすごい集中してたよな、途中俺が話しかけても聞こえてなかったみたいだし」
エタ「まじですか」
ダイスケ「まじだぞ」
エタ「まぁ聞こえてましたけど」
ダイスケ「おまっ…」
エタ「で改造案なんですけど、これあるじゃないですか」
ダイスケ「エクシアの主武装のGNソードだな、なるほど、それをダブルオーに付けるのk」
エタ「この子鎌にします」
ダイスケ「??????????」
エタ「あと、ダブルオーじゃないです」
ダイスケ「ん?」
エタ「…ヴァルキュリアです…私を救う…女神様」
ダイスケ「なるほど…?」
エタ「わからないならいいです」
ダイスケ「お、おう」
〜改造中〜
エタ「…やっぱり私剣も使いたいんですよねぇ…」
ダイスケ「まぁ鎌より取り回しがいいからな、てか、腰にマウントしてるビームサーベルがあるだろ?」
エタ「あれやたら軽いから苦手です…」
ダイスケ「まじかよ…ビームサーベル苦手な人とかいるんだな…」
エタ「実体剣の方が私好きです」
ダイスケ「うーん…でもGNソードはその鎌に使うし、GNソードⅡを追加すると重量が増えて機動性が下がるんじゃないか?」
エタ「ん〜〜〜……」
ダイスケ「やっぱりビームサーベル使うかどっちか諦めるしかないんじゃないk」
エタ「あ〜合わせちゃえばいいじゃないですか」
ダイスケ「??????????」
〜30分後〜
エタ「どぉしよぉ…」
ダイスケ「どうしたどうした」
エタ「重くて片手で支えられません…」
ダイスケ「鎌なのに片手なのか?」
エタ「剣にもするんですよ?柄が長すぎても困ります」
ダイスケ「んーじゃあ、ここに鎌用の持ち手でも付けたらどうだ?」
エタ「…その案には賛成なんですけどしれっと私の手触るのやめてもらえませんか」
ダイスケ「え、あ、ごめん」
エタ「急にセクハラですか?」
ダイスケ「いやいや、そういうつもりはないよ、けど嫌だったならごめんな」
エタ「……別に嫌じゃないですけど…」
ダイスケ「ん?」
エタ「…なんでもないですよ」
ダイスケ「お、おう? 」
〜2時間後〜
エタ「で…できた…」
ダイスケ「結構時間かかったな」
エタ「ふふふ…そのかわりいいものが出来ましたよ」
ダイスケ「どれどれ…」
完成した武器をダイスケさんに見せた
ダイスケ「これは…大型の剣か?」
エタ「はい。で、ここを動かして…」
大剣のブレードを動かして大鎌の形に変形させる
ダイスケ「おぉ…これは…」
エタ「名付けてGNバスターサイスです」
ダイスケ「なるほどなぁ…よくできてるんじゃないか」
エタ「そのよくできた鎌ちゃんであなたを刈るんですよ」
ダイスケ「俺たちチームだよな…」
エタ「…さて、武器は出来ましたけどそれを扱うガンプラがありませんね」
ダイスケ「話逸らしたなお前」
エタ「お互い様ですよ、ほら作りますから手伝ってください」
ダイスケ「はいはい」
〜10分後〜
エタ「どぉしよぉ…」
ダイスケ「またか」
エタ「エクシアがシンプルだからこれといってつけれるものがないです…」
ダイスケ「うーん…」
エタ「なんかこう…おっきいのつけたいです。スピードが落ちない程度に」
ダイスケ「おっきい何つけるんだよ」
エタ「…なにかつけたいです」
ダイスケ「んー…じゃあちょっと待ってろ」
エタ「?」
ダイスケさんは電之商店を出てどこかに行く様子
エタ「えっ…どこに…?」
ダイスケ「すぐ戻る!」
そう言うとダイスケさんは走っていってしまった
そして20分後、何かを持って戻ってきた
エタ「どこ行ってたんですか」
ダイスケ「あぁ、家にガンプラのパーツ取りに行ってきたんだ、余りだから好きに使っていいぞ」
エタ「あ、じゃあ遠慮なく」
ダイスケ「おう」
そしてパーツが入っている箱を漁っているとひとつのパーツが目に止まった
エタ「なんですか?これ」
ダイスケ「あぁそれか、フリーダムの翼だよ」
エタ「なんか銃身みたいなのついてますが…」
ダイスケ「バラエーナプラズマ収束ビーム砲だな」
エタ「バ…バラ…??」
ダイスケ「まぁ、高火力のビームを撃てる武器だよ、あとその翼は姿勢制御にも使うな」
エタ「へぇ…2つありますけど、このビーム砲2つつくんですか?」
ダイスケ「おう、結構な高火力になるな」
エタ「なるほどなるほど…」
ダイスケ「両側につけることで姿勢が安定するぞ」
エタ「ふぅむ……」
ダイスケ「それつけるのか?」
エタ「はい、ただ…」
ダイスケ「ただ?」
エタ「なんか両方これは違う気がします…」
ダイスケ「ほお」
エタ「…よし、決まりました」
ダイスケ「おっ」
エタ「作業するのでどいててください」
ダイスケ「いや急に辛辣だな」
エタ「早くどいてください」
ダイスケ「へいへい」
エタ「あぁあと、これとこれと…まぁ色々貰いますね」
ダイスケ「あいよ、好きなように作っていいぞ」
エタ「あ、そうだ」
ダイスケ「うん?」
エタ「…ありがとう…ございます」
ダイスケ「っ……お、おう」
エタ「…は、早くあっち行ってください」
ダイスケ「はいはーい」
エタ「むっ…なんで笑うんですか」
ダイスケ「はは、なんでもないよ。ゆっくり作れよ」
エタ「むむぅ…」
ダイスケ「(なんかドキッとした…)」
〜3時間後〜
ダイスケ「さてさて、どんな感じだーって…」
エタ「すぅ…」
ダイスケ「寝ちゃってるのか…おーい、机で寝ると風邪引くぞー」
エタ「ん…んんぅ…」
ダイスケ「ったく…毛布毛布…」
ダイスケさんが机の椅子で寝ている私に毛布をかける
そして、製作途中のガンプラがダイスケさんの目に止まる
ダイスケ「…頑張ってるんだな」
ダイスケさんは私の頭をそっと撫でる
エタ「んゅ…へへっ…」
ダイスケ「(かわいいかよ…ていうかやっぱりこいつツンデレだろ)」
エタ「へへぇ…首狩り族ぅ…」
ダイスケ「??????????」
エタ「ころぉしてやるぅ…ふふふふっ…すぅ…」
ダイスケ「(そんなことないのかもしれない)」
ダイスケさんは寝ている私に毛布をかける
ダイスケ「…首……」
〜2時間後〜
日も暮れて、完全に夜だ
エタ「んっ…ふあ…ぁぁ…」
目が覚めて、時計が目に入る
エタ「ん…寝ちゃってましたか…」
そこにちょうどダイスケさんがやってくる
ダイスケ「おっ、エタおはよう」
エタ「あ、おはようございます。なんですかそれ?」
ダイスケ「あぁこれか?エタが起きたとき用にご飯買ってきたんだ、せっかく起きたんだし一緒に食べるか?」
エタ「はい、いただきます」
ダイスケ「よし、じゃあどれ食べる?」
エタ「サンドイッチありますか?」
ダイスケ「夜ご飯のつもりだったからないな」
エタ「そうですか…」
ダイスケ「好きなのか?サンドイッチ」
エタ「まぁ、はい」
ダイスケ「わかった、じゃあ次は買ってくるよ。何サンドがいい?」
エタ「たまごと照り焼きチキンが好きです」
ダイスケ「了解。で、今日はサンドイッチないんだけど、何食べる?」
エタ「じゃあ…この、カレー貰ってもいいですか?」
ダイスケ「結構辛いけど大丈夫か?」
エタ「大丈夫です、むしろその方がいいです」
ダイスケ「辛いの好きなのか」
エタ「はい、とても」
ダイスケ「なんか意外だな」
エタ「なんでです?」
ダイスケ「女の子ってみんな甘い物が好きなのかと思ってた」
エタ「甘い物はあんまり食べないですね」
ダイスケ「へぇ、そうなのか」
エタ「それじゃあ、いただきます」
そんなたわいもない話をしながら2人でご飯を食べた
エタ「そういえば、アイナは今どうしてるんですか?」
ダイスケ「あぁ、学校から帰ってきたイチカちゃんと一緒に先に帰ったよ」
エタ「そうですか…」
ダイスケ「急に元気なくなるな、なにかあったのか?」
エタ「いえ、なにも、ただなんか複雑な感じがして」
ダイスケ「複雑?」
エタ「はい…あの子、私以外に頼れる人がいなくて、いつも私にくっついてたんですけど、イチカさんたちに会ってから、今日みたいに私以外の人といる時間が多くなって、アイナに仲良い人が増えて嬉しい反面寂しいというか…」
ダイスケ「なるほどなぁ…それはきっと嫉妬なんじゃないかな」
エタ「…嫉妬ですか…そうかもしれませんね」
ダイスケ「あぁ、アイナにとって自分と同じような人が他にいることが嫌なんだろ?」
エタ「はい…」
ダイスケ「ならそうなんだろうな、でもそれは悪いことではないと思うぞ」
エタ「…?」
ダイスケ「アイナがどう思うかにもよるが、それだけエタはアイナのことを大切に思ってるわけだし、いいお姉ちゃんだと思うぞ、俺は」
エタ「…そうだといいですね」
私が元気なく言うと、ダイスケさんは私の頭を撫でた
ダイスケ「なんだよ、エタらしくないな。お前はもっと堂々としていいんだぞ」
エタ「堂々と…ですか?」
ダイスケ「あぁ、エタはいつも強気に見えるけど、自分のことを認めきれてないようにも見えるんだよな、だからもっと自分に自信を持ってもいいと思うぞ」
エタ「…まだ会って1日しか経ってないのになんでそんなことわかるんですか」
ダイスケ「わかるよ、隣で見てたから」
エタ「…なにがわかるんですか…」
ダイスケ「お前、ずっと我慢してただろ」
エタ「……」
ダイスケ「…家で虐待受けてたんじゃないか」
エタ「…!」
ダイスケ「それで家出してきたんだろ」
エタ「…どうして…わかるんですか…」
ダイスケ「その傷見ればわかるよ」
エタ「っ…!?」
傷…?どうして傷のこと知ってるの…!?ちゃんと隠してたはずなのに…
エタ「なんで…知ってるの……」
ダイスケ「ごめんな、エタが寝てる時、毛布かけようとしたんだが、その時に首に痣があるの見えちまって…」
エタ「……」
ダイスケ「昨日もバトルが終わってから急に倒れたし、もしかしてと思ってな。アイナはエタより薄着だったし、傷が全くなかったし、お前が護ってたんだろ?アイナのこと」
エタ「…」
ダイスケ「だからイチカたちに嫉妬するんじゃないかな」
エタ「…はい…」
するとダイスケさんはまた私の頭を撫でた
ダイスケ「よしよし…辛かったのによく頑張ったな」
お母さんが再婚したのは私とアイナが小さい頃で、実のお父さんのことはあまり覚えていない
だからお父さんというのがどういうものなのか、知らなかった
きっと、この暖かさがお父さんなんだと、そう思った
…私は隣に座るダイスケさんの肩に寄りかかった
ダイスケ「…どうした?」
エタ「…少しだけ…」
私の家庭環境を察したのか、ダイスケさんは無言で私の頭を撫でた
エタ「…あったかいです」
しばらくして、私はそのまま眠っていた
私はダイスケさんの膝の上に横になっていて、ダイスケさんも座ったまま眠っていた
アマリ「あらあら♪」
作業スペースの様子を見に来たアマリさんがニコニコしてそう言う
アマリ「ほら2人とも、そろそろお店閉めるわよ〜」
ダイスケ「ん…あぁ、アマリさん、悪いな」
アマリ「いいえ〜、大丈夫よ〜。ほら、エタちゃんも起きて〜」
エタ「ん…んぅ…」
ゆっくりと体を起こす
エタ「んゅ…また寝ちゃってましたぁ…?」
ダイスケ「あぁ、ぐっすり」
アマリ「いい寝顔してたわよ〜♪」
エタ「ん…」
アマリ「まだ寝惚けてるわねぇ」
ダイスケ「あ、じゃあ俺送ります」
アマリ「あら、いいの?」
ダイスケ「はい、任せてください!おーいエタ、歩けるか?」
エタ「ん…んにゅぅ…」
ダイスケ「無理そうだな」
私はダイスケさんにおんぶされ、電之家まで連れていかれた
ダイスケ「ほらエタ、もうすぐ着くぞ」
エタ「ん…んゅ…ダイスケさん…?」
だんだんと目が覚めて、自分の状況を理解し始めた
エタ「…なんですかこれ?」
ダイスケ「もう電之商店の閉店時間だから、寝てたお前を俺が運んでるんだよ」
エタ「なるほどです」
ダイスケ「嫌がらないんだな」
エタ「まぁ寝てた私が悪いですし」
ダイスケ「じゃあ寝てなかったら嫌なんだな」
ダイスケさんは苦笑いをしながら言った
エタ「…嫌ではないですよ?」
ダイスケ「どうして」
エタ「なんか…落ち着くので」
ダイスケ「そうなのか」
私は小さく呟いた
エタ「…お父さんみたいだし」
ダイスケ「え?」
エタ「…なんでもないです」
ダイスケ「いや、なんか言っただろ」
エタ「言ってないです」
ダイスケ「言ったって」
エタ「言ってないです〜!」
ダイスケ「絶対なんか言ったぞ!」
エタ「言ってない言ってない言ってない言ってない言ってなぁ〜いぃ〜!!」
ダイスケ「おいちょっ!暴れんなっ落ちるだろっ!」
次回予告
エタ「できた!私のガンプラ!!」
イチカ「うわぁすっごい!」
エタ「というわけで初陣の相手はあなたです!」
イチカ「なんですとぉ!?」
次回
第4色〜相棒の色〜
エタ「これが私のガンプラだぁ!」