ガンダムビルドブレイカーズ EternalMemories 作:瑠璃音 永遠
ダイスケ「急げエター!早くしないと間に合わないぞ!」
エタ「はぁっはぁっ…!わかってます〜!」
朝、私たち3人は大会会場へ走って向かっていた
エタ「なんで走って行くんですかぁ…!車とかないんですか!?」
ダイスケ「免許持ってねぇんだよぉー!」
アイナ「2人とも喋ってないで急いでよ〜!」
エタ「アイナ私が運動苦手なの知ってるでしょ〜!!」
そんなこんなで会場に到着し、受付で手続きをする
アイナ「早く!早く!!」
ダイスケ「わかったから急かすなって!……よし終わった!行くぞ!」
アリーナへ向かいロビーを駆け抜ける
すると突然現れた少女とぶつかってしまった
エタ「うわぁっ!?」
お互いが尻もちをつく
エタ「あぅ…あっご、ごめんなさいっ!」
頭を下げ謝るとその少女は立ち上がった
ピンク髪の少女「……」
少女は私の目を強く見つめる
エタ「え、えっと…」
ピンク髪の少女「…大丈夫よ、気をつけて」
エタ「は、はい…ごめんなさいっ…!」
もう一度頭を下げその場を後にする
ピンク髪の少女「…エタ…この人は……」
急いで2人の元へ向かう
ダイスケ「遅いぞエタ!なにしてたんだよ!」
エタ「人とぶつかっちゃって…」
アイナ「…1人で転んでたよ?」
エタ「え?」
ダイスケ「いいから急ぐぞ!」
ギリギリだったがなんとか開会式には間に合った
司会「これより、ガンプラトリプルバトルトーナメントを開始する!参加者諸君!チームメンバー達と共に存分に腕を振るいたまえ!それでは!ガンプラファイト!」
参加者一同「レディー!ゴォーー!!!」
無事開会式を終え、予選準備に入る
各チームは個室にて作戦を練る
ダイスケ「予選は全チームによるバトルロワイヤル、参加している16チームがひとつのフィールドに配置され戦い、最終的に残った8チームで本戦のトーナメント戦を行う。っていうのは事前に話したから把握してるな?」
エタ「はい」
アイナ「ばっちり!」
ダイスケ「よし!それで予選なんだが、上手く生き残るために作戦を…」
エタ&アイナ「向かってくる敵は全員倒す!」
ダイスケ「(こういうところはやっぱ姉妹だよな…)お、おう…それはそれでいいんだが、ある程度は考えような?」
エタ&アイナ「は〜い」
その後3人で立ち回りなどを話し合い、ついに予選が始まる
観客席に人が集まってくる
イチカ「よっこらせっと!エタっちたちどこだぁ?」
アマリ「時間ギリギリで飛び出して行ったけれど…ちゃんと間に合ってるかしら…」
イチカたちがエタたちを探していると、そこに市長がやってきた
アルマ「おや、家族揃って観戦かい?」
イチカ「わっ!ソウちゃん!?」
ヨシモリ「なんだアルマ、来てたのか」
アルマ「非公式戦とはいえなんだか興味が湧いてね。席を探していたらたまたま見かけたのでね」
アルマがイチカたちと並んで座る
アルマ「それにしても、イチカたちは出ないのかい?」
イチカ「うん!今日は友達の応援に来てるんだー!」
アルマ「ほぉ…?どんなファイターかな?」
イチカ「えぇっとねぇ…あ、いた!あそこの青い髪の子がエタっち!」
アルマ「…ふむ…あの子は…」
イチカ「?どったのソウちゃん?」
アルマ「…いや、なんでもないよ。イチカの友達がどんな戦い方を見せるのか楽しみだよ」
巨大なバトルシステムが起動し、各チームがガンプラをセットしていく
ダイスケ「ユウキ・ダイスケ!ガンダムハーミットデュナメス!」
エタ「ルリネ・エタ、ガンダムダブルオーエタニティ!」
アイナ「ルリネ・アイナ!ガンダムA-HERO!!」
ダイスケ「チーム…あれ、チーム名って決めてたっけ?」
エタ「そういえば忘れてましたね……」
アイナ「ガンプラの調整ばっかしてたからね…」
ダイスケ「ん〜まぁいいや!行くぞ!」
バトルスタートの合図と共に全チームが同時に出撃する
予選のフィールドは荒野、バトルロワイヤル用に広く渓谷や崖など地形の変化が激しくなっており、ところどころに施設やモビルスーツ用の遮蔽物などが見える
ダイスケ「俺はまず狙撃ポイントを探す、警戒しながら移動するぞ」
アイナ「了解!」
エタ「わかりました」
遮蔽物を利用しながら移動する
ダイスケ「よし、俺はあそこで狙撃体勢に入って、敵を見つけ次第連絡する」
エタ「了解です、私たちは遠すぎない位置で待機します」
デュナメスが狙撃ポイントへ向かい、A-HEROとエタニティは物陰に隠れた
そしてしばらくすると、ダイスケのデュナメスのレーダーが敵チームの反応を捉えた
ダイスケはスコープを覗き敵機体の確認を行う
ダイスケ「エタ、アイナ!敵機体がこっち側に向かってきてる!マシンガンを持った前衛が2機、バズーカを装備した機体が1機いる。前衛の2機は任せていいか?」
アイナ「OKだよ〜!」
エタ「了解」
敵部隊が近づいてきたタイミングでアイナが先行しガントレットガンで不意打ちを仕掛ける
アイナ「はぁっ!」
前衛の1機が被弾し、その隙にエタニティのビーム砲を発射する
前衛A「ぐあぁ!」
エタ「まず1機!」
前衛を1機倒し、残り2機が散開する
前衛B「くっ!よくも!」
2機目がマシンガンをエタニティに発砲するが、GNダイバーソードで全て弾き飛ばす
前衛B「はあっ!?」
アルマ「ふむ、彼女は面白いことをするね」
イチカ「うん!エタっち凄いんだよ!私の乱射全部剣で弾いちゃうんだもん!」
アルマ「イチカの弾を?どうやら彼女は凄まじい才能を秘めていそうだね…」
エタ「弾切れ…今!」
ウイングバインダーを展開し急接近しGNダイバーソードで一刀両断、2機目を撃破する
重装兵「チッ!これならどうだぁ!」
重装備の機体がバズーカを撃とうと構えた瞬間、デュナメスの狙撃によってバズーカを破壊した
重装兵「なっ!」
ダイスケ「うしっ!」
アイナ「ナイス!うおぉぉぉっ!!」
ブーストをかけたA-HEROの飛び蹴りで爆散し、部隊撃破
アイナ「ふぅ〜!」
ダイスケ「よし!これで残りは…あと14部隊だ!」
すると突然ビームが飛んできた
エタ「っ!?」
咄嗟の判断でウイングシールドで防ぐ
ダイスケ「別部隊か!」
アイナ「漁夫の利狙われてたかぁ…」
ダイスケ「2人とも1旦隠れるんだ!」
アイナ「わかった!」
エタとアイナが物陰に隠れる
ダイスケが狙撃用カメラで確認すると、近くの崖から敵機がライフルを構えていた
ダイスケ「相手はジムスナイパーⅡベースか、他2機は…見当たらないな…まぁ、狙われてたのがエタでよかったな」
エタ「どういう意味ですかそれ」
ダイスケ「あぁいや、反応速度はエタが1番早いから!」
アイナ「それよりもどうするこれ?このままじゃなにもできないよ?」
エタ「私ならあれくらい弾いて…」
ダイスケ「狙撃銃は流石に弾ききれないだろ…他2機も狙ってるかもしれないし、迂闊に突っ込むのは危険だ」
エタ「じゃあどうするんです?」
ダイスケ「うーん…さっきの戦闘で俺の場所もバレてるだろうからな…」
エタ「…そういえばダイスケさん」
ダイスケ「うん?」
エタ「あれあるじゃないですか、あれ」
ダイスケ「あれ?」
エタ「前に私をボコしたあれです」
ダイスケ「…あぁ、うん」
ダイスケがデュナメスから自走砲型支援機「ネクロノミコン」を分離、発進させ索敵を行う
ダイスケ「…よし、他2機も発見した、情報共有するぞ」
エタとアイナの画面に敵機の位置情報が送られる
エタ「わかりました、じゃあ…行ってきます」
ダイスケ「は?」
エタニティがウイングバインダーを展開し飛び出し、射線を置いていたジムスナイパーがビームスナイパーライフルを発砲する
ダイスケ「おい!危ない!」
エタ「ふっ!!」
GNバスターサイズを抜刀し、バスターソードモードで受け止める
エタ「ぐっ…!はぁぁぁっ!!」
そのままバスターソードをぶん回し、他の2機が身を隠していた岩へビームを投げ飛ばした
ダイスケ「はぁ!?」
アイナ「えぇ…」
エタ「隙、作りましたよ」
ダイスケ「お、おう!」
突然の出来事に困惑している敵機2体をデュナメスとネクロノミコンが同時に撃ち抜く
エタ「アイナ、乗って!」
アイナ「了解!」
バスターソードを横向きに構え、刀身の上にA-HEROが飛び乗る
エタ「行ってらっ…しゃいっ!!」
ビームを跳ね返した要領でA-HEROをジムスナイパーの元へ投げ飛ばす
アイナ「行ってきま〜す!」
ジムスナイパーの上空で留まり
アイナ「漁夫の利狙いの不届き者め!くらえ必殺メテオブレイク!」
アイナがポーズをとるとデバイスが認識しA-HEROの脚にエネルギーが蓄積され空色の光を纏う
渾身のキックを浴びせられたジムスナイパーは大爆発を起こし撃墜、短時間で2部隊の撃破に成功した
アイナ「ふぅ〜すっきり!」
ダイスケ「はぁ…なんとかなったからよかったが、俺たちが合わせなきゃそのままやられてたぞ!」
エタ「…アイナは当たり前ですけど、ダイスケさんならちゃんとやってくれるって信じてましたから」
ダイスケ「……次の部隊探しに行くぞ」
ダイスケさんが少し照れながら言う
エタ「はい」
ダイスケ「俺も、頼りにしてるぞ」
エタ「はい、ダイスケさんよりも頼りになりますよ」
ダイスケ「そういうところがなかったら素直に可愛いんだけどな…」
その後敵部隊を2つほど倒し予選は終了、私たちは本戦へと進んだのだった
ダイスケ「ついに始まる大会本戦!現れる相手は一体誰だ!?そしてその後ろでエタに迫る謎の影!俺たちは無事に生き残れるか!?」
次回
第7色〜死神の色〜
「ん〜!これ美味しい〜!」
ダイスケ「いんやお前は誰だぁー!!」